テレビが映らなくなったら真っ先に疑うのは”テレビの故障”でしょう。
しかしテレビが映らなくなる原因はテレビの故障以外にも様々なケースが考えられます。
テレビの故障なのか、原因はそれ以外にあるのかを見極めることが大切です。
修理になると業者にしか直せないこともありますが、ご自身で解決できるケースもあります。
ここではテレビが映らない原因や応急措置、修理依頼に関する手順などについて解説します。
テレビの修理が必要?確認すべき5項目
テレビが映らない原因は故障ではなく、操作方法やテレビ周りに問題が見られるケースも少なくありません。
テレビが映らなくなったら、テレビの故障を疑う前にまず以下の点を確認しましょう。
コンセントの確認
コンセントに電源コードがしっかりと奥まで挿入されているか確認しましょう。
問題なく視聴していたテレビが急に映らなくなると焦ってしまいますが、見落としやすいのが「電源コードが抜けている可能性」です。
単純すぎて気づかない方も多くいらっしゃいますが、まず確認していただきたい点です。
きちんと挿入されていても、電源タップなどで分岐しているスイッチがオフになっている可能性も考えられます。
電源コードがしっかりとコンセントに挿入されていてもテレビの電源ランプが点灯しない場合は、一度テレビの電源をリセットすると改善することもあります。
リセットをすると、チャンネル設定や地域設定もリセットされてしまうことがあるので、その際はチャンネルの再設定をを行い対処しましょう。
リモコンの操作ミスや不具合
「リモコンの操作ミス」もよくある事例です。
地上デジタル放送を視聴しようとして、BS/CS放送のボタンを押してしまい画面が映らずに故障したと思い込んでしまうケースもあります。
また、BS/CS放送を視聴しようとして、地上デジタル放送のボタンを押してしまう場合も同様です。
基本的なことですが、契約外のチャンネルは映りません。
リモコンのボタンをよく確認しながら操作を行い、視聴したいチャンネルを選択しましょう。
さらに、リモコン自体の故障も考えられます。
電池を交換しても解消しなければ、買い替えや修理を検討する時期かも知れません。
メーカーによってはリモコンも保証が効くこともありますので、メーカーに問い合わせてみると良いでしょう。
B-CASカードが正しく挿入されているか
B-CASカードは、デジタル放送受信機に同梱されているICカードです。
B-CASカードは各番組の著作権保護や有料放送、自動表示メッセージ、データ放送サービスなどに利用されています。
正しくB-CASカードが挿入されていなければテレビは映りません。
テレビの移動を行った際にB-CASカードがずれてしまうことがあります。
B-CASカードはテレビ背面に挿入口があるので、正しい向きで挿入されているか確認しましょう。
この時「しっかりと奥まで挿入すること」を意識してください。
B-CASカードの挿入口に”確認ランプ”がある場合は、点滅(誤挿入など)していないかチェックしましょう。
正しい向きでも奥まで挿入されていなければカードが正しく読み込まれません。
また、カードの金色のICチップが汚れていると認識されないケースもあります。
汚れていればふき取りを行うなどして清潔にしましょう。
配線が正しい箇所に接続されているか
上記3点のチェックを行い、改善されない場合はテレビ周りの配線が正しい箇所に接続されていない可能性も考えられます。
この場合は主電源ランプは点灯しているのにテレビが映らないというのが特徴です。
テレビ周りの掃除やテレビの移動を行うと、配線が抜けたり緩んでしまうことがあります。
その際、挿し直しを行い間違った箇所に接続してしまうケースも少なくありません。
HDDやゲーム機の配線を追加したときなどは特に注意が必要です。
今一度テレビの説明書を手に取り、一から接続を見直してみましょう。
チャンネルスキャンを行う
テレビのチャンネルスキャンとは新しいチャンネルを検索し、受信可能な放送局をテレビに追加するための機能です。
スキャンを開始する前に、接続されたアンテナやケーブルが正しく接続されていることを確認する
↓
テレビのメニューにアクセスし、チューニングや設定といった項目を選択
↓
チャンネル設定またはチャンネルスキャンというオプションを選択
↓
スキャンタイプを選択※通常は「自動スキャン」
↓
