
新築を建てたら、テレビ視聴方法を決めなければなりません。
テレビ視聴方法には、アンテナ・ケーブル・光回線といった選択肢があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
アンテナ工事は一度設置すれば月額料金がかからず、長期的に見るとコストパフォーマンスの高さがとても大きな魅力です。
設置のタイミングや依頼先を工夫すれば、費用を抑えながら快適なテレビ環境を整えることができます。
大切なことは、それぞれのご家庭のライフスタイルや周辺環境に合わせた最適な方法を選ぶことです。
今回は、アンテナ・ケーブル・光回線の3つの視聴方法の価格相場やメリット・デメリットをご紹介します。
ご新築での暮らしをより充実させるためにも、最適な視聴方法を見つけてください。
アンテナ・ケーブル・光、新築でテレビを視聴するには?

新築でテレビを視聴する方法は以下3種類あります。
✓ケーブルテレビ
✓光回線(フレッツ・テレビ/ひかりTV)
こちらでは、上記3つの方法について詳しくご紹介していきます。
新居にお引越し予定の方は是非参考にしてみて下さい。
視聴方法①テレビアンテナ工事

テレビの視聴方法で最もお手軽な方法は、テレビアンテナの設置です。
テレビアンテナは設置に伴う工事が必要ですが、初期費用のみで設置後は月額使用料などは発生しません。
アンテナの寿命は設置環境に影響されますが、一般的には10年以上使用されています。
設置環境が恵まれていたりメンテナンスをしたりすると、20年ほど使用するケースもあります。
テレビアンテナには主に2種類、地デジ放送用と衛星放送用があります。
地デジ放送は地上にある電波塔や中継基地から電波を受信し、衛星放送は地上36,000kmに浮かぶ人工衛星から電波を受信します。
|
地上デジタルアンテナ(地上波放送用) |
||
|
八木式 アンテナ |
![]() |
|
|
・魚の骨に見える部分は素子で本数によって受信性能の強度を選べる
・高く設置することに適しており、屋根の上で屋根馬(台)に載せる設置方法も可能
・屋根馬に載せたうえで、周辺環境によってはマストを追加してさらに高さを出すことも可能
・屋根馬に載せる際はワイヤーでしっかり固定するため耐風性が高い
・八木式アンテナの耐風速は50/mとされ、木造家屋が影響を受けるほどの強風にも耐えうる
・ハウスメーカーによってはスッキリポール(住宅用引込柱)が整備されており、アンテナを設置できる
・受信環境などによっては壁面への設置を選ぶことができる
・他の地デジアンテナよりも比較的安い場合が多い
|
||
|
デザイン アンテナ |
![]() |
|
|
・平たい箱型でとてもコンパクトなため、屋根裏設置にも最適
・素子が隠れた設計で、屋外に設置しても目立ちにくい
・壁面にアンテナを貼り付けるように設置すると耐風性が高まる
・ベランダの柵への取付けも人気が高い
・壁面に設置した際にはビス穴をあけるためしっかりとした防水対策が必要
|
||
|
ユニコーン アンテナ |
![]() |
|
|
・八木式アンテナとデザインアンテナの良いとこ取りを兼ね備えた最も新しい地上デジタルアンテナ
・八木式アンテナのように、アンテナ本体が屋根より高く設置できる構造を持つ
・デザインアンテナのように素子が隠れているため、屋外に設置しても防水性が期待できる
・自宅と最寄りの電波塔の位置関係や住環境によっては屋根裏への取付けも可能
|
||
| BSアンテナ(衛星放送用) | ||
|
4K8K対応 BSCSアンテナ |
![]() |
|
|
・パラボラアンテナは丸い皿に角が一本生えているような形状
・地デジアンテナのような素子の概念はなく、お皿の直径(サイズ)によって受信強度を選ぶ
・地デジアンテナほど設置する際に高さを必要としないが、地デジアンテナと一緒に屋根の上や壁面に設置されることも多い
・指向性が高いため、南南西の人工衛星に向けた角度調整が難しい
|
||
視聴方法②ケーブルテレビ

