新築を建てるけれども、テレビは何で視聴か迷われる方も多いでしょう。
主なテレビ視聴方法は、テレビアンテナ・ケーブルテレビ・光回線などがあります。
この記事では、新築のテレビ視聴方法に焦点を当て、それぞれの工事のベストなタイミングや新築で人気のテレビアンテナを紹介しています。
アンテナの必要性やメリット・デメリットを紹介いたします。
新築にテレビアンテナはいらない?何で視聴する?
新築の戸建てにテレビアンテナは必要なのでしょうか。
結論を言ってしまうと、テレビアンテナは必須ではありません。
しかしテレビアンテナはいらないと思っていても、何らかの方法でテレビの電波を受信できる状態にしておいたほうが良いです。
普段テレビ見ない方も増えてきているようですが、建築時にテレビ用の配管や配線工事をしておくことをお勧めします。
テレビやテレビに使用する回線は、今後様々な通信サービスのデバイスとして利用範囲が広がる可能性があります。
普段地上デジタル放送を視聴しないという場合も、いつかテレビが必要になる可能性を考慮して受信できる状態(配線や配管など)にしておきましょう。
最も一般的なテレビ視聴方法はテレビアンテナですが、ケーブルテレビや光回線のテレビサービスを利用する方もいます。
しかしケーブルテレビや光テレビは、毎月ランニングコストがかかるので地デジをあまり見ない人にはもったいないでしょう。
また、契約期間の縛りがあるので違約金を支払わないためにも、安易に契約しないようにしましょう。
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☞【テレビの配線工事は自分でできる?費用相場やアンテナ端子までの経路を紹介!】
新築住宅の主なテレビ視聴方法
現代の主なテレビ視聴方法は以下4つ⇩
②ケーブルテレビ
③光回線
④ビデオオンデマンドを利用する(※地デジは見れない)
①~③は基本的にどんな番組でも視聴できるようになります。
④の”ビデオオンデマンド”ですが、地デジや衛生放送などの番組は視聴することはできないのが前提です。
①~③の方法に加えて、④ビデオオンデマンドを利用するのがベストでしょう。
テレビアンテナ
上記の中で最もコストがかからない方法が、テレビアンテナです。
設置するアンテナの種類にもよりますが、設置費用の数万円がかかるほかにはランニングコストはかかりません。
地デジアンテナ(八木式アンテナ・デザインアンテナ・ユニコーンアンテナなど)であれば、ランニングコストは一切かかりません。
「専門チャンネルや4K8Kの映像を楽しみたい!」という方はBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)を取り付けましょう。
大型台風や地震などの災害に遇わない限り、長ければ20年近く利用することができます。
自然災害が心配なら、アンテナを屋内に取り付けるといった工夫ができる場合も。
屋根裏設置⇩
テレビアンテナは長く使用できればもっともコスパが良い方法です。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビは光ファイバー網と同軸ケーブルに電気信号を送ってテレビの映像が映る仕組みです。
お住まいの地域のケーブルテレビ局に加入しなければならないので加入料金や毎月の利用料が必ずかかります。
ランニングコストがかかるのはデメリットですが、一方で地デジ以外の番組も豊富です。
料金によって異なりますが42ch以上あるプランも。
それでもランニングコストがかかるのがネックという方も多く、ケーブルテレビは住宅密集地や弱電界地域などの、アンテナではテレビの映りが悪い地域で選ばれることが多いです。
他には、面倒なので固定電話やインターネットといったサービスとセットで契約する方も。
しかし、契約期間の縛りがあり解約しづらい、または解約時期によっては違約金や工事費用残金の一括請求されるので、解約時には細心の注意が必要です。
さらに、視聴するしないに関わらずNHK受信料は高い方の衛星契約(1,950円)となります。
毎月のケーブルテレビ利用料に加え、NHK受信料も加わった金額となる点を踏まえて決めると良いでしょう。
光回線
光回線はケーブルテレビの仕組みとよく似ていますが、光ファイバー網を使用して光信号を受信してテレビを視聴します。
