【2025】アンテナが倒れた時の対処法!台風対策3選

公開日 2025/08/19

【2025】アンテナが倒れた時の対処法!台風対策3選

近年、地球温暖化の影響で過去に類を見ないほど強力な台風や集中豪雨が発生するケースが増えてきました。

 

こうした自然災害は私たちの生活に大きな被害をもたらし、特に屋外に設置されているテレビアンテナは大きな影響を受けやすい設備のひとつです。

 

実際に「アンテナが倒れた」「屋根から飛ばされた」といった相談は、各地域の工事会社や保険会社にも多く寄せられています。

 

被害が起きたときに正しい対応を知らなければ、二次被害や高額な修理費用、近隣トラブルに発展することもあり注意が必要です。

 

本記事では、実際に起きたアンテナ被害の事例や原因、そして台風に備えるための具体的な対策を徹底解説します。

 

また、万が一アンテナが壊れた場合の修理費用相場や、保険が使えるケースについても触れます。

 

新築の家にお住まいの方や、古い建物に長く住んでいる方もぜひ参考にしてください。

 

画面が映らなくなったときの焦りを減らすために、事前の備えが重要です。

 

 

 

台風でアンテナが倒れた・飛んだ事例3選

事例その1

台風でアンテナが倒れた・飛んだ事例3選

山口県宇部市の一戸建て住宅で起きた事例です。

 

1本のマストにUHFアンテナとVHFアンテナを固定し屋根上に設置していましたが、台風の強風で屋根馬ごと倒れてしまいました。

 

幸い支線が切れずに落下は免れましたが、屋根の隙間に金具が食い込み建物の外壁を壊れさせる寸前でした。

 

屋根馬は錆びて劣化しており、長年の風雨で部材が弱っていたことが原因です。

 

このように経年劣化が進むと強風や落雷の衝撃に耐えられなくなるため、定期的な点検と部品交換が不可欠です。

 

 

 

事例その2

台風でアンテナが倒れた・飛んだ事例3選

こちらは、神奈川県鎌倉市の事例です。

 

設置から7年のUHFアンテナが台風の影響で倒れました。

 

本来アンテナの寿命は10〜15年といわれますが、塩害や湿度の高い地域では金具が早期に劣化しやすいのです。

 

アンテナが傾いたことでテレビの画面が乱れ、映像が途切れ途切れになる「受信障害」が発生しました。

 

さらに倒れかけたアンテナが隣家の屋根瓦に接触し、火災保険を利用して修理することになったケースもあります。

 

このように思わぬ事故につながるため、普段からの注意とメンテナンスが欠かせません。

 

 

 

事例その3

台風でアンテナが倒れた・飛んだ事例3選

こちらは、長崎県大村市の事例です。

 

強風でアンテナがマストごと宙に浮き、支線一本でかろうじてぶら下がる危険な状況になりました。

 

幸い落下は免れましたが、もし支線が切れていたら車や通行人に直撃する大事故になりかねません。

 

実際、過去にはアンテナの落下事故で隣家の窓ガラスを壊した例や、建物の屋根に穴を開け雨漏りに発展した例もあります。

 

このような状況を自力で直そうとするのは大変危険です。

 

必ずプロの業者に依頼し、安全を最優先に対応してください。

 

 

 

台風でアンテナが倒れる・飛ぶ原因

台風でアンテナが倒れる・飛ぶ原因

台風でアンテナが倒れる・飛ぶ原因 台風でアンテナが倒れる原因には以下のようなものがあります。

 

 

・アンテナを高い場所に設置している
・アンテナの固定金具や部品の劣化が進んでいる
・アンテナを支えている屋根の劣化が進んでいる

 

 

UHFアンテナの場合、一般的に風速50mまで耐えることができ、そう簡単に倒れたり飛んでしまうことはありません。

 

しかし、実際の被害では建物自体の隙間から風が吹き込み、固定部がゆるみやすくなるケースや、屋根材が壊れアンテナの支柱部分が不安定になることもあります。

 

特に新築から年月が経過した家では、固定金具や支柱が錆びて強度が落ちていることが多く、地域によっては潮風や落雷の影響で劣化が早まることもあります。

 

