テレビやアンテナを設置したりつないだりしていると、ケーブルの長さが不足してしまうことはありませんか。
テレビの設置場所を変えるまたはアンテナの移設の際に起こりやすいトラブルです。
そんな場合はケーブを延長することで解決を図ってみましょう。
ケーブルの延長方法にはいくつかやり方があるので説明します。
また、気になる画質への影響についても解説するので、延長するときの参考にしてください。
延長はやはり不安というときの解決法についても紹介します。
【中継接栓や中継器を使用して延長する方法】
中継接栓や中継器を使う方法は、アンテナケーブルの長さを延長したいときの一般的なやり方です。
中継接栓も中継器もホームセンターや家電量販店などで気軽に購入でき、価格帯も200円〜300円前後と手頃です。
知っておくと便利ですし、手軽にケーブルの延長ができます。
ケーブルの延長には中継接栓または中継器のほかに、延長用のケーブルを両方用意します。
このやり方は特に工具類なども不要なので、始める前にはこれだけ用意しておけば特に問題はありません。
中継接栓も中継器も両側が接続できるようになっています。
ホームセンターや家電量販店でどちらも購入可能です。
延長用アンテナケーブルは1mや2mといった長さのものが売られています。
必要な長さをあらかじめ測っておき、間違えないように購入しましょう。
やり方は簡単です。
アンテナプラグの端と延長用アンテナケーブルを中継接栓または中継器を間に入れて接続しましょう。
抜けないようにしっかり締めたら完了です。
あとは延長したケーブルの方をテレビ端子などにつないでください。
【TV接続延長ケーブルを使用して延長するには?】
ケーブルの延長方法としてTV接続延長ケーブルを使用するとさらに簡単に延長が可能です。
これは既存のケーブルに直接接続できるもので、従来の中継器や中継接栓を間にいれる必要がありません。
長さにはいろいろ種類が出ているので、延長したい長さを調べて購入しましょう。
屋内でちょっと長さを足したいときや部屋の移動などでテレビを置く場所が離れてしまうようなときには工事をすることもなく手軽です。
価格は販売店や長さに応じて異なりますが、高いものでも3,000円ほどで購入できます。
時間も工具もかからず手間取るということもまずないでしょう。知っているととても楽な延長方法です。
【屋外のアンテナケーブルを延長したい!でも大丈夫?】
屋外のアンテナテーブルを延長する場合は、防水タイプの中継器などが売られているので購入してみましょう。
自己融着テープなどで接続面を巻き、それで防水をするという処理をする人も多いですが、この方法はあまりおすすめできません。
環境によって劣化の進行は異なりますし、すぐに水が侵入するとは言い切れません。
実際にこの処置で何年も使用できる場合もあります。
しかし、あくまでも確実な防水方法とは言えません。
屋外アンテナケーブルを延長するなら防水タイプの中継器などを使用するか、専門業者に依頼する方が安全です。
また、屋外の場合は延長する場所によっては注意して配線しなくてはなりません。
紫外線と雨水による劣化や影響は環境で異なるため、長く安全に使用するなら専門家に相談するのが一番です。
【気になる画質への影響は?】
ケーブルを延長する際に気になるのは画質への影響ではないでしょうか。
どんなに手軽で簡単にできても、肝心の画質が悪くなったり受信できなくなったりしては本末転倒です。
中継器やTV接続延長ケーブルなどを使用してケーブルを延長した場合の画質については、その感じ方に個人差があります。
また、使用している機器によってどう影響が出るかは一概には言えません。
ケーブルの長を延長する方法として多くの人が気軽に実践している方法で、画質に対して気になったという意見は少ない傾向はあります。
ただし、長いあいだ使用するうちには、例え屋内であっても環境によっては接続部分のホコリの蓄積や緩みなども考えられます。
長く使用することを考えたら、できれば接続面のない長いケーブルに変えるほうがいいでしょう。
屋外の場合も安心ですし、アンテナの設置場所に応じた見栄えの良い処理も期待できます。
【BS放送やCS放送でも問題なく視聴できる?】
中継器や中継接栓、TV接続延長ケーブルを使用してのケーブルの延長方法は、家庭でもできる一般的な延長方法です。
BS放送やCS放送でも通常は視聴に影響はしません。
ただし、BS放送やCS放送に対応したものを使うことが原則です。
気になり方は個人差があるので、画質をとにかく優先したいという人は延長するより必要な長さのあるケーブルを新たに用意したほうがいいでしょう。
そうなると、屋外からの引き込みなどの作業もともなってきます。
一般の人ではなかなか難しい作業も出てくるかもしれません。
ケーブルの長さが足りないという事態になるのは、新しいアンテナや機器を設置したときです。
または引っ越しなどの場合も、新居では従来のケーブルでは足りないということも出てくるでしょう。
このような事態を防ぐには、あらかじめ引っ越しに合わせて設置工事を依頼しておくといいかもしれません。
アンテナの種類も豊富になっているので、外壁に合わせた色調にするなど、景観を損ねない工夫も可能です。