テレビの電波が弱い・悪いときの原因と対処法を徹底解説

公開日 2023/07/12

テレビの電波が弱い・悪いときの原因と対処法を徹底解説

アンテナを設置してテレビがきれいに映らないとき、十分な電波を受信できていない可能性があります。

 

もともと電波の弱い地域なら不思議ではありませんが、近所の住まいでは問題なく映っているケースもあるでしょう。

 

テレビ本体に問題がない場合、何らかの原因でご自宅だけ電波が弱くなっていることも考えられます。

 

原因を突き止めて適切に対処することで、きれいに映るようになるでしょう。

 

今回はテレビの電波が弱い状況において考えられる原因と対処法を紹介します。

 

 

 

テレビの電波が悪いときは受信状況を確認しよう

テレビの電波が悪いときは受信状況を確認しよう

テレビの電波が悪くてテレビの視聴に支障があるとき、まずは天候を確認しましょう。

 

雨や雪が強い場合、それらの水分が電波を吸収してテレビ映りへ悪影響を与えているかも知れません。

 

天候が関係ありそうなときは天候の回復を待ち、関係なさそうなときは以下の通り順に確認していきましょう。

 

 

 

エラーコードの確認方法

 

テレビが正常に映らないとき、テレビ画面にアルファベットと3桁の数字と文言が表示されます。

 

そのアルファベットと3桁の数字がエラーコードです。

 

エラーコードは不具合の原因を示しています。

 

ここでは代表的なエラーコードとその内容を説明します。

 

 

 

【エラーコード:E201】

 

アンテナの受信する電波レベルが低下していることを意味しています。

 

悪天候で一時的に電波が弱いときや、配線や接続などに問題が生じたときに表示され、決定的な原因まではわかりません。

 

 

 

【エラーコード:E202】

 

アンテナから送られる信号をテレビが受信できていないことを意味しています。

 

原因はアンテナにある場合とアンテナ以外の機器にある場合が考えられます。

 

 

E201やE202のエラーコードが表示されたら、簡単にできることから確認しましょう。

 

・テレビのコンセントやテレビ背面の配線が抜け落ちそうになっていないか

・テレビ背面の配線が正しい箇所につながっているか

 

などを確認してさらに

 

・B-CASカードをさし直す

・チャンネル設定を再度行う

 

なども試してみましょう。

 

それでも状況が変わらない場合はアンテナや機器に原因があると考えられ、プロのアンテナ業者に頼ることをおすすめします。

 

 

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アンテナレベルの確認方法

テレビの電波が悪いときは受信状況を確認しよう

エラーコードが表示されて、電波の受信に問題あることが判明したらアンテナレベルを確認しましょう。

 

アンテナレベルの確認はテレビで行いますが、各メーカーで確認方法や基準となる値が異なるので注意が必要です。

 

 

いくつかのメーカーの事例をご紹介します。

 

 

【メーカー】 SHARP 液晶テレビ(AQUOS)

 

【確認方法】 リモコンの[ホーム]ボタンを押し、ホームメニュー画面から、「設定」-「視聴準備」-「テレビ放送設定」-「アンテナ設定」-[電源・受信強度表示]を選ぶと、画面の下に「現在値」が表示されます。

 

【基準値】 映像を安定した状態で視聴するには、受信強度は60以上必要です。受信強度が「60未満」のときは受信強度が不足しており、受信強度が「0」のときは受信強度がまったくありません。

 

【参考URL】 SHARP公式ホームページ

 

 

 

 

【メーカー】 Panasonic 液晶/有機ELテレビ ビエラ

 

【確認方法】 デジタル放送視聴中にリモコンの[サブメニュー]または「便利機能」ボタンを押し、「視聴オプション」-「アンテナレベル」を選ぶと「アンテナレベル」が表示されます。

 

【基準値】  地上デジタル放送においては44以上が、BS・110度CSデジタル放送においては50以上が目安です。

 

【参考URL】 Panasonic公式ホームページ

 

 

 

 

 

【メーカー】 SONY

 

【確認方法】 リモコンの「ホーム」ボタンを押し、[設定]-[詳細設定]-[放送受信設定]-[地上デジタルアンテナレベル]または[BS/CSデジタルアンテナレベル]を選択するとアンテナレベルの画面が表示されます。

 

【基準値】 目盛りがさしている色が受信レベルを示しています。受信状態は、緑色の目盛りなら良く、黄色や赤色の目盛りなら不安定です。

 

