テレビの不具合には様々な種類がありますが、その中の一つにノイズがあります。
テレビのノイズと言えば、一般的にはブロックノイズやモスキートノイズなどが知られていますが、青いノイズが発生するケースもあります。
実際に青いノイズが発生したという方の口コミでは、以下のような症状が報告されています。
・チリチリといった青いノイズが暗い箇所に発生する
・ブロックノイズとは異なり1本1本のノイズが細い
・数秒にわたり画面全体に出ることもあれば、0.数秒間にザッピングのように表示されることもある
こちらの記事では、このようなノイズが発生する原因や対処法について詳しくご紹介していきます。
テレビに走る青いノイズの原因は?
テレビに青いノイズが走る原因には、以下のようなケースが考えられます。
青いノイズが発生したという口コミの中には、購入後3か月以内に発生したケースもあります。
この場合、テレビの初期不良が原因と考えられ、メーカーによる保証が適用される可能性が高いです。
一般的にテレビの寿命は約10年とされていますので、10年前後使用している場合は、テレビや周辺機器の故障や劣化が原因であると考えられます。
長年利用したテレビの故障や劣化が原因である場合、保証期間はすでに過ぎていることがほとんどであり、修理費用は高額になることが多いです。
そのため、故障機器の交換が最も現実的な解決策となります。
見落としがちですが、テレビに接続されているケーブルやアンテナケーブルの接触不良が原因である場合もあります。
また、テレビの不調となるとテレビ本体の故障のみを疑う方が多いですが、テレビアンテナを使用して視聴している家庭では、電波不足が原因となるケースもあります。
このように、ノイズが発生した際には、多方面での故障や不具合を疑う必要があります。
その他ノイズの種類
テレビには青いノイズに限らず、他にも様々なノイズが発生します。
こちらでは、地上デジタル放送でよく見られる4つノイズとその特徴についてご紹介します。
ノイズの種類によって、一時的に発生し収まることもあれば何かしらの対処が必要になるケースもございます。
予め知っておくと安心です。
ノイズ名 | 参考画像 | 特徴 |
ブロックノイズ |
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モスキートノイズ |
高画質化の信号に対して処理が追いつかない場合に発生するノイズ。 これは一時的な画質の劣化であり、通常はすぐに改善されることが多いです。 |
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バーストノイズ(フリーズ) | 一時的な画質の劣化であり、多くの場合、すぐに改善されることが多いです。 | |
降雨対応放送 | 悪天候の際、地デジや衛星放送の電波が十分に受信できない場合、一時的に画質や音質が低下した放送に切り替わることで発生するノイズです。 |
テレビの青いノイズを解消する方法6選
テレビの多いノイズを解消する方法には、以下6つほど挙げられます。
簡単にチェックできる順に紹介しますので、青いノイズが発生した場合は順に試してみてください。
プラグを抜いてしばらく電源を切る
テレビに青いノイズが発生した場合、プラグを抜いて本体を一度リセットしてみましょう。
リセットすることで、正常に機能するようになる場合があります。
本体リセットの手順は以下の通りです。
②1~3分程度時間をおいてから、電源プラグをコンセントに差し込みます。
③テレビ本体の電源をONにします。
ただし、メーカーや機種によってリセット方法が異なる場合があるため、取扱説明書を確認しながら行うことをおすすめします。
チャンネル設定・スキャンを行う
チャンネル設定・スキャンを行うことで、ノイズなどの不具合が解消されることがあります。
この作業は地域ごとに異なるチャンネル番号と電波の組み合わせを設定するもので、地デジは最寄りの電波塔や中継局から電波を受信します。
テレビを購入したり引っ越した際に設定すると、その後移動しない限り再度設定する必要はありません。
しかし、テレビ映りにノイズや不具合が生じた際には、この方法が有効です。
チャンネル設定・スキャンの手順はテレビメーカーによって異なりますが、一般的な流れをご紹介します。
①リモコンで「メニュー」もしくは「ホーム」ボタンを押します。
②「設定」→「放送受信設定」→「決定」を選択します。
③「チャンネル設定」を選択します。
④「地域設定(県域・市域)」を選択するか、郵便番号を入力します。
⑤「地上デジタル放送」→「初期スキャン」または「再スキャン」を選択します。
しかし、テレビメーカーによって手順が異なるため、実行の際にはテレビの取扱説明書やメーカー公式ホームページをご確認ください。
配線を確認する
テレビとアンテナケーブルの接触不良がないかを確認してください。
テレビ周りを整理したり、テレビの配置を変える際には、ケーブルが緩んでしまうことがあります。
アンテナケーブルの端子がしっかりとテレビに接続されていないと、ノイズが発生する可能性があります。
自分で確認できる範囲で、テレビの裏側のケーブルやアンテナ端子が適切に挿し込まれているかを確認し、必要に応じてしっかりと差し直してください。
また、アンテナケーブル端子には芯線という導体があり、芯線が歪んだり折れたりすると電波の強度が低下します。
複数のテレビをお持ちの場合は、他のテレビのアンテナケーブルと交換してみてください。
ブロックノイズが改善される場合は、新しいアンテナケーブルを購入して交換してください。
B-CASカードを挿し直す
デジタルテレビにはB-CASカードというカードが挿入されており、このカードは暗号化された電波を映像に変換する機能を持っています。
したがって、カード自体に問題がある場合もノイズが発生する可能性があります。
まず、B-CASカードが抜けかけていないかを確認してください。
