皆様、ご自宅に壊れてしまったアンテナや使わなくなったアンテナが眠っておりませんか。
さらに引っ越しの際にもアンテナの撤去工事が必要となるケースがございます。
使わなくなった古いアンテナを放置していると大切なご自宅を傷つけるだけでなく怪我をする危険性もあります。
その為早急に撤去することをお勧めしております。
この記事では、放置した際の数々のデメリットや撤去の依頼方法などアンテナ撤去にお困りのお客様に役立つ情報をご紹介いたします。
アンテナ撤去の平均的な費用相場は5,000~20,000円
アンテナの撤去を専門のアンテナ業者に依頼する場合、費用相場は5,000円から20,000円です。
これだけ価格に差があるのは、撤去するアンテナの状態やそれぞれのご自宅の状況によって価格が変動する可能性があるからです。
ホームページには低価格で掲載されていたのに、実際には料金が上がってしまったということも珍しくありません。
尚、設置されているアンテナの種類によって撤去費用は異なります。
以下表で、アンテナ種類別に撤去費用をまとめましたので、是非参考になさってください。
アンテナ種類 | 撤去費用相場 |
BS/CSアンテナ | 10,000円〜20,000円 |
スカパー | 10,000円〜20,000円 |
地デジアンテナ | 5,000〜15,000円 |
アナログ(vhf)アンテナ | 10,000〜15,000円 |
尚、屋根上に設置されたアンテナを撤去する場合、上記撤去費用に加え、「高所作業代・危険作業代・現地調査費用・出張費」などの追加費用が発生する可能性が考えられます。
撤去料金とは別に、これらの追加費用相場は、3,000~20,000円ほどかかることがあります。
アンテナ以外のjcom・光テレビなどで視聴しそれらを解約する場合には「解約撤去費用」が発生します。
解約撤去費用の相場は以下の通りです。
ケース | 費用 |
戸建住宅の部分解 | 約5,280円(税込) |
戸建住宅の全解 | 約10,780円(税込) |
集合住宅の部分解 | 約5,280円(税込) |
集合住宅の全解 | 約5,280円(税込) |
集合住宅の全解 | 約(直接配線方式)10,780円(税込) |
上記「解約撤去費用」は工事方法によっても異なります。
尚、アンテナの撤去と共に新しいアンテナに交換したいという方も多いです。
アンテナの交換・新設費用については、新設するアンテナの種類や関連機器の劣化状況、ご自宅の構造などによっても費用は変動します。
アンテナの撤去に加え、新規アンテナの交換をプラスした場合の相場費用は、地デジアンテナが3~約4万円ほど、BS・CSアンテナが1~約2万円ほどです。
アンテナ新規設置費用の相場
アンテナ種類 | 新設費用相場 |
八木式アンテナ | 16,500円~ |
デザインアンテナ | 22,000円~ |
ユニコーンアンテナ | 33,000円~ |
BS/CSアンテナ | 15,000円~ |
4K8K対応BS/CSアンテナ | 33,000円~ |
八木式アンテナ+BS/CSアンテナ | 33,000円~ |
アンテナ撤去の正確な見積もりは現地調査が必要
正確な見積金額を出すには、実際にご自宅に伺い現地調査を行う必要があります。
危険が伴う高所作業となる場合や、ご自宅の状況やアンテナの状態によっては特別な工事が必要となり、追加でオプション料金が必要になるケースがあります。
「問い合わせ時に伝えられた金額から跳ね上がってしまった・・・」ということも珍しくありません。
無料の現地調査と見積りをしてもらえる業者に、一度来てもらい正確な料金を出してもらうのが安心です。
アンテナ撤去が無料を言われたら裏がある?
アンテナの撤去が無料となる場合、以下のようなことが考えられます。
まず、jcomではアンテナ撤去を無料で対応している場合があります。
jcomが無料でアンテナ撤去をするには、jcom側にメリットがあるからです。
例えば、アンテナがご自宅に残っている状態で、jcomを利用し何らかの理由で解除するとなった場合、アンテナがご自宅に残っていることでアンテナ線を接続することでテレビ視聴が可能になります。
しかし、jcom利用前にアンテナを事前に撤去することで、解約後は新たにアンテナを設置する必要が生じますので、自然とjcomの解約がしにくくなることに繋がります。
このように、アンテナ撤去の無料には、簡単にjcomを解約できない環境にするというからくりがあるのです。
jcom以外にも、よく「不要になったアンテナを無料で撤去」という趣旨でチラシを配る業者もいます。
この場合、多くがアンテナ撤去をすることで屋根の不具合などを指摘し、リフォーム工事など他のサービスにつなげる営業である可能性もあります。
悪質な業者も含まれていますので、安易にお願いすることは避けましょう。
自然災害でのアンテナの撤去は火災保険が使える?