スキャンが開始され、スキャンが完了すると検出されたチャンネルのリストが表示される
↓
チャンネルリストを確認し、欲しいチャンネルが追加されていることを確認
※追加されていない場合はスキャンを再度実行するか、マニュアルでチャンネルを追加するオプションを試す
↓
スキャンが完了したらテレビのリモコンで新しく追加されたチャンネルを確認
以上がテレビのチャンネルスキャンの基本的な手順ですが、具体的なメニューやオプションの位置は、テレビのメーカーやモデルによって異なります。
テレビの取扱説明書を参照するか、メーカーのウェブサイトから詳しい手順を確認してください。
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テレビが故障した時の主な原因
上記の5つの項目をチェックしてもテレビが正常に映らない時は、テレビ内部に原因がある可能性が考えられます。
ここではテレビの故障にみられる特徴を紹介します。
バックライトの故障
音が出ているのにも関わらず、映像が映らない場合はバックライトの故障が原因の可能性が高いです。
テレビのバックライトの寿命はおおよそ「30,000時間~60,000時間」と言われています。
1日に8時間テレビをつけていたとして年換算すると、およそ10年で切れる計算です。
1日におけるテレビ使用時間が長いほど、バックライトの寿命も短くなるのです。
バックライトの交換はメーカーに行ってもらうことになります。
また、突然テレビ画面が消えて数分後に再び付くといった症状は、バックライトの寿命が近づいている前触れとも言われています。
「バックライトの故障」は長年使用したテレビに多く見られる現象ですが、稀に購入から2~3年で症状が現れるケースもあります。
初期不良の場合は保証期間内なら無料で修理・交換を行ってくれるので、購入先やメーカーに問い合わせてみましょう。
分配器の故障
分配器はアンテナで受信した電波を各部屋の端子に分岐させることができる機器です。
分配器を利用することにより地デジや衛星放送などを、配線した部屋のどこでも見ることができます。
1本のアンテナで複数の電波を分岐することができるので、テレビ台数の多い戸建てやマンション・アパートなどに設置されています。
外に設置されることが多い「屋外分配器」ですが、屋外に設置される分雨風に晒されるため劣化が早いとされています。
屋外分配器の故障の原因の8割は悪天候が原因と考えられています。
分配器の交換のみで症状が回復することもありますが、屋外分配器は高所作業になることが多いため自分で交換するのは危険です。
分配器はアンテナとの接続が関係しているため、アンテナの専門業者に修理依頼をすることをお勧めします。
チューナーの故障やケーブルの断線
ここまでの上記方法を試してみても改善されなければ、チューナーの故障、もしくはケーブルの断線を疑いましょう。
チューナーとはテレビの電波を受信する機器です。
デジタル放送非対応のテレビモニターでデジタル放送を視聴したいときや4K・8K対応テレビを使って該当電波の放送を視聴したいときに必要な機器となります。
チューナーの故障はテレビ画面に映像が映らない症状に加え、音も出力されていないことが多いです。
地デジ化によりアンテナチューナーを使っている場合には、チューナー本体が故障すると映像が映らなくなります。
メニューなどが表示され番組が映らない時にはチューナーの不具合を疑われます。
HDDに問題があればHDDレコーダーを経由せずに配線を繋ぎなおすと改善することもありますが、チューナー内部の故障が原因で映らない場合は個人では直せないため、修理を依頼しましょう。
チューナー本体に問題がなければ、ケーブルが断線していないか確認してください。
原因が断線であればケーブルの買い替えで対処できます。
故障したテレビの修理依頼手順
「保証期間の確認」
テレビのメーカー保証期間は一般的に1年ですが、家電量販店においては追加で5%や10%支払うことで長期保証を付けることができるサービスが展開されています。
テレビの保証書は、取扱説明書や購入したときのレシートに付いています。
保証期間は各家電販売店によって違いますが、保証期間内であれば無料修理(修理費上限がある場合も)が受けられます。
メーカー | 延長保証 | 料金 | 保証範囲 |
