テレビが突然映らなくなった際の対処法を紹介!原因は何?自分で直せる?

公開日 2023/11/05

テレビが受信できない?「E201」「E202」が表示される場合の対処法

今まで問題なく視聴できていたテレビに「受信ができない」とエラーが発生し突然視聴ができなくなることがあります。

 

テレビのエラー発生には様々な原因が考えられます。

 

テレビアンテナ・ケーブル・ブースター・テレビ本体の不具合などが挙げられます。

 

ここでは万が一エラーが発生した際に慌てずに対応できるように、エラー発生の原因とエラー発生時の対処法を紹介します。

 

 

 

テレビが映らないときの原因は?

テレビが映らないときの原因は?

テレビが映らないのには様々なケースがあります。

 

それぞれの原因に合った適切な対処を施すことが大切です。

 

ここではよくあるケースをいくつか挙げ、原因別に対処法を紹介します。

 

関連記事【テレビの故障は自分で直せる?原因と修理方法を解説!】

 

 

 

アンテナの向きが悪い場合

アンテナの向きが悪い場合

アンテナの向きが何らかの原因で変わってしまうことがあります。

 

特に、屋外に設置されているアンテナは強い雨や強い風の影響で方向がずれたり、アンテナが傾いてしまうケースもあったりするのです。

 

高所に設置されている場合は落下による怪我の危険性がありお勧めしません。

 

アンテナの方向調整はアンテナ専門業者を手配し修理をしてもらうと良いでしょう。

 

 

ブースターの電源が入っていない場合

ブースターの電源が入っていない場合

停電などが原因で既存のブースターの電源が入っていない場合があります。

 

ブースターが正常に作動しているか確認をするには電源部のPL(パイロットランプ)を確認してみましょう。

 

PL(パイロットランプ)が点灯していれば電源は入っていますが、点滅、もしくは消灯していればブースターは正常に作動していません。

 

また、古いブースターを使用している場合はブースターそのものの故障なども疑いましょう。

 

 

 

ケーブルの長さが長すぎる場合

ケーブルの長さが長すぎる場合

現在使用しているケーブルの長さは適正でしょうか。

 

ケーブルが長くなればなるほど、アンテナが受信した電波信号は弱くなっていくとされています。

 

可能な限り短いケーブルを選び、最短距離で接続することが理想です。

 

思い当たる方は、ケーブルの長さを今一度確認してみると良いでしょう。

 

 

電源コードの抜け落ちや視聴チャンネルがそもそも違う場合

電源コードの抜け落ちや視聴チャンネルがそもそも違う場合

お引っ越しの際や、テレビを移動させたときに気を付けて頂きたいのは

「電源コードの差し忘れ、抜け落ち」です。

 

初歩的なことですが意外とこのような原因も多くまず初めにチェックしていただきたいポイントです。

 

また、地デジ放送は受信できるチャンネルが地域によって異なります。

 

住んでいるエリアによっては放送を受信できず、テレビが映らないこともあるのです。

 

受信可能なチャンネルを、放送局やケーブルテレビ会社に確認してみましょう。

 

 

テレビの故障・不具合という場合も

テレビの故障・不具合という場合も

上記の方法を試してみても一向に改善されない場合はテレビ本体の買い替えを視野に入れましょう。

 

テレビ本体の故障も考えられる原因の一つです。

またご自宅にテレビが2台以上あり、”そのうちの1台だけ映らない”といった場合はテレビ本体の故障の可能性が高いです。

 

買い替えでなくても、保証の範囲内であればテレビの修理を依頼することもできます。

 

保証書などを確認し、購入先に問い合わせてみると良いでしょう。

 

 

ーテレビが映らないときの原因に関する記事ー

👉テレビが突然映らなくなった時の対処法を解説!アンテナの故障?テレビの故障?