光回線はそもそも、インターネット回線のことを指し、テレビはあくまでもオプションのサービスです。
光の魅力は主にテレビよりインターネットで発揮されます。
契約する会社にもよりますが、ケーブルテレビ会社のインターネットサービスに比べて数倍以上の速度と言われています。
在宅勤務など家でパソコンを利用する方に多く利用されています。
インターネット回線自体は良いサービスなのですが、テレビサービスの面ではデメリットも。
ケーブルテレビ同様、契約期間の縛りがあり解約しづらく、または解約に際し違約金が発生する点です。
またインターネットをあまり使わない月や、テレビを全然見ない月も、毎月利用料が発生します。
さらに、光回線の支払いに加えNHK受信料(衛星契約)も請求されます。
全国どこでも利用できるわけではなく、利用できない地域もあるので事前に確認が必要です。
ここで上記3つの費用相場を比較してみましょう。
2年間契約した時の総額を見るとテレビアンテナが圧倒的高コスパなのが分かります。
テレビアンテナ |
光回線 ※1 |
ケーブルテレビ ※2 |
|
初期費用 |
30,000円~60,000円 |
19,800円 (戸建て標準工事) |
3,300円 (事務手数料) |
月額料金 | 0円 |
月額3,850円 (+ネット料金) (+チューナーレンタル料550円) |
月額 6,074円 |
2年間の総額 | 30,000円~60,000円 |
125,400円 (+ネット料金) |
149,076円 |
※いずれもプランによって変動します。
VODを利用する
ここで紹介する方法は上記3つの方法とは少し用途が異なります。
普段テレビをあまり見ない場合は、見たいときに見たいアニメや映画を見ることができる、ビデオオンデマンドを利用するという方も増えています。
NetflixやAmazonプライム・ビデオ、Youtubeなどのサービスが人気です。
いつでも好きな時に、好きなチャンネルだけを視聴することができるので
地デジをあまり視聴しない方は上記3つの方法を選択しなくても良いでしょう。
しかし、緊急地震速報や災害についてのニュースなど、緊急時にテレビを視聴できないのはデメリットと言えるでしょう。
普段テレビは見ないけどいざという時にテレビ視聴したいという方も多く、念のために設備として地デジアンテナだけ取り付けておく人も多いようです。
地デジアンテナのみの設置であれば、ランニングコストはかかりません。
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☞【アンテナなしでテレビを見る方法とは?それぞれのメリットや費用を紹介】
新築でテレビ視聴方法を決めるベストなタイミング
新築でのテレビ視聴の方法を決めるのは、早ければ早いほど良いです。
最低でも引き渡し後にすぐに工事ができるように手配しておきましょう。
注文住宅の場合は設計時にあらかじめ方法を決めておけば、工務店やハウスメーカーとの打ち合わせの時に伝えることができます。
テレビアンテナの場合は設計時にあらかじめ相談しておくと、希望の位置に設置できる可能性が広がります。
なぜならアンテナの取り付け位置やケーブルの通し方などを建築図面に組み込んでおくことで、後々の工事がスムーズに進むからです。
そして実際の建築工事が始まる前に、テレビアンテナの工事も計画に組み込みこんでおきましょう。
これにより、引っ越し業者や外構工事など、他の業者との調整がしやすくなります。
注意が必要なのが、ケーブルテレビや光回線の工事は問い合わせから工事完了まで最低でも1カ月以上かかるという点です。
テレビアンテナ工事はすぐに予約が取れるのに比べ、ケーブルテレビや光回線は開通までにかなり時間を要します。
テレビアンテナであれば設置さえすればその場で視聴することができます。
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新築で人気なテレビアンテナランキング
念願のマイホーム、外観にこだわって建てた方も多いでしょう。
「見た目が気になるからテレビアンテナを設置するのはやめておこう」というのは昔の話。
現代では見た目の良い、おしゃれなアンテナが主流です。
アンテナと一言で言っても、最近ではその種類も豊富です。
まず、アンテナには室内専用の室内アンテナと、室内・屋外どちらも設置可能なアンテナ、屋外のみ対応のものとあります。
