テレビアンテナは以前のモデルでも10年、最新のモデルだと20年程使用できるとされています。
しかし耐用年数は使用する環境によって大きく異なります。
また台風や暴雨等により破損したり故障したりして使用年数に関わらず修繕が必要になることもあります。
今回はアンテナの新設工事ではなく交換工事に焦点をあててご説明します。
アンテナをいつ設置したか忘れてしまっている方も、新しいアンテナが気になって交換を検討されている方にも参考になる内容です。
アンテナ新規設置工事の費用相場
テレビには①地デジ放送と②衛星放送があり、それぞれ必要なアンテナが異なります。
①地デジ放送は東京スカイツリー等地上にある電波塔から受信し、最寄りの電波塔や中継局へ向けてアンテナを設置します。
②衛星放送は36,000km上空にある人工衛星から受信し、人工衛星のある南南西へ向けてアンテナを設置します。
アンテナ専門業者によっては“地デジ及びBSアンテナのセット割”のお得な料金プランが設けられています。
個別に設置するよりも割安になるかも知れません。
ここでは「各アンテナの新設工事」の費用相場をご紹介します。
地デジ アンテナ |
八木式 アンテナ |
15,000~50,000円 |
デザイン アンテナ |
20,000~60,000円 | |
ユニコーン アンテナ |
30,000~70,000円 |
BS/CS アンテナ |
2K | 15,000~40,000円 |
4K8K | 15,000~50,000円 |
費用に幅がある理由の一つとして「アンテナ工事の依頼先」があります。
仲介手数料が発生する工務店や家電量販店等では全体的に割高に設定されています。
また別の理由として「電波の環境や家の構造」も大きく関係しています。
アンテナの種類や最適な設置場所によって必要な部材や技術が異なる為です。
アンテナ修理・交換工事の費用相場
アンテナ修理や交換工事についてここでは
①地デジアンテナ単体の場合
②BS/CSアンテナ単体の場合
③地デジアンテナとBS/CSアンテナ2基の場合
をご紹介します。
アンテナ新設工事も現場によって費用に差が生じますが、修理や交換工事の費用はさらに個別事情に左右されます。
ここでご紹介する費用に関しても参考程度と捉えてくださいませ。
また修理の場合、アンテナ専門業者の保証が適用されたり「火災保険」が適用されたりするケースもあるので留意が必要です。
地デジアンテナ単体の場合
「地デジアンテナ単体の交換工事」の費用相場をご紹介します。
「交換工事」は既存のアンテナを撤去して、新しいアンテナを設置する工事です。
つまり基本的には上記で紹介した「新設工事」にかかる費用に「撤去費用」が加算されます。
撤去の際に別途依頼によりアンテナ機器類の“処分”も任せられますが、処分を受け付けていない業者もいるので依頼の際には注意しましょう。
地デジアンテナ単体の新設工事
八木式アンテナ | 20,000~50,000円 |
デザインアンテナ | 25,000~60,000円 |
ユニコーンアンテナ | 30,000~70,000円 |
アンテナの撤去・処分費用
撤去費用 | 5,000~30,000円 |
処分費用 | 5,000~20,000円 |
ー地デジアンテナに関する記事ー
【地デジアンテナ工事の費用は?業者の選び方や詳細な費用についてご紹介】
BS/CSアンテナ単体の場合
「BS/CSアンテナ単体の交換工事」の費用相場をご紹介します。
「交換工事」は地デジアンテナ同様、既存のアンテナを撤去して新しいアンテナを設置する工事であり、基本的に「新設工事費用」と「撤去費用」の合計になります。
BS/CSアンテナ単体の新設工事
2K |
18,000~40,000円 |
4K8K |
18,000~50,000円 |
アンテナの撤去・処分費用
撤去費用 |
5,000~30,000円 |
処分費用 |
5,000~30,000円 |
「アンテナ交換工事」ではアンテナ本体のみならずアンテナの周辺機器を一式まるごと交換する事が多くあります。