 

 

 

 

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

ケース① 映像は映らないが音は出る

 

ケース② 映像は映らないが番組表は映る

 

ケース③ 映らないチャンネルがある

 

ケース④ BS放送は映るが地デジ放送が映らない

 

ケース⑤ 4K放送が映らない

 

ケース⑥ 突然テレビが映らなくなった

 

ケース⑦ マンションやアパートでテレビが映らない

 

 

 

ケース① 映像は映らないが音は出る

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

画面は真っ暗だけど音が聞こえるケースとは、テレビを見る時だけでなくレコーダーやゲームのモニターとしてテレビを使う時にも起きる現象です。

 

電源や配線等の接続を確認しましょう。

 

電源について、テレビ内部の処理中であるか否かを確認します。

 

処理中であれば暫く待ちましょう。

 

処理中でなければテレビのリフレッシュの為にコンセントから電源コードを抜いて、10秒程待ってから挿し直しましょう。

 

配線について、アンテナからテレビまで正しく接続されているか確認します。

 

端子の挿し間違えや緩みは意外と多いものです。

 

その際に端子の先端が折れていないか確認しましょう。

 

端子に問題がなさそうでも長期間使用しているケーブルだと経年劣化している可能性があるので、ケーブルの交換を検討する必要があるかも知れません。

 

 

 

ケース② 映像は映らないが番組表は映る

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

テレビの映像は映らないけどリモコン操作によって番組表を見られるケースです。

 

見られる番組表が全部なのか一部なのか確認します。

 

それぞれのケースで想定される原因や対処法が異なります。

 

一部のみ番組表が欠けて見られる時は、チャンネル設定が正常に行われていない可能性があります。

 

チャンネル設定を再度行ってみましょう。

 

番組表全体が見られる時は、アンテナが電波を受信できない状態かも知れません。

 

リモコン操作でアンテナレベルを確認します。

 

受信レベルが低い場合にはアンテナや周辺機器に支障が生じている可能性があるのでプロのアンテナ業者へ一任したほうが安心でしょう。

 

 

―チャンネル設定の関連記事―

👉引っ越し先でテレビが映らない際の原因と設定方法!メーカー別・賃貸・戸建て別に解説【テレビのチャンネル設定の手順<メーカー別>】

 

―アンテナレベルの確認方法の関連記事―

👉テレビの電波が弱い・悪いときの原因と対処法を徹底解説【アンテナレベルの確認方法】

 

 

 

ケース③ 映らないチャンネルがある

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

テレビは映るけど見られるはずのチャンネルが全部映らないケースです。

 

BS放送でも起きる現象ですが、地デジ放送の場合のほうが起きやすいようです。

 

地デジ放送用のアンテナのほうがBS放送用のアンテナに比べて、電波が外部からの影響を受けやすい為です。

 

テレビ画面にエラーコードが表示される時にはコードの指示に従いましょう。

 

例えばエラーコード「201」の場合、電波が弱まっています。

 

ご自宅の周辺環境に変化が生じていないか、高い木が生い茂っていたり高層ビルが建っていたり等を確認します。

 

電波を遮るものに思い当たらない時は、悪天候の影響を考えます。

 

直近の台風や強風でアンテナが適正な位置からずれてしまったかも知れません。

 

アンテナが高所の場合は絶対に無理してご自身で確認せず、プロのアンテナ業者へ任せましょう。

 

 

 

ケース④ BS放送は映るが地デジ放送が映らない

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

地デジとBSと2種類のアンテナを設置していて、BS放送は問題なく視聴できるけど地デジ放送が満足に映らないケースです。

 

テレビの裏側にある配線の接続をチェックし、配線に原因が見つからない時は恐らくアンテナに何らかの問題が生じている可能性が高いです。

 

まず地デジ放送のアンテナレベルが適正であるか確認しましょう。

 

アンテナレベルが強かったり弱かったりする時はブースター(増幅器)を用いて調整する必要があります。

 

ブースターは家電量販店や通信販売で入手して個人的に設置する事もできますが、ブースターで問題解決に至らない可能性があるので、プロのアンテナ業者へ任せるほうが安心です。

 

ー関連記事-

👉BS/CSは映るのに地デジだけが映らないときの原因と対処法を徹底解説

👉BSが映らないが地デジは映る!そんな時の原因と対処法 業者の選び方も紹介

 

 

 

ケース⑤ 4K放送が映らない

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

4K放送の視聴には、4K対応のテレビとアンテナが必要です。

 

まずは4K対応の機器が揃っているか確認しましょう。

 

テレビは4Kチューナーが内蔵されていない種類には別途チューナーが必要です。

 

アンテナはBSアンテナやBS/CSアンテナでは2Kのみに対応している可能性があります。

 

