テレビを家で視聴するには何を用意すればいいのでしょう。
家での娯楽はテレビが中心だった時代は過ぎ、最近はあえてテレビを所有しない方も珍しくなくなってきました。
インターネットが身近になり、スマホやタブレットを1人1台所有して、情報や娯楽をインターネットのみに頼る方が増えた為です。
しかし大きな災害が起きてライフラインに影響が出た時、情報収集にテレビが役に立つ事があります。
そこで今回はテレビを利用せず、スマホやタブレット等で地デジ放送を視聴する方法をご紹介します。
テレビを見る4つの方法
大前提ですが、地デジ放送をテレビで視聴する為には地デジ対応のテレビが必要です。
アナログ時代から使用しているテレビの場合だと地デジ非対応の種類もあり、その場合には地デジ放送対応のチューナーが必要になります。
これらを揃えた上で地デジ放送をテレビで見る方法は以下4つです。
✓ケーブルテレビで受信する
✓光回線で受信する
✓動画配信サービスで視聴する
「アンテナ設置」以外の方法は、アンテナ設置が規制されている地域や電波が届かずアンテナを設置できない方におすすめです。
アンテナを設置する
アンテナを設置してテレビを見る方法は、初期費用のみで長期間にわたり安定した視聴ができる点が大きな魅力です。
通信端末やインターネット接続を必要とせず、データ通信量やダウンロード時間を気にせずに、地上波やBSの多彩なジャンルのテレビ番組を楽しむことができます。
一部では「アンテナは目立つ」「見た目が気になる」といった印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、近年のアンテナはデザイン性が向上しており、住宅の外観に配慮したタイプも登場しています。
マイホームの雰囲気を損なうのではとご不安な方にも、実際に設置された姿を見て好印象を持たれるケースは少なくありません。
地デジ放送を受信する仕組みは、ご自宅にアンテナを設置し、最寄りの電波塔や中継局から電波を受信するというシンプルなものです。
BS・CS放送の場合は、人工衛星からの電波を受信する形となりますが、基本的な考え方は共通しています。
地デジアンテナには主に以下の3種類があります。
✓デザインアンテナ
✓ユニコーンアンテナ
これらは見た目や設置方法が異なり、ご自宅の電波状況や構造によって最適なタイプが判断されます。
比較的電波状況が良好な地域であれば、デザインアンテナやユニコーンアンテナといった、目立ちにくく外壁になじみやすいタイプを選ぶことが可能です。
デザインアンテナは4色、ユニコーンアンテナは2色のカラーバリエーションがあり、住宅の外観や好みに応じて選べる点も魅力の一つです。
電波状況によっては受信性能に優れた八木式アンテナが必要になる場合もありますが、設置場所を工夫すれば外観への影響を抑えることができます。
例えば、屋根の上ではなく、破風板(屋根の側面)や通りから見えにくい位置に設置することで、印象が大きく変わります。
また、建物の構造や電波環境が条件を満たす場合には、アンテナを屋根裏に設置することも可能です。
屋根裏に設置することで、外観を損なわず、アンテナ自体も紫外線や雨風の影響を受けにくくなるという利点があります。
BSアンテナについては、基本的に屋外への設置が必要となりますが、こちらも設置場所を工夫することで目立ちにくくすることが可能です。
パラボラ型のBSアンテナは、地デジ用アンテナほどの高さを必要とせず、意外にも設置場所の選択肢は多くあります。
地デジアンテナと合わせて一体的に設置することで、すっきりとした外観に仕上がるケースもあります。
BSアンテナには白・黒・ベージュの3色があり、地デジアンテナと色味を揃えることで統一感を持たせることもできます。
また、アンテナ設置の大きなメリットとして、一度設置すれば、視聴にあたっての利用料がかからないという点があります。
インターネット回線や端末契約に縛られることなく、長期的に見て非常に経済的な方法といえるでしょう。
ただし、アンテナの設置作業には高所や狭所での作業が伴うため、安全面と技術面を考慮し、専門業者に依頼することが推奨されます。
専門業者の中でも、アンテナ工事に特化した実績豊富な会社に依頼することで、より安心して設置を任せることができます。
他社で断られた難しい案件に対応してもらえる可能性もあり、仲介手数料がかからない分、費用面でもメリットがあります。
申し込みから視聴開始まで、早ければ即日完了するケースもありますが、平均的には1〜2週間ほどを見込むと安心です。
特に引っ越しシーズンや年末年始などの繁忙期には、早めの準備が推奨されます。
・初期費用だけで月々の支払いがない
・取り付け後10年以上使用できる
・設置すればすぐに視聴できる
・自然災害で故障した場合、火災保険の申請が可能
・電波環境によっては受信できないエリアがある
・天候の影響を受けることがある
・自宅の外観にアンテナが加わる
ケーブルテレビで受信する
ケーブルテレビを契約する方法とは、J:COM等のケーブルテレビ事業者と契約して地上波放送を視聴する方法です。
アンテナでは自宅にアンテナを設置して電波を直接受信しますが、ケーブルテレビでは最寄りのケーブルテレビ局が受信した電波を有線で自宅まで引きます。