さらに、テレビやレコーダーの画面が突然映らなくなる事故の多くは、こうしたアンテナや周辺部品の破損が原因です。

 

こうした点からも、定期的な点検やプロによる診断が重要であり、火災保険に加入していれば修理費を利用できる場合もあるため、事前に会社へ確認しておくと安心です。

 

参考資料や実際の施工事例をもとに検討することで、より安全な設置や補強が可能となり、台風被害を最小限に抑えられます。

 

 

ー関連記事ー

【台風対策でデザインアンテナを設置したい人必見!失敗例・方法・業者の選び方を解説!】

 

 

 

台風でアンテナが倒れてしまわないための対策

台風でアンテナが倒れてしまわないための対策

アンテナが倒れてしまわないためには、以下のような対策が効果的です。

 

・台風に強いアンテナを選ぶ
・台風の影響を受けにくい場所への設置
・アンテナの部品を定期的に交換しメンテナンスする

 

 

それでは、これらの対策について詳しくご紹介していきます。

 

 

台風に強いアンテナを選ぶ

台風に強いアンテナを選ぶ

アンテナには種類があり、風への強さも異なります。

 

UHFアンテナは高さを出せるメリットがある一方で、風を受けやすく倒れやすい特徴があります。

 

デザインアンテナは外壁に設置でき、平面構造で風の抵抗を軽減します。

 

さらにユニコーンアンテナは丸みのある形状で風を受け流すため、強風にも強いです。

 

地域の環境や建物の構造を考慮し、利用するアンテナを選ぶことが大切です。

 

特に新築の家ではデザインアンテナを選ぶ方が増えており、見た目もスマートで美観を損ねません。

 

 

 

影響を受けにくい場所に設置する

 

設置場所も非常に重要です。屋根上は電波を受けやすい一方で、強風の直撃を受けます。

 

外壁やベランダ、屋根裏などに設置することで台風の影響を軽減できます。

 

屋根裏設置は天候に左右されにくく、落雷被害を受けにくい利点もあります。

 

建物ごとに最適な設置場所は異なるため、プロに相談し最適解を導き出すのがおすすめです。

 

 

 

アンテナや部品を交換・メンテナンスする

 

支柱や屋根馬、固定金具などは年数が経つと必ず劣化します。

 

錆や腐食が進めば、ちょっとした台風でも倒壊する危険性があります。

 

見た目に問題がなくても内部で金属疲労が進んでいることも多く、早めの交換が安心です。

 

定期点検をプロの業者に依頼し、必要に応じて部品交換を行いましょう。

 

保険に加入している場合、修理や交換にかかる費用が一部補償されることもありますので、事前に保険会社に確認するのも大切です。

 

 

 

 

アンテナが台風で倒れるとどうなるの?

アンテナが台風で倒れるとどうなるの?

こちらでは、台風の影響でアンテナが倒れてしまった場合、どのような危険があるか詳しくご紹介していきます。

 

落下の危険性がある

 

アンテナが落下すれば、人や車、近隣の建物に被害を与える危険があります。

 

過去にはアンテナが倒れて自宅の窓を突き破ったり、隣家の壁に穴を開けた事故もあります。

 

こうした場合、修理費用だけでなく損害賠償を求められることもあるため注意が必要です。

 

 

 

方向が変わりテレビの映りに影響する

方向が変わりテレビの映りに影響する

強風に煽られることで、アンテナの転倒までならなくともアンテナの向きが変わってしまうことはよくあります。

 

アンテナの方向がズレることでテレビの映りが悪くなることがあります。

 

屋根上にアンテナを設置している場合、アンテナの方向を直すことは容易ではありません。

 

高所作業となりますので、業者へ依頼することがベストです。

 

 

 

電波環境が悪くなる

台風の影響は、アンテナの転倒や方向のズレを引き起こすことだけではありません。

 

台風の時には強風が吹き強い雨も降ることから、電波強度に支障をきたすこともあります。

 

「降雨対応放送」に切り替わり画質が悪くなることもあれば、電波が届かずテレビが映らないといったケースもあります。

 

これらは、地デジ放送より衛星放送に多く見られます。

 

 

 

