スターリンク(Starlink)とは何?仕組みやメリット、受信方法などを解説!

公開日 2023/02/10

“スターリンク“という製品をご存知でしょうか。

 

日本でのサービス提供は始まったばかりで、ご存知ない方もたくさんいらっしゃるかと思います。

 

スターリンクはインターネット用の衛星です。

 

スターリンクアンテナを設置するだけで個人が人工衛星を用いたインターネット通信を利用できます。

 

インターネットの利用には光回線やWi-Fiが主流ですが、スターリンクは衛星を利用しており通信の仕組みが異なり適する人も異なります。

 

今回はスターリンクアンテナについて基本的な事からご紹介します。

 

 

 

 

スターリンク(Starlink)とは?

スターリンクアンテナとは?

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクアンテナ」とはどういうもので、設置することで何が出来るのでしょうか。

 

ここでは開発元やこれまでのネット回線との違い等をご説明します。

 

 

 

スターリンクの意味

スターリンクのメリット・デメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンク(starlink)はどのような意味を含んで名付けられたのでしょうか。

 

”スターリンク”をそのまま日本語へ訳すと“衛星の星座”です。

 

ここでの“星座”は“点と線で連なっているもの”を意味しています。

 

つまりスターリンクは“たくさんの衛星が連なっている状態”を指しています。

 

カタカナを交えて“衛星コンステレーション”とも呼ばれています。

 

衛星と聞くと宇宙飛行士が活動する国際宇宙ステーション(ISS)のような単独で飛行している様子を思い浮かべますが、スターリンクは何千もの衛星が連なって飛行しています。

 

 

 

開発元

スターリンクアンテナとは?

(画像引用元:Starlink

 

 

「スターリンクアンテナ」はスペース・エックス社によって開発されました。

 

スペース・エックス社の名称は通称で正式名称はスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(Space Exploration Technologies Corp.)といい、アメリカカルフォルニア州に本社があります。

 

CEOはTwitter社を買収したアメリカの起業家イーロン・マスク氏が務めています。

 

スペース・エックス社はアメリカの航空宇宙メーカーで、民間企業として初めて有人宇宙飛行を成功させたことで知られています。

 

宇宙輸送サービスなど広く事業展開しており、「スターリンクアンテナ」は衛星インターネット事業による産物です。

 

 

 

仕組み

スターリンクアンテナについて

(画像引用元:フレッツ光

 

 

スターリンクは衛星を使ったインターネットです。

 

インターネットの利用には光回線、Wi-Fiなど様々な方法がありますが、いずれも基地局やケーブルなど地上の設備を経由します。

 

一方スターリンクの場合、受信機となるスターリンクアンテナを設置することで、衛星から直接電波が届きます。

 

衛星といってもパラボラアンテナの人工衛星とは仕組みが少し異なります。

 

パラボラアンテナは地球の回転と同じ24時間周期で移動しており、地球からは静止しているように見えます。

 

BS/CS放送は24時間365日一基の衛星から受信しています。

 

スターリンクは超高速で移動しており、一基の衛星と送受信できる時間は約4分とされています。

 

一基の衛星の対象範囲から外れると次の衛星の対象範囲へと移っていき、衛星は替わっても通信が途切れない仕組みになっています。

 

 

 

現在のスターリンク衛星の総数

スターリンクアンテナとは?

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンク衛星は2018年2月に試験的な2基を皮切りに打ち上げが開始されました。

 

2019年5月には試験的にまとめて60基を打ち上げて成功し、2020年から本格的に定期的な打ち上げが始まりました。

 

全世界でスターリンクを利用したインターネットを普及させるため2022年末までに当初1,500基程度の衛星の連なりにする計画でした。

 

実際には2022年末までに3,000基超が打ち上げられました。

 

直近では日本時間2023年2月1日に49基打ち上げられ、総数を3,822基に増やします。

 

 

 

 

スターリンクアンテナについて

スターリンクのメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンク“アンテナ”についてご説明します。

 

スペース・エックス社が打ち上げたインターネット用の人工衛星(スターリンク衛星)との送受信に用いるアンテナが“スターリンクアンテナ”です。

 

スペース・エックス社による衛星インターネットの本来の目的は、ネットが繋がりにくい山間部や離島、飛行機や船舶等の移動中にネット回線を提供する事でした。

 

実際にはさらに幅広く利用され、大規模災害時などによりインターネットに接続できない不測の事態に向けた予備回線としても重宝されています。

 

これまでインターネットに関しては宇宙ではなく地上や地中に目が向けられ、海底ケーブルや光ファイバー等インターネットには有線ありきでした。

 

それに対して“スターリンクアンテナ”は、アンテナを設置した個人が宇宙にある人工衛星を介して直接ネットを利用できます。

 

大きな災害でインフラに影響が出ても、通信圏外の場所でも、スターリンクアンテナさえ設置すればインターネットを利用できる環境になります。

 

 

 

衛星との距離

スターリンクアンテナとは?