台風や雷など自然災害による影響でアンテナを修理や交換する場合、火災保険が適用される場合があります。
火災保険によって適用される範囲や保険金額は異なりますが、修理や交換を検討される方は契約内容の詳細をご確認することをおすすめいたします。
ここでは火災保険を申請するにあたって特に注意すべき3点をあげます。
契約方式
火災保険にはフランチャイズ方式と免責方式があります。
フランチャイズ方式の例として、20万円フランチャイズ方式だと損害額が20万円以下の場合には1円も保険金がおりず、20万円を超えた部分に保険金がおります。
免責方式の例として、免責額が3万円だと損害額のうち3万円を超えた部分に保険金がおり、損害額が3万円以下の場合には1円も保険金がおりません。
適用される範囲
上記に出てきた20万円や3万円などの金額を見て、「アンテナ工事の修理費ではとどかないから」と火災保険の申請を諦めないでください。
アンテナが台風などの自然災害で被害を受けたとき、アンテナを設置している屋根や雨樋などとあわせて損害額とすることは認められています。
アンテナ撤去に関しては、「残存物取片づけ費用」として火災保険を使用できます。
「残存物取片づけ費用」とは、保険の対象である損害を受けた残存物の取片づけに必要な費用を指します。
そのため、災害により転倒や落下したアンテナなども対象となります。
尚、アンテナ撤去だけでなくアンテナの修理や交換も火災保険を利用できます。
アンテナ工事の見積もり額のみで火災保険の申請の判断をしないように注意しましょう。
適用されないケース
火災保険ですが、必ずしも適用される訳ではありません。
こちらでは、アンテナ撤去に火災保険が使用できないケースを大きく3つに分けてご紹介します。
①免責金額に達しなかった場合
免責金額とは、保険加入者の自己負担額を指します。
ご自身が加入している保険によって、この免責金額は異なります。
損害額が免責金額に達しなかった場合、保険会社は保険金を支払わなくてもよいとされています。
免責金額には、主に「免責方式」「フランチャイズ方式」など種類があり、支払われる条件も異なりますのでご自身が加入されている保険条件をきちんと確認するようにしましょう。
②経年劣化による破損は保証しない
火災保険は、経年劣化による破損は保証対象になりません。
台風などの自然災害とは別に、アンテナの映りが悪いから交換したい場合などは対象外となりますので注意しましょう。
③被害後の申請期間を経過した場合
火災保険の申請期間は3年と定められています。
この申請期間を経過すると、請求権は消滅しますので注意しましょう。
保険期間内であれば、申請はいつでもできますが、台風や大雪などの災害はその翌年も訪れる可能性は否定できません。
申請の期間が空き、災害による被害であることがあいまいになると申請が上手く進まないことも考えられます。
被害後、なるばく早く申請するように心がけましょう。
申請の流れ
こちらでは、火災保険の申請の流れについてご紹介します。
①台風などの災害によるアンテナの落下や転倒を確認
②アンテナ専門業者を探す、加入している保険会社に連絡
③アンテナ専門業者に撤去作業を依頼し、被害箇所の写真を撮ってもらい修理見積書を作成してもらう
④保険会社から届いた必要書類を提出
⑤申請が無事通れば保険金が支払われる
火災保険の申請でのポイントですが、被害が災害によるものと分かるよう写真に撮っておくことです。
写真は、被害箇所が特定できる写真、建物全体の写真など複数枚必要です。
火災保険などに対応しているアンテナ専門業者であれば、必要書類なども把握していることが多く、的確な写真を撮ってくれるでしょう。
アンテナは高所に設置されていることが多く、ご自分での撮影は落下など身の危険性もあります。
従って、撤去作業とともに業者にお願いすることをお勧めします。
遡及して申請
多くの火災保険は被害を受けたあと2、3年後でも申請できます。
アンテナが壊れるほど被災した際はアンテナにとどまらず多くの被害を受けている可能性が高いので、まずは生活基盤の立て直しなどを優先し、火災保険のことは少し落ち着いてからで構いません。
ただし申請には工事前後の写真が必要なので、被災しアンテナ工事を行う際にはアンテナ業者に「火災保険を利用したい」という旨を事前に伝えておくのがベストです。
-火災保険の関連記事-
こちらの関連記事では火災保険が適用された施工例を紹介しています。
保険申請の流れについても記載されています。
👉アンテナ修理で知っておきたいこと!火災保険が適用される場合も!