台風でアンテナが倒れてしまった時の対応

台風でアンテナが倒れてしまった時の対応

台風は自然によるものなのでコントロールすることはできません。

 

従ってアンテナを設置している以上、台風の影響でアンテナが倒れてしまうことも念頭においておく必要があります。

 

こちらでは、万が一の時どのように対応すべきかご紹介します。

 

 

 

近所の人に伝える

 

アンテナが倒れてしまった場合、まずは近所の人にそのことを伝えましょう。

 

アンテナ本体はもちろん、折れた部分や部品などが屋根から落下してしまう危険性があります。

 

アンテナの重量は1~5kgほどあり、高所から落下するとその被害は甚大です。

 

即日で撤去することが望ましいですが、業者によっては対応までに数日要しすぐに撤去できないケースもあります。

 

その場合には、撤去日も合わせてお伝えしておくと良いでしょう。

 

車の移動や付近を通らないなど、事前に対策も行え未然に被害を防ぐことにも繋がります。

 

 

 

アンテナを撤去する

アンテナを撤去する

台風の影響で倒れたアンテナは、部品が折れていなくとも放置することは危険です。

 

中には、倒れたアンテナでも電波を受信できることもあり、業者への依頼は手間でお金もかかるからとそのままにするケースは少なくありません。

 

しかし、倒れているアンテナは不安定で、いつ落下してもおかしくありません。

 

また、倒れたままのアンテナを放置することは、アンテナを支えている屋根や外壁にも悪影響を及ぼします。

 

錆びの進行を勧めるだけでなく、屋根を傷つけ雨漏りの原因にも発展します。

 

 

 

業者に依頼する

アンテナの設置場所は基本的に高所であることから、ご自分での撤去は危険が伴います。

 

中にはアンテナの設置をセルフで行う方もいらっしゃいますが、設置以上に転倒したアンテナの回収は容易ではありません。

 

台風が過ぎ去った後は、アンテナの被害が集中し中々予約が取れない、または通常より高額な金額を提示されるケースもあります。

 

しかし、優良な業者をきちんと見定めることでこのようなトラブルも回避できます。

 

台風などの場合は火災保険が適用される場合もありますので、必ず専門業者に対応してもらいましょう。

 

 

台風によるテレビアンテナ修理に専門業者推奨の理由

台風によるテレビアンテナ修理に専門業者推奨の理由

 

台風によるアンテナの修理を依頼する場合は専門業者がおすすめです。

 

こちらでは、おすすめの理由について5つに分けてご紹介します。

 

 

①アンテナ工事経験が豊富なスタッフに対応してもらえる
経験豊富なプロに依頼することで、安全かつ迅速な作業が期待できます。

 

特に落雷や台風でアンテナやブースターが壊れた場合、自己判断で修理すると隙間から雨水が侵入し建物にさらなる被害を与える可能性があります。

 

保険が使えるケースも多いため、加入している火災保険会社に連絡し、書類を準備しておくと修理費用を大幅に抑えられるでしょう。

 

地域に密着した業者であれば、地元の気象状況や家の構造を踏まえた最適な対応が期待できます。

 

事故を防ぐためにも、プロに任せることが安心につながります。

 

 

②電話一本で解決する
業者に依頼すれば撤去から処分まで一括対応してくれるため便利です。

 

自治体に廃棄物として出す手間も省け、時間の節約にもなります。

 

特に新築の家であれば、外観を壊れさせないよう配慮しながら再設置してもらえるのもメリットです。

 

電話の際には「保険を利用できるか」についても確認しておくとよいでしょう。

 

参考になるアドバイスを受けながら効率的に解決できます。

 

さらに地域に根ざした会社であれば、緊急時の対応も迅速で、災害後の混雑時でも優先的に修理に来てもらえる可能性があります。

 

 

 

③アンテナに関することを気軽に相談できます。

今後の台風対策や設置場所の変更、新築住宅へのアンテナ導入などもまとめて相談できます。

 

例えば屋根裏設置を選べば外観を損なわず、隙間から雨風が侵入するリスクも減らせます。

 

加入中の保険でどこまで補償されるかを確認しながら、費用や安全面について説明を受けると安心です。

 