(画像引用元:Starlink

 

 

これまでインターネットに関して宇宙ではなく地上や地中に目が向けられてきた理由には衛星との“距離”が関わっています。

 

現在の人工衛星は地上36,000kmにあります。

 

地球一周が約40,000kmとされていることから、人口衛星が地球といかに離れているか想像がつきます。

 

その距離からネット通信には時間がかかり過ぎ、宇宙の利用はネット通信に適していないと考えられてきました。

 

これに対してスターリンク衛星は地上550kmにあります。

 

550kmは東京と大阪くらいの距離間で、これまでの人工衛星と比べかなり地上に近い距離です。

 

この距離であればネット通信に支障がなく、実際スターリンクでは光回線に近い通信速度で利用されています。

 

 

 

衛星の速度

スターリンクアンテナについて

(画像引用元:Starlink

 

 

これまでインターネットに関して宇宙ではなく地上や地中に目が向けられてきた理由には衛星の“速度”も関わっています。

 

現在の人工衛星は地球の回転と同じ24時間周期で移動しており、地球からは静止しているように見える静止衛星です。

 

一方スターリンクは超高速で移動しています。

 

太陽光に反射するため夜間では肉眼で確認することもでき、高速移動するスターリンク衛星はさながら夜空に浮かぶ列車のように見えます。

 

超高速で移動するため一基の衛星とスターリンクアンテナが送受信できる時間は約4分とされています。

 

アンテナが一基の衛星の対象範囲から外れると次の衛星の対象範囲へと次々移っていき、通信が途切れることはありません。

 

 

 

スターリンクの活用事例

スターリンクアンテナについて

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクの当初の目的はネットが繋がりにくい山間部や離島、飛行機や船舶等の移動中にネット回線を提供する事でした。

 

しかし実際には個人でアンテナ(スターリンクアンテナ)を設置するだけで場所や環境を問わずにネット通信を利用できる利点が活かされ想定以上に幅広く活用されています。

 

大規模災害時などによりインターネットに接続できない不測の事態に向けた予備回線としても選ばれています。

 

直近ではウクライナにスターリンクが無償提供されたことがニュースにあがりました。

 

ウクライナでは2022年2月からのロシアの侵略により基地局などが破壊されたりサイバー攻撃を受けたりして通信インフラの一部機能が止まったためです。

 

スターリンクは戦場のような過酷な環境下でもアンテナさえ設置すればネットを利用することができ、衛星インターネットの有効性が広く知られました。

 

また2022年1月のトンガの火山噴火の際にもスターリンクが迅速に提供されました。

 

噴火により海底ケーブルが損傷し、トンガの大半でネットが使用できなくなったためです。

 

海底ケーブルの修復までのネット手段に重宝されました。

 

 

 

アンテナの種類

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

種類①STARLINK 標準

スターリンクのメリット・デメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

用途:家庭でのストリーミング、ビデオ通話、オンラインゲーム等の日常的なインターネット利用

 

備考:スターリンクキットには「アンテナ本体(スターリンク)」、「台(ベース)」、「Wi-Fiルーター」「電源コード」「接続ケーブル」等の一式が付いてくる。

 

 

 

種類②STARLINK ビジネス

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

用途:仕事や企業等での大容量のインターネット利用

 

備考:アンテナ機能は「STARLINK 標準」の2倍以上の高性能でより多くの衛星に接続できる。アンテナ基の耐性が強化され、自然界のより厳しい環境で使用できる。

 

 

 

種類③STARLINK FOR RV

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

用途:自動車等の移動中のインターネット利用

 

備考:強化されたGPSを搭載したアンテナで移動中のインターネットも高速で低遅延に利用できる。

 

 

 

費用相場

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

上記種類①に挙げた個人向け「STARLINK 標準」の場合をご紹介します。

 

スターリンクアンテナはアンテナ本体やケーブル等のバラ売りはなく、一式を購入することになります。

 