周辺機器もアンテナ本体同様に経年劣化が生じていたり破損していたりする事が考えられる為です。
また最新のアンテナへ交換した場合には周辺機器もそれと合うレベルの製品に揃えるほうが長く安心して使用できる為でもあります。
交換工事を依頼する際には、周辺機器等も含めた全体の費用にも注意しましょう。
ーBS/CSアンテナに関する記事ー
【2022年最新】BS/CSアンテナ工事の費用は?種類・工事の流れ・業者の選び方も解説
地デジアンテナとBS/CSアンテナの修理・交換の場合
まず「地デジアンテナとBS/CSアンテナの交換工事」の費用相場をご紹介します。
「交換工事」は上記同様、基本的に「新設工事費用」と「撤去費用」の合計した金額です。
業者によってはセット料金が設けられており、個別に設置するよりお得になります。
(参考:みずほアンテナ)
地デジ |
UHFアンテナ + BS/CSアンテナ |
40,000円 ~90,000円 |
デザインアンテナ + BS/CSアンテナ |
43,000円 ~100,000円 | |
アンテナ撤去 | 10,000円 ~30,000円 |
⇨⇨交換工事は合計40,000円~130,000円ですが、戸別の事情により異なります。
修理工事は内容により費用が異なりますが主な修理工事は下記の通りです。(相場)
修理工事
角度調整 | 10,000円~15,000円 |
立て直し | 10,000~15,000円 |
ブースター交換 | 15,000~25,000円 |
配線工事 | 15,000円~20,000円 |
ブースター追加 | 15,000~25,000円 |
アンテナ交換は火災保険が使用できるケースも
台風や強風等自然災害により建物が被害を受けてアンテナが故障したり破損したりした場合、火災保険が適用されるケースがあります。
火災保険の契約方式には①フランチャイズ方式と②免責方式があります。
①フランチャイズ方式の例として、20万円フランチャイズ方式だと損害額が20万円以下の場合には1円も保険金がおりず、20万円を超えた部分に保険金がおります。
②免責方式の例として、免責額が3万円だと損害額のうち3万円を超えた部分に保険金がおり、損害額が3万円以下の場合には1円も保険金がおりません。
多くの火災保険は被害から2、3年後でも遡及して申請できるので、生活基盤の立て直し等を優先し少し落ち着いてからでも十分間に合います。
注意点を2点あげます。
1点目は、上記の適用範囲として上げた20万円や3万円の金額についてです。
「アンテナ工事の修理費ではそこまで掛からなそう…」
と申請を諦めないでください。
火災保険ではアンテナのみならずアンテナを設置している屋根や雨樋等と合わせて損害額とする事が認められています。
2点目は「火災保険を利用したい」との申出に対して滞りなく受付や作業をしてくれるアンテナ業者に依頼する事です。
申請には工事前後の写真が必要ですが、慣れたアンテナ業者であれば適切な写真を撮ってくれます。
アンテナ交換工事の流れ
アンテナ“交換工事”は“新設工事”とほぼ同じ手順になります。
ここでは「アンテナ専門業者」への依頼を想定しますが、依頼先を選ぶ際には最初から1社に絞らず必ず3、4社を比較して決めましょう。
~問い合わせ~
・連絡手段は電話、メール、LINE等
・「交換」を希望する理由(テレビ映りが悪い、アンテナの倒壊、新品にしたい等)
・既存のアンテナを設置した際の保証の有無(記録や記憶がなければその旨を伝える)
~お見積もり~
・既存のアンテナについての希望を伝える(撤去のみ、処分まで依頼するか等)
・新たに設置したいアンテナの種類や設置場所について希望を伝える
・概算の見積もりを出してもらう
・工事当日に現場で把握した事情により概算の見積もり額より高額になった時、再検討の余地があるか否か(工事を断った時に見積もり費用や出張費がかかるか)
~工事の予約~
・工事には立会いが必要の為、必ず在宅している日程を選ぶ
・工事予定時間は1~3時間程度
~工事の当日~
・既存のアンテナの確認、電波調査や最適なアンテナ設置場所の調査が行われる
