ケーブルテレビとアンテナはどっちがお得?メリットとデメリットで比較!

公開日 2023/12/08

テレビを視聴するためにケーブルテレビ(CATV)とテレビアンテナどちらが良いのでしょうか。

 

結論、家庭の視聴環境によってどちらが適しているかは異なります。

 

それぞれ特徴や視聴できる番組、初期費用やランニングコストも大きく異なります。

 

ここではケーブルテレビとアンテナのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

 

 

ケーブルテレビとは?視聴方法を解説

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ケーブルテレビ(CATV)とは?

ケーブルテレビはテレビ電波の送信元となる電波塔からケーブルテレビ各社が電波を受信するサービスです。

 

受信された電波が電柱やケーブルを介して宅内に引き込みテレビを視聴します。

 

有線で電波が運ばれていくため、周辺が山間部や住宅密集地で高い障害物があったとしても問題なくテレビを視聴することができます。

 

CMでお馴染みの大手ケーブル会社Jcom以外には地域に密着型の地方ケーブルが全国各地に設立されています。

 

ケーブルテレビを利用するには、自身でケーブルテレビ会社と契約をして開通工事や機器のセットアップが必要となります。

 

ケーブルテレビの特徴としてテレビだけではなく、インターネットや固定電話、現在では電気やガスなどの公共料金も一緒に加入することができます。

 

 

 

ケーブルテレビ会社一覧

・Jcom(全国)

・イッツコム(東京)

・湘南ケーブル(神奈川)

・ベイコム(大阪・兵庫)

・スターキャット(愛知)

・ちゅぴCOM(広島)

・ケーブルステーション福岡(福岡)

 

 

~申し込みから視聴開始までの流れ~

対応エリア確認・会社選定・プラン選定

Webまたは電話で申し込み

契約、工事日の申し込み

ケーブル配線工事

視聴スタート

 

 

~申し込みから視聴開始までの期間~

大手ケーブルテレビ会社:2週間前後

地方ケーブルテレビ会社:1~2ヶ月前後

(※シーズンによる)

 

 

 

ー関連記事ー

【JCOMのテレビのみ・地デジのみ契約について解説!料金もご紹介】

 

 

 

アンテナは何が違う?受信方法を解説

テレビアンテナを設置する前に知っておきたい基礎知識

 

アンテナとは?

アンテナは電波塔から送信されている空中の電波を本体で受信し、宅内に引き込みテレビを視聴します。

 

電波を受信するためには電波塔と自宅の間に障害物がないことや電波塔との距離といった取付条件がいくつかあります。

 

また、電波塔から受信する地上デジタル放送とは別に、衛星から受信する衛星放送があります。

 

そのため地デジと衛星放送を両方視聴したい方は地デジアンテナとBSCSアンテナ(通称パラボラアンテナ)を2つ取り付ける必要があります。

 

そんなアンテナの大きな特徴としてあげられるのが、一度取り付けてしまえば利用料やメンテナンス不要でテレビを見続けることができる点です。

 

この後も詳しくご紹介しますが、ランニングコストを抑えたい方や最低限の番組が観ることができれば問題ないといった方にお勧めの視聴方法です。

 

 

 

アンテナ工事依頼業者

・電気量販店

(例)ケーズデンキ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ジョーシン

 

・アンテナ専門業者

(例)みずほアンテナ、電翔、アンテナ侍、地デジやドットコム

 

・ハウスメーカーの下請け業者

(例)建築時のオプション工事として申し込み

 

 

~申し込みから視聴開始までの流れ~

業者選定・見積り・現地調査

Webまたは電話で申し込み

工事

支払い

視聴スタート

 

 

 

~申し込みから視聴開始までの期間~

最短即日~1週間前後

(※シーズンによる)

 

 

 

ケーブルテレビのメリット・デメリットとは?