4K対応の場合、新4K8K衛星放送とも呼ばれる4K8K対応BS/CSアンテナです。

 

さらにテレビやアンテナ本体のみならず他の周辺機器も4K対応のものでなければなりません。

 

ブースターや分配器、ケーブル等です。

 

2Kのみに対応した機器でも使用できますが、4K放送が綺麗に映らなかったり機器の寿命を早めたりします。

 

4Kに対応していないものがある場合には交換を検討しましょう。

 

 

 

ケース⑥ 突然テレビが映らなくなった

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

昨日まで問題なかったのに急にテレビが映らなくなったケースです。

 

引越しや片付け等によりテレビを移動させた場合には、チャンネル設定が正しく行われていない可能性や、電源や配線の接触不良の可能性が考えられます。

 

また、ブースターの電源部にスイッチがついているタイプで、何かの拍子でスイッチがOFFになってしまい、テレビが映らなくなっているケースもあります。

 

電源部はテレビ付近に設置することが多く、掃除の時に誤って電源が切れたり、テレビ裏からたまたま落ちてスイッチがオフになってしまうことも多いので、合わせて確認してみると良いでしょう。

 

尚、直近に台風や大雨の天候があった場合には、アンテナ本体が倒れたり壊れたりした可能性が考えられます。

 

アンテナの修繕はご自身で行うと危険ですので、プロのアンテナ業者へ任せましょう。

 

どちらの事柄にも当たらない場合には、地域全体の電波障害が生じている可能性があります。

 

市区町村で電波障害を公告していないか、ご近所さんの状態はどうか等を確認しましょう。

 

 

 

ケース⑦ マンションやアパートでテレビが映らない

【ケース別】テレビが映らない場合の対処法

マンションやアパート等の集合住宅でテレビが映らないケースです。

 

テレビや配線の問題ではなくアンテナに原因がある場合を想定します。

 

集合住宅でアンテナを共有している場合にアンテナに問題が生じると、他の部屋の住人も同様に被害を受けているはずです。

 

賃貸物件や持家に関わらず、管理会社や不動産屋へ連絡しなければなりません。

 

許可なく勝手に共用部分を触ったり処置したりすると、問題とされる可能性があります。

 

一方でBS用のアンテナは共用しておらず戸別に設置していてBS放送が映らなくなった場合、BSアンテナが正しい位置からずれていないか確認しましょう。

 

ご自身で解決できない時はプロのアンテナ業者を頼ると余計な手間や時間がかかりません。

 

 

ー関連記事ー

👉一部屋だけテレビが映らないときの原因は?アンテナや本体など場所別に対処法を解説

👉テレビがつかない!電源が入らない場合や映らない場合の対処法を症状別に徹底解説!

 

 

 

テレビに「受信ができない」とエラー表示されたときの対処法

テレビに「受信ができない」とエラーが表示されたときの対処法

ある日突然テレビ画面に「受信ができない」などといったエラーが起き、テレビを視聴できなくなってしまうことがあります。

 

まずテレビの故障を疑いがちですが、テレビの故障は原因の一部に過ぎません。

 

エラーの種類によって原因と対処法が異なりますが、エラーの種類別に適した対処を施すことが大切です。

 

ここではエラーの種類別に原因とその対処法を紹介します。

 

 

 

E201とエラーコードが表示される原因と対処法

エラーコード”E201”は、地デジの電波を受信する強度を表すアンテナレベルが下がっているときに出るエラーコードです。

 

アンテナレベルはテレビのメニュー画面や設定画面で確認することができます。

アンテナレベルが低ければ、アンテナ環境や配線の接続不良などによる不具合が原因と考えられます。

 

改善するにはアンテナレベルを高める作業が必要となります。

 

配線の接続不良はよくある事例です。端子や機器と配線の接続がゆるんでいないかチェックしてみましょう。

 

また、配線の表面や内部が劣化・損傷していれば配線の交換をすると良いでしょう。

 

アンテナ本体の不具合ならば修理や交換が必要となります。

 

アンテナの向きが傾いてしまったり、方向がずれてしまったりすると受信レベルが下がります。

 

その際はアンテナを正しい向きに調整するといった修理が必要となります。

 

アンテナ本体が劣化し故障してしまえばうまく電波を受信できなくなってしまうのでアンテナ交換を依頼しましょう。

 