ケーブルテレビを契約しテレビを視聴することもできます。
ケーブルテレビは、地上波放送や衛星放送をケーブルテレビ網(光ファイバーケーブルと同軸ケーブル)を使って受信しテレビを視聴します。
ケーブルテレビは専門チャンネルも充実しており、地デジ放送ばかりでなく特定のチャンネルも楽しみたいという方にお勧めです。
ケーブルテレビは電波障害の影響を受けにくい一方で、大きな災害により被害を受けると復旧までの時間は相当かかるケースが多いです。
しかし、テレビアンテナの設置は電波の弱い一部エリアでは設置できないケースもあります。
電波の届かない山間部でもテレビ視聴ができることは魅力の一つです。
視聴方法③光回線(フレッツ光・テレビ/ひかりTV)

光回線でネットを契約し、テレビを視聴することも可能です。
光回線とは光ファイバーを利用した通信回線のことをいいます。
光回線の契約によるテレビ視聴は、光回線の地デジ視聴のオプション追加で視聴できるようになります。
電話やネットと同時に申し込むことができるため、初期費用を軽減することもできます。
しかし、光回線のプランは複数あり申し込みが複雑です。
まだ開通されていない地域もありますので、契約する上である程度の知識が求められます。
光回線を利用する方法は電波障害の影響を受けにくい一方で、大きな災害により被害を受けると復旧までの時間は相当かかるケースが多いです。
テレビアンテナの種類・新築工事

新築に設置するテレビアンテナは「地デジアンテナ」「BS/CSアンテナ」の2種類です。
「地デジアンテナ」を設置することで、NHKや民法など地デジ番組を視聴できます。
また、地デジアンテナは「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」など種類も豊富で、電波状況や外観に合わせてお選び頂けます。
「BS/CSアンテナ」を設置することで、NHK BS1やBS4Kなど衛星放送、その他有料番組を視聴できます。
BS/CSアンテナには、「BS110°CSアンテナ」「4K8Kアンテナ」などがあり、視聴する番組の種類や予算に合わせてお選び頂けます。
尚、新築にテレビアンテナは、地デジアンテナの場合には外観を損ねない「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」がおすすめです。
また、4K8Kチューナー内蔵型テレビが主流になっているため、BS/CSアンテナを検討される場合には4K8Kアンテナの設置がおすすめです。
新築テレビアンテナ設置工事にかかる費用相場
| 姿形 | 設置するアンテナ | 基本料金(税込) |
![]() |
八木式アンテナ(UHFアンテナ) | 24,200円~ |
![]() |
デザインアンテナ | 27,500円~ |
![]() |
ユニコーンアンテナ | 33,000円〜 |
![]() |
BS110°CSアンテナ | 19,800円〜 |
![]() |
4K8Kアンテナ | 19,800円〜 |
![]() |
八木式アンテナ(UHFアテナ) + BS/CSアンテナ |
33,000円〜 |
![]() |
デザインアンテナ + BS/CSアンテナ |
38,500円〜 |
| 姿形 | 設置するアンテナ | 基本料金 |
上記基本料金には、アンテナの本体価格、アンテナ設置に伴う配線作業、電波状況の確認やチャンネル設定、アフター保証などが含まれます。
これらはあくまでも基本料金になりますが、業者に任せる場合には、アンテナ本体や周辺機器を別途購入する必要はありません。
電波状況によっては、ブースターなどの設置も必要となりプラスされることが多いです。
ブースターの設置に関しては、ご自宅の電波状況や使用するテレビ台数によっても左右されますので、工事を依頼する前にご相談されることをおすすめします。
また、ご自宅の構造や地域性によっては高所作業費や出張費が追加で費用が発生することもあります。
分配器はハウスメーカーなどの施工者が設置することが多いですが、場合によってはアンテナ設置の際に取付けることもあります。
アンテナ工事費用は追加費用の内容も含め、業者によって設定金額が大きく異なりますので、複数社で相見積もり取り比較した上で決めるようにしましょう。
アンテナ工事が安く済む人の特徴
アンテナ工事が安く済む人の特徴を大きく3つに分けてご紹介します。
このように、アンテナ工事を安く終えた人は人の縁やセット割引などを利用している傾向にあります。
安く終えた方々は、平均としてアンテナ工事を20,000〜40,000円くらいの相場で設置しているようです。
新築アンテナ工事のベストなタイミングは?