ヤマダデンキ | 6年 | 商品購入代金の5%、または税込¥1,100(税込¥33,000未満の場合) |
2~3年目:技術工料、部品代、出張料をヤマダが全額負担
4年目以降:技術工料はヤマダ負担、部品代・出張費はお客様負担 |
ビックカメラ | 5年 | 商品金額のポイント5%
※商品によっては現金 |
修理依頼のための送料、交通費、点検料など修理以外の費用はお客様負担 |
ケーズデンキ | 3年・5年 |
購入金額3万円以上の商品は3年間無料保証 購入金額5万円以上の商品は5年間無料保証 有料延長保証は商品購入代金の5%で3年間保証 |
保証期間内は技術工料、部品代、出張料をケーズデンキが全額負担 |
エディオン | 5年 | エディオンカード会員に登録すれば無料保証 | 保証期間内は修理工賃、部品代、出張料をエディオンが全額負担 |
ヨドバシカメラ | 5年 | 購入金額の5%分のゴールドポイント |
14型以上のテレビなら期間内何度でも修理可能 ※経過年数により保証上限金額有 |
「修理依頼をする」
購入から1年以内もしくは購入先で延長保証に入っていない場合は、メーカーに直接修理依頼をしましょう。
1年を経過していて延長保証対象であれば、購入先に修理依頼の連絡をしましょう。
経過年数によっては部品代や出張費などを取られるケースがあるので、保証内容をよく確認しましょう。
連絡をする際には、型番や購入年月日をすぐに答えられるように準備をしておくとスムーズに手配が進むので、連絡をする前にメモを取るなどしておくと良いでしょう。
提携している近くの下請け業者が修理に来ることがほとんどで、依頼から修理までは早くて翌日、遅いと半月以上先になることもあるので注意が必要です。
尚、メーカーや家電量販店にご自身で直接持ち込みし修理を依頼する方法もございます。
持ち込む店舗やメーカーによって内容は異なりますが、基本的には購入時のレシートや保証書などを手持ちする必要があります。
店頭での受付後、後日見積もり結果をお知らせしメーカーまたは弊社指定社にて修理、修理後は店頭でのお渡しとなります。
≪メーカー 修理窓口≫
メーカー | 修理連絡先 | 受付時間 |
東芝 | 0120-97-9674 | 9:00~18:00 年中無休 |
ソニー | 0120-222-330 | 月~金 9:00~18:00
土日祝 9:00~17:00 |
パナソニック | 0120-878-365 | 9:00~18:00 年中無休 |
シャープ | 0120-02-4649 | 月~土 9:00~20:00
日祝 9:00~17:00 |
≪家電量販店の延長保証 問い合わせ先≫
家電量販店 | 修理連絡先 | 受付時間 |
ヤマダデンキ | 0570-666-533 | 9:00~21:00 |
ビックカメラ | 0570-00-1991 | 10:00~21:00 |
エディオン | 0120-87-6565 | 10:00~18:00 |
ヨドバシ | 0120-203-044 | 9:00~20:00 |
テレビの修理費用は?
購入から1年以内のメーカー保証を受ける場合、初期不良であれば無料で修理・交換を行ってくれるでしょう。
しかし購入から数年たったテレビの修理代は、メーカーや大きさ、故障個所によって数万円の差が開きます。
リモコン、コードやケーブル類などの交換だけであれば修理作業費がかからないので数千円で済みますが、液晶パネルの交換になると5万円以上になります。
また付属品の修理代や部品代以外にも出張料などがさらに上乗せされる場合もあります。
戸建てにお住いの方は火災保険に加入されている方も多いでしょう。
保険内容によっては家電も対象(条件あり)に含まれていることがあるので保険証券を確認してみましょう。
尚、テレビを倒して割ってしまった、子どもが画面に物を投げて割れてしまったなどご自分の損傷に関しては、ほとんどがメーカー保証の対象外となります。
販売店の延長保証の内容によっては、まれに一定期間内の物損を保証する内容が含まれている場合もあります。
また、突発的な家財の損害ということで火災保険で保証されるケースもございます。
こちらは故意に壊した場合や経年劣化で壊れた場合などは対象外になることもありますので、諦める前に販売店や火災保険などは確認されると良いでしょう。
修理より買い替えの方がお得?
