アンテナ工事をしたいけれどネットで調べると数が多すぎてどの業者に依頼すればよいかわからないという方が多いと思います。
アンテナ工事は一生に何度もする買い物ではないですし、費用も安くはないのでできれば安く抑えたいものです。
この記事では安心できるアンテナ工事の業者の選び方や、アンテナの種類、2023年最新工事費用の相場などについて詳しく解説していきます。
テレビアンテナ工事にかかる費用の相場
テレビアンテナ工事の費用は、様々な要素によって異なります。
以下に、一般的なテレビアンテナ工事の費用の相場を示しますが、工事の内容や地域や業者によっても異なる場合があるので
詳細金額が知りたい方は業者に問い合わせてみるのが良いでしょう。
新規・単体設置工事の場合
デザインアンテナの費用相場:デザインアンテナは外観の美しさやデザイン性を重視したアンテナです。
一般的な相場としては、10,000円から40,000円。
デザインアンテナの設置所要時間:一般的な設置所要時間としては、1時間から3時間程度が目安です。
ただし、設置場所や工事の複雑さによっては、それ以上の時間がかかる場合もあります。
UHFアンテナの設置費用の相場: UHFアンテナの一般的な相場としては、10,000円から30,000円程度。
ただし、特殊な設置条件やパラスタックアンテナといった高性能なアンテナを使用する場合は、費用が上昇することがあります。
UHFアンテナの設置所要時間: UHFアンテナの一般的な設置所要時間としては、1時間から2時間程度です。
ただし、設置場所のアクセスや配線工事の複雑さなどによっては、それ以上の時間がかかる場合もあります。
パラボラアンテナの費用相場: パラボラアンテナの一般的な相場としては、30,000円から50,000円。
メッシュタイプなどの新しい高性能なパラボラアンテナや特殊な設置条件が必要な場合は、費用が上昇する可能性があります。
パラボラアンテナの設置所要時間: パラボラアンテナの設置には、慎重かつ正確な作業が必要です。
設置所要時間は、設置場所や設置するパラボラアンテナの種類によって異なります。
一般的な設置所要時間としては、2時間から3時間程度が目安です。
デザインアンテナ | UHFアンテナ | パラボラアンテナ |
10,000~ 40,000円 |
10,000~ 30,000円 |
30,000~ 50,000円 |
交換設置工事の場合
交換設置の費用は、既存のアンテナの撤去と新しいアンテナの設置作業に関わる費用が含まれます。
デザインアンテナの交換費用の相場: 20,000円程度が一般的です。
交換設置の所要時間の目安: 交換設置の所要時間は2時間から4時間程度を目安に考えることができます。
デザインアンテナは見た目やデザイン性が重要なため、交換設置には慎重な作業が求められます。
UHFアンテナの交換費用の相場: 10,000円から30,000円程度が一般的です。
交換設置の所要時間の目安: 交換設置の所要時間は、既存のアンテナの撤去作業と新しいUHFアンテナの設置作業にかかる時間です。
一般的な所要時間としては、2時間から4時間程度を目安に考えることができます。
デザインアンテナ | UHFアンテナ | パラボラアンテナ |
20,000円~ |
10,000~ 30,000円 |
30,000~ 50,000円 |
修理・追加・処分の場合
修理の場合: 修理の費用は、修理が必要な箇所や修理内容によって異なります。
一般的な相場としては、5,000円から20,000円程度が一般的です。
また、所要時間も修理内容や修理箇所によって異なりますが、一般的には1時間から数時間程度を目安に考えることができます。
追加設置の場合:追加するアンテナの種類や性能、設置場所の条件によって異なりますが相場としては、10,000円から30,000円程度が一般的です。
所要時間は一般的には1時間から数時間程度です。
処分の場合: 費用は、アンテナの種類やサイズ、撤去作業の難易度によって異なります。
相場としては、5,000円から20,000円程度です。所要時間は、一般的には1時間から数時間程度を目安に考えることができます。
修理 | 追加設置 | 処分 |
5,000~ 20,000円 |
10,000~ 30,000円 |
5,000~ 20,000円 |
テレビアンテナ工事の費用に差がでるポイント