建物全体のメンテナンスについても相談でき、事故防止につながります。

 

また、災害時に使える一時的な補強方法や、アンテナの向きを調整して映像の乱れを防ぐ方法など、生活に役立つ実用的なアドバイスも得られます。

 

④アフターサービスが充実している

保証期間や定期点検などのサービスがある業者を選べば、長期的にも安心です。

 

特に台風シーズン前に点検を受けることで、部品の劣化や壊れかけている箇所を早めに発見できます。

 

こうした予防的対応は事故を未然に防ぎ、保険を利用する必要がないほどの安心感をもたらします。

 

信頼できる会社を選び、プロに任せることで、地域の気候に合った最適な維持管理が可能になります。

 

さらに、定期点検時に他の家電や配線のチェックも依頼できる場合があり、家全体の安全性を高める効果も期待できます。

 

 

 

台風被害はどうする?アンテナの修理費用相場

台風被害はどうする?アンテナの修理費用相場

アンテナの修理費用は、症状によっても異なります。

 

例えば、強風に煽られアンテナの方向がズレてしまっているだけでしたら「方向調整」のみで解決します。

 

アンテナに故障が見られず、倒れてしまっているだけでしたら「立て直し」作業で済みます。

 

一方、倒れたアンテナが故障している場合や、経年劣化が進んでいる場合には交換が必要になります。

 

一般的にアンテナの寿命は10~15年ほどと言われていますが、交換の目安としては5年程度と言われています。

 

アンテナの交換となった場合には、倒れたアンテナの撤去・処分費用もかかります。

 

また、ブースターなどの周辺機器、アンテナの土台となる屋根馬や取付け金具なども一緒に交換する場合には、追加で費用が発生します。

 

 

これらの相場費用は以下の通りです。

 

 

施行内容 料金相場
方向調整 5,000~20,000円
立て直し 10,000~30000円
撤去・処分 10,000~25,000円
交換工事 35,000~100,000円
ブースター設置 15,000~30,000円

 

 

ー関連記事ー

【アンテナ修理・調整の費用相場とは?故障の原因や修理方法、業者の選び方などを解説】

 

 

アンテナの修理費用を安く済ませるには?

 

先述で修理費用や交換工事の費用について相場をご紹介しましたが、これらの費用は依頼する業者によって値段設定はピンキリです。

 

アンテナの転倒や故障はある日突然やってくるため、予想外の出費に悩まれる方が多いです。

 

そんな悩ましい出費を少しでも抑える方法があります。

 

 

それは、複数業者に見積もりを依頼することです。

 

HPに掲載されている費用の多くは基本金額です。

 

実際に依頼してみると色々追加され、予想以上の金額で請求されることもあります。

 

そのため、まずは依頼を確定する前に適正金額を把握することが大切です。

 

また、急を要する場合には1社で決めてしまうケースが多いですが、最低でも3社以上から見積もりを取り比較した上で、最も優良な業者に依頼することをおすすめします。

 

比較ポイントは見積もり金額の安さだけでなく、アフターサービスの内容や期間、割引の有無なども確認すると良いでしょう。

 

 

 

 

 

まとめ テレビアンテナが台風の影響を受けたら

まとめ テレビアンテナが台風の影響を受けたら

台風によるアンテナ被害は、誰にでも起こり得る事故です。

 

アンテナが倒れたり壊れたりすれば、画面が映らなくなるだけでなく、建物の損傷や近隣トラブルにつながります。

 

保険をうまく利用することで修理費を抑えることもできますが、何よりも重要なのは「事前の対策」と「正しい対応」です。

 

みずほアンテナでは365日、地域ごとの電波状況を熟知したプロが工事を担当し、新築から既存住宅まで幅広く対応しています。

 

アンテナが倒れた際の撤去や交換も即日対応可能ですので、万が一の際にはぜひご相談ください。

 

大切な家を守るために、台風対策を今から始めましょう。

 

 

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【テレビアンテナが倒れたら何をすれば良い?修理費用や業者の選び方、対処の方法まで】

【テレビアンテナの撤去費用の相場とは?依頼できる業者の特徴、処分の流れなどを解説】


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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