修理内容によっては買い換えてしまった方がお得な場合があります。
テレビの使用年数が短ければ保証が効くこともありますし、修理部位の範囲が少なければ費用を抑えることができます。
「修理費が高額な場合」
テレビの修理費用は、故障の箇所によって費用が大きく変動します。
リモコンの修理であれば、数千円程度が相場です。
電源ケーブルの修理であれば、1万円程度が相場とされています。
さらに、バックライトなどの液晶関連の故障のだと、数万円単位の修理費用が発生する場合もあります。
多くの業者は修理前に見積もりを無料で行いますが、テレビのような大型家電の多くは自宅に業者を呼んで修理を行うため出張費などが加算されます。
見積りの結果、金額があまりに高額になる場合は買い替えも視野に入れると良いでしょう。
「使用年数が長い場合」
使用年数が5年以上と長い場合、上記で解説したように延長保証に加入していても保証外となります。
リモコンやケーブルの故障など、数千円で済む場合を除けば数万円はかかるでしょう。
また、使用年数が長く古くなってくると一度修理に出しても、また違う箇所に不具合が発生するケースが多いです。
何度も修理に出す手間と費用を考えると、買い替えてしまった方がお得に済むでしょう。
テレビを長持ちさせる方法
テレビの平均的な寿命はおよそ10年です。
しかし5年ほどで壊れてしまう場合や使用方法によっては10年以上使用できる場合もあるのです。
ここではテレビを長くお得に使用してもらうためのポイントを紹介します。
「長時間つけたままにしない」
テレビの寿命にはバックライトの寿命が関係しています。
上記で解説したようにバックライトの寿命は、約30,000時間~60,000時間で、テレビを見る時間に換算すると10年です。
テレビがついている時間が長いほどバックライトの消耗が早いのです。
就寝前などにテレビを見ていてそのまま寝てしまうといった方も少なくないですが、視聴する時以外は電源を消す習慣がおすすめです。
「オフタイマー機能」が備わっているテレビであれば活用しましょう。
「直射日光に当てない」
直射日光の当たる場所にテレビを置くと、強い日差しでテレビ自体が高温になってしまいます。
テレビ内部には繊細な基盤や回路がたくさんあり、高温にさらされると機能の劣化を早めてしまうのです。
テレビを設置する場所は直射日光が当たる場所を避けるようにしましょう。
テレビだけでなく精密な機器が備わる家電は日の当たらない箇所に設置することをおすすめします。
「不安定な場所に置かない」
傾斜がある場所や自分で作ったボードなど、不安定な場所や強度が弱い場所に置くとテレビが転倒する恐れがあります。
テレビに衝撃が加わると、内部の基盤に影響をおよぼし故障の原因となります。
小さなお子さんがいる家庭では、画面を叩いたりおもちゃが当たったりして画面が傷つくことがあります。
子どもの手が届かない壁掛けタイプにするか、ベビーガードを設置するなど対策が必要です。
「こまめに掃除をする」
テレビだけでなく、パソコンやオーディオ、ゲーム機などの機械はほこりに弱いです。
ほこりが内部に入ると熱がこもる原因となったり、基盤や回路が故障するリスクが高まります。
さらにテレビ本体だけでなく、コンセントと電源ケーブルの間にほこりが溜まると火災につながる恐れがある為危険です。
テレビは使用中に静電気が発生するため、ほこりを吸着しやすい性質があります。
テレビ周りはこまめに掃除することを心がけましょう。
テレビではなくアンテナかも?
上記でテレビの故障における様々な事例を紹介しました。
ご自身でできる応急措置を施してもテレビ映りが改善されない場合はアンテナの不具合の可能性も考えられます。
テレビの買い替えとなると大きな費用がかかりますが、アンテナ修理なら費用を抑えることができます。
アンテナで視聴している場合は、テレビの設定画面から「アンテナレベル」を確認してみましょう。
アンテナレベルは常時安定しているものではなく、ちょっとしたことで受信電波は不安定になります。
気づかないうちに自宅周辺の環境が変化していて電波障害が生じいるケースもあります。
古いアンテナは台風などの悪天候の後は不具合が出やすいです。
アンテナが倒れていないかチェックしてみましょう。
ただしあくまで地上から目視できる範囲にとどめます。
アンテナが高所に設置されている場合、近くで確認したり修理したりすることは業者へ任せたほうが安全です。
またアンテナ周辺機器の不具合や故障が原因となってテレビ映りに影響しているケースもあります。
ブースターを使用しており、テレビの裏側などすぐに確認できる場所に設置されている場合には確認してみましょう。
ブースターの電源部は正常に稼働しているときは”正常”の欄が”点灯”しています。
ランプが消灯や点滅している場合には正常ではないと判断できます。
ブースターが不具合であれば買い替えることで解決に繋がるでしょう。
テレビの故障に即日対応!
みずほアンテナの電話口・工事スタッフはすべて完全自社雇用のスタッフです。
定期的に研修を行っているのでアンテナのみならずテレビについての知識も豊富です。
お電話・24時間受付メールフォーム・公式LINEから無料でご相談を承っております。
お電話などでご提示するお見積りは無料です。
みずほアンテナは【関東・東海・関西・中国・九州・東北】エリアで工事を承っております。
ご予約に空きがあれば即日お伺いすることも可能です。
視聴トラブルの際に心強い365日年中無休のみずほアンテナをぜひご利用ください。
まとめ
いかがでしたか。テレビが突然映らなくなったら焦ってしまうと思いますが、コンセントの挿し忘れや配線の挿し間違えなど簡単なことで解決することも多いのです。
無駄な修理費や出張費などをかけないためにも焦らずにここで紹介した改善方法を1度試してみましょう。
アンテナの不具合が疑われる症状であれば、弊社にお任せください。
お問い合わせはこちらまで。ご連絡お待ちしております。
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