有線がケーブルテレビ網である事からケーブルテレビと呼ばれています。
ケーブル回線はインターネット等の通信サービスにも利用される為、ネットとテレビ、固定電話と合わせて利用する方が多いです。
今ではスマホや電気ガスなどの公共料金もセットで契約できる会社が増えています。
ケーブルテレビが向いている人は、多くの番組を視聴したい方や電波障害地域にお住いの方です。
一方、普段民放しか見ない方やランニングコストを抑えたい方、インターネット速度を重視している方は他の方法を選んだ方が良いと言えるでしょう。
・豊富なチャンネルが視聴できる
・インターネットや固定電話とセットで契約できる
・家の外観に影響を与えない
・山間部やビル街の電波障害地域でも開通できる
・月々の契約費用がかかる
・初期費用や違約費用がかかる
・地デジしか見ない場合は割高
・NHK使用料がBS放送分もかかる
・インターネットが遅い
ーケーブルテレビの関連記事ー
☞【ケーブルテレビとアンテナはどっちがお得?それぞれのメリットとデメリットを解説!】
光回線で受信する
画像引用:NTT東日本 FLET’s光
光回線を契約する方法とは、光回線の契約にTV視聴のオプションを付けて地デジ放送を視聴する方法です。
光回線には電話回線ではなく光ファイバーを利用する事から光回線と呼ばれています。
インターネットに適した通信回線で、通信速度が安定して速い為オンラインゲームや会議にも最適です。
光回線によるTV視聴はあくまでオプションサービスであり、基本のネット契約が必須です。
契約プランによって地デジ放送や衛星放送、他に専門チャンネルを視聴する事ができます。
光回線が向いている人は、インターネットやスマホとセットで契約したい方、アンテナで外観を損ねたくない方です。
一方、ランニングコストを抑えたい方や後々全部屋でテレビを視聴されたい方、テレビをあまり視聴しない方には別の方法を選んだ方が良いでしょう。
・インターネットやスマホとセットで契約できる
・家の外観に影響を与えない
・プランによって豊富なチャンネルを視聴できる
・初期費用や違約費用がかかる
・テレビ2台目以降の開通費用が割高
・地デジしか見ない場合は割高
・NHK使用料がBS放送分もかかる
・地方では利用できないエリアがある
動画配信サービスで視聴する
動画配信サービスを利用する方法とは、 VOD (ビデオ・オン・デマンド)を利用して地上波テレビを見る方法です。
VODは視聴したい映画やアニメ、ドラマ等のコンテンツを選んで見る事ができるサービスです。
課金方法としては定額で視聴し放題になるサブスクリプションやコンテンツごとに支払う方法等があります。
テレビのみならずアプリをインストールするとスマホやiPad等タブレット、パソコンでも視聴できる点が特長で、移動時間等出先でも見る事ができます。
ただ一点、動画配信サービス内でリアルタイムに視聴できる番組は限られているので、リアルタイムで見たい番組が複数ある方はケーブルテレビ、光回線、テレビアンテナいずれかを開通することをお勧めします。
・家以外でも視聴できる
・初期費用がかからない、工事が不要
・テレビ以外にスマホ、タブレット、パソコンでも視聴できる
・リアルタイムで全番組を視聴できない
・月々の利用料が発生する
・アプリによって広告が流れる
テレビをスマートフォンで見る方法
スマホでテレビを見る方法として、テレビチューナーを使用する方法、HDDレコーダーと連携する方法、動画配信サービスを利用する方法をご紹介します。
テレビチューナーを使用する
テレビチューナーとはテレビ放送を受信する為の装置です。
地デジ放送、BS/CS放送、4K8K放送、ワンセグ放送等それぞれが特定の周波数を持ち、その周波数に合うチューナーを設置する事でその放送を視聴することができます。
チューナーはテレビにも設置されています。
4K放送を視聴する為には4K放送に対応したチューナーが内蔵されたテレビを選ぶ必要がありますが、内蔵していないテレビの場合にはチューナーを外付けすることで視聴することもできます。
スマホやタブレット、パソコンでテレビを視聴する場合も同様で、テレビチューナーが装備されていない種類の場合、外付けチューナーをコネクタに挿すことでテレビを視聴できるようになります。
HDDレコーダーと連携して視聴する
HDDレコーダーとはハード・ディスク・レコーダーのことで、大容量のハードディスクを利用して録画等をする装置です。
録画した番組はテレビで視聴する事はもちろん、HDDレコーダーの種類によってはスマホやタブレットと連携させることができ、録画した番組を外出先で視聴することができます。
HDDレコーダーにはメーカーによって様々な特色があり「言葉」を登録しておくと自動で録画してくれるものや、チューナーを複数搭載し複数番組を同時に録画できるもの等があります。
動画配信サービスで視聴する
動画配信サービスを利用する方法とは、 VOD (ビデオ・オン・デマンド)を利用して地上波テレビを視聴する方法です。
スマホやタブレット、パソコンにアプリをインストールする事で場所を問わずにテレビを視聴する事ができます。