アンテナ工事の費用は一軒家・アパートやマンションなどの共同住宅などの住宅環境によっても変わります。
また、アンテナの種類や設置箇所などによっても変わってきます。
さらにアンテナを設置する場合ブースターという電波を増幅させる機械を同時に設置することがありますが、このブースターの有無によっても大きく費用が変わってきます。
受信信号の弱さ・長いケーブルの使用・分配器の使用・障害物や電波干渉などが見受けられる場合に設置が推奨されます。
ブースターを使用することで、これらの問題に対処し、受信品質を改善することができます。
ただし、ブースターの使用には注意点適切なブースターの選択と正しい設置が重要であり、不適切な使用や設置方法は逆に受信品質を悪化させることもあります。
ブースターの必要性を判断する際には、専門家や業者に相談し、具体的な状況や要件に合わせたアドバイスを受けることをおすすめします。
関連リンク☞【テレビのブースターとは?選び方や設置方法などを徹底解説!分配器についても紹介!】
テレビアンテナ工事の費用相場【種類別】
テレビアンテナには地デジ放送を見るためのアンテナと衛星放送を見るアンテナに分けられます。
その中でも地デジアンテナは種類が豊富です。ここでは種類別の費用相場を紹介します。
地デジアンテナ工事の費用相場
地デジアンテナは、デジタルテレビ放送(地上デジタル放送)を受信するために使用されるアンテナのことです。
主に地上波のデジタル放送を受信するためのものであり、放送局からの電波を受信してテレビに映像や音声を送る役割を果たします。
デジタルテレビ放送は、アナログ放送よりも高画質でクリアな映像と高音質の音声を提供するため、地デジアンテナの使用が推奨されています。
地デジアンテナは、一般的には屋外に設置されるUHFアンテナ・デザインアンテナ・ユニコーンアンテナと、屋内に設置される小型の室内アンテナがあります。
それぞれ設置方法は、設置場所や地域の環境によって異なります。
室内アンテナは安価ですが、強電界域でないと電波を正常に受信できない可能性が高いです。
UHFアンテナ・デザインアンテナ・ユニコーンアンテナも電波状況に合ったアンテナ選びをしないと
うまく電波を受信できず、視聴に障害が現れることがあります。
業者や専門家の助言を仰ぎながら、自身の受信環境に最適な地デジアンテナを選ぶことが重要です。
UHFアンテナ | デザインアンテナ | ユニコーンアンテナ | 室内アンテナ |
15,000円~ 30,000円 |
20,000円~ 35,000円 |
25,000円~ 40,000円 |
3,000円~ 6,000円 |
関連リンク☞【地デジアンテナの種類と選び方は?おすすめ人気モデルや自分でやる設置方法を紹介】
BS/CSアンテナ工事の費用相場
一般的なBS/CSアンテナの新規・単体設置工事の費用相場は、約30,000円から70,000円程度です。
設置場所やアンテナの種類、地域によって費用は異なる場合があります。
交換設置の費用相場: BS/CSアンテナの交換設置の費用相場は、20,000円から50,000円程度が一般的です。
交換設置とは、既存のアンテナを新しいBS/CSアンテナに交換する場合の費用です。
ただし、設置場所やアンテナの種類、交換作業の難易度によって費用は異なります。
また、BS/CSアンテナ工事には、高所作業や設置場所のアクセスの難しさなど、特殊な要素が含まれる場合があります。
これらの要素によっても費用に差が生じることがあります。
関連リンク☞【BS/CSアンテナとは~施工事例あり~特徴や設置時の注意点、費用相場などを解説】
4K8Kアンテナ工事の費用相場
4K8Kアンテナは、高解像度のテレビ放送を受信するための特殊なアンテナです。
そのためアンテナ本体だけでなく、ブースターやケーブル、分配器などの周辺機器の全てを4K8Kに対応した製品に変える必要がある為、通常のBS/CSアンテナ工事より高額となります。
工事費用の金額差は、BS/CSと同様、戸建ての全体で視聴できるようにするか、一部屋だけ見られれば良いかの違いが大きく、4K8Kは一部屋で見られれば良い場合には直接配線を引き込む工事がオススメです。
その場合の目安となる工事費用の相場は20,000円前後です。
しかし、BS/CSを出来るだけ多くの部屋で視聴したい場合には、地デジ+BSCS+BS4K8Kが全てのテレビ端子に繋がる全体工事を行うのがベストです。