【参考URL】 SONY公式ホームページ

 

 

 

 

 

他のメーカーについては下記URLをご参考にされてくださいませ。

 

【東芝】 東芝公式ホームページ

【日立】 日立公式ホームページ

【三菱】 三菱公式ホームページ

【LG】 LG公式ホームページ

 

 

 

 

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テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

テレビのアンテナレベルが低いとき、アンテナで受信した時点で弱いケースと、アンテナからテレビに届くまでに弱くなるケースに分けて考えられますが、ここでは主にご自身で確認できる対処法をご紹介します。

 

 

 

配線の接続不良・配置不良

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

アンテナとテレビの間には距離があり、途中にあるケーブルが原因で電波が弱まることも多いです。

 

ケーブルが断線していたり、テレビ端子との接触が悪くなっていたり、ケーブルが悪質のものだったりするケースが考えられます。

 

まず、テレビの端子の接続状況をチェックし、緩んでいたら締め直しましょう。

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

・コンセントの脇にあるテレビ端子の挿込み口にケーブルが奥までさし込まれているか

 

・テレビ背面の「アンテナ入力」にケーブルが奥までさし込まれているか

 

などを確認しましょう。

 

なお、「アンテナ入力」はテレビのメーカーによって表示が異なり「UHF入力」「地デジ入力」などがあるので注意が必要です。

 

 

次に、アンテナケーブルが傷んでいたり折れていたりしないか確認しましょう。

 

ケーブルに痛みや折れがある場合は交換することで電波が届きやすくなることを期待できます。

 

それでも十分な電波が供給されない場合は、アンテナケーブルを少し太めのものに変えてみるのも一つの手です。

 

また、アンテナとテレビの距離が遠い場合は、配線が強く張った状態にならない程度にケーブルを短くすると改善する可能性もあります。

 

 

 

障害物

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

テレビ塔とアンテナ(自宅)の間に電波を遮るものがある場合、電波が適切に受信できていないかも知れません。

 

自宅が山間部に位置していたり高層ビルに囲まれていたりする場合に考えられる要因です。

 

ただ、高い木1本だけでも電波を遮る可能性もありますし、アンテナがベランダ付近に設置されている場合、ガーデニングの草花や干している洗濯物がアンテナに触れて電波を遮る可能性もあります。

 

ご自身で対処できる障害物であれば撤去するなどして、テレビ映りが改善するか試みましょう。

 

原因が自宅の範囲内に思い当たらないとき、近所の方にテレビ映りの状況を聞いてみると判明することもあります。

 

地域全体の電波の受信レベルが下がっていて、確認すると、建設中の高層ビルが近隣の電波を遮るほど高く建設されたケースもありました。

 

このような場合にはアンテナを電波が受信できる場所へ移設するなどの対処が必要となり、プロであるアンテナ業者へ相談することをおすすめします。

 

 

 

アンテナの向き

アンテナは指向性が強く、電波を発信しているもの(テレビ塔や人工衛星など)へ向けて適切に設置しないと電波を受信できません。

 

正しい方向へ向いていても、アンテナが水平に保たれていないと受信強度が下がってしまいます。

 

アンテナの微妙なずれはテレビ映りに影響する大きな問題ですが、現実には屋外に設置されたアンテナは雨風にさらされ、強風や大雨などによってアンテナがずれてしまうこともあります。

 

アンテナが屋根の上や高所に設置されている場合は、ずれていることがわかっても高所作業の危険性を踏まえて初めからプロの業者へお願いするようにしましょう。

 

アンテナが手の届く範囲に設置されている場合、ご自身で適切な角度に戻すこともできるかも知れませんが、1°ずつ適切な角度を探るなど根気のいる作業になるためプロの業者に頼んだほうが賢明かも知れません。

 

 

問題が生じたアンテナが地デジかBS/CSか、それぞれのケースで確認すべき点を以下で見ていきます。

 

 

 

地デジアンテナの場合

 

 

 

地デジは、各地にあるテレビ塔から電波が発信されて各アンテナへ届けられています。

 

テレビ塔がスカイツリーのように高くても、山の上の高い場所に建っていても、電波の届く距離には限界があるため、日本各地にたくさんの中継所が建てられています。

 

まずは、ご自宅までのテレビ電波の発信所(放送所や中継所など)を確認しましょう。

 

発信所はA-PAB(放送サービス高度化推進協会)のホームページで調べることもできますし、近隣の家のアンテナの方向を見て推測することもできます。

 