まとめ

〇メリット

・チャンネル数が多い(契約プランによる)

・山間部や住宅密集地等の電波障害地域や弱電界地域も対応している
・自宅の外観に影響を与えない
・インターネットや固定電話と一緒に契約ができる
・天候の影響を受けにくい

 

 

✕デメリット
・初期費用、機器の購入orレンタル、月額費用が高い
・インターネット速度が遅い回線が多い
・違約月など解約時の条件がある
・自然災害により電柱が破損した場合、復旧が遅い
・開通までに時間がかかる
・BSCS放送の有無に関わらずBSCS放送のNHK受信料がかかる

 

 

 

 

アンテナのメリット・デメリットとは?

テレビブースターの選び方とチェックポイント

〇メリット
・初期費用のみで月々の利用料がなくランニングコストが安い
・取り付け後10~20年メンテナンスなしで視聴できる
・申し込み~視聴開始までの期間が最短1日
・外観を損なわない最新アンテナがある
・自然災害で故障した場合、火災保険の申請が可能

 

 

✕デメリット
・周辺状況によって受信できないエリアがある
・天候の影響を受けることがある
・自宅の外観にアンテナが加わる

 

 

 

 

 

 

 

ケーブルテレビとアンテナの初期費用を比較!

 

ケーブル

アンテナ
基本工事費 43,200円

※15,000円~

/30,000円~

ブースター 6,500円 15,000円~
テレビ2台目以降追加 3,000円 0円
事務手数料 4,800円 0円

(ケーブルテレビはJcomの料金を参照)

 

※地デジアンテナのみ15,000円~/地デジ+BSアンテナ30,000円~

 

 

ケーブルテレビの初期費用について

ケーブルテレビに加入し開通するためには初期工事費用に加えて、ブースターやセットトップボックス、チューナーなどを購入もしくはレンタルする必要があります。

 

また、ケーブルテレビ会社によっては2台目以降のテレビ開通費用が別途かかる場合もあります。

 

リビングだけでなく、その他のお部屋でもテレビを視聴したいという場合は申し込み時に料金を確認しましょう。

 

その他、プランの変更時に事務手数料がかかるので不要なプランは加入しない方が良いでしょう。

 

 

アンテナの初期費用について

アンテナを設置する際には地デジのみなのか、BSCSアンテナも取り付けるのかで料金が数万円変動します。

 

そのため申し込み時に取り付けたいアンテナの種類を決めておきましょう。

 

また、ブースターといった受信した電波を増幅する機器が周辺の電波状況によって必要になる可能性が高いので、ブースターの必要性も業者に確認しておくと良いでしょう。

 

アンテナの場合、築年数がさほど古くなく各部屋にテレビ端子がある戸建てであれば、アンテナ1つでテレビを複数台視聴できます。

 

テレビを複数台で視聴されたい場合は、視聴したい部屋にテレビ端子があるか確認しましょう。

 

 

 

 

ケーブルテレビとアンテナのランニングコストを比較!

 

ケーブル

アンテナ
月額費用(スタンダード) 5,522円 0円
月額費用(スタンダードプラス)  6,522円 0円

(ケーブルテレビはJcomの料金を参照)

 

ケーブルテレビのランニングコストについて

ケーブルテレビは月々の利用料が発生し、また視聴したい番組の種類によってプランが変わります。

 

まずはご自身が視聴したい番組を確認しておきましょう。

 

 

アンテナのランニングコストについて

アンテナの場合は月々の利用料は発生しません。

 

但し、衛星放送のスカパーやwowowなどの有料番組はご自身でチャンネルごとに有料会員に登録する必要があります。

 

 

 

 

 

 

ケーブルテレビが向いている人

JCOMはテレビとインターネットのセット契約がお得

専門チャンネルなど多彩な番組を楽しみたい方

様々なチャンネルを取り揃えているのでスポーツや映画、釣りなど観たい番組が沢山あるといったテレビ好きの方にケーブルテレビはお勧めです。

 

チャンネルプランによって視聴できる番組数や種類を選ぶこともできます。

 

お子様が小さい時だけケーブルテレビを契約するといった方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

電波の届かいない地域にお住まいの方

周りが山や森に囲まれている地域であったり、電波塔が位置する方向に高層マンションやビルが建っていたりする地域の場合、残るテレビ視聴手段は提供エリアの広いケーブルテレビになります。