一式の価格は税込73,000円です。(現在キャンペーンにより半額36,500円です。)

 

毎月のインターネット利用料金は税込6,600円です。(当初より4割前後下がりました。)

 

アンテナの設置は至って簡単ですが、設置場所が高所や狭所の場合には専門業者に取り付けを依頼したほうが安心です。

 

その際には別途、工事費用が発生します。

 

なおスペース・エックス社は設置サービスを担っておらず、日本ではテレビアンテナ業者が請けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スターリンクのメリット

スターリンクのメリット

スターリンクは画期的なシステムですが、スターリンクアンテナを利用したインターネットには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

ここでは主な5点を挙げます。

 

メリットとあわせて下記で述べるデメリットもご覧になって、ご自身の環境に適しているか判断してくださいませ。

 

 

 

メリット①地球上全ての場所で利用できる

スターリンクのメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクアンテナを利用したインターネットには各国の許可が必要ですが、理論上はアンテナを設置できれば地球上全ての場所で利用することができます。

 

山小屋や離島等光回線の通信サービス対象外の場所でも、大きな災害が起きて電信柱が倒れたり電線が切れたりしても全く影響ありません。

 

普段の通信速度が遅い環境下にいる方がスターリンクを利用することで快適なネット環境に変えることもできます。

 

 

 

メリット②設置が簡単

スターリンクのメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクアンテナの利用は申込み後に届くアンテナやWi-Fiルーターなどが揃えば簡単に始められます。

 

アンテナを設置してスマホ等でWi-Fiを設定するだけです。

 

初心者でも30分程度でオンラインにできます。

 

アンテナの方向を最寄りのスターリンク衛星に合わせる必要がありますが、パラボラアンテナの方向調整のような複雑さはありません。

 

スターリンクアンテナには自動調整機能がついており、余裕のあるスペースに設置するだけで方向調整は完了します。

 

 

 

メリット③通信速度が速い

スターリンクのメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

ネットの手段を決める際に最重要視される点が通信速度だと思います。

 

スターリンクはストレスなく利用できる通信速度が測定されています。

 

平均ダウンロード速度を見ると、スターリンクは100~220 Mbps(予想速度)、光回線は274Mbps、ホームルーターは237 Mbps、モバイルルーターは55Mbpsです。(参考:みんなのネット回線速度

 

数字上では光回線やホームルーターには劣っていますが、スターリンクでもオンラインゲームを十分に楽しめる速度です。

 

またデータ使用容量の制限がなく、無制限に利用できることもメリットです。

 

 

 

メリット④利用プランがいくつかある

スターリンクのメリット・デメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

まずは個人向け、法人向け、海上・航空機での利用向けなどに分かれています。

 

さらに個人向けの中で1⃣レジデンシャル(住宅利用)2⃣RV(移動利用)のプランに分かれます。

 

1⃣レジデンシャルは自宅など一箇所の場所で使用するプランで、2⃣RVは持ち運んで色々な場所で使用するプランです。

 

月額使用料金は1⃣レジデンシャルが6,600円、2⃣RVは9,900円です。

 

いずれも初期費用はかかりますが、2⃣RVの月額使用料金は使用する月のみ支払います。

 

使用しない月は料金がかからないため2⃣RVは非常事態の備えとしても有能です。

 

 

 

メリット⑤様々なキャンペーンが開催されている

スターリンクのメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

現在は主に2つのキャンペーンが開催されています。

 

1つ目は、30日間の無料お試しサービスです。

 

2つ目は、申込み後にかかる初期費用が半額に割り引かれています。

 

2つのキャンペーンはいずれも期間限定ですが期限は発表されていません。

 

キャンペーンを利用することで、1ヶ月間の使用後に購入を判断することができ、購入する場合には初期費用が半額で済みます。

 

またキャンペーンとは別に月額料金が当初に比べて4割前後下げられました。

 

 

 

 

スターリンクのデメリット

スターリンクのデメリット

メリットの次にはスターリンクのデメリットを見ていきます。

 

ここでは主な2点を挙げます。

 

スターリンクはサービスが始まったばかりで、実際に使用した人の声はまだ少ないです。

 

当初の月額料金が徐々に値下がりしているように、今後さらにサービス向上が望めます。

 

 

 

デメリット①設置に伴う危険性

スターリンクのデメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクアンテナは空への視界が開けた場所に設置する必要があります。

 