その場合の工事費用の相場は80,000円前後となります。
4K8Kアンテナ単体工事の金額だけでみればお安く感じますが、
4K8K対応のテレビやチューナー、ケーブルなどの買い替え費用や、地デジアンテナの工事費用が必要な場合は高額となりますので注意が必要です。
また、工事に有する時間は新規・単体設置工事の場合、約2時間から4時間程度です。これには、アンテナの設置場所の選定やアンテナの組み立て、ケーブルの配線、調整などが含まれます。
交換設置の場合、一般的な目安としては、約1時間から3時間程度です。
既存のアンテナの取り外しや新しいアンテナの設置、配線の接続、調整作業などが上記の時間に含まれます。
関連リンク☞【4K/8K対応アンテナは必要?4K8Kの視聴方法やBSアンテナとの違いを紹介】
テレビアンテナ工事の流れ
業者に見積もりを依頼する
▽
工事日を予約する
▽
現地にて電波のレベルを測定&調査
▽
最終的な見積もり金額の提示・契約
▽
アンテナの設置
▽
テレビの設定、電波チェック
▽
工事完了 料金の精算
上記のような流れで工事を行います。
見積もりには、工事内容や費用、工期などが明記されています。
必要に応じて複数の業者から見積もりを取り、検討を行った上で契約を進めると良いでしょう。
関連リンク☞【テレビアンテナの設置工事の流れなどを種類別に解説!】
テレビアンテナ工事の費用の内訳
見積もりを受け取ったら確認すべき箇所は費用の内訳です。
必要ないものにお金を取られてはいけません。
ここでは、そんな時に役立つ専門的な部材名やオプション費用などの知識を紹介いたします。
①部材費
ここではアンテナ工事に必要な部材を価格相場とともに紹介します。
部材名 | 部材費用 | 必要な理由 |
ブースター |
15,000~ 25,000円 |
電波強度を上げるための機器 |
分配器 |
2,000円〜 9,000円 |
テレビを2台設置したいときにアンテナのケーブルを分けるために必要な部材 |
分波器 |
1,000~ 5,000円 |
地デジだけでなく他の放送を1本のケーブルで見たい時、電波を分けるために使用する部材 |
混合器 |
3,000~ 7,000円 |
地デジの他にBS/CSのアンテナを設置する時に使用する部材 2本のケーブルを1本にまとめるために使用 |
ブースターの必要性は以下のようにまとめられます
- 信号を強化し、遠距離の受信を補助する
- 多重経路干渉を軽減し、信号の安定性を向上させる
- 分配器への信号補強や長いケーブルの利用に対応する
アンテナ工事における部材でもっとも重要なブースターですが、
必ずしも必要な部材ではないため本当に必要なものなのか懸念する人も多いです。
必要性は環境によって異なるため、アンテナ業者などの専門家の助言を求めることが重要です。
また、これからの部材は必要な電波強度や製品の性能によって異なるので、工事業者と相談しながら最適な製品を選んでもらうようにしましょう。
②高所作業費
作業位置 | 作業費 | 費用の理由 |
屋根上 |
10,000~ 30,000円 |
10m以上の梯子や高所作業車が必要な場合は価格が上がる |
外壁 |
5,000~ 20,000円 |
壁面への穴あけ&設置位置の高さで価格が変動する |
ベランダ外壁 |
8,000~ 15,000円 |
ベランダへ梯子が届く場合は壁面よりも簡単に設置可能で安価 |
高所作業費は、作業現場が高所に位置しており、安全対策や特殊な設備が必要な場合に発生する追加費用です。主に2階以上にアンテナ設置をする際にかかります。
基本的に設置位置が高くなるにつれて料金も高くなる傾向にあります。
これは安全確保や作業員の特殊な技術や装備の必要性が高まるためです。
高所であれば電波の受信強度も安定しやすい特徴がありますが、ブースターを導入するなどして対策すると良いでしょう。
③出張費
アンテナ工事の出張費は、業者が出張する現場までの距離が遠いほど、出張費が増加する傾向があります。
距離が長いほど交通費や移動時間のコストがかかるためです。
具体的な出張費の金額は、業者によって異なりますので、見積もりを依頼する際に明確にすることが重要です。
また、「見積後や電波調査後」に現地でキャンセルすると、キャンセル料(3,000~5,000円)ほど負担しなければいけない業者もあるので注意しましょう。
テレビアンテナ工事はどこに依頼するのがおすすめ?