 

昔から電波障害地域だったエリアでも日々の電波環境の改善により、アンテナでの受信ができるようになったケースは近年増えてきています。

 

長年ケーブルテレビしか選択肢がなかったという方でもアンテナに切り替えられる場合もありますので、周辺状況を一度確認してみましょう。

 

 

インターネットや固定電話と一括で契約したい方

契約を簡略化したい方や引き落としを一括で行いたい方にお勧めです。

 

まとめて契約することによってキャンペーンが適用となり初期費用や月額費用がお得になるケースもあります。

 

但し、基本的にキャンペーン価格は半年~2年で通常料金に戻る可能性が高いので、引越し時の契約の場合は何年利用するかも考慮しキャンペーンのお得さを見極めるようにしましょう。

 

 

 

 

アンテナが向いている人

4K も視聴できますか?

費用を安くしたい方

上記でも比較してきましたが、アンテナは初期費用は安く、月々の利用料はかかりません。

 

一度取り付けてしまえば数十年は安定してテレビが視聴できるのでケーブルテレビと比較すると20年で50万円以上はコストカットすることができます。

 

 

チャンネル数を必要としない方

ニュースやバラエティ、ドラマなどの民放しか視聴されない方はアンテナがお勧めです。

 

視聴動画がNetflixやHulu、AmazonPrimeなどのサブスクリプションサービスがメインの方であればなおさら維持費が安いアンテナがお勧めです。

 

普段サブスクリプションサービスしかみない方でも、今後起こりうる自然災害時のリアルタイムの情報収集方法として地デジは視聴できるようにしておいた方が良いでしょう。

 

 

すぐに視聴環境を整えたい方

「引っ越してテレビの開通を忘れていた」

「マンションから戸建てへの引っ越しでテレビの契約を知らなかった」

という方は少なくありません。

 

しかし1日でもテレビが視聴できないのはストレスに感じるでしょう。

 

引越しシーズンに入るとケーブルテレビの開通工事は例年混み合い、開通まで1~3ヶ月かかることもあります。

 

引っ越し後でもアンテナであればすぐに視聴できるでしょう。

 

 

インターネットは最速のNuro光にしたい方

世界最速のNuro光には基本的にテレビサービスは付属していません。

 

ネットを通じての生活が当たり前となった現在、インターネット回線速度は快適に過ごす上で何よりも重要であると言えるでしょう。

 

自宅でインターネットとテレビを快適且つ安く利用したい方は、インターネットはNuro光、テレビはアンテナを選ばれています。

 

 

NHK料金も実は違う?!テレビを安く見るなら

ユニコーンアンテナの設置相場

NHK料金は地デジと衛星放送の料金は分かれています。

 

アンテナの場合は地デジ分の契約だけ問題ありません。

 

しかしケーブルテレビの場合は衛星放送の視聴の有無に関わらず、地デジと衛星放送どちらも契約し料金を支払う必要があります。

 

NHK料金表

(画像引用:NHK

 

上記から、年間1万円以上の差額があります。

 

もし衛星放送を見ないご家庭でケーブルテレビを契約していた場合、20年間で20万円以上の差額が発生します。

 

 

 

 

ケーブルテレビ加入時の注意点

電話での問い合わせ

申し込みは早めにしておく

春休みや夏休みなどの長期休暇期間は引越しシーズンに入り、新規申し込みや変更手続きの窓口が非常に混み合います。

 

電話が何日も繋がらず申し込みや変更ができないといった方が例年多くいらっしゃいます。

 

引っ越しでテレビが開通できないと焦ったり、違約月内で手続きが完了できるよう、なるべく早めに手配をしておきましょう。

 

キャンペーン終了時の料金も確認しておく

多くのケーブルテレビ会社が時期によってお得なキャンペーンを行っており初期費用が安くなったり、最初の数ヶ月の利用料が安くなったりするものがあります。

 