室内アンテナは通販などでも手ごろな値段で購入でき、屋外対応のものと違って設置工事が不要であることが最大の特徴です。
手軽にお手頃価格で設置できるのであれば、室内アンテナが良いと思われるかたもいらっしゃいます。
しかし、室内アンテナは電波塔に近い強電界地域の中の一部エリアでしか使用することができません。
また、強電界地域にあっても、周辺環境や自宅の構造が電波を通しにくい素材でできている場合には、電波を受信しにくいため購入しても使用できないケースもあり、アンテナを交換せざるを得ない状況に陥ることもございます。
さらに、ブースターが必要の場合、接続機器が増え導入費用もかかるといったデメリットもございます。
最近ではワンセグ・フルセグチューナー搭載で録画やバッテリーも内蔵のついているポータブルテレビには、小型の地デジアンテナがセットなっており、地デジ放送を視聴できるものもあります。
しかし、あくまでも携帯用としての役割で使用されることが多く、コンパクトサイズが主流であるため、テレビを大画面で楽しみたい方や安定した画質で楽しみたい方には不向きと言えます。
他にも、アンテナなしでテレビを視聴する方法もありますが、コストをかけずに安定したテレビを視聴したい方は、アンテナを設置する方が多いです。
それでは、新築を建てた方に支持される、アンテナを紹介していきます。
デザインアンテナ
デザインアンテナはその名のとおり、デザイン性が高く見た目の良い地デジアンテナとして登場しました。
一昔前は八木式アンテナが主流でしたが、今ではデザインアンテナが人気ナンバーワンです。
八木式アンテナは機能性が高く、電波の弱い地域などでは多くの家庭で利用されている人気の地デジアンテナです。
しかし、新築の戸建てには見た目のいいアンテナを取り付けたい方も多いでしょう。
デザインアンテナは平面アンテナとも呼ばれ、ボックス型をしています。
そのため壁面に沿わせて設置することができ、耐風性にも優れています。
カラーも豊富で、白・黒・ブラウン・ベージュの4色展開。
外壁の色身に合わせることで「アンテナには見えない!」という方もいるほど。
電波が十分に届く環境であればデザインアンテナでも問題ありません。
少し電波が弱い地域でもブースターという、電波の増幅器を設置して問題なく視聴している家庭も多くあります。
さらに電波に恵まれた環境であれば屋根裏設置など、全く外観に影響しない設置方法もあります。
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☞【デザインアンテナはテレビが映らない?よくある失敗例やメリット・デメリットを解説】
ユニコーンアンテナ
(画像:マスプロ)
ユニコーンアンテナも地デジを視聴するためのアンテナです。
八木式(UHF)アンテナ、デザインアンテナに次いで第三の地デジアンテナとして2017年に登場しました。
デザインアンテナは壁面に設置するのを前提に作られていますが、ユニコーンアンテナは高さを出して設置することができます。
今まで高さの出せる地デジアンテナは八木式アンテナが主流でしたが、「デザイン性も諦めたくないがアンテナ設置も諦めたくない!」という方のために開発されたのがユニコーンアンテナなのです。
カラーは白と黒の2色展開です。
大手受信機器メーカーのマスプロが製造・販売しています。
デザインアンテナ+BSCSアンテナ
BS/CSアンテナは衛星放送を見るためのアンテナです。
BS専用、CS専用など様々な種類があり、現在の主流は4K8K対応BS/CSアンテナです。
1基のアンテナで放送衛星から送信されるチャンネルすべてに対応しています。
BSCS放送だけでなく4K8Kに対応するテレビなどの機器も揃えると4K8K放送も見ることができます。
地デジアンテナのデザインアンテナに加えて、セットで工事する方が増えています。
BS/CSアンテナは盃のような丸いお皿の真ん中に角が一本生えているようなデザインです。
サイズ展開されており、一般家庭ではお皿の部分が直径45cmか50cmのものが選ばれています。
黒、白の2色に、みずほアンテナではオリジナルカラーのベージュ色もあります。
地デジアンテナと同じ箇所に設置するときは2種類のアンテナの色を合わせるとすっきりとした印象に仕上がります。
アンテナ工事は”専門業者”に依頼がおすすめ!