テレビアンテナ工事を依頼する際には、以下の方法がおすすめです。
専門のアンテナ工事業者: アンテナ工事に特化した専門の業者に依頼することが一般的です。
アンテナの設置や調整に精通しており、適切なアンテナの選定や最適な設置方法を提案してくれます。
アンテナ工事に特化した業者の為工事費用も安く抑えられる傾向にあります。
電気屋や家電量販店: 多くの電器店や家電量販店でもアンテナ工事を受け付けています。
価格はアンテナ専門業者などに比べるとやや高めで工事日までに要する時間もかかる傾向も。
しかし馴染みのあるで電気屋や家電量販店で依頼すれば、対面で相談できるのが安心ポイントです。
インターネットでの比較・評価サイト: インターネット上には、アンテナ工事業者を比較・評価するサイトがあります。
利用者の口コミや評価を参考にしながら、信頼性の高い業者を選ぶことができます。
関連リンク☞【新築のアンテナ工事はどこに頼むのがおすすめ?優良な依頼先の選び方や費用を解説】
テレビアンテナ工事を自分で行う際の注意点
テレビアンテナ工事を自分で行う際には、以下の注意点に留意することが重要です
安全確保: 高所での作業や電気機器への接続作業など、安全に注意して作業を行ってください。
適切な安全装備(安全帯、ヘルメットなど)を使用し、転倒や事故のリスクを最小限に抑えましょう。
適切な道具と材料の使用:アンテナ工事には適切な工具と材料が必要です。
正しい道具を使用し、アンテナやケーブルの取り付けに適した材料を選びましょう。
アンテナの設置場所: アンテナの設置場所は、最適な受信環境を確保するために重要です。
建物や障害物からの遮蔽を避け、周囲の信号干渉を最小限にするような場所を選びましょう。
アンテナの方向調整: アンテナの方向調整は正確さが求められます。
受信する地上波放送局の方向や周囲の環境に応じて、アンテナを適切な方向に向けて調整しましょう。
電気接続の注意: アンテナとテレビやチューナーの間の電気接続には注意が必要です。
正しい接続方法やケーブルの使用を確認し、信号の遮蔽やノイズの問題を避けましょう。
自分での工事に自信がない場合や特殊な状況がある場合は、専門のアンテナ工事業者に相談することをおすすめします。
専門知識と経験を持つ専門家の助言を受けることで、より正確かつ安全な工事が行えます。
安全面や品質の保証を求める場合には、専門の業者に依頼することを検討してください。
関連リンク☞【自分でテレビアンテナの設置はできる?取り付ける方法や注意点を解説】
テレビアンテナ工事の費用を抑えるための業者選びのポイント
以下のポイントを考慮しながら業者を選び、費用を抑えつつ品質やサービスにも十分な配慮をすることが重要です。
最も安い業者だけでなく、信頼性や品質にも目を向けて適切な業者を選ぶことが大切です。
①複数の見積もりを比較する
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較しましょう。
見積もりを比較することで、適正な価格帯やサービスの差異を把握することができます。
また、見積もりの際には追加料金の有無について明確に確認するとよいでしょう。
現地で追加料金を上乗せされ、想像を超える金額になってしまうといったケースを防ぐことができます。
手間はかかりますが、ホームページ上の料金に惑わされることなく複数社から見積もりを取り、
最終的な工事料金をしっかり比較することで納得のいく価格で工事することができます。
②実績と評判を確認する
業者の実績や評判を調べて信頼性を確認しましょう。
インターネット系のアンテナ業者は価格が安いというメリットもありますが工事の技術面で不安が残ります。
口コミや評価を参考にすることで、他の顧客の経験や満足度を知ることができます。
施工例が極端に少ない業者は経験不足の可能性があり注意が必要です。
安心できるアンテナ業者を見つけるためには施工数が多く、実績豊富な業者を選ぶことがポイントです。
③アフターサービスや保証について確認する
アンテナ工事後のアフターサービスや保証についても重要です。
万が一の不具合やトラブルに対応してくれる業者を選びましょう。保証期間や対応内容について明確に確認しましょう。
中には保証を付けるには料金がかかるケースも。
万が一アンテナが壊れてしまった場合に大きな出費とならないためにも保証内容や年数はしっかりチェックしましょう。
④支払方法を確認する
実際の支払方法をどうするかはともかく、クレジットカード払いに対応しているかどうかは会社としての信用の証とも言えるでしょう。
アンテナ工事は2011年の地デジ化完全移行の前後で全国的な特需が生まれた際に、
一部で不当に高額な請求をする悪徳業者が存在していました。
余計なトラブルを避けるためにも、クレジットカード払いやその他のキャッシュレス払いを用意しているかどうかは業者見極めの一つのポイントとなります。
出来る限り支払い方法が多い会社を選ぶのがオススメです。
テレビの視聴はアンテナ・ケーブルテレビ・光回線どれがいいの?