アンテナ撤去を依頼できる業者
アンテナ撤去を行う業者はいくつかございます。
お引っ越しの際やご新築を建てられた方は何かと業者を手配するので忙しいでしょう。
ここではそれぞれの業者のメリット・デメリットを紹介しつつ、自分に合った業者選びのポイントをご紹介します。
引っ越し業者
引っ越し業者に撤去を依頼する方法があります。
引っ越しの際にアンテナ撤去を行ってくれるので、他業者を呼ばなくて済むのはメリットと言えるでしょう。
しかし特殊な撤去作業や高所作業に対応していないことがあったり、金額が高めに設定されていたりする傾向にあります。
また、引越し業者によってはアンテナ撤去工事に対応していないこともあるので事前に確認が必要です。
リフォーム会社・工務店
リフォーム会社や工務店に依頼することも可能です。
メリットはお家を建てた際やリフォームや補修の際にアンテナ撤去を同時に依頼できる点です。
しかし特殊な撤去作業や高所作業に対応していないことがあったり、金額が高めに設定されている傾向にあります。
外壁や屋根の塗装業者
外壁や屋根の塗装業者もアンテナ撤去工事を行ってくれる場合があります。
お住いの地域に長年にわたって愛される地域密着型の業者があれば依頼してみると良いでしょう。
しかしながらアンテナ専門の業者ではないため、足場を組む必要があるなど費用がかさみます。
アンテナ工事の専門業者
アンテナ専門の業者であれば、基本的に撤去工事を請け負っています。
アンテナ工事を専門に取り扱う業者であれば、撤去工事も引き受けてくれるでしょう。
アンテナの「プロ」に頼むことが、最も安全且つ安く済むのでお勧めです。
専門の知識が豊富な工事スタッフであれば、お引っ越し先などでアンテナを再利用したい際も安心です。
今ではインターネットで多数のアンテナ業者を検索することができます。
アンテナ専門業者の場合、比較的費用も安く済む傾向にあります。
費用に関しては業者によって差がありますのが、価格面や技術面で安心できる業者を選びましょう。
尚、アンテナ業者によっては高所作業による危険な場合は工事を断る業者や追加料金が発生する場合もあります。
撤去作業や工事を依頼する際には、その点もきちんと確認するようにしてください。
アンテナ撤去の工事の流れ
ここではみずほアンテナで行っているアンテナ撤去工事の手順をご紹介いたします。
八木式アンテナ(UHFアンテナ)撤去工事やBS/CSアンテナ撤去工事、その他にもアナログ(vhf)のアンテナやスカパーのアンテナなどの工事の流れについて詳しくご紹介いたします。
1:八木式アンテナ
こちらでは、屋根上にある八木式アンテナ撤去工事の流れをご紹介します。
手順 | 工事内容 |
1 | はしごを設置し屋根上にのぼり、アンテナの状況を確認 |
2 | アンテナを撤去するべきか、修理で対応できるか判断しお客様に工事内容を説明 |
3 | 撤去の場合、支線(ワイヤー)を切りアンテナの固定を解除し、アンテナ本体を支柱から取り外す |
4 | 支柱や屋根馬を外し、アンテナ本体や支線ワイヤー、支柱、屋根馬なども屋根から下ろす |
5 | アンテナ本体や支柱、屋根馬や取り付け金具など、細かく裁断し処分しやすいようにまとめる |
6 | 上記撤去したアンテナなどを処分し終了 |
尚、アンテナや使用金具などは重量もあり大型になります。
高所行う大変危険な作業となるので、細心の注意を払い工事を進めていきます。
2:BS/CSアンテナ
こちらでは、外壁やベランダの手すりに設置されることの多い、BS/CSアンテナ撤去工事について紹介いたします。
手順 | 工事内容 |
1 | アンテナの位置を確認し、外壁の場合ははしごを設置 |
2 | アンテナを固定している取り付け金具のナットを外す |
3 | 同軸ケーブルを切り、アンテナ本体と取り付け金具を取り外す |
4 | 取り外したアンテナ本体と取り付け金具の処分を行い工事完了 |
尚、BS/CSアンテナの場合ベランダの手すりに設置されていることも多く、その場合には梯子はかけずご自宅内にお邪魔しベランダで作業します。
八木式アンテナの撤去に比べて比較的簡単に行うことができるため、お客様ご自身で行う方も多いです。