・調査の後の打ち合わせで最終的な工事内容や費用を提示され、了承したら工事へ進む
・工事の後に精算
・保証の有無を確認し、保証が付与される場合には書面を貰う
アンテナ交換工事当日の作業内容
今回は“屋根の上”にある“八木式アンテナ”を交換する工事を想定してご紹介します。
①はしごを立てかけて屋根の上に登ります
②支線(ワイヤー)を切りアンテナの固定を解除します
③アンテナ本体を支柱から取り外します
④支柱や屋根馬を取り外します
⑤アンテナ本体、支線ワイヤー、支柱、屋根馬等を屋根から下ろします
⑥新たな八木式アンテナを設置します
工事時間は1~3時間程度です。
テレビアンテナの交換依頼ができる業者と選び方
テレビアンテナを交換したい時、どこへ頼めるのでしょうか。
ここでは代表して4つの候補をご紹介します。
①アンテナ専門業者
②家電量販店
③電気屋さん
④ハウスメーカーや工務店
それぞれのメリット・デメリットについて下記で触れます。
どこに頼んだらいいか、結論としては①アンテナ専門業者にお任せする事をお勧めします。
①アンテナ専門業者
~メリット~
・アンテナ工事に特化した業者であり知識や技術が期待できる
・電波の環境や家の構造に合わせた最適な方法を提案してもらえる
・業者の技量によっては依頼者の想定以上のいい設置場所や設置方法になる
・仲介手数料が発生しない分の安価を期待できる
・電話やメール等で概算の見積もり額を前もって知ることができる
・見積もりが無料の業者もある
・10年等長期間の保証が付与される
・アンテナ修理の火災保険適用について知識がある
~デメリット~
・アンテナ工事に必須の資格が無い為アンテナ業者の間でも知識や技術に差がある
・見積もりを出張に限っている業者もいる(有料サービス)
・知識の浅い業者の場合、本来火災保険が適用される工事でも知らずに一般的な工事として請け負う事がある
②家電量販店
~メリット~
・交渉によって値引きしてもらえたり、キャンペーン期間で値下げされていたりする
・家電量販店のポイントが利用できる事がある
・クレジットカード等のキャッシュレス決済を利用できる事がある
・店頭でアンテナ本体や周辺機器等の実物を手にとって確認できる
・顔なじみの店員がいる場合には安心感がある
~デメリット~
・家電量販店のポイント、クレカ等の利用ができない可能性がある
・施工業者の専門性や技術のレベルが不明(家電量販店は窓口になっているだけで、実際に施工を担当する業者は別にあり、その業者がアンテナ専門業者の可能性は低い)
・家電量販店が仲介の立場になり手数料が発生して全体的に割高になる
③電気屋さん
~メリット~
・顔馴染みの電気屋さんだと安心感があり希望を伝えやすい
・電気屋さんがアンテナ工事に長けている場合には希望通りの工事が期待できる
・別の電気工事と併せて依頼する事で値下げしてくれる可能性がある
・工事の後のメンテナンスも気楽に頼みやすい
~デメリット~
・電気屋さんにとっては様々な事業のうちの一つがアンテナ工事であり、アンテナ専門業者程の専門性は期待できない
・アンテナ工事を得意としていない電気屋さんの場合、希望通りの工事は叶わない
・アンテナ工事に必要な道具を持っておらず別の道具を代替すると工事結果に影響する可能性がある
・電気屋さんが高齢を理由に高所作業を断る可能性がある
・無料保証等のサービスがなくアフターサポートの費用が高くつく可能性がある
④ハウスメーカーや工務店
~メリット~
・お世話になっているハウスメーカーや工務店の担当の方にお願いでき信頼がある
・アンテナ工事にかかる料金も住宅ローンに組み込める可能性がある
~デメリット~
・「サービスでアンテナを設置します」と言われるが、実際には無料ではなく、むしろハウスメーカーが仲介の立場となり手数料が発生し工事は割高になる
・設置できるアンテナの種類や設置場所が限定される(アンテナ工事を担う業者はハウスメーカーではなく下請けか孫請け業者が一般的で、請負業者がアンテナ専門業者とは限らない為)
どの業者に依頼するのがおすすめ?