ハウスメーカーでアンテナのオプションを案内されることもありますが、結論を言うとあまりお勧めできません。
その理由は以下3つ⇩
・技術面が安心
・アンテナの品ぞろえ
・料金相場が安い
アンテナ業者は、名のとおり”アンテナ工事”を専門に取り扱う業者です。
なので在籍するスタッフはアンテナ工事に精通している為、技術が高く仕上がりが良いと評判です。
ハウスメーカーで行うアンテナ工事はどの業者が工事するか分からないため不安が残ります。
業者によってはアンテナ工事だけでなく、電気工事全般を請け負う業者も存在します。
アンテナは外観にも影響されるため、難しい屋根裏設置なども安心して頼める経験のあるスタッフに依頼した方が良いでしょう。
また、ハウスメーカーの工事担当者から、
「工事代金一式86,000円と金額を伝えられ高くて驚いた。」というようなクチコミが多く見受けられます。
下請け業者が行うということは見えない仲介手数料がかかっているということ。
相場が分からずその場でOKしてしまわずに、まずは一度持ち帰ってアンテナ業者に同じ内容で見積もりを行いましょう。
アンテナ専門業者の工事料金相場は平均40,000円(地デジアンテナのみ)ほどです。
ハウスメーカーに任せれば安心だろうと思っていては危険です。
そして、お家の引き渡し時にイメージと全くアンテナが取り付けられていたという方も。
アンテナ業者を自分で手配すれば、設置位置も相談しながら決められるし、気に入らなかったらやっぱり取り付けないという選択もできます。
ハウスメーカーで取り付けるより、アンテナ業者を利用した方が希望のかたちで取り付けることができるでしょう。
ハウスメーカーで案内される場合、アンテナの種類が八木式アンテナだけだったという声も。
デザインアンテナやユニコーンアンテナ、メッシュタイプのパラボラアンテナなど、最新のアンテナを取り揃えているアンテナ専門業者がおすすめです。
また、在庫がなく希望のカラーを選択できないこともあるようです。
基本的にアンテナ専門業者であれば、在庫がないということはないので事前に希望を伝えておけば、品切れの心配はまずないでしょう。
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新築のテレビアンテナ工事は長期保証のみずほへ
アンテナ業者の選び方のポイントは、他社との比較の上で決めましょう。
まずは相見積もりを行い金額を比べてみましょう。
見積もりの詳細を提示してくれる業者は安心して利用できるでしょう。
特に確認すべき点は追加料金についてです。
みずほアンテナでは、入念にヒヤリングを行いより正確な見積もりを出すよう心がけております。
万が一当日追加料金が発生してしまったらキャンセルしていただいてもキャンセル料や出張費などはかかりません。
また、長期で10年間無料保証をお付けしているので、アフターサービスも充実しています。
テレビやアンテナのトラブルの際は365日営業しているみずほアンテナが安心です。
【みずほアンテナの新築テレビアンテナ工事事例】
大阪府泉南市北野 デザインアンテナ外壁設置 | |
ご新築の外壁にデザインアンテナを設置した事例です。 ご自宅の外観に合わせ、ベージュカラーのアンテナをお選びいただきました。 アンテナカラーを外壁の色身に合わせることで、外壁に馴染む仕上がりとなっています。
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埼玉県狭山市祇園 ユニコーンアンテナ外壁設置 | |
新築2階建ての外壁にユニコーンアンテナを設置した事例です。 こちらの事例では入線口付近の外壁部分に設置、今回のように外壁にユニコーンアンテナを設置する際には、サイドベースという専用の金具を使用します。 サイドベースは、雨風にも強く錆びにくい素材でできており、場所も選ばず設置できるのでアンテナ工事での強い味方となっています。
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埼玉県様邸草加市氷川町 デザインアンテナ屋根裏設置 | |
ご新築の屋根裏にデザインアンテナを設置した事例です。 屋根裏設置法はお家の外観を損なわなくて済むだけでなく、天候にも左右されることもなく、経年劣化も軽減してくれます。 屋根裏へは十分な電波と十分な設置スペース、屋根裏に必要な配線が通っていれば設置できます。
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まとめ
一番コスパが良く、自分の視聴スタイルに合わせてテレビを視聴できるのがアンテナです。
デザインアンテナやユニコーンアンテナといったイマドキのテレビアンテナはおしゃれで、新築の住宅にもよくなじみます。
月々の支払いがなく、契約の縛りもないので自由に選択できると人気の方法なのです。
テレビアンテナはアナログ放送時代から多くの家庭で利用されてきました。
アンテナは要らないかも?と思っている方も、ケーブルテレビや光回線を検討している方も、テレビ視聴のことならなんでも無料相談窓口にてご相談ください。
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