こちらでは、新築のテレビアンテナ工事を依頼するベストなタイミングについてご紹介していきます。
まず、アンテナの設置工事をするベストタイミングは「家の引き渡しから入居までの間」です。
新居の引き渡しが終わっていれば、いつでもアンテナ工事が可能です。
場合によっては、オーナー様の立ち会いが必要となるケースもありますので予め確認しておくとスムーズです。
工事できるタイミングから逆算し、前もって業者に依頼することが大切です。
例えば、午前中に新居の引き渡しを行い、その日の午後にアンテナ設置工事を行うこともできます。
ー関連記事ー
引越し前に工事を済ませる
前述でアンテナ工事のベストタイミングについて、「家の引き渡しから入居までの間」とお伝えしましたがもちろん引越し後の工事も可能です。
しかし、引越し後は家中段ボールだらけになり、その開封作業や入居後の各所手続きで追われてしまします。
そのため、ついついテレビ視聴に関しては後回しになる傾向があります。
お引越し前でテレビがない場合でも、専用の機器でテレビ映りの最終チェックができますので、当日ご自宅にテレビが無くても問題ありません。
引越し前にアンテナ工事を行うことで、入居後にはテレビのコンセントを繋ぐだけでテレビ視聴が可能です。
業者やシーズンによっては、すぐに工事の予約を取れないこともありますので、前もっての工事がお勧めです。
アンテナの電波測定や見積もりは引き渡し日がわかってからがおすすめ
アンテナの電波測定や見積もりは、引き渡し日がわかったタイミングで依頼することをお勧めします。
引き渡し前にご自宅の詳しい電波測定を行う場合、ハウスメーカーさんの許可が必要となります。
そのため、引き渡し後に電波測定を行えるようご予約されることをお勧めします。
業者によっては、基本的な見積もりを前もってお渡しし、引き渡し後電波特定を行った上でご請求金額をその場でお伝えし、ご納得されればそのまま工事をお願いできることもあります。
引き渡し前でもアンテナ工事はできる?
引き渡し前でもアンテナ工事を行える場合もあります。
しかし、引き渡し前の工事の場合には、ハウスメーカーまたは工務店さまに工事の許可を頂く必要があります。
許可がとれましたら、ハウスメーカーまたは工務店さま、ご依頼者さまの双方の立ち合いの元工事を行います。
当日は、ハウスメーカーまたは工務店さまに鍵を開けてもらい、電波調査から始めていきます。
尚、アンテナ工事は、最低限「足場が外れた状態」「電気工事が終わっている状態」という条件がありますので注意が必要です。
ー関連記事ー
☞【戸建てのテレビ視聴方法とは?テレビアンテナの費用相場や設置の流れなどを徹底解説】
新築テレビアンテナ工事依頼はどこにする?
.png)
新築のテレビアンテナ工事の依頼先には、以下のような業者が挙げられます。
こちらでは、どこに依頼すればよいか、工事の流れなどについても触れながら詳しくご紹介していきます。
テレビアンテナの設置は専門業者に依頼するのがおすすめ
先述の通り、アンテナ工事は様々な業者で対応しています。
一見簡単な工事に思えますが、同じ「アンテナ設置」でも業者によって仕上がりは大きく異なります。
アンテナ工事を依頼する先は、断然テレビアンテナ工事専門業者がおすすめです。
その理由としては以下のような点が挙げられます。
このように、テレビアンテナ工事専門会社は費用面や技術面において安心してお任せできます。
ー関連記事ー
☞【新築のアンテナ工事はどこに頼むのがおすすめ?優良な依頼先の選び方や費用を解説】
新築のテレビアンテナ工事の流れ
こちらでは、新築のテレビアンテナ工事の流れについてご紹介していきます。
”アンテナの設置場所”新築戸建ての工事