VODにも大きく2つに種類が分かれています。
テレビ局が配信している無料アプリでは期間限定の見逃し配信やリアルタイムでの視聴ができるものがあります。
無料であるためテレビCMのように動画再生中に広告が一定期間流れます。
有料の動画見放題サービスではサブスクリプションごとに取り扱う番組や映画の系統が異なります。
ほどんどのサービスに無料お試し期間があるので、自分にあったサービスを探すために是非一度利用してみましょう。
ー関連記事ー
テレビの視聴方法を選んだお客様の声
①ケーブルテレビ
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50代男性 |
自分はゴルフや釣りをするため、専門チャンネルが沢山見られるJcomを選びました。 一番上のプランにしているので月額は高いですが、映画やスポーツも見られるので満足しています。 |
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40代女性 |
山に囲まれた田舎に住んでいるため、ひかりもアンテナも受信できずケーブルテレビを選びました。 毎月費用ははかかりますがテレビは見たいので仕方ないです。 |
②光回線
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30代男性 |
ドコモでスマホも併せてまとめてお得になるプランがあったため契約しました。 初期費用や開通工事まで2ヶ月くらいかかりますがキャッシュバックキャンペーンもありました。 キャンペーン期間の2年使用したらNuro光への乗り換えも検討しています。 |
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20代女性 |
こだわって建てた注文住宅で外観をなるべく損ないたくないため光を選びました。 |
③テレビアンテナ
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20代男性 |
新築を建てたばかりで費用は抑えたかったのと自分は普段テレビをあまり見ないので最低限のアンテナにしました。 |
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30代女性 |
光回線を契約していましたが、月々の固定費を見直した時にネットの契約費やNHK料金を安くする方法としてアンテナへの切り替えを知りました。 年間3万円程安くなったと思います。 |
④動画配信サービス
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20代男性 |
テレビはまったく観ない生活なのでネットフリックスやアマプラが見れれば十分です。 必要になったらアンテナを設置すれば良いかなと思っています。 |
テレビを見るためにかかる費用
テレビを視聴する環境を整える為にはいくらかかるのでしょうか。
テレビやアンテナ等一度きりの支払いで済むものや動画配信サービス等毎月支払い続けるものまで様々あります。
テレビの費用相場
Panasonic(パナソニック) 15V型 BS/CSチューナー内蔵ポータブル液晶テレビ プライベート・ビエラ UN-15LD11-K ブラック 88,110円 (税込)
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東芝(TOSHIBA) 24V型 液晶テレビ REGZA(レグザ) 24V34 28,900円 (税込)
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シャープ 32V型 液晶テレビ AQUOS(アクオス) 2T-C32DE-B ブラック系 44,145円 (税込)
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UHFアンテナの費用相場
UHF20素子アンテナ 型番 UA20 希望小売価格(税込)/8,580円
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UHF20素子アンテナ(ステンレス) 型番 UA20S 希望小売価格(税込)/19,140円
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アンテナ業者へ設置を依頼した場合 15,000円~ (UHFアンテナ本体、同軸ケーブル、標準取り付け金具を含む)
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チューナーの費用相場
シャープ 4Kチューナー 4S-C00AS1 新4K衛星放送の視聴・録画に対応した4Kチューナー 6,578円 (税込)
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アイ・オー・データ機器 デジタルネットワークテレビチューナー HVTR-BCTX3 地上・BS・110度CSデジタルチューナーを3基搭載したテレビチューナー 23,840円 (税込)