しかしお引っ越しなど、アンテナを再利用するご予定の方は配線をむやみに切ってしまうと故障につながる為お勧めできません。
3:その他のアンテナ
①スカパーのアンテナ撤去
スカパーのアンテナですが、基本的に撤去はスカパーでは行っていません。
従って、スカパーのアンテナ撤去は利用者自身でおこなう必要があります。
尚、今後スカパーを利用し続ける場合には、サポートセンターで撤去をおこなってくれるケースもありますが、スカパーの解約に伴うアンテナ撤去はご自分で対応することになります。
アンテナ撤去は、上記UHFアンテナやBS/CSアンテナ同様、アンテナ専門業者に依頼して撤去してもらいましょう。
専門業者によっては、撤去したアンテナの処分も合わせてお願いできる場合もあります。
しかし、ご自分で処分される場合は、粗大ごみ処理券を購入しご自分で指定された場所に出せば処分完了です。
アンテナは、地域のルールに従って適切に処分するようにしましょう。
②アナログ(vhf)のアンテナ撤去
アナログのアンテナ撤去の流れは、基本的にはUHFアンテナの撤去と同じです。
アナログアンテナは他のアンテナと異なり、今後使い道はありません。
設置し続ける意味もありませんので、早めに撤去をすることが大切です。
アンテナを設置し続けることで、劣化によりアンテナが折れて自宅の損傷や事故にもつながります。
アンテナの撤去を自分行う方法とは?
アンテナ撤去は特別な資格などは必要ありません。
従って、基本的にはアンテナの種類に関係なくどのアンテナでもご自分で撤去することは可能です。
しかし、アンテナは屋根上や外壁など高所に設置されていることが多いです。
また、屋根上に設置されていることの多いUHFアンテナは1~5kgの重さがあると言われています。
作業経験がなく、配線の知識などない素人が高所で大型のアンテナを扱うことは危険を伴います。
ご自身が転倒したり落下する恐れがあることに加え、金具や部品などを落とし、隣家を傷つけてしまったり通りすがりの方に被害を及ぼす可能性も考えられます。
尚、低い位置に設置されていたり、ベランダの手すりに設置されているケースではご自分で撤去される方もいらっしゃいますが、重量のあるアンテナを扱うためある程度の危険性は覚悟する必要があります。
自分で行う場合の費用と流れ
上記でもお伝えした通り、ベランダの手すりや低い場所の外壁などにアンテナが設置されている場合、ご自分で撤去作業を行う方もいらっしゃいます。
こちらでは、撤去作業の流れや必要な道具や費用面なども合わせてご紹介していきます。
【撤去作業の流れ:外壁などに設置されているアンテナの撤去】
手順 | 工事内容 |
1 | はしごをかける |
2 | アンテナ本体を取付金具や支柱などから外す |
3 | 取り付け金具を外す |
4 | アンテナ本体や取り付け金具を処分する |
【撤去作業の流れ:ベランダの手すりに設置されているBS/CSアンテナの撤去】
手順 | 工事内容 |
1 | アンテナと手すりを固定しているナットを外す |
2 | アンテナとテレビをつなぐ同軸ケーブルを切る |
3 | アンテナ本体と取り付け金具を外す |
4 | 撤去したアンテナ本体、取り付け金具を処分する |
※地デジアンテナと異なり、BS/CSアンテナの撤去は同軸ケーブルを切断する必要があります。
【撤去に必要な道具と平均価格】
必要な道具 | 平均価格 |
安全帯 | 5000円 |
ハシゴ | 25000円 |
ヘルメット | 3000円 |
高所作業用安全靴 | 4000円 |
絶縁手袋 | 3000円 |
スパナ | 2000円 |
ニッパー | 2000円 |
自力でのアンテナ撤去をおすすめしない理由
「撤去のみであればDIYできるだろう」と思う方も少なくないでしょう。
しかし自分で行う撤去作業には危険が伴います。
怪我をしてしまっては元も子もありません。
また、意外と費用や手間がかかります。
具体的にどういった点でオススメができないのか、5つの事例を紹介します。
1. 転落する危険がある
八木式アンテナ(UHFアンテナ)やパラボランアンテナは屋根上や2階以上に高さを出して設置されていることがほとんどです。