一方、キャンペーンには違約月や割引期間があります。

 

キャンペーンが適用される代わりに〇年間以内に解約すると違約金が発生することやキャンペーン終了後の料金が契約時の倍近い金額になっているなど、後々気づくケースがあります。

 

最初の割引料金だけでなく10~20年の長いランニングコストでお得になるのかどうか検討するようにしましょう。

 

 

 

更新月を確認しておく

更新月前後の期間で解約をしないと解約金が発生する可能性があります。

 

更新月=最初の申し込み月ですが、2年後の更新の際には案外忘れてしまうものです。

 

期間内に解約できなかった場合は解約金を払って解約するか契約満期まで待つしかないため、1年に1度は契約内容を見直しましょう。

 

 

 

 

アンテナ工事時の注意点

デザインアンテナの工事業者の選び方

申し込みは早めにしておく

ケーブルテレビ同様にアンテナ工事も引越しシーズンは予約が混み合います。

 

業者によって運が良ければ即日で来てくれる業者もありますが、急いでいると相見積ができず割高な料金で工事を行ってしまうケースもあります。

 

又ご自宅の立地によっては電波が受信できず、ケーブルテレビにせざるを得ないケースもありますので、1~2ヶ月前には工事を手配しておくことがベストです。

 

ー関連記事ー

【新築のテレビアンテナ工事のタイミングはいつ?最適な時期・依頼先・費用相場を紹介】

 

 

 

料金だけで業者を選ばないようにする

アンテナ工事は人生で1~2回しか経験しないものですし、資格不要で自分でできるとも言われている工事なので、比較対象がどうしても価格になってしまいます。

 

しかし安定した受信や見栄えの良い場所に取り付けるには検波技術や知識が必要になります。

 

価格が安いといった理由で業者を選んでしまうと、数か月後テレビの映りが悪くなってしまうことや望んでいない位置に取り付けられてしまうことがあります。

 

大切なマイホームで何十年もテレビを観るために必要な工事なので技術力や実績、口コミなども参考にしましょう。

 

 

保証期間を確認しておく

電化製品同様にアンテナ工事にも保証が付いています。

 

業者によって保証年数が異なります。

 

但し、設立間もない業者で10年以上の保証を謳っていても再度問い合わせてみた時には潰れていたといったケースや急なトラブルが起きて問い合わても駆けつけてくれるのが最短2週間後といったケースもあります。

 

こういった事象には、実際に工事する作業員が自社スタッフではなく下請け業者だったという点に理由があります。

 

工事の際にその業者のスタッフがきてくれるのかどうか事前に確認しておきましょう。

 

 

 

 

自分にあった視聴方法を選ぼう

ここまでケーブルテレビとアンテナの比較をご紹介し、様々な違いがありました。

 

どちらが良いかはご家庭の立地や視聴したい番組などによって異なります。

 

また引っ越しから年数が経ち、家族構成や生活環境が変化して視聴方法を切り替えた方が良い場合もあります。

 

夫婦間で意見が異なることもありますので、豊富な番組を優先するのか?ランニングコストを優先するのか?ご家庭の優先順位を一度話し合い決めることをお勧めします。

 

 

 

 

アンテナ工事の相談は無料

まとめ

引っ越し時へのアンテナ新設もしくはケーブルテレビからの切り替えを検討し始めたら、まずはアンテナ業者に見積りを取りましょう。

 

アンテナは普段の生活に馴染みのないことばかりでインターネットで情報を収集してもピンとこないでしょう。

 

現在電話見積を行ってくれる業者が増えているのでまずは相場観を把握したり、どんなアンテナが良いか相談してみるといいでしょう。

 

みずほアンテナでは見積りや相談はもちろん無料で、プロのスタッフが専門用語を使わずに分かりやすくご案内させていただきます。

 

 

「ケーブルテレビと迷っている」

「自分の家がアンテナで受信できるか不安」

「まずは見積もりが欲しい」

といったお問い合わせも大歓迎です。

 

お迷いの方は是非お電話・メール・LINEいずれかでお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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