アンテナ本体が方向を自動調整するため、周囲のものと接触しない余裕のある場所が適しています。

 

スターリンクアンテナ本体の形は当初円型でしたが、現在購入すると後発の角型モデルが届くようです。

 

角型モデルのサイズは51✕30cm高さ最大54cm重さ4.2kgです。

 

あまり大きく感じませんが、アンテナ本体がぐるぐると回るためには空を見渡せるような平地を確保しなければなりません。

 

1㎡の空間でもアンテナが自動調整するには足りるかも知れません。

 

しかし地上に設置する場合、少し離れた建物や竹林が通信の妨げとなる可能性があります。

 

また住宅密集地や山林付近に設置する場合、本体を高所に取り付けて周囲の障害物を避ける必要があります。

 

高所は自宅の屋根の上が最適かも知れません。

 

ただし屋根の上への設置は高所作業になり様々な危険が伴うため、ご自身で設置はせず業者へ依頼することをおすすめします。

 

 

 

デメリット②普段遣いには高額

スターリンクのメリット・デメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクアンテナには初期費用と毎月の利用料がかかります。

 

個人向けコースの中で1⃣レジデンシャル(住宅利用)と2⃣RV(移動利用)のプランに分かれ、初期費用は同様にかかります。

 

機材一式で73,000円です。(現在は半額キャンペーン中で36,500円です。)

 

月額料金は、2⃣RVは使用しない月の課金を一時停止することができますが、1⃣レジデンシャルは使用に関わらず課されます。

 

1⃣レジデンシャルは月6,600円、2⃣RVは月9,900円です。

 

月額料金は当初1⃣12,300円、2⃣15,100円でしたのでともに4割前後下げられました。

 

月額料金は値下げにより光回線など他のネット手段と比べても大差ない料金になりました。

 

フレッツ光の場合、戸建て向けでは5,720円~となっています。(参考:フレッツ光

 

一方で初期費用は半額キャンペーン中でも高めです。

 

「自宅でネットを利用する」点だけで見るとさらに高額に感じるかも知れません。

 

ただスターリンクアンテナは衛星から直接電波を受信する点で他のネット手段とは一線を画しています。

 

例えば“自宅”が“ネットの繋がりにくい地域”である場合、スターリンクは決して高額とは言えません。

 

 

 

 

スターリンクがおすすめな人

スターリンクがおすすめな人

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクの個人向けコースは1⃣レジデンシャル(住宅利用)と2⃣RV(移動利用)のプランに分かれています。

 

1⃣レジデンシャルの場合、山奥や離島に住んでいる方に向いているといえます。

 

特にネット環境が整備されていなかったり電波が不安定だったりする地域にとってスターリンクは有り難いサービスではないでしょうか。

 

また山間や離島でなくても開けた土地に住んでいる方にもスターリンクは向いています。

 

光回線では工事員による開設作業が必要ですが、スターリンクは開けた土地があればご自身で設置することができます。

 

30分程度の準備でオンラインになり、設置の煩わしさがありません。

 

2⃣RVの場合、持ち運べる点、使用しない月は月額料金がかからない点が大きな特長です。

 

キャンプなどでネット環境のない地域へよく行く方、インフラに被害ができるような大災害へ備えたい方などに適しています。

 

いずれの利用プランでもスターリンクのデメリットよりもメリットを活かせる方におすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スターリンクの申込~受信までの流れ

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクの利用にあたって、申込方法から取り付け位置・方法、受信方法をご説明します。

 

 

 

申込方法

スターリンクのメリット・デメリット

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクは個人向け、法人向けなど使用者にあわせてコースが分けられ、さらにコースの中でも使用目的によってプランが分かれているので、申込みの前にプランを決めます。

 

個人向けコースは1⃣レジデンシャル(住宅利用)と2⃣RV(移動利用)のプランがあり、自宅など一箇所で使用したいのか、持ち運んで様々な場所で使用したいのかによって選びましょう。

 

なお想定している場所でスターリンクが使用できるのかも申込み前に確認しましょう。

 

アンテナを設置できてもサービス対象外であれば意味がありません。

 

提供エリアの確認はスターリンクの専用アプリをダウンロードすることでできます。

 

アプリはスマホなど端末のカメラで周囲を撮影して衛星通信の状態を測ります。

 

使用予定場所の周辺に衛星通信に障害となるものがあると「もっといいスポットを探してください」などと表示されます。

 

使用予定場所がスターリンクに適していることが分かったら購入の申込みへ進みましょう。

 

