スカパーは多様な視聴スタイルを選べることで人気の衛生放送サービスです。
日本人の嗜好の多様化に伴い、スカパーに興味を持つ人が増えています。
しかしスカパーをこれから観ようとする場合、”アンテナの種類”や”設置方法”が気になるかもしれません。
スカパーをすでに観ている人でも新居への引っ越しにともない、新しく設置や設定をする必要が出てくる場合もあります。
これらの疑問を解消するために、ここではスカパーの概要や必要なアンテナと機材の種類などについて解説していきます。
スカパーとは?どんな番組を提供している?プランは?
スカパーは衛星放送を提供するサービスです。
正式名称は「スカパー!」で、スカパーJSAT株式会社が運営しています。
チャンネル数は2021年時点で83チャンネル、プレミアムサービスに加入すると250チャンネルといった膨大な数のチャンネルが視聴可能です。
4K放送のチャンネルも通常で68、プレミアムサービスなら140と、高画質の映像でも多くのチャンネルを楽しめる点が特徴といえます。
特定のジャンルで複数のチャンネルを観たい人にはプラン・パックというコースが人気です。
たとえば野球がお好きな方は月額4,054円(税込)で楽しめるプロ野球セットや、スポーツ全般がお好きな方には月額2,970円(税込)であ楽しめるスポーツセレクションといったプラン・パックがあります。
ジャンルに関係なく対象のチャンネルから好きなチャンネルを5つ選べる「スカパー!セレクト5」や、初めてスカパーを利用する人向けの「スカパー!基本プラン」なども人気です。
また、1つのチャンネルだけ契約することも可能です。
このように視聴スタイルを自由に選べるのはスカパーの最大のメリットの1つです。
しかし、視聴スタイルが自由なだけにアンテナの種類を把握していないとムダな買い物や工事をしてしまうことがあります。
スカパーアンテナの種類
スカパーのアンテナには、
「BS・CS(スカパー)共用110度アンテナ」
「スカパープレミアム対応 124度/128度アンテナ」
「BS&スカパー全対応マルチアンテナ」
の3種類があります。
アンテナの種類によって観られるチャンネル数や画質が変わる為、自分が観たいチャンネルに合ったアンテナを選ぶことが重要です。
スカパーのメリットをムダなく最大限に享受するためにも、アンテナの種類を正しく理解して契約しましょう。
BS・CS(スカパー)共用110度アンテナ
スカパーを初めて観る人なら「BS・CS(スカパー)共用110度アンテナ」がいいでしょう。
”110度アンテナ”というのは、110度に位置した「通信衛星」から受信できるアンテナという意味です。
主要BSチャンネルに加えてスカパーが提供するCSチャンネルが観られるようになります。
チャンネル数は約80です。
映画やスポーツ番組、海外ドラマ、海外バラエティなど様々なチャンネルを観ることができます。
スカパープレミアム対応 124度/128度アンテナ
「スカパープレミアム対応 124度/128度アンテナ」を設置すればスカパーのプレミアムサービスが視聴できるようになります。
”124/128度アンテナ”は124度と128度の位置にある「通信衛星」から受信可能なアンテナということになります。
チャンネル数は約250チャンネルもあり、110度CS対応BSアンテナの2倍以上です。
しかし、アンテナだけでなくプレミアムサービス対応チューナーも必要になります。
最初のチューナーレンタルの手続きだけ手間がかかりますが、スカパーで多数のチャンネルを楽しみたい人はこのアンテナを導入するのがいいでしょう。
BS&スカパー全対応マルチアンテナ
「BS&スカパー全対応マルチアンテナ」は、スカパー愛好者が導入すべき最上級のアンテナです。
スカパー!をはじめ、プレミアムサービスのチャンネルがすべて視聴できることはもちろん、BSデジタル放送や新4K8K衛星放送を1台で受信することができます。
8K放送は日本ではまだ一般的ではありませんが、8K映像にも対応できるようになっています。
4K対応テレビで見る場合、新4Kチューナーが必要となります。
スカパーのアンテナの種類はどこで調べればいい?
