4Kテレビは専用の配線やアンテナがないとみられない!?

公開日 2022/07/26

4k・8k放送の実用化にともない、一般家庭にも4kテレビが普及してきました。

多くのメーカーから、規格や価格もさまざまな4kテレビが販売されています。

しかし、4kテレビを設置するだけでは、4k放送は受信できません。

新築はもちろん、すでに、アンテナを設置している家庭でも、新たに4k放送に対応したアンテナを設置する必要があります。

そこで、4k放送を視聴するために必要な設備や、周辺機器について説明します。

 

 

【4kテレビってどんなテレビ?】

 

4kテレビとはわかりやすく説明すると「フルハイビジョンテレビの4倍高精細なテレビ」です。

4kテレビの4kとは、画素数をあらわしています。画素とは画像を構成する色の粒で、画素の数が多ければ多いほど、なめらかできめ細やかな映像を映し出すことができます。

これまでのフルハイビジョンテレビの画素数は約200万画素でした。

しかし、4kテレビの画素数は約800万画素と、フルハイビジョンテレビのおよそ4倍です。

さらに、従来のフルハイビジョンテレビは、大画面になるほど映像が粗くなるという欠点がありました。

4kテレビなら大型テレビでも画面の粗さが目立ちにくく、映画館のような臨場感ある映像を楽しむことが可能です。

しかも、4kテレビは、地上デジタル放送やDVD、ブルーレイなどの4kに対応していない映像も、4kに変換する機能があります。

4k対応コンテンツだけでなく、テレビ番組や映画も高画質で視聴したい人や、40型以上の大型テレビを購入したい人には、4kテレビがおすすめです。

 

【4kテレビを見るには何が必要?】

 

4kテレビも普通のテレビと同じように、購入した直後から地上デジタル放送を視聴できます。

ただし、4k放送を見るには、専用のアンテナとチューナーが必要です。

アンテナとチューナーはテレビに付属しているものではないので、別途で購入しなければいけません。

チューナーは本体につなぐだけなので、自力で設置するのはさほど難しいことではありません。

しかし、BSやCSなどの衛星放送を受信するためのアンテナは、自宅の位置や構造によって取り付けが困難な場合があります。

工事が必要なこともあるので、専門の業者に相談したほうが安心です。

また、オンデマンド系サービスにも4kに対応しているコンテンツがあります。

オンデマンド系サービスならアンテナを設置しなくても、インターネットに接続できれば視聴が可能です。

ただし、専用の受信機が必要な場合があります。受信機には据え置き型のものや、テレビ本体のUSB端子やHDMI入力端子に接続するものなど、さまざまなタイプがあります。

4k放送を視聴するために4kテレビを購入するのであれば、必要な周辺機器や自宅のインターネット環境について、よく調べておきましょう。

 

【どうして4k対応アンテナが必要なの?】

 

マンションなどの集合住宅には、共用のBSアンテナが設置されていることもあります。

ただし、従来のBSアンテナや110度CSアンテナでは、4k放送を受信できません。

4k放送は高画質なぶん情報量も多く、従来のBS・CS放送よりも高い周波数を必要とします。

これまでのアンテナで受信できる周波数は、BSアンテナが1,032~1,489MHz、110度CSアンテナが1,595~2,071MHzでした。

しかし、4k放送を受信するためには2,224~3,224MHzの周波数が受信できるアンテナが必要です。

そのため、すでにアンテナを備えている住宅でも、4k対応アンテナへの交換が必要になります。

さらに、ブースターや分配器の交換が必要な場合もあるので、工事の内容や費用が気になる人は、専門業者に問い合わせてみてください。

ちなみに、4k対応アンテナは4k放送しか受信できないわけではありません。

BS・CS放送にも対応した共用アンテナもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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