強い雨や風といった天候の影響で一時的にアンテナレベルが減衰し”E201”が表示されることもあります。

 

天候が戻って改善されるようであればブースターの設置を検討すると良いでしょう。

 

 

 

E202とエラーコードが表示される原因と対処法

ここではエラーコード”E202”について、テレビに不具合を起こしている原因やその対処法についてご説明します。

 

”E202”はテレビの機種によっては“E202”ではなく、“0020”や“信号が受信できません”などと表示されることがあります。

 

つまり“0020”や“信号が受信できません”などは”E202”と同じことが原因でテレビに不具合が生じています。

 

ここでは”E202は~”と説明しますが、“0020”や文言が表示されている方は“E202”に置き換えてご覧くださいませ。

 

 

”E202”は、何らかの原因でテレビに電波が届いていない状態を表すエラーコードです。

 

「すべてのチャンネルが映らない」

「一部のチャンネルが映らない」

「BS/CSチャンネルだけ映らない」と、症状は様々です。

 

E202は電波がアンテナに届いていない、または受信した電波が極端に弱いときに表示されます。

 

原因は、アンテナの故障・テレビの故障・配線の接続不良や故障など様々です。

 

テレビを移動させたりテレビ周りの掃除を行ったりした後などに表示されることがあります。

 

まず初めにコンセントや配線が正しく差し込んであるか確認してみましょう。それだけで改善することがあります。

 

アンテナの故障が原因ならばアンテナ交換が必要です。とはいえ自分で屋根上に上り確認するのは危険を伴います。

 

アンテナが高所に設置されている場合はアンテナ業者に依頼し修理してもらいましょう。

 

また、テレビのチャンネル設定を行いましょう。チャンネルは地域によって割り当てが異なります。

 

引っ越し前の設定のままで新居で接続しテレビが映らないという事例は多数です。

 

アンテナレベルに問題がなく配線確認やチャンネル設定を行っても改善されない場合はテレビの故障も考えられます。

 

 

 

E203とエラーコードが表示される原因と対処法

エラーコード”E203”は「放送休止」を示しテレビ局が番組自体を放送していない場合に表示されます。

 

しかし実際に放送されているにもかかわらず”E203”が出現することが稀にあります。

 

そのため、E203のエラーコードが出てきたらまず本当に放送休止中なのか確認してみましょう。

 

テレビや新聞紙の番組表や、スマートフォンなどの放送局や番組の公式サイトで確認することができます。

 

「放送されているのに我が家だけ映らない」といった場合には

 

E201やE202同様、アンテナ・配線・テレビの不具合を疑いましょう。

 

テレビの設定画面でアンテナレベルを確認してみましょう。アンテナレベルが低いと出たら、接続環境の確認・ケーブルを交換する・ブースターを設置するといったことを試してみましょう。

 

また、テレビ本体の不具合の場合はテレビの再起動を行えば改善することもあります。

 

何かの拍子にB-CASカードが抜けてしまったり、正常に差し込まれていなかったりする場合もあるのでそちらも確認してみましょう。

 

 

 

その他のエラーコードと表示内容・対処法

エラーコード エラー表示内容 対処法
E100 B-CASカードの未挿入 B-CASカードが未挿入の場合、正しい向きで挿入しましょう。
E101 ICカード読み取り不可 B-CASカードと本体の接触部にゴミが付着しているか、B-CASカードが正しい向きに挿入されていない可能性があり
ます。正しく装着しても改善されないときは,B-CASカスタマーセンターに問い合わせましょう。
E102

ICカード使用不可

B-CASカード以外のカードが挿入されている可能性があります。カードのICチップ部分が破損している可能性もあるので正しく挿入しても改善されない場合はカードの取り換えを行いましょう。
E103 「このカードは契約されていません。」 契約していないチャンネルを選局しています。
E200 「放送チャンネルではないため視聴できません。」 放送されていない番組を選局しています。チャンネルを変更しましょう。
E204 「このチャンネルはありません。」 チャンネルを変更しましょう。
E205 「視聴条件によりご覧いただけません。」 契約していない番組を選局しています。
チャンネルを変更してください。
E209 「衛星アンテナケーブルがショートしています。」 パラボラアンテナのケーブルがショートしている可能性があります。テレビの電源を切り、アンテナやケーブルの修理を行いましょう。

 

ー関連記事ー

👉【B-CASカードのエラーの原因と対処法を解説!すぐに直す簡単な方法を紹介】

 

 

 

 

アンテナレベルが低くなる原因は?