発信所を把握できたら、アンテナが発信所の方向へ向いているか確認しましょう。

 

 

参考URL:A-PAB(放送サービス高度化推進協会)のホームページ

 

 

 

BS/CSアンテナの場合

 

 

BS/CS放送の電波は人工衛星から発信されています。

 

BS/CSアンテナの指向性は地デジに比べて強いため、方向調整にもより慎重さが求められます。

 

中でも4K8K放送にも対応したマルチアンテナや、スカパープレミアムなどのアンテナでは1°ずれただけでテレビ視聴ができなくなる場合もあります。

 

BS/110°CSの放送衛星は東経110度の赤道上に位置しており、方角は南南西です。

 

しかし地域によって合わせる方向や角度が異なるため、地域に合わせた方向調整が必要とされます。

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

 

 

 

 

地域の電波が弱い

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

ご自宅のある地域の電波が弱いと、ケーブルを交換してもアンテナの向きを調整しても改善しません。

 

ご自宅が山や高層ビルに囲まれていたり、電波塔から距離があったりすると電波が正しく届いていない可能性が高くなります。

 

電波の弱い地域は弱電界地域と言われ、弱電界地域では受信感度の高いアンテナを使ったり、増幅器(ブースター)を取り付けたりして、弱い電波を最大限に活かす工夫をしてアンテナを設置します。

 

現在ご自宅に設置されているアンテナが弱電界地域に適したものでない場合は交換することも一考しましょう。

 

ブースターを設置していない場合は設置を検討しましょう。

 

とりわけ複数台のテレビを所有していて、アンテナが受信した電波が分配されて各テレビへ届けられているとき、ブースターの効果は期待できます。

 

アンテナの交換やブースターの設置における判断はご自身では難しいため、プロのアンテナ業者へ相談して専門的な観点からのアドバイスを仰ぐことをおすすめします。

 

 

 

アンテナの故障

テレビのアンテナレベルが低いときに考えられる原因と対処法

これまでのケースに当てはまらない場合、アンテナ本体の故障も考えられます。

 

アンテナは特に屋外に設置されていると天候の影響を避けられず、経年劣化が進みます。

 

現在販売されているアンテナは20年以上使用できるつくりになっていますが、以前のアンテナは10年が交換の目安とされていました。

 

また現在販売されているアンテナを使用している場合でも10年を目処にアンテナ本体や周辺の機器のメンテナンスを行うことが推奨されています。

 

経年劣化のスピードはアンテナが置かれている環境で大きく異なります。

 

ご自宅が強風や大雨の多い地域にある場合、アンテナが受ける影響は大きくなります。

 

またアンテナを設置した場所が、壁面ではなく屋根の上のほうが雨風にさらされる機会は多いでしょう。

 

雨風だけでなく日当たりも劣化のスピードに影響します。

 

アンテナが日当たりのいい場所に設置されていれば劣化は進みます。

 

現在お使いのアンテナに思い当たるようなことがあればプロのアンテナ業者に調べてもらうとことをおすすめします。

 

 

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テレビのアンテナレベルが高いときに考えられる原因と対処法

テレビのアンテナレベルが高いときに考えられる原因と対処法

テレビのアンテナレベルは高ければ高いほどいい訳ではありません。

 

適切なアンテナレベルに設定することが大切です。

 

ここではアンテナレベルが高いときに考えられる原因とその対処法について説明します。

 

 

 

ブースターの設定

テレビのアンテナレベルが高いときに考えられる原因と対処法

 

テレビのアンテナレベルが高いときに考えられる原因と対処法

 

ブースターとは増幅器のことであり、電波の信号を強める働きを持つ機器です。

 

ブースターはアンテナレベルを上げるために電波の弱い地域で設置されるイメージが強いですが、ブースターの調整によって受信レベルを下げることもできます。

 

豪雪地帯の場合、冬季限定でアンテナレベルを上げて、雪の季節が終わるとアンテナレベル下げて、ブースターを調整しているケースもあります。

 

ブースターの調整は個人で行うことではなく、プロのアンテナ業者にお任せするべき内容でしょう。

 

 

 

アッテネーターの利用

テレビのアンテナレベルが高いときに考えられる原因と対処法

アッテネーターとは減衰器のことであり、強すぎる受信電波を弱くして電気信号を減らす働きをする機器です。

 

アッテネーターはブースターと反対の機能を持っていますが、適切なアンテナレベルに調整する点では同じといえます。

 