アンテナの交換工事を依頼する先は様々ありますが、先に述べたように“アンテナ専門業者”が最もお勧めです。
“餅は餅屋”という言葉の通りアンテナ工事も専門業者に優るものはありません。
アンテナ工事には特別必要な資格がなく、請負い業者がたくさんあります。
しかし実態を見てみると、本業が電気工事だったりエアコン工事だったり様々で、副業としてアンテナ工事を請けている業者が少なくありません。
アンテナ専門業者の場合、快適なテレビ視聴の為に最適なアンテナの種類や設置場所を提案してくれます。
また施工業者に直接依頼する事で中間手数料が発生しない点も嬉しいポイントです。
注意するべき悪徳業者の特徴
アンテナ専門業者をお勧めしましたが、業者の善し悪しには注意が必要です。
3、4社に問い合わせて比較することでぜひ善良なアンテナ業者を見つけてくださいませ。
ここでは避けるべき悪徳業者の特徴を2点あげます。
特徴①見積もり内容が曖昧
信頼できる業者のポイントとして明朗会計はとても大きい点です。
最初の問い合わせで概算の見積もり額を教えてくれるか否か、業者の対応が異なります。
概算の見積もりを拒んだり、現地調査での見積もりにこだわったりする会社は一考すべきです。
現地調査にこだわる業者は、現地で見積もりを見て工事を断ると“見積もり費用”や“出張費”を請求してくる可能性が高いです。
そもそも工事ではなくその“見積もり費用”や“出張費”が目当ての可能性さえあります。
また工事の前に提示される最終的な見積もり額は現地調査等が済んだあとの事であり、本来工事のあとに見積もり額が変わることはありません。
しかし悪徳業者の場合、「工事して初めて必要になった部材があった」や「アンテナ工事とあわせて屋根の補修もした」等と言い、最終的な見積もり額とは別に工事の後で別途請求してきます。
見積もり以外に請求される可能性があるか工事の前に確認しましょう。
最終的な見積もり以外に請求された場合、その場で納得のいく説明を求めましょう。
特徴②対応が不親切
個人営業ではなく法人のアンテナ専門業者の場合、施工担当者と問い合わせに対応する担当者は別人である事が一般的です。
最初連絡したり相談したりする相手は事務方の担当者で、事務方が専門的な質問に対しても分かりやすい言葉で説明できると教育や指導が行き届いていると安心できます。
アンテナ工事は業者でない限り日常的な事ではなく、相談する方にとっては耳慣れない内容ばかりだと思います。
専門用語を使われたり同等の知識を前提として説明されたりしても困惑します。
いくら施工担当者に経験や技術があっても窓口となる事務方が不親切であれば信頼できる業者ではありません。
また「問い合わせ」に対して無理に契約を迫られない事も善良な業者を見極める大切なポイントです。
「今日契約すると安いです」「今日契約しないと予約がだいぶ先になります」等他社へ逃げられないような言葉を言われたら注意しましょう。
確かに繁忙期には予約が先になる事はありますが、業者の善し悪しを見極める為には3、4社の比較は欠かせず、それを阻むような行為をする業者は信頼できません。
工事前におさらい!アンテナの種類とそれぞれの価格・費用
テレビ放送には地上波放送と衛星放送と2種類あり、両方一気に受信できるアンテナはなくそれぞれアンテナを設置する必要があります。
“地デジアンテナ”には主に
①八木式アンテナ
②デザインアンテナ
③ユニコーンアンテナ
④室内アンテナ
の4種類があります。
“BSアンテナ”には1⃣BS/CSアンテナ、2⃣4K/8Kアンテナの2種類があります。
何を見たいのかによってアンテナを選ぶ必要がありますが、ここでは各アンテナの価格相場をご紹介します。
“地デジアンテナ”
新設工事 | 交換工事 | |
八木式 アンテナ |
22,000~50,000円 | 20,000~80,000円 |
デザイン アンテナ |
25,000~60,000円 | 25,000~90,000円 |
ユニコーン アンテナ |
30,000~70,000円 | 35,000~100,000円 |
室内アンテナ | 2,000円~数万円までさまざま |
“BSアンテナ”
新設工事 | 交換工事 | |
BS/CSアンテナ | 18,000~40,000円 | 20,000~70,000円 |
4K/8Kアンテナ | 18,000~50,000円 | 20,000~80,000円 |
地デジアンテナ
一口に“地デジアンテナ”と言ってもいくつか種類があります。