2017年12月の時点ではスカパーを視聴できるアンテナの種類は4通りです。
「BS専用アンテナ」「110度CS対応BSアンテナ」「BS対応スカパー!アンテナ」「4K・8K対応スカパー!マルチアンテナ」のいずれかになります。
BS専用アンテナについては除外されることもあります。
なぜなら、BS専用アンテナで観られるスカパーの番組は、スカパーに加入しなくても観られるものだからです。
たとえば、NHK2ch、BS日テレ、BS朝日などの主要なBSチャンネルなどが該当します。
これらの番組しか観ないなら、あえてスカパーに加入する意味はありません。
そのため、BS専用アンテナもスカパーの一部を視聴できるアンテナではありますが、スカパー対応アンテナから除外されることもよくあります。
スカパー公式のアンテナ設置サポートの費用は?
スカパー公式で、アンテナ設置費用のサポートを行っています。
新規加入と1年以上のご契約を条件に、アンテナ本体(対象のアンテナはBS・CS共用110度アンテナ)に標準取り付け工事費用を加え、税込み10,180円で行っています。(2022年2月時点)
さらに、期間によってはプレミアムサービスに加入する方対象にもキャンペーンなどを行っているのでスカパー公式サイトを随時チェックすると良いでしょう。
スカパーアンテナ設置の前に気を付けたい注意点
ここではスカパーアンテナを設置するにあたっての注意点をご紹介します。
前述したように、スカパーにはお得な設置費用サポートがありますが、サポート費用には標準取り付け工事しか含まれていません。
ですので、追加工事が必要になった場合は、オプションとして追加料金がかかってくる可能性がございます。
2連はしごを使用して高所で作業する際の高所作業や、コンクリートベランダに設置する際、ケーブルの延長費など様々なオプション料金があります。
標準の取り付け工事にならなかった時のために、設置を検討されている方は予算を多く見積もっていた方が安心かもしれません。
また、1年以上の契約を条件としているので、契約途中でもほとんど見なくなってしまったチャンネルを解約することができなくなります。
観てもいない番組に、最低でも1年間払い続ける必要が出てきてしまうのです。
1年未満で解約となれば、違約金が生じる点にも注意が必要です。
スカパーのアンテナの自力設置はできる?
ご自身で設置するには、まずアンテナ本体と設置金具、工具などが必要になります。
今では、スマホなどのアプリで電波到来方向を計測できるものがあります。
ご自宅の条件が合えば、そのようなものを駆使してDIY(自力設置)することが可能です。
スカパーアンテナのDIY(自力設置)ができるケース
DIYができるケースには限りがあります。
現在DIY用のキットとして販売されているBS・CS(スカパー)共用110度アンテナは、格子状のベランダに金具で挟み込むタイプの物しかありません。
ベランダがコンクリートなどの壁で覆われていたりすると設置は出来ないので事前確認が必要となります。
また、アンテナを設置した屋外から屋内へと配線を引き込む隙間があることも必要となってきます。
サッシの隙間から通せる薄型タイプのケーブルなどのご用意をしておく必要があります。
ケーブルの処理がなかなかうまくいかないことが多いです。
専門の業者に頼めば、配線を引き込む為にエアコンダクトに穴をあけ、コーキングなどの防水処理をして配線を屋内に引き込むといったような質の高い設置となるので、心配な方は業者に頼むのをお勧めします。
地デジアンテナとセットでの設置はスカパー公式では対応していない
また、注意していただきたい点は
”スカパー公式では地デジアンテナとセットでの工事は行っていない”
という点です。
ご新築を建てられて地デジ放送のご視聴環境がないお客様は、地デジアンテナの設置かケーブルテレビや光回線のご契約が必要となります。
その為、地デジアンテナを設置希望の方はご自身でアンテナ工事業者を手配する必要があります。
地デジアンテナは、高さを出して設置する必要があるのでDIYをするには非常に危険な作業となります。