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HDDレコーダーの費用相場
Panasonic(パナソニック) ブルーレイディーガ 2チューナー/1TB DMR-2W101 HDD:1TB 43,780円 (税込)
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Panasonic(パナソニック) ブルーレイディーガ 2チューナー/2TB DMR-2W201 HDD:2TB 52,470円 (税込)
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東芝(TOSHIBA) レグザブルーレイ 2チューナー/1TB DBR-W1010 HDD:1TB 48,180円 (税込)
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ケーブルテレビの工事費用相場
画像引用・参照:J:COM
J:COM作業員による設置の場合の工事費
戸建住宅にお住まいの方 料金 税込47,520円
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集合住宅にお住まいの方 料金 税込18,480円
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2台(回線)目以降の追加
デジタルセットトップボックス1台追加 税込3,300円 HDR・HDRプラス・ブルーレイHDR・録画用HDD(J:COM LINK専用)・J:COM LINK mini 1台追加 税込3,300円 地デジ・BSデジコースの追加 税込3,300円 電話1回線追加 税込3,300円
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動画配信サービスの費用相場
コンテンツによって、さらにサービス内容によっても料金が異なります。
以下は一例です。
詳細は各社でご確認くださいませ。
『U-NEXT』見放題作品数24万本 月額2,189円 『dTV』見放題作品数12万本 月額550円 『Hulu』見放題作品数10万本 月額1,026円 『dアニメストア』 月額440円 『Amazonプライム・ビデオ』 月額500円~ 『Netflix』 月額990円~ 『DAZN』 月額3,000円~
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テレビを見る際の配線方法と手順
テレビを見る際の配線方法を以下の3ステップでご紹介します。
手順①ケーブルの接続
電源ケーブルをテレビとコンセントに繋ぎます。
アンテナケーブルは「地上デジタル入力端子」に挿し込みます。
テレビのケーブルを挿す箇所はテレビにより異なりますが、大抵はテレビの背面か側面にあります。
正しい箇所に挿し込まないと機能を果たさないので、挿し込んだから適切な箇所と捉えずに表示された文字で適切な箇所か確認しましょう。
手順②B-CASカードの挿入
テレビにB-CASカードを挿し込みます。
B-CASカードとはデジタル放送を見るために必要なICカードで、地デジ放送対応テレビや地デジ放送対応チューナー等とセットで付いてくるものです。
テレビにB-CASカードを挿入することで地デジ放送を受信して、視聴する事ができるようになります。
B-CASカードの挿入口はテレビの背面や側面にあります。
ICチップの箇所を汚したり傷づけたりしないように注意しましょう。
手順③チャンネル設定
チャンネル設定(チャンネルスキャン)とは、テレビで視聴できる放送局を設定することであり、住んでいる地域の情報を取得することです。
テレビを見る環境を整える際には必ず行う設定で、配線等の接続が終わったらテレビの電源を入れてチャンネル設定を行います。
チャンネル設定はリモコンを使い、メニュー画面から「スキャン」「チャンネル設定」等の名目を選びます。
テレビを見るには何が必要?
地デジ放送を視聴する為に必要なものについて、ここではアンテナとアンテナケーブル・壁面端子をご説明します。
代表としてUHFアンテナをご紹介しますが、他に平面アンテナや室内アンテナでも地デジ放送を視聴することができます。
詳細はそれぞれの関連記事をご覧くださいませ。
ー関連記事ー
八木式アンテナ☞【アンテナには種類がある!八木式アンテナとは?】
平面アンテナ☞【平面アンテナとは?メリット・デメリット、家の外観を綺麗にする方法を紹介】
室内アンテナ☞【室内アンテナは映らない?購入前の確認事項と選び方を徹底解説!】
1.UHFアンテナ
UHFアンテナとは、地上デジタル放送(地デジ)を視聴するために必要なアンテナの一種で、一般的には「八木式アンテナ」とも呼ばれています。
約100年前に日本人によって発明されたこのアンテナは、構造が非常にシンプルで、現在でもその基本的な設計はほとんど変わっていません。