その為、転落や怪我などのリスクが伴います。
特に屋根上に設置されているUHFアンテナは地上に降ろすことも困難です。
私たちプロでも細心の注意を払い撤去工事行っています。
2. アンテナや壁を壊してしまう可能性も
撤去した後、お引っ越し先でアンテナを再利用される方は撤去の際アンテナの扱いに注意が必要です。
アンテナ本体はもちろん、配線や固定している金具など再利用できるように取り外しを行う必要があります。
また、アンテナの固定はかなり頑丈に取り付けられているものなので、むやみに外すと大切なご自宅の屋根や外壁を傷つけてしまう恐れがあります。
3. お金と手間がかかる
一般の家庭にあるような工具ではアンテナ撤去に対応していないことがほとんどです。
また、2階以上であれば相当の長さのはしごが必要となります。
専用の工具や、はしごを手配するにはかなりの費用と時間がかかるでしょう。
4. 配線の処理が難しい
アンテナ撤去は、アンテナ本体やアンテナを支える金具や資材を撤去して撤去工事完了というわけにはいきません。
アンテナ本体以外にも、テレビまでにつながっているケーブルやワイヤー、分配器などの配線周りの処理が必要になります。
壁内や屋根裏などに格納されている配線の処理は電気工事の専門的な知識が必要となります。
5. アンテナの処理が面倒
撤去が必要となった古いアンテナは大型のものが多く、撤去した後の処分がとても面倒です。
普通にゴミに出せればよいのですがそういうわけにはいきません。
撤去したもののアンテナをどのように処分したらよいかわからないといったお客様もいらっしゃいます。
アンテナ業者なら撤去後の処分もしてくれるので、撤去工事は処分もまとめてアンテナ業者に依頼するのが無難でしょう。
アンテナの処分方法
屋外に設置するような大型のアンテナは粗大ごみに出すことができます。
自治体によりますがおよそ400円程度の粗大ごみシールを貼れば粗大ごみとして回収できます。
また、屋内に設置するような小型のものであれば不燃ごみに出すことも可能です。
自治体それぞれに定められた決まりを確認すると良いでしょう。
30cm以下のアンテナは小型家電でリサイクル回収対象に
30cm以下のアンテナであれば自治体によっては、小型家電として回収してくれる場合があります。
平成25年4月1日に小型家電リサイクル法が施行されて以来、各自治体で携帯電話やゲーム機、コード類など家庭で使用されている小型の電子製品に含まれる金や銅などを再利用するためにリサイクル回収が始まりました。
資源を再利用することで環境負荷を軽減することなどを目的として始まった取り組みです。
アンテナは回収対象としない自治体もあるので、ご自身の住んでいるご地域の自治体のホームページを確認することをお勧めします。
アンテナの他にも、地上デジタルチューナーやCSデジタルチューナーなども回収対象になる自治体もあるので要チェックです。
不用品回収業者やリサイクルショップに買取・回収を
使用歴が短く状態の良いアンテナや比較的型番が新しいアンテナ、新品・未開封のアンテナであれば、不用品回収業者やリサイクルショップ、電子機器店にて買取や回収を行っています。
捨ててしまう予定のアンテナがあれば一度買い取り対象になるか調べてみると良いでしょう。
買取の場合の相場は定価の約30%のほど価格になります。
アンテナを店舗に持ち込むほかにも郵送で買い取りを行う業者もあります。
現在中古BS/CSアンテナの買取を専門としたサイトもあります。
なかでもDXアンテナ・東芝・マスプロといった大手ブランドが人気なようです。
フリーマーケットサービス、メルカリなどでも多数出品されています。
お引っ越しは不要なものを整理するチャンスです。
買取業者やリサイクルショップなどをうまく活用しましょう。
アンテナを放置した(撤去しない)場合に考えられるリスク
使わなくなったからといってアンテナを撤去せずに放置するのはお勧めできません。
なぜならそれなりのリスクが生じるからです。
ここでは実際に起こりうる症例をご紹介します。
1:屋根
使わなくなった古いアンテナは大型で重量があります。