テレビによってはアッテネーターの機能をオンにする必要があるので注意しましょう。

 

アッテネーターを利用するか否か、なかなか判断はできませんのでブースター同様、プロのアンテナ業者に依頼することが賢明です。

 

 

 

 

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テレビ本体に原因がある可能性も

故障の可能性

 

確認箇所①:B-CASカード

故障の可能性

テレビ本体に原因がある場合、まずはB-CASカードを確認しましょう。

 

B-CASカードはテレビやチューナーなどに付属している四角いカードのことで、有料放送の契約状況や著作権保護などのサービスを管理しています。

 

B-CASカードが挿入口にきちんと挿入されていなかったり、カードの挿入向きが正しくないとテレビは映りません。

 

まずはB-CASカードを一度抜き、カードや挿入口に溜まったほこりを掃除した後、カードを入れ直してみて下さい。

 

正しく挿入しているいにも関わらずB-CASカードのエラー表示が続く場合には、カード本体の破損も考えられます。

 

よくある破損原因としては、お手入れのたカードを抜く際に降り曲がってしまったり、液体などがカードに付着してしまったなどが考えられます。

 

 

 

確認箇所②:チャンネル設定

 

B-CASカードに問題が無ければ、次はチャンネル設定に不備が無いか確認してみてください。

 

引越しの後やテレビの購入時、放送局の変更や開局があった際などチャンネル設定がきちんとされていなくてテレビが映らないというケースは少なくありません。

 

チャンネル設定方法の大まかな流れは以下の通りです。

 

【テレビ購入時、引越し後の初期スキャン】

①リモコン操作で設定を選ぶ
②チャンネル設定を選ぶ
③初期スキャンを選択し決定ボタンを押す
④お住まいの地域を選択し決定ボタンを押す
⑤地上デジタルを選ぶ

 

【放送局の開局や変更に伴う再スキャン】
①リモコン操作で設定を選ぶ
②チャンネル設定を選ぶ
③再スキャンを選択し決定ボタンを押す

 

 

確認箇所③:入力切替

故障の可能性

DVDなどを視聴した後に、入力切り替えをプレイヤーにしたままにしていることは良くあります。

 

その他にも、BSアンテナを設置していないのにも関わらず、入力設定が「BS放送」や「110度CS放送」なっていてテレビが映らないと勘違いしてるケースもあります。

 

入力切り替えは、リモコンの「地デジ」「BS」「CS」などのボタンを押して切り替えられます。

 

視聴したい放送に合った入力になっているか再確認するようにしましょう。

 

 

 

周辺機器にも故障の可能性が

故障の可能性

 

確認箇所①:ブースターの電源や設定

 

テレビの映りが悪く、テレビ側の設定に問題が無ければ周辺機器の不具合が原因である可能性があります。

 

そこでまず、ブースターの電源や設定が適切かどうか確認してみて下さい。

 

ブースターは増幅器ともいいテレビ信号を増幅する働きを持っています。

 

ご自宅の電波状況によっては設置する必要がないケースもありますが、ブースターを設置しているのいも関わらず電波が悪いと感じた際には、ブースターがきちんと機能しているか確認する必要があります。

 

ブースターは屋内に設置されている場合と屋外に設置されてるケースに分かれます。

 

屋内に設置されている場合には電源が入っているか点検してみましょう。

 

また、増幅の設定が適切かどうかも合わせて確認するようにしましょう。

 

 

 

確認箇所②:分配器・分岐器の配線状況

故障の可能性
 
分配器は、入力されたテレビ信号を分配数に応じて均等に分ける機器で、複数テレビがあるご家庭で必要になります。
 
 
分岐器は、電波の一部だけを分岐させる役割を持っています。
 
 
電波を分岐させることで、アンテナからテレビまでのケーブルが長い場合でも、距離による信号損失の差をなくしてくれます。
 
 
このように分配器や分岐器の役割は大切で、これらの機器の配線が正しくなければテレビ映りにも悪影響を及ぼします。
 
 
配線の確認は取り扱い説明書を見ながら確認できます。
 
 
尚、分配器や分岐器は電波を分けるため、どうしてもその中で電波は弱くなってしまいます。
 
 
配線に問題がない場合には、ブースターの設置を検討してみると良いでしょう。
 
 
ブースターの設置により電波の衰退を改善できる場合もあります。
 
 
 
 

4k8kテレビの注意点とは?

4k8kテレビの注意点とは?