アンテナレベルが低くなる原因は?

アンテナレベルが低くなってしまう原因は様々です。

 

アンテナ本体に不具合や故障がみられる場合や、アンテナケーブルに断線・浸水がみられることもあります。

 

また、テレビの位置を移動させたりテレビ周りの掃除を行ったりした際にケーブルが正しく接続されずアンテナレベルが低下することもあります。

 

ケーブルを無理に押し込むと端子の芯線がまがったり折れてしまったりして接続不良を起こす原因にもなります。

ケーブルの接続は正しい箇所に慎重に行いましょう。

 

天気が悪い日にきまってエラーが起きる場合は、雨や風などが電波を遮っている可能性が考えられます。

 

これらの原因を取り除き、対処することで快適なテレビ視聴環境を取り戻すことができます。

以下で紹介します。

 

 

 

 

テレビのアンテナレベルを上げる方法4選

テレビのアンテナレベルを上げる方法4選

アンテナやテレビは性能が高い反面、繊細な機械でもあります。

 

その為、些細なことでアンテナレベルが下がって視聴環境に支障をきたすことも。

 

そんな時慌てて新たにテレビを買い替える前に試してほしい4つの対処法を紹介します。

 

 

 

1.接続環境を確認する

はじめにテレビ周りのケーブルの接続環境を確認しましょう。

 

ケーブルがしっかりと奥まで挿入されていなかったり、正しい箇所に挿入されていなかったりする場合もアンテナレベル低下の原因となります。

 

ケーブルをしっかりと正しく差し込むだけでアンテナレベルが改善されることがあります。

 

 

 

2.アンテナケーブルを交換する

ケーブルの劣化に伴うアンテナレベル低下はケーブルの交換が必要になります。

 

屋外に設置されたアンテナから出る配線は雨や風にさらされ、長い年月が経つと断線や浸水を起こすことがあります。

 

アンテナ本体やテレビに問題がなければケーブル交換だけで修理が済み比較的費用を抑えることができます。

 

ご自身で交換すれば材料費だけで済みますが、高所作業になる場合はとても危険です。

 

業者なら専用の梯子を使用し問題の箇所をすぐに発見、作業に至るので危険を伴う場合はアンテナ業者に依頼することをお勧めします。

 

 

 

3.テレビを再起動してみる

何らかの原因でテレビに不具合が発生し、一時的にアンテナレベルが低下することがあります。

 

そんな時はまずテレビの電源を消し、一度コンセントを抜いてしばらく時間を置きましょう。

 

数分後に再度コンセントを挿入し電源を入れてみましょう。

 

このような単純な作業でアンテナレベルが復旧することがあります。

 

材料など何も用意せずに簡単に行える方法なので、アンテナレベル低下が起こった際はまず試してみてほしい方法です。

 

 

 

4.ブースターを設置する

テレビのアンテナレベルを上げる方法4選

ブースターは”増幅器”とも呼ばれ、アンテナが受信した電波を増幅する機能を持ちます。

 

テレビ裏に設置できることもありますが場合によっては、アンテナ本体付近に取り付けたり屋根裏などの配線が集約されたりした場所に設置が必要となります。

 

家庭用ブースターは、主に屋外用に適している製品と屋内用に適している製品の2種類があります。

 

少しでも電波を強く増幅したいのであれば、屋外用のものの方がおすすめです。

 

それほど強い増幅作用を必要としない場合には、屋内用ブースターでも充分に期待した効果が得られる場合もあります。

 

 

それぞれの特徴についてご紹介します。

 

【屋外用に適している製品】
ー特徴 
・電源部と本体部が分離されている
・電源部はテレビ付近、本体部はアンテナ付近に設置されることが多い
・高所への設置が多く専門業者への設置依頼が好ましい

 

 

ー専門業者による設置費用
地デジ専用:22,000円~
地デジ・BS/CS・4K8K対応:27,500円~

 

 

【屋内用に適している製品】

ー特徴 
・電源部と本体部が一体になっている
・テレビ付近に設置するものが多く、ご自身での設置も簡単

 