地デジアンテナも合わせて取り付けをご検討中の方は、アンテナ業者に依頼することをお勧めします。
マルチアンテナのDIYは難易度がとても高い
スカパー!プレミアムを視聴したい方はマルチアンテナの設置が必須となりますが、マルチアンテナの設置は非常に高い技術が必要となります。
先ほど紹介した、BS・CS(スカパー)共用110度アンテナのDIYですが、BS・CS(スカパー)共用110度アンテナと違う点として、マルチアンテナでは電波到来方向を計測するアプリが存在しないことが挙げられます。
その為、マルチアンテナをご自身で設置するのはかなり難しいです。
どうしてもDIYをして費用を抑えたいという方には、BS・CS(スカパー)共用110度アンテナがお勧めです。
自分に向いているスカパーアンテナの種類を把握し、アンテナ選びの参考にすると良いです。
スカパーアンテナの設置の流れ
まずは家の中でアンテナを設置できる場所を探します。
設置場所を決める際には、南南西にアンテナを向けることができるかを確かめましょう。
スカパーの電波は衛星から地上に向けて発信されていて、その電波をアンテナでキャッチして視聴します。
屋外のどこでもいいという訳ではなく、衛星の電波が送られてくる南南西の方角にアンテナを正確に向けて取り付けなくてはなりません。
次の手順は、アンテナ・ディッシュ(反射鏡)や固定用金具、ケーブルなどアンテナの構成品のほか、作業用のスパナやめがねレンチ、ナイロンテープなどの工具類を準備します。
準備ができたらアンテナの固定金具をベランダの柵等に固定します。
固定金具を取り付けた後、アンテナを組み立てます。
アンテナにケーブルを取り付けたり、設置地域に合わせてディッシュの傾斜角を調整するなどの作業です。
最後にケーブルを差し込んだ専用チューナーをテレビにつなぎ、アンテナを少しずつ動かしながら、電波の受信感度が良い方角を見つけます。
感度が最も良い方向を見つけたら、金具をしっかり固定して作業完了です。
スカパーアンテナの設置費用
スカパー公式の工事では以下のように様々なサポートプランが用意されています。
しかし、サポートプランを利用すると1年以上の契約が必要などといった縛りがあるので注意が必要です。
前述したように、スカパー公式では地デジアンテナのセットの工事では対応していません。
地デジアンテナと設置する際は、みずほアンテナのように専門のアンテナ業者でセットでお得にお取り付けすることをお勧めします。
スカパー!アンテナサポート 10,180円(税込) |
4K・8K対応の指定のアンテナ |
プレミアムはじめるサポート 40,000円(税込) (※期間によっては 0円キャンペーン有) |
4K・8K対応の指定のアンテナ + チューナー + 標準取付工事 |
プレミアム光はじめるサポート 10,180円(税込) |
専用チューナー + 標準取付工事 |
カムバックサポート 10,180円(税込) |
4K・8K対応の指定のアンテナ + 標準取付工事 (必要な場合は+チューナー) |
引越しサポート 11,000円(税込) |
お引越し先のアンテナ取付工事や宅内機器取付工事 (お引越し前の取外工事は 税込7,150円) |
(2022年2月時点の価格)
みずほアンテナのスカパーアンテナの設置工事対応エリア
みずほアンテナでは、【関東、東海、関西、中国、九州】の5つのエリアでスカパーアンテナの工事を承っております。
お住いのエリアを熟知した、熟練の自社スタッフがお伺いしておりますのでそれぞれのご地域に特化した工事が可能となっております。
まとめ
いかがでしたか。スカパーアンテナへの疑問は解消できましたでしょうか。
スカパーのプランや料金はたびたび変わるので、キャンペーン情報などを常にチェックすると良いかもしれません。
スカパー公式のアンテナ設置サポートを利用する際には解約条件などに注意を払って契約することをお勧めします。
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