ここでは
①八木式アンテナ
②デザインアンテナ
③ユニコーンアンテナ
④室内アンテナ
についてご紹介します。
4種類の共通点は“地デジ放送を見る為のアンテナ”である事です。
特徴はそれぞれありますが、大きく分けると①~③は主に屋外に設置するアンテナです。
場合によっては屋根裏に設置する事もあります。
④はテレビの近くに置く事で使用できるアンテナです。専門業者へ工事を依頼する必要がありません。
各アンテナのメリット・デメリットや価格相場は以下の通りです。
①八木式アンテナ
~メリット~
・様々な電波環境の下で使用できる
・屋根の上に設置すると高い位置に設置できる
・高く位置できると電波を受信しづらい環境でも使用できる
・壁面や屋根裏、ベランダ等にも設置できる
・他の地デジアンテナに比べて安価
~デメリット~
・無機質な姿形で家の雰囲気にそぐわない場合がある
・屋外に設置すると紫外線や風雨等の影響を受けやすい
・屋根の上に設置すると鳥害に遭いやすい
~新設工事~
22,000~50,000円
~交換工事~
20,000~80,000円
ー八木式アンテナに関する記事ー
【八木式アンテナの特徴は?メリットやデメリット、費用相場を紹介】
②デザインアンテナ
~メリット~
・素子が隠れた設計で屋外に設置しても紫外線や風雨等の影響を受けにくい
・屋根の上に設置しても鳥害に遭いにくい
・薄い板のような姿形で色も豊富にあり家のデザインに合わせやすい
・壁面や屋根裏、ベランダ等にも設置できる
・壁面に設置するとアンテナの存在感なく設置できる
~デメリット~
・ある程度電波に恵まれた環境が必要
・八木式アンテナに比べると若干高価
・壁面設置の場合壁にビスの穴をあける
~新設工事~
25,000~60,000円
~交換工事~
30,000~90,000円
ーデザインアンテナに関する記事ー
【デザインアンテナとは?メリット・デメリットや取り付け費用、失敗しないコツを解説】
③ユニコーンアンテナ
~メリット~
・直径14cm程度の筒状で破風板に設置しても風の抵抗を受けづらい
・素子が隠されたデザインで紫外線や風雨への耐久性が高い
・白、黒の2色から選べる
・破風板に設置すると屋根より高い位置になる
・高い位置に設置すると周辺の立木や建物等電波を遮断するものを避けられる
~デメリット~
・電波の環境や家の構造により設置できないケースがある
・設置の際に破風板や壁面にビスの穴をあける
~新設工事~
30,000~70,000円
~交換工事~
35,000~100,000円
④室内アンテナ
~メリット~
・デザインが豊富で設置する壁紙の色やインテリアに合わせて選ぶことができる
・大掛かりの工事は必要なく簡単に取り付けられる
・電器店や家電量販店、ネット通販等で気軽に購入できる
・家の外観を損ねる事がなく強風や大雪の影響も心配いらない
~デメリット~
・屋外アンテナよりも電波の感度が弱く、一部の番組が映らなかったりノイズが入ったりトラブルが起きやすい
・屋根や壁の素材によっては電波が遮られる
・太陽光パネルを設置している建物では室内アンテナが使えない可能性が高い
・ブースター(電波増幅器)が必要になる場合がある
~新設工事・交換工事~
・2,000円~数万円までさまざま
・基本的には個人で購入・設置する為工事費用がかからない
ー室内アンテナに関する記事ー
【室内アンテナは映らない?購入前の確認事項と選び方を徹底解説!】
【室内アンテナのおすすめ人気ランキング15選!選び方はもちろん、メリット・デメリットを紹介】
BS/CSアンテナ
~メリット~
・人工衛星から受信するため地域に関係なく設置できる
・4K8K対応BS/CSアンテナに比べて安価
・無料で視聴できるチャンネルもあり番組の選択肢が増える
~デメリット~
・屋外に設置しなければならない
・南南西に向けて設置する為、希望する位置に設置できない場合がある
~新設工事~
18,000~40,000円
~交換工事~
23,000~70,000円
4K8K対応BS/CSアンテナと比べて安価とされていますが、アンテナ業者によっては同額に設定されています。
同額であれば現在4K8K放送を視聴する予定がなくても将来の可能性を考えて4K8K対応アンテナをお勧めします。
4K8K対応の機器はアンテナだけでなく分配器等の周辺機器も異なり、あとから交換しなくていいように備えるとお得です。
4K/8Kアンテナ
~メリット~
・人工衛星から受信するため地域に関係なく設置できる