ーブースター本体価格(工事費を含まない)
地デジ専用:6,100円~
地デジ・BS/CS・4K8K対応:6,395円~
※DXアンテナ参考価格

 

 

尚、ブースターを取り扱っている主要メーカーは「DXアンテナ」「マスプロ電工」「日本アンテナ」の3社とされています。

 

こちらの3社であれば、品質も高くおすすめです。

 

ブースターを設置する際には、まずアンテナの状態を確認することが大切です。

 

そのため専門業者に相談の上、購入されると間違いないでしょう。

 

ー関連記事ー

👉【2023年最新】テレビブースターのおすすめ5選 必要なケースや選び方を解説

 

 

 
 
 

アンテナレベルが高い場合の対応方法

アンテナレベルが高い場合の対応方法

写真引用元:ディーガで地上デジタル放送を受信できない(Panasonic)

 

これまでアンテナレベルの低下に伴う視聴トラブルを挙げましたが、アンテナレベルが高すぎる場合もテレビが映らなくなることがあります。

 

このようなときはまずテレビの設定からアンテナレベルを確認しましょう。

 

目安よりもレベルが高ければアッテネーターでアンテナレベルの調整を行いましょう。

 

テレビの設定画面でアッテネーター(減衰器)設定のON・OFFを切り替えることで改善されることがあります。

 

アッテネーターを使用することで適切なアンテナレベルに戻すことができます。

 

 

【メーカー別】アンテナレベルの目安

シャープ(AQUOS/アクオス)のアンテナレベルの確認方法と目安~】

 

①リモコンのホームボタンを押す

②設定>視聴準備>テレビ放送設定の順に選ぶ

③アンテナ設定を選ぶ

④電源・受信強度表示を選ぶ

⑤表示される受信強度の値を確認

 

AQUOSではアンテナレベルの目安を60以上としています。

 

 

 

パナソニック(VIERA/ビエラ)のアンテナレベルの確認方法と目安】

 

①リモコンの「サブメニュー」ボタンを押す(ない場合、「便利機能」ボタンを押してください)

②視聴オプションを選ぶ

③アンテナレベルを選ぶ

④表示されるアンテナレベルの値を確認

 

VIERAではアンテナレベルの目安を44以上としています。

 

 

 

東芝(REGZA/レグザ)のアンテナレベルの確認方法と目安】

 

①設定を押す

②放送受信設定を選ぶ

③地上デジタル設定を選ぶ

④アンテナ設定を選ぶ

⑤表示される信号強度の値を確認する

(推奨値の範囲が表に記されています)

 

東芝ではアンテナレベルの目安を60以上としています。

☞詳しくはお手持ちの機種別取扱説明書で確認(REGZA)

 

 

 

 

ソニー(BRAVIA/ブラビア)アンテナレベルの確認方法と目安】

 

①リモコンの「ホーム」ボタンを押す

②設定を選択

③詳細設定を選択

④放送受信設定を選択

⑤地上デジタルアンテナレベルを選択

⑥表示されるアンテナレベルを確認

アンテナレベルが緑色の目盛りを目安としています。

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビが映らないときのチェックリスト

テレビが映らないときのチェックリスト

「ネットで検索してもたくさんの原因・方法が出てきて何からやればいいかわからない・・・」

 

といった方は以下のチェックリストを参考にし原因を探してみましょう。

 

 

~アンテナ編~

  • アンテナが全帯域用に対応しているか
  • 台風や地震などの自然災害が起きていないか
  • アンテナの向きがずれていないか、傾いていないか
  • アンテナを固定しているワイヤーが切れていないか
  • アンテナレベルが低くないか
  • アンテナレベルが強すぎないか

 

~ケーブル編~

  • ケーブルの長さは適切であるか(長すぎないか)
  • 壁端子とテレビの端子の間に機器類が挿入されていないか
  • ケーブルが端子から抜け落ちていないか
  • ケーブルの接続部分が緩んでいないか
  • ケーブルが劣化していないか

 

~テレビ本体編~

  • 電源コードが入っているか
  • 画面にエラーコードが表示されていないか
  • B-CASカードが適切に挿入されているか
  • チャンネル設定が完了しているか
  • HDMI端子とD端子を両方接続していないか
  • 地デジアンテナの端子とBS放送用の端子のケーブル接続が逆でないか
  • 地上波とBSのチャンネルを間違えていないか