接触不良が原因でブロックノイズが発生している場合、何度か抜き差しすることで改善されることがあります。
また、B-CASカードの金色の部分が汚れている場合は、乾いた布やティッシュペーパーなどで拭いて汚れを取り除いた後、再度挿入してみてください。
挿入の際にはカードの向きを間違えないように注意しましょう。
ICチップの一部に傷などがあり交換が必要な場合は、株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズへの再発行依頼が必要です。
ー関連記事ー
☞【B-CASカードはどこで買える?購入先や手順、エラー原因などを詳しく解説!】
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録画した映像だけにノイズが出ているか
録画した映像に限ってノイズが出る場合、レコーダーや周辺の配線に問題がある可能性があります。
挿し込み口に緩みが生じている可能性も考えられますので、まずはレコーダーに接続されているケーブルが奥までしっかりと挿されているか確認しましょう。
録画や録画予定に支障をきたさないようであれば、一度ケーブルを抜いて再度挿し直すことで問題が解消することもあります。
レコーダーを他のテレビでも使用できる場合にはテレビを替えて同じ録画映像を見る方法も効果的です。
他のテレビでも同様の問題が生じた場合、レコーダー本体や周辺の配線に不具合がある可能性が高いです。
しかし、修理や直しに関しては困難な場合もあります。
寿命としては一般的に5~10年とされており、10年経過していたら買い替えを検討する時期かもしれません。
修理可能かどうかや、買い替えを検討する際は購入元の家電店に相談すると良いでしょう。
アンテナや周辺機器の見直し
上記のテレビ周りの5つを確認し、改善しない場合は、テレビや周辺機器以外にもアンテナやその周辺機器に不具合が発生している可能性があり見直しが必要です。
家に複数台のテレビがある場合は、すべてのテレビでノイズが発生しているかを確認しましょう。
もしすべてのテレビでノイズが発生していた場合、アンテナに関連する部分に異常がある可能性があります。
アンテナに関連する部分の異常としては、以下のようなパターンが考えられます。
アンテナの寿命は一般的に10年ほどと言われています。
そのため、アンテナ設置後10年以上経過している場合は、交換が必要になる可能性があります。
尚、アンテナのズレなどは台風や強風などの悪天候により発生することもございます。
テレビの青いノイズでお困りの方!アンテナを見直そう
前述でもお伝えしましが、テレビ・レコーダー・DVDプレイヤー・またはそれらの配線などに問題がなかった場合はアンテナや周辺機器の不具合を疑い見直しが必要となります。
まずはアンテナの現状調査を行いますが、調査には専門的な知識が必要です。
知識がない状態でアンテナ調査を行うと、状態が悪化する可能性があるため、おすすめできません。
また、高所作業が必要な場合もあり、危険が伴う可能性があります。
アンテナの不具合を疑った場合は、アンテナ専門業者に相談することがベストです。
以下、アンテナ修理や交換の費用相場を一覧表で分かりやすくご紹介します。
修理内容 |
費用相場 |
アンテナ交換 |
新規取り付け費用同様 |
アンテナ方向調整 |
5,000円~30,000円 |
アンテナ立て直し |
10,000円~30,000円 |
ブースター交換/追加 |
10,000円~30,000円 |
アンテナ撤去 |
5,000円~10,000円 |
配線工事 |
10,000円~ |
アンテナの修理工事の場合、特にどの箇所に修理が必要になるか事前に分からないため、修理内容によっては値段が上がることもあります。
また、BSアンテナや地デジアンテナなどアンテナの種類によっても費用は異なります。
テレビ・アンテナトラブルはみずほにおまかせ!
みずほアンテナでは、アンテナの不具合に関するお問い合わせを迅速に対応いたします。
365日、土日祝日を問わず営業しており、お問い合わせいただければ即日でお伺いすることが可能です。
アンテナの不具合には、屋外配線の劣化やブースターのショート、アンテナの方向のズレなどがあり、お客様の手では改善が難しい状況になっております。
アンテナ周辺に不具合が生じている場合は、高所作業になりますのでご自身で修理をすることはお勧めいたしません
まずはお電話にて減少をヒアリングし、一緒に原因を探ります。
症状によっては、お電話のアドバイスで解決することもありますし、解決できない場合はすぐにご予約をお取りしお伺いします。
お電話でお聞きした情報を元に、実際の状況や環境を見ながら不具合が発生している場所を特定します。
弊社のスタッフは熟練の技術を持っており、当日中には復旧させます。
原因に応じて、アンテナの方向調整や配線、ブースター、アンテナの交換などの作業を行います。
詳細な説明とお見積もりをご提供し、ご納得いただけましたら即日工事の手続きを進めます。
不具合が発生した場合は、ぜひ一度みずほアンテナまでお問い合わせください。
まとめ
こちらの記事ではテレビに青いノイズが走る原因と対象法についてご紹介しました。
✓テレビの初期不良
✓テレビおよび周辺機器の故障や劣化
✓接触不良
✓電波不足
✓プラグを抜いてしばらく電源を切る
✓チャンネル設定・スキャンを行う
✓配線を確認する
✓B-CASカードを挿し直す
✓録画した映像だけにノイズが出ているか
✓アンテナや周辺機器の見直し
テレビ本体や周辺機器に関する対処法を行い問題が解決しない場合は、アンテナや周辺機器の不具合である可能性が高くなります。
その際には、躊躇することなくアンテナ専門業者へ相談することをおすすめします。
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