一般的に、1~5kgの重さがあると言われています。
また、十数年前のアンテナ技術は資材も設置技術も今ほど優れておらず、長年雨風にさらされたアンテナは錆びついていることがほとんどです。
そのまま屋根上に放置していると錆が屋根に移り屋根の劣化にもつながります。
また、劣化が進んでいるアンテナは、通常のアンテナ比べもろく、転倒や傾くなどの危険性も高まります。
アンテナが傾いたり倒壊することにより、屋根を傷つけてしまう恐れも考えられます。
放置していたアンテナが倒れたことで屋根が破損し”雨漏り”の原因になるといったこともあります。
マイホームを手放し中古住宅として売りに出す予定の方は、お家の資産価値が下がってしまうので注意が必要です。
2:外壁
外壁に設置したアンテナも、屋根上に設置したと同じ事言えます。
外壁に設置する際には金具をビス止めする必要がありますが、放置していると金具が錆びそこから錆が広がり被害まで広がってしまうのです。
サビが外壁に広がることで、ご自宅の外観も損ねる危険性があります。
また、サビが原因で外装が損傷する場合もあり、その場合には修繕費用もかかります。
お家の外壁の変化にはなかなか気付けません。
そのため、対応がおくれ大切なお家の被害を大きくする危険性もあります。
大切なご自宅を守るためにも傾いているなとお気づきの方はすぐにご対応されることをお勧めします。
3:人への被害
アンテナを放置することで、劣化したアンテナが強風などの影響で落下する危険性も考えられます。
なかでも一番気を付けて頂きたいのは、放置していたアンテナの落下による人的被害です。
基本的には絶対に落ちることのないようにしっかりと固定し細心の注意を払い設置されていますが、メンテナンスをせずに何十年も放っておけば劣化し、倒壊・落下などの危険性が出てきてしまいます。
4:ご近所への被害
アンテナの落下によりご近所へ被害を及ぼすことも考えられます。
都心部などの住宅密集地域では、ご自宅間の距離も近くアンテナが倒れたり落下したりすることで隣のご自宅を傷つけてしまったというケースもあります。
落下したアンテナが通行人に落下したり、停車しているご近所の車に落下しボディーを傷つける恐れも考えられます。
怪我や隣人トラブルにつながらないためにもやはり撤去は先延ばしにしない方が良いでしょう。
突然の突風や台風などに備えて年季の入ったアンテナや使っていないアンテナが屋外にある場合は、早急に修理や撤去をしましょう。
アンテナ撤去が必要な6つのシーン
アンテナ撤去が必要になるケースは様々です。
ランニングコストもかからず一度設置すれば何もせずに長く使用できるアンテナは存在すら忘れてしまいがちですが、長く使用すれば不調などのメンテナンスのタイミングがやってきます。
撤去のサインはどんな時かご紹介します。
1:アンテナの劣化
アンテナの寿命は、一般的に10年ほどと言われています。
尚、台風や大雪など災害が多い地域や潮風による塩害が多い地域では、劣化スピードが速く10年を待たず寿命を迎えることも多いです。
アンテナの劣化には、以下のような傾向が見られます。
①アンテナ支柱や金具にサビが見られる
②ボルトがサビ始め、ワイヤーが切れている
③アンテナの方向がズレている、アンテナが傾いている
これらの傾向が見られた場合、アンテナの劣化が始まっている、もしくはテレビ映りに支障が出ている可能性が考えられます。
その場合、放置することでアンテナの倒壊をまねく可能性がありますので、速やかに対応しましょう。
2:アンテナの故障や転倒
先述でアンテナの劣化についてご紹介しましたが、アンテナは台風や大雪など災害によりアンテナが傾いたり、転倒することもあります。
この場合、基本的には故障していることが多く、アンテナを撤去し新しいアンテナに交換する必要があります。
災害時には、火災保険などの手続きも必要となりますので、なるべく早く対応されることをお勧めします。
放置することで、アンテナの落下など二次災害を引き起こす可能性もあります。
3:アンテナが不要になった
アンテナではなくケーブルテレビや光回線でのテレビ視聴に切り替えられる方もいらっしゃいます。