 

~外部環境編~

  • 番組が放送休止になっていないか
  • 周辺で工事が始まっていないか
  • ブースターの電源が切れていないか、正常に作動しているか
  • 天候が悪くないか
  • ケーブルテレビの契約期限が切れていないか
  • マンションでベランダにアンテナを設置していないか
  • ケーブルテレビの契約期限が切れていないか

 

 

 

 

 

テレビ本体の故障または寿命の可能性も

テレビ本体の故障または寿命の可能性も

突然テレビが映らなくなり様々な原因を探ったり改善を試みたりしても直る気配がなければテレビ本体の故障の可能性も考えられます。

 

テレビの平均的な寿命は10年とされています。

 

ご使用中のテレビが10年超や10年近く経っている場合にはテレビの故障の可能性が高まります。

 

メーカーの保証期間内であれば修理を依頼することも可能ですが、一般的に10年を超えている場合には買い替えたほうが却って安く済むかも知れません。

 

テレビを買い替える理由の約6割がテレビの故障であるというデータもあります。

 

もしテレビの故障なのか、他に原因があってテレビが映らないのか判断がつかないとき、アンテナ専門業者へ調査を依頼する方法もあります。

 

テレビを10年ほど使用している場合、アンテナや周辺機器も同様に経年劣化が進んでいます。

 

テレビ以外にも不具合を起こしている可能性は十分にあります。

 

 

 

 

問題が解決しない場合の相談先は?

問題が解決しない場合の相談先は?

 

 

 

解決しない際の相談先① テレビのメーカーや購入店

問題が解決しない場合の相談先は?

テレビのメーカーの部品保有期間は8年と定めているメーカーが多いです。

 

保証期間内であればメーカーに修理を依頼することができます。

 

修理を望む場合には保証期間が過ぎていても一度相談してみるといいかも知れません。

 

保証期間はテレビ購入時の保証書などを確認しましょう。

 

電気屋や家電量販店で購入した場合、直接メーカーに依頼するのではなく、電気屋や家電量販店を通じてメーカーに連絡するほうが得策かも知れません。

 

家電量販店の場合には独自の保証サービスを設けているところがあります。

 

自らメーカーに相談したあとでは家電量販店の保証サービスを受けられない可能性があるので、購入店に確認してから対処方法を決めましょう。

 

 

 

解決しない際の相談先②アンテナ専門業者

問題が解決しない場合の相談先は?

テレビではなくアンテナに問題がある場合、アンテナ専門業者へ相談しましょう。

 

アンテナ専門業者であれば、アンテナに修理や交換が必要か調査を頼めます。

 

テレビに原因があるときでも解決方法を示されるはずです。

 

アンテナは高所に設置するケースが多く、一般の方が梯子を使ったり屋根の上に上がったりして確認することは危険です。

 

自分で行わずアンテナ専門業者に任せましょう。

 

ただ業者が調査をしたあとに料金がわかる点を不安に感じる方も多いと思います。

 

それは優良な業者を選ぶことで解決しますす。

 

ポイントは必ず3、4社の業者に問い合わせて比較することです。

 

優良な業者であれば、当日に提示した見積もり以外に請求することはありません。

 

料金のトラブルが起きる心配がないか、必ず問い合わせのときに確認しましょう。

 

 

 

 

 

 
 
 

まとめ

まとめ

ある日突然テレビが映らなくなってしまったり、テレビの映りが悪くなったりしてしまい原因がわからずお困りの方も少なくないでしょう。

 

そんな時は慌てずに自身で原因を探ることで、余計な修理費や業者を呼んだ際の出張費などを削減することができます。

 

コンセントの抜け落ちや、挿し間違いなど簡単に解決することも。

 

テレビ映りでお悩みの方は本記事を参考にするか、是非みずほアンテナの無料相談(フリーダイアル・メールフォーム・公式LINE)をご利用ください。

 

 

ー関連記事ー

☞【テレビの故障症状と自分でできる対処法 修理代の相場や長く使うポイントも紹介

☞【引っ越し先でテレビが映らない際の原因と設定方法!メーカー別・賃貸・戸建て別に解説


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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