新規にテレビの視聴環境を整える際、選択肢はアンテナ工事だけではありません。
ケーブルTV(CATV)や光回線での視聴などもあります。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
テレビアンテナのメリット
テレビアンテナを使うことで、地上波放送(地デジ)を無料で視聴することができます。
地上波放送には、主要なテレビ局の番組やニュース、スポーツ、映画などの幅広いコンテンツが含まれています。
テレビアンテナを使用する場合、追加の契約や料金が必要ありません。一度アンテナを設置すれば、地上波放送を自由に視聴することができます。
デメリットとしてはどうしても初期費用がかかる(3~7万円程度)点と
八木式アンテナの場合、自宅の外観を損なう可能性があります。見た目を気にされる方には不向きかもしれません。
ケーブルテレビのメリット
ケーブルテレビの最大のメリットは天候や周辺環境に左右されず視聴環境が安定している点です。
さらにケーブルテレビは、多くのチャンネルと多様なコンテンツを提供しています。
映画、スポーツ、ドラマ、ニュース、子供向け番組など、様々なジャンルのコンテンツを視聴することができます。
アンテナを建てる必要が無いので外観を損なわないのも魅力です。
デメリットは初期費用に加え、月額費用がかかるため、トータルコストが高いです。
また、全国規模のケーブルテレビ局が少ない為、地域によってサービスに差がある点に注意必要です。
光回線のメリット
ケーブルテレビ同様、テレビの受信が天候や周辺環境に左右されず安定しています。
さらに、チャンネル数が多く様々な番組を視聴できるのもメリットです。
他には、ケーブルテレビと比べてインターネットの回線速度が速くアンテナを建てる必要が無いのもメリットと言えるでしょう。
こちらも初期費用と月額費用がかかるため、トータルコストが高いです。
さらにインターネット回線とセットの為、他社で良い料金プランやサービスが出ても簡単に乗り換えることが出来ないので注意が必要です。
関連リンク☞【ケーブルテレビと光回線の違いを解説!メリットデメリットやおすすめを紹介】
テレビアンテナ工事について調べる際の注意点
一部の業者は、工事の品質や設置の正確さに欠けることがあります。
アンテナの位置や向きが適切でないため、信号の受信品質が低下したり、一部のチャンネルが受信できなかったりすることがあります。
信頼性のある業者を選ぶことで、適切な工事と設置を確保することができますが
ネット上での口コミ合戦が問題にもなっています。また、2022年においては、価格競争は一旦落ち着いたものの、
今後もネット上では様々な業者同士の駆け引きが行われることが予想されるので、
ユーザーの方たちは業者選びに慎重になり、適切な情報とアドバイスを受けることが重要です。
口コミサイトやランキングサイトは信用できる?
ネットでの買い物が当たり前になった現在、多くの業界に口コミ・評判を集めたサイトが存在します。
アンテナ工事業者も同様に口コミサイトがここ数年で急増しました。
しかし、同業他社を貶める為に根も葉もない適当な口コミを書き込んでいるサイトも存在します。
中にはきちんとお客様から貰ったアンケートを載せている誠実な業者もありますが
口コミがお金で買えるこの時代、乱立する口コミ・評判サイトの内容の真偽は定かではないので参考程度にとどめましょう。
最終的には自身で相見積もりを取った上で、業者の対応や料金設定などを参考に判断するのが最善でしょう。
テレビアンテナの周辺機器と価格帯
アンテナ工事には、アンテナ本体以外にも必要な機器が多くあります。
不必要な機器の購入や設置を防ぐためにもここで紹介するリストをチェックしておきましょう。
ブースター(増幅器)の価格相場
ブースターは、増幅器とも呼ばれますが簡単に言うと電波を増幅するための機器です。
弱い信号や低い電力を強化し、映像の質を向上させることができる優れものです。
さらにブースターには、信号や電力のレベルを調整するための機能が備わっています。
これにより、弱い場合だけでなく電波が強すぎる場合も適切なレベルで電波を制御することができます。
ただし、ブースターを使用する際には、適切な設定と設置が重要なので専門家による設置をお勧めします。
分波器・混合器の価格相場
分波器・混合器とは、アンテナで受信した電波をケーブルを通じて分岐・結合する部品で、『電波の種類別に分ける』アイテムです。
具体的には分波器が周波数ごと「VHS」「UHF」(地デジ放送)と、「BS」「CS」(衛星放送)の2つに分けて出力する物で、混合器はその逆ですが、1台で両方の機能を兼ね備えているタイプが主流です。