・無料で視聴できるチャンネルもあり番組の選択肢が増える
・4K8Kに対応するテレビ等を揃えると4K8K放送を視聴できる
~デメリット~
・屋外に設置しなければならない
・BS/CSアンテナに比べて高価
・4K8K視聴のためにはブースターや分配器等の機器も4K8K対応に揃える必要がある
~新設工事~
18,000~50,000円
~交換工事~
23,000~80,000円
アンテナ交換工事の費用の内訳
アンテナ工事費用は一括で“工事一式”として請求する業者もいますが、内訳は「機器代+部材代+別途作業代」と考えられます。
機器代は
・アンテナ本体
・工事費
等です。
部材代は
・ブースター(混合ブースター)
・ケーブル
・ワイヤー
等です。
場合によって
・分配器
・分波器
が部材代に加わります。
別途作業代は
・高所作業費
・出張費
・見積もり費
等で基本工事費とは別に特別な事情によってかかる作業代です。
“工事一式”の項目で見積もりを提示されたら、どのような内訳なのか確認すると他社と比較しやすいです。
部材費について
ブースターと分波器・混合器についてご紹介します。
ブースター(電波増幅器)
市場参考価格:3,500~10,000円
この価格はDIY用の小売価格であり、アンテナ工事業者に依頼した場合は工事費用を含んで単価が上がります。
ブースターは受信レベルが低い電波を増幅したり、分配器などを介して低下した受信レベルを補ったりします。
ブースターは山間部や高い建物に囲まれた受信電波が弱い地域や、複数のテレビを保有して分配器を利用する場合に設置します。
分波器・混合器
市場参考価格:1,000~10,000円
分波器・混合器はアンテナで受信した電波を分岐・結合する機器です。
例えば地デジ放送と衛星放送の2つの放送を1本のケーブルでテレビまで繋ぐ時に使用します。
分波器は周波数ごとに分けて出力し、混合器は合わせて出力し、別々の機能を持つ機器ですが一台で両方の機能を持つ混合タイプを使うケースが多いです。
~アンテナ周辺機器の費用相場~
アンテナマストと屋根馬についてご紹介します。
アンテナマスト
市場参考価格:1,000円程
アンテナマストとは主に屋根馬とセットで使用されるセンターポールです。
アンテナを屋根の上に設置して高さをとる際に使用します。
場合によっては破風板や壁面に設置する際にも使用します。
素材によって錆への耐性が異なり、素材、長さ、太さ等によって価格が変わります。
屋根馬
市場参考価格:2,000~10,000円
屋根馬とはアンテナマストを垂直に固定する為に使用する土台になる部品で、主に屋根の上にアンテナを設置する際に使われています。
サイズや素材、錆への耐性等の種類があり価格も異なります。
屋根馬を使って設置するような高所でのアンテナ工事はプロのアンテナ業者へ任せる事がお勧めです。
屋根馬の固定は技術や経験が求められますし高所作業は危険性が高い作業です。
高所作業費について
高所作業費は基本工事費とは別にかかる事があります。
アンテナを屋根の上や屋根裏に設置する場合には高所作業にあたるとして工事費とは別に請求する業者が多く見られます。
さらに3階以上の高さに設置する場合、2階までに使用する梯子よりも長くなり高所作業費も上がります。
また業者によっては高所作業車の使用や足場を組むといった理由で高所作業費が跳ね上がる場合もあります。
費用の相場は以下のとおりです。
設置場所 | 費用相場 | |
屋根上 | 10,000~25,000円 | |
外壁 (足場が無い場合) |
6,000~18,000円 | |
ベランダ外壁 (足場が無い場合) |
8,000~15,000円 |
高所作業は常に落下や転落事故等命の危険に直結している為、危険度に合わせて高所作業費が設定されていると考えられます。
出張費について
アンテナ工事会社の拠点から現場(お住まいの地域)が離れている場合、出張費を請求する業者がいます。
相場は3,000円から10,000円です。
注意すべき点として“見積もりによる訪問”を「見積もり無料」として「出張費」の項目に替えて請求する業者がいる事です。
出張費不要と謳っている業者の中には、工事の有無に関わらず完全無料という業者がいたり、見積もり当日に工事を行う場合に限り出張費不要という業者がいたりします。
トラブルが多い項目ですので、問い合わせの時に必ず確認しましょう。
アンテナ交換工事に関するQ&A
質問①アンテナが原因かわからないけどテレビ映りが悪いので依頼していい?