新築でテレビアンテナ工事を行う場合、以下のような場所に設置することができます。
①外壁に設置

②屋根上への設置

③破風板に設置

※専用のサイドベースという金具を使って設置します。
④ベランダへの設置

⑤屋根裏への設置

※十分な電波と構造が適していれば屋内に目立たずに設置ができます。
設置場所はご自宅の電波状況や周辺環境によってことなります。
アンテナ設置は個別の事情により変わってくるため、詳細はアンテナ工事業者に問い合わせてみるのが確実です。
新築にはテレビアンテナ・ケーブルテレビ・光回線のどれがいいか徹底比較
.png)
テレビ視聴の方法は大きく「テレビアンテナ」「ケーブルテレビ」「光回線」と3つあります。
こちらでは、各視聴方法について比較しながらご紹介していきます。
| テレビアンテナ | ケーブルテレビ | 光回線 | |
| 見た目 | 設置するアンテナ種類によっては外観に影響を及ぼす |
外観への影響 ほとんどなし |
外観に配線が 現れる程度 |
|
コスト (月額料金) |
無料 |
有料 (チャンネル利用料) |
有料 (オプション料金) |
|
プランの 選びやすさ |
◎ |
△ 事業者やプランが多く複雑 |
△ 事業者やプランが多く複雑 |
| 悪天候の影響 |
△ アンテナの交換工事などが必要 |
○ 天候などに左右されにくい |
○ 天候などに左右されにくい |
| 工事スピード | 早ければ数日 |
早くても 1~2週間ほど |
早くても 1~2週間ほど |
尚、各視聴方法におすすめな人の特徴についてもご紹介していきます。
| 視聴方法 | おすすな人の特徴 |
| テレビアンテナ | ・テレビ料金を安く済ませたい方 ・視聴するテレビの台数が多い方 ・引っ越す予定がない方 ・有料チャンネルに興味がない ・すぐにテレビ環境を整えたい方 |
| ケーブルテレビ | ・テレビや電話、ネットの支払いをまとめたい ・電波環境の悪い地域に住んでいる方 ・地デジ放送ばかりでなく専門チャンネルも楽しみたい方 ・インターネットを使わない、または速度に拘らない |
| 光回線 | ・インターネット環境を重視している方 ・地デジ放送ばかりでなく専門チャンネルも楽しみたい方 ・携帯料金を抑えたい ・電波環境の悪い地域に住んでいる方 |
ー関連記事ー
☞【ケーブルテレビとアンテナはどっちがお得?それぞれのメリットとデメリットを解説!】
☞【ケーブルテレビと光回線の違いを解説!メリットデメリットやおすすめを紹介】
テレビアンテナのことならみずほアンテナ
みずほアンテナでは、年間3万件以上という豊富な工事実績を誇っています。
アンテナ設置はもちろん、撤去工事や交換工事も行っております。
特殊な形状のお住まいや狭小地、設置が難しいとされる住宅でも柔軟に対応しています。
「できるだけ目立たない位置に設置したい」
「外観を損なわずに取り付けたい」
など、お客様一人ひとりのご要望に合わせた最適な工事方法をご提案いたします。
設置位置やアンテナの種類についても、丁寧にご説明しながら、お客様にはご納得いただいたうえで工事を進めますのでご安心ください。
みずほアンテナでは、担当する職人も事務方もすべて自社雇用のスタッフが施工を担当しています。
下請け業者や外注への丸投げは一切行っておりません。
受付から施工、施工後の保証まで一貫して責任を持って対応します。
施工後は10年保証サービスを付与しています。
365日営業しており、万が一のトラブルや不具合が生じても迅速に駆け付けることができます。
しっかりとサポートいたしますので、安心して長くお使いいただけます。
大切なマイホームのアンテナ工事は、ぜひみずほアンテナへお任せください。
まとめ

こちらでは、新築のテレビアンテナ工事やタイミング、工事の流れやその費用相場などをご紹介しました。
この記事を読んでいる方が「これから新居に済む」ということであれば、コストパフォーマンスが良く寿命の長いテレビアンテナ設置がおすすめです。
新居への引越しとなるとやることが沢山、ついついテレビ視聴の準備は後回しになりがちです。
引越し後テレビがつかない!なんて悲しい事態をさけるためにも、早めの依頼をお勧めします。
ー関連記事ー
☞【引越し先でテレビを見るには契約が必須?住宅環境・メーカー別に対応を徹底解説】
☞【アンテナ工事の費用相場は?内訳や実際の工事までの流れも徹底解説】



























-300x300.jpg)