4K8Kテレビはアンテナレベルを低下させる要因を持っています。

 

なぜならば、4K8Kの周波数はテレビ以外の機器の周波数2.4GHzと似ているためです。

 

周波数2.4GHzを使用するものには、BluetoothやWi-FiなどのIT機器から電子レンジなどの家電製品まで様々あります。

 

レンジなどの利用状況や機能によっては電波が漏れてしまい、そのときに4K8K放送を利用すると双方に問題が生じることがあります。

 

 

対策方法としては、1⃣終端抵抗(ダミー抵抗)を取り付けることが挙げられます。

4k8kテレビの注意点とは?

テレビを複数台所有している場合、基本的に分配器が設置されています。

 

(分配器)

4k8kテレビの注意点とは?

 

分配器はアンテナが受信した電波を各テレビに分配する役割があり、分配器のお陰で1台のアンテナが受信した電波を複数台のテレビで共有することができます。

 

分配器に使われていない端子があるとその部分から電波が漏れる可能性があります。

 

その場合にはダミー抵抗という機器を、未使用の端子に差し込んで電波の出入りを抑えます。

 

 

2つ目の対策方法は2⃣漏電しない商品を選ぶことが挙げられます。

4k8kテレビの注意点とは?

4K8K関連の商品の中には「SH」のマークがついているものがあります。

 

「SH」は、一般社団法人電子情報技術産業協会が定めた電波の漏電防止の基準を満たしていることを示しています。

 

ケーブルが「SH」商品でなければ電波が漏れてしまい4K8K放送が安定しない可能性も考えられますが、原因として定めることは難しく、プロのアンテナ業者の意見を求めたいところです。

 

 

 

「地デジ化」で電波は悪くなったのか?

「地デジ化」で電波は悪くなったのか?

アナログ放送から地デジ放送へ移行されてから久しいですが、地デジ化により電波に影響はあったのでしょうか。

 

 

まずは良い影響からお話します。地デジ化により雑音(ノイズ)に対して強くなりました。

 

デジタル放送は、圧縮されて発信された映像のデータを、受け取ったテレビ本体で解凍して高画質・高音質の映像を映しています。

 

アナログ放送ではノイズが映像に直接反映されていましたが、デジタル放送では圧縮の際に「誤り訂正」という仕組みが組み込まれたお陰でノイズに強くなりました。

 

 

次に悪い影響についてお話します。

 

アナログ放送の時分に比べて、現在は中継局を減らしたり発信する電波を弱くしたりして全体的に電波の出力を抑えています。

 

地デジ化により電波が強くなり、体制を縮小しても十分な放送が提供できると考えられたためです。

 

しかしこのことにより廃止した中継局を利用していた地域などでは電波が悪くなった可能性もあります。

 

 

 

スピルオーバーについて

「地デジ化」で電波は悪くなったのか?

スピルオーバーとはテレビやラジオにおいて本来の放送対象となる地域以外にまで放送局が放送電波を出してしまうことであり、電波漏れともいいます。

 

放送局が放送範囲内に満遍なく送信する目的で、電波を高出力化したり、送信所を標高の高い所へ設置したり、結果的に電波が放送範囲の外へ飛んでしまうことです。

 

放送する区域は原則として

 

関東圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城・栃木)

近畿圏(大阪・京都・奈良・和歌山・兵庫)

中京圏(愛知・岐阜・三重)

 

などに分けられ、さらに、ひとつの都道府県(岡山・香川、島根・鳥取は2県で1県のカウント)のみを対象とする県域局に分けられます。

 

放送所の発信する電波の出力や中継局の配置について放送区域をもとに決めます。

 

アナログ放送の時分ではノイズが入らないよう余裕をもって電波を出力して、本来受信できない隣の県のテレビ局が受信できることも珍しくありませんでした。

 

この事象をスピルオーバーといいます。

 

地デジ放送へ移行してからはノイズに強くなったため、電波の出力を抑えたり、特定の方向の電波を弱くしたりすることも可能になりました。

 

そのためスピルオーバーは地デジ化により規制できるようになりました。

 

 

 

不安な時はプロにアンテナ調査を依頼しよう

不安な時はプロにアンテナ調査を依頼しよう

テレビのコンセントやテレビ背面のケーブルが緩んでいる程度であれば自ら気づき直すことができますが、他のことが要因のとき要因を突き止めること自体が困難であり、場合によってはその対処法に危険な作業が伴います。

 