申込みはスターリンクの公式ホームページからできます。

 

 

 

取り付け位置・方法

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

「STARLINK 標準」はアンテナ本体、Wi-Fiルーター、電源コード、接続ケーブル等全ての機器がケーブルで繋がれた状態で届きます。

 

つまり各ケーブルが緩みなくきちんと挿し込まれているか確認するだけで、すぐにアンテナ設置に取り掛かることができます。

 

素人でも問題なく設置できそうですが、注意しなければならない点があります。

 

一つはケーブルの処理です。

 

長さ約30mで太くて頑丈な作りの為に扱いづらく、屋外のアンテナと屋内の電源を繋ぐ際の通す場所の見極めや処理が困難です。

 

さらに当初のスターリンクアンテナモデル(円型)の場合、ケーブルの替えがきかず破損したら全てを買い替える事になります。

 

注意点の二つ目はアンテナの重量です。

 

当初のモデル(円型)は7.3kg、後発のモデル(角型)は4.2kgあります。

 

衛星放送のパラボラアンテナと異なりスターリンクアンテナはお椀型ではなくテーブルのような姿形で重量感のあるデザインです。

 

当然ですが丁重な扱いが求められますので、設置場所や取付け方法等に少しでも不安を感じたら専門業者へ依頼しましょう。

 

 

 

受信方法

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクキットを購入して手元に届いたあとの手順になります。

 

先にアンテナを最適な場所に設置して電源を入れましょう。

 

 

 

手順①アプリをインストールする

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

iOS版、Android版の「Starlinkアプリ」があるので各自インストールします。

 

アプリでは設定や更新を行うだけでなく、ダウンロードの速度や遅延、稼働速度等がリアルタイムで表示されます。

 

ちなみにアプリはスターリンクアンテナの購入に関わらず利用できます。

 

購入前にアンテナを設置したい場所の通信状態を確認するアプリと同一のアプリです。

 

 

 

手順②アプリを起動する

スターリンクの受信方法

(画像引用元:Starlink

 

 

アプリに表示される指示に従い、アンテナ上空の可視性を確認します。

 

アプリをスマホにインストールした場合、スマホのカメラ機能を起動してアンテナ設置場所で360°上空をスキャンします。

 

可視範囲に十分な衛星(スターリンク)があるか確認する為です。

 

ここまで行うとあとはスターリンクアンテナが自動で方向を調整します。

 

30分を目処に待機してオンラインになったか確認しましょう。

 

 

 

 

スターリンクの設置ならみずほアンテナ

みずほアンテナは業界で初めて“スターリンクアンテナの取付け工事”を開始しました。

 

スターリンクは個人でアンテナを設置し利用できる手軽なインターネットですが、場合によっては業者へ依頼する事が賢明です。

 

アンテナの設置には空への視界が開けている場所、アンテナの周囲に接触するものがない場所が適しています。

 

お住まいの環境によっては屋根の上が最適です。

 

上階のベランダやバルコニーに取り付けても、東西南北いずれかに電波を遮るものがあると一時的に通信が途切れる可能性があります。

 

屋根の上等の高所作業はみずほアンテナへお任せください。

 

みずほアンテナはアンテナ専門業者で、高所作業や取付工事には高い技術や多くの経験を誇っており“丁寧な施工”に好評をいただいています。

 

スターリンクの太く頑丈なケーブルも美しく丁寧に処理します。

 

※お客様ご自身で本体の購入や契約を行っていただき、取り付け工事やセットアップを代行させていただきます。

※個人向けサービスだけなく法人向けサービスもご相談ください。

 

 

 

 

まとめ

まとめ

(画像引用元:Starlink

 

 

スターリンクは現行のインターネットの通信環境に恵まれていない地域の方にとって、待ちに待った製品に違いありません。

 

人工衛星を利用したインターネットは現在珍しいかも知れませんが、地震や洪水等の自然災害の多い日本に適しているサービスです。

 

実際にスターリンクアンテナの利用者の中には災害時のサブ回線として契約している方もいらっしゃいます。

 

設置できるか不安で購入を迷われている方、スターリンクアンテナを購入して実際に手元に届いたら想像以上の重量で設置に不安を覚えた方、ぜひみずほアンテナへご連絡くださいませ。

 

みずほアンテナが最適な場所に安全に設置いたします。

 

 

 

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2022年11月10日 東京都板橋区南常盤台N様邸 スターリンクアンテナ設置工事

 

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