月々のランニングコストはかかってしまいますが、修理などメンテナンスが煩わしい方にはおすすめです。
また、BS放送やスカパーなどの有料チャンネルを解約しBS/CS放送を今後も見ないといった方はBS/CSアンテナは不要となります。
4: 引っ越し
マンションやアパートにお住いの方でも、ベランダなどにBS/CSアンテナをつけることができる場合があります。
しかし、万が一引っ越しされる場合には退去時に原状回復が求められます。
その際には退去日までにアンテナ撤去を行う必要があります。
ー関連記事ー
☞【引越し先でテレビを見るには契約が必須?住宅環境・メーカー別に対応を徹底解説】
5:アンテナを付け替え
アンテナが故障したら新しいアンテナに交換する必要があります。
十年以上前に取り付けた古いUHFアンテナから、昔にはなかったスタイリッシュなデザインのデザインアンテナに交換する人が増えています。
新しいアンテナをつける際に安く撤去工事を行ってくれるアンテナ業者も多いです。
ー関連記事ー
☞【デザインアンテナとは?メリット・デメリットや取り付け費用、失敗しないコツを解説】
6:VHFアンテナ(アナログテレビ・FMラジオのアンテナ)がある
VHFアンテナは地デジ放送へ移行される前のアナログ放送に使用され、現在の用途としてFMラジオを聴くことができます。
アンテナを使用していない場合、VHFアンテナは形状が大きく重量もあるので撤去することをおすすめします。
地デジ移行は2011年ですので、使用されている場合も交換をおすすめします。
台(屋根馬)やワイヤーなどがサビで脆くなっていると、落下などの事故に繋がる可能性が高く危険です。
-VHFアンテナ撤去の関連記事-
テレビアンテナ撤去みずほにおまかせ!
みずほアンテナでは、他社で設置したアンテナの撤去や処分などのご依頼にも対応しております。
アンテナの撤去作業は高所作業になりますので、お客様での対応は難しい状況です。
みずほアンテナは365日即日対応を受け付けておりますので、急なアンテナの故障や転倒などのトラブル時でも安心してご利用頂けます。
みずほアンテナでは、下請けや外注業者は一切契約しておりません。
お伺いさせていただくのは完全自社雇用のスタッフになり、自社の熟練のスタッフだからこそ安くて丁寧な工事も実現しています。
アンテナ専門の熟練のスタッフですので、豊富な経験や高い技術を兼ね備えております。
経験豊富なスタッフが、関東、東海、関西、九州の各営業所からお客様のご自宅へお伺いします。
みずほアンテナでは年間3万件の工事実績を元に、様々なトラブルにも対応しております。
即日対応も承っておりますので、大切なマイホームの工事は業界トップシェアを誇るみずほアンテナにお任せください。
みずほアンテナの撤去費用は?
みずほアンテナの撤去費用は5,000円からとなっております。
先ほど記述させていただいたように、アンテナの撤去には様々なケースが存在します。
20年以上前に取り付けたとても大型なVHFアンテナの撤去や高所となり危険な作業などといった場合には追加で料金が発生することもございます。
また、BS/CSアンテナの有無によっては追加料金が発生いたします。
当日、アンテナの状況を確認し撤去費用に掛かる最終見積もりを出させてもらい、お客様の許可を頂いてから撤去工事に差し掛かります。
お電話にて、伝えられた金額よりも高くなってしまった場合にはその場でお断りいただいてもキャンセル料や出張費は頂戴しておりませんので安心してご利用ください。
まとめ
皆様のご自宅には古いアンテナが眠っておりませんか?
放置していると劣化がさらに進み、人や建物に被害が出ることもあるので早急に撤去をすることをお勧めします。
また、お引っ越しは手配や行う作業が多く大変ですが、アンテナのことならアンテナ業者に依頼するのがオススメです。
みずほアンテナでは即日でのお伺いが可能です。
早急に撤去が必要な方はフリーダイヤルにてご相談ください。
アンテナ知識の豊富なプロのスタッフがお待ちしております。
ー関連記事ー
☞【BSアンテナの安全な撤去方法は?取り外し方や費用相場、注意点を解説】
☞【早めの撤去をおすすめ!vhfアンテナの長期放置の思わぬ危険性】