一般的なテレビは”地デジ”と”BS/CS”で入力端子が分かれていますが、
建物の構造上1本のアンテナ線(ケーブル)に全ての電波がまとまるケースがあり、そのままではテレビ端子に接続することができません。そういった際に分波器が使用されます。
分配器の価格相場
分配器、アンテナシステムやケーブルテレビシステムなどで使用される装置で、
1つの入力信号を複数の出力に分配するための機能を持ちます。
分配器は、信号の分配や接続を容易にするために使用され、通信や放送などの分野で広く使われています。
分配器は、信号の品質や通信の安定性を確保するために重要な役割を果たします。
品質の良い分配器を選ぶことで、信号のロスやノイズを最小限に抑え、正確な信号の分配を実現することができます。
アンテナ工事や通信システムの構築において、適切な分配器の選択と設置が重要です。
分岐器の価格相場
価格相場:700円~(税込)
分岐器は、アンテナシステムやケーブルテレビシステムなどで使用される装置で、
1つの信号を複数の方向に分岐させるための機能を持ちます。
分岐器は、信号の分配や接続を容易にするために使用され、通信や放送などの分野で広く使われています。
分岐器には、1つのアンテナから複数のテレビに信号を分配する場合に使用される分配型分岐器や、
複数の入力ポートから1つの出力ポートに信号を結合する機能を持つコンバイナ型分岐器。
さらに入力と出力の両方で信号の分配と結合を行う機能を持つ分岐器など種類が豊富にあります。
分岐器は、信号のロス(減衰)やノイズの影響を最小限に抑えることが重要です。
品質の良い分岐器を選ぶことで、信号の品質や通信の安定性を確保することができます。
適切な分岐器の選択と設置が重要となります。
アンテナマストの価格相場
価格相場:700円~(税込)
アンテナマストは、アンテナや通信機器を支持するために使用される鉄塔やポールのことを指します。
通常、アンテナマストは垂直に立てられ、アンテナを高い位置に設置することで通信の範囲や品質を向上させる役割を果たします。
アンテナマストは、様々な種類やサイズがあります。サイズや素材などによって金額は変動します。
屋根馬の価格相場
屋根馬とは、建物の屋根や壁面に設置される金具やブラケットのことを指します。
アンテナなどの通信機器を安定して取り付けるための設置金具です。
屋根馬は一般的に耐候性の高い素材で作られており、屋根や壁面にしっかりと固定されます。
屋根馬は、様々なタイプや形状があります、、一般的に 屋根の上に設置されるブラケット型の屋根馬と、
壁面に取り付けられる馬形の金具で、アンテナを壁に固定するために使用されます。
サイズや素材などによって金額は変動します。
ワイヤー・小物部品の価格相場
価格相場:数百円~
ワイヤーとそれらの固定用小物金具は、アンテナマストの四方に張り、アンテナ本体の固定強度を高める・補強するために使用されます。
いずれもホームセンター等で数百円から購入することが出来ます。
海が近い地域は場合によって、潮風による錆を防止する物が使われていたり、積雪のある地方では雪の重みで支線が緩むことのないよう、あえて本数を減らしたりします。
テレビケーブルの価格相場
標準HDMIケーブル: 短い長さ(1メートル〜2メートル)であれば数百円から数千円程度です。
高速HDMIケーブル: 高解像度の映像やオーディオ信号を伝送するために使用されるケーブルで、長さによって価格が異なります。1メートル〜2メートル程度で数千円から数万円以上となることもあります。
光デジタルオーディオケーブル: 高品質の音声伝送を目的としたケーブルで、数千円から数万円程度です。
同軸ケーブル(RFケーブル): アンテナや衛星放送用のケーブルで、数百円から数千円程度です。
価格は、ケーブルの品質や仕様、長さ、ブランドなどによって異なります。
また、信号品質や耐久性なども重要な要素ですので、安価なケーブルであっても適切な品質を確保することが重要です。
まとめ
アンテナ工事をする際に周辺機器の要・不要を一般の方が正確に判断するのは難しく、
地デジ化完全移行の特需の際、不要な部品を売りつけて高額の請求をする悪徳業者が存在しました。
そのような被害を防ぐためにも相見積もりを行いましょう。
おすすめは最低でも2~3社から見積もりを貰うことです。
料金設定やスタッフの対応などからしっかり判断した上で業者選びをすることをお勧めします。
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