テレビ周りの配線を確認して異常がなければアンテナ専門業者へ問い合わせる事をお勧めします。
アンテナの不具合に気付くことは簡単ではありません。
それにアンテナが屋根の上や屋根裏等に設置されている場合には個人で確認せず専門業者へ任せる事が大切です。
アンテナ専門業者へテレビ映りが悪くなった事情を話すと、事情によっては火災保険の適用の説明を受ける事もあります。
アンテナ交換に至らず修繕で済むケースもあり得ます。
明らかにテレビの故障でない限り、アンテナ専門業者へ相談すると解決が速いはずです。
ただし依頼先は1社目で決めず3、4社の比較検討する事をお勧めします。
質問②アンテナをやめて光回線やケーブルテレビにしたほうがいい?
アンテナでテレビを視聴できる環境であればアンテナ設置が最もお勧めです。
光回線やケーブルテレビは毎月の利用料が発生しランニングコストがかかります。
アンテナは設置する際の工事費用はかかるものの、設置後は10年20年と長く使用でき毎月の利用料も発生しません。
アンテナ業者によっては10年保証を付与している為、10年間安心して使用を続けることができます。
光回線やケーブルテレビでは2年や3年等の年単位の契約期間が設けられており、途中で解約すると解約金や違約金が発生する事が一般的で実質途中解約はできません。
光回線やケーブルテレビかあるいはアンテナか、迷っている方にはアンテナ設置をお勧めします。
質問③自分で交換できるか試すべき?
ご自身での施工はお勧めしません。
アンテナが屋根の上や2階以上の壁面等の高所の場合には尚更です。
ベランダに設置されている場合でもアンテナや周辺部品の落下により事故に繋がる危険性があり個人での施工をお勧めしません。
確かに個人で施工すれば機器の費用のみで済み安上がりかも知れません。
しかし設置する際に必要となる部品は意外と多く、誤って購入した際には余計な出費に繋がります。
また部品一つ一つの種類が豊富で、適切な種類を選び正しく設置する事は簡単ではありません。
交換の必要性を感じたらアンテナ専門業者へ任せる事が安心です。
アンテナ交換のことならみずほアンテナ
みずほアンテナはアンテナ専門業者でアンテナ交換工事の経験も技術も十分にあります。
他社で断られた工事もぜひご相談くださいませ。
またみずほアンテナは“明瞭会計”をお約束しています。
交換工事の場合、概算のお見積もりと大きく差が生じる事があります。
既存のアンテナの状況により撤去費用が異なり、新たに設置するアンテナの種類や設置場所も費用に影響する為です。
それ故に“明朗会計”が求められます。
みずほアンテナでは工事当日に現場を確認して最終的なお見積もりを提示します。
ご了承をいただいてから工事に進みますので不明瞭な点はありません。
10年保証サービスもあり、安心してご利用いただくことができます。
まとめ
以上テレビアンテナ交換工事について、費用相場や業者の選び方等を解説してきました。
テレビは電源を入れればいつでも見られる環境が当たり前になっています。
しかしテレビ映りに影響していないだけで、アンテナの一部が破損していたり錆びついて危険な状態になっていたりする事は十分あり得ます。
古いアンテナが設置されたままの方、数十年同じアンテナを使用し続けている方は交換やメンテナンスの検討をお勧めします。
アンテナに関する事は交換もメンテンナンスもアンテナ専門業者のみずほアンテナへお任せくださいませ。
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