そこはプロのアンテナ業者の出番です。

 

 

 

プロに頼むメリット① 正確な原因を突き止めてもらえる

電波が弱くなっている原因は目で見てすぐにわかるものとは限らず、多様な原因が複合的に起こっている可能性もあります。

 

プロのアンテナ業者であれば、アンテナレベルを低下させていると考えられる原因をすべて確認し、さらにアンテナ本体の故障についても調べ、原因が複数あってもすべて把握することができます。

 

 

 

プロに頼むメリット② 原因に対する正しい対処法を教えてもらえる

原因が把握できたら、必要に応じて修理したりアンテナ本体や機器を交換したりします。

 

みずほアンテナの場合、把握した原因をお客様へ説明して、最善とされる方法を提示します。

 

作業の前にお見積りを提示して、お客様にご納得いただいた場合に作業に取り掛かります。

 

 

 

プロに頼むメリット③ 危険が伴う作業もまるごと任せられる

原因を探る際や対処法に、屋根の上など高所に登る必要があるかも知れません。

 

屋根の上に登ったり高所での作業には、ご自身が転落する可能性もありますし、アンテナや機器の落下や破損の危険性も含み持っています。

 

その点、プロのアンテナ業者は慣れているので安心して任せることができます。

 

 

 

アンテナの点検・修理・買い替えならみずほアンテナ

アンテナの点検・修理・買い替えならみずほアンテナ

みずほアンテナでは年間数千件のアンテナ新設工事の実績がありますが、修理や交換工事も数多く行っております。

 

アンテナの点検・修理・買い替えならみずほアンテナ

業界最長の10年保証の付与もあり、お客様とさらに長いお付き合いが生まれ、メンテンナスの機会も増えています。

 

 

今回はみずほアンテナで実際に施工したアンテナの修理や交換の事例をご紹介します。

 

 

施工例①

アンテナの点検・修理・買い替えならみずほアンテナ

工事内容:UHFアンテナの交換

施工地域:千葉県袖ヶ浦市

設置箇所:屋根の上

備考:テレビ映りが悪くお客様でブースターの交換をされたそうですが改善せず、みずほアンテナへご連絡をいただきました。原因はアンテナ本体の故障とわかり交換しました。

参考記事:UHFアンテナ交換工事

 

 

施工例②

アンテナの点検・修理・買い替えならみずほアンテナ

工事内容:アンテナとブースターの交換

施工地域:福岡県北九州市

設置箇所:壁面

備考:強風により屋根の上のアンテナが倒壊していまい、みずほアンテナへご依頼いただきました。アンテナ本体や取付金具の経年劣化がかなり進んでいたため、アンテナやブースターを含む一式を交換しました。アンテナはUHFからデザインアンテナへ一新されました。

参考記事:デザインアンテナ交換工事

 

 

施工例③

アンテナの点検・修理・買い替えならみずほアンテナ

工事内容:UHFアンテナ、BS/CSアンテナ、ブースターの交換

施工地域:福岡県福岡市

施工箇所:屋根の上

備考:アンテナが倒壊してしまい、みずほアンテナへご連絡をいただきました。立て直しも検討されましたが、劣化の具合を踏まえてお客様とご相談してアンテナ本体や周辺の機器一式を交換しました。

参考記事:UHFアンテナとBS/CSアンテナ交換工事

 

 

 

 
 
 
 

テレビの電波を安定させるために

テレビの電波を安定させるために

今回ご紹介した方法を試せば、テレビの電波が強くなって問題なく視聴できるようになるケースもあるでしょう。

 

しかしアンテナに関する専門知識がない人が作業をした場合、またすぐに映らなくなる可能性もあります。

 

アンテナの向きを調整したときに固定が十分でないと、強風や台風の影響で向きが変わってしまいます。

 

ブースターを取り付けても、電波に含まれるノイズまで増幅するようになり、テレビ映りが却って悪くなることも珍しくありません。

 

このように素人が作業をした場合、一時的な改善にしかならない恐れがあります。

 

それにテレビの電波が安定しない原因は一つとは限りません。

 

アンテナの向きが悪いうえに、アンテナコードが傷んでおり、さらにブースターが故障しているようなケースもあり得ます。

 

複数の原因が影響を及ぼし合っている場合は、専門知識や経験がないと解決することは困難です。

 

テレビの電波を確実に安定させて安心してテレビを視聴したいのであれば、アンテナの専門業者に相談することが得策です。

 

 

 

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みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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