地デジ放送は、地上に設置された電波塔や中継局から送られてくるデータを、家庭ごとに設置されたUHFアンテナが受信し、それをテレビ端末に届けることで視聴できる仕組みです。
地デジでは、さまざまなジャンルのテレビ番組を無料で楽しめる上、番組表の検索機能なども充実しており、多くの家庭で利用されています。
UHFアンテナは、複数の「導波素子」が並んだ開放型の構造で、電波の受信効率が高く、特に電波の弱い山間部や建物が密集する都心部など、さまざまな環境に対応できる点が大きな特徴です。
導波素子の数が多いモデルを選ぶことで、より強力に電波を受信でき、安定した映像視聴が可能になります。
一方で、近年は外観にも配慮したデザインアンテナやユニコーンアンテナなども登場しており、よりスタイリッシュにテレビ視聴を取り入れたい方におすすめです。
これらのアンテナは壁面に沿って設置できる平面タイプや、縦長ですっきりとした形状のものが多く、戸建住宅や外観を重視する建物にも馴染みます。
デザインアンテナは複数のカラーバリエーションがあり、建物の外壁色と合わせて目立たせない工夫ができるため、見た目を損なうことなくアンテナ設置が可能です。
このように、UHFアンテナには八木式、デザイン、ユニコーンといった複数のタイプがあり、性能だけでなく美観や設置環境に応じて選べる点が魅力です。
地デジ視聴に向けた確実な手段として、多くの家庭で導入されています。
2.アンテナケーブル・壁面端子
アンテナが受信した電波をテレビへ送るとテレビで地デジ放送を見る事ができます。
アンテナケーブルと壁面端子はアンテナからテレビへ電波を送る際に必要になります。
ケーブルはテレビ以外にも用いられるものですが「テレビ用」なら間違いありません。
長さや太さにも種類があり、アンテナからテレビまでの距離やケーブルを通す場所を考えて適切なものを選びます。
またケーブルの端子は壁面端子の形に合わせる必要があります。
壁面端子を見てS型(ストレート)、L字型、F型(ネジ式/ねじ込み式)等を確認して、同型の端子のケーブルを選びましょう。
テレビアンテナ業者ごとの費用相場
①アンテナ専門業者
相場:22,000~50,000円
例:みずほアンテナ、アンテナパンダ、ライフテックス、電翔、スターアンテナ
アンテナ専門業者はインターネットからのお申し込みが一般的です。
電話口やメールフォームからお問い合わせをするため、実際に現地に来るまでどんな業者の方が来るか分からないという不安があります。
一方、実店舗を持っていないことや部材の一括仕入れにより無駄なコストカットが可能であるため工事料金が安価になっています。
加えて、アンテナ専門という点から工事技術も高く希望の工事が実現しやすくなっています。
相見積や手配の手間が少々かかりますが、低価格・高品質を求める方におすすめです。
②電気量販店
相場:30,000~50,000円
例:ケーズデンキ、ヤマダ電機、コジマ、ヨドバシ、ジョーシン、地元の電気屋さんetc…
アンテナ工事というと一番身近な電気量販店をイメージされる方が多いでしょう。
ご自宅から近く、対面で説明を受けることができる電気屋さんであれば安心感があり、他の電化製品とセットで依頼できるというメリットがあります。
一方、インターネットで依頼できるアンテナ専門業者との価格の差額には工事を行う人にあります。
電気量販店に依頼しても実際に工事を行う業者は提携している下請け業者であり、電気量販店から下請け業者に発生する”中間マージン”により少々割高な価格になっています。
また提携業者の場合エアコンなどの様々な工事もできる反面、アンテナ工事の技術力が乏しく現地調査の結果設置を断られ、調査費用だけ発生するケースもあります。
アンテナの種類や設置位置に希望がある場合は専門業者に依頼することがお勧めです。
③ハウスメーカーの提携業者
相場:40,000~60,000円
ご自宅を建てられたメーカーの営業担当さんからご紹介いただくオプション工事や提携業者による工事は、手配の手間が省けるといったメリットがあります。
ハウスメーカーによっては引渡し前に設置をしてくれているケースもあります。
一方、電気量販店と同じく下請け業者や提携業者へ発注することで”中間マージン”が上乗せされ、工事料金が倍額になっているケースがあります。
又、技術力が乏しい以外に手配してもらえるアンテナの種類や本体カラーのバリエーションも乏しいことがあります。
外観にこだわりがある方は専門業者に依頼すると要望が叶いやすくなるでしょう。
アンテナ工事業者ごとの料金比較表
業者区分 | 相場(税込) | 特徴 |
アンテナ専門業者 | 22,000~50,000円 |
低価格・高技術・自由度高。 ネット申込・工事に特化。 |
電気量販店 | 30,000~50,000円 |
実店舗の安心感。 下請け対応・中間マージンあり。 |
ハウスメーカー提携業者 | 40,000~60,000円 |
手配が簡単。 費用が高く、選択肢が限られる場合あり。 |
価格を抑えつつ、アンテナの種類(八木式・デザイン・ユニコーンなど)やカラーを自由に選びたい方には、アンテナ工事専門業者の利用が最もおすすめです。
また、建物の構造や立地、希望の設置場所に合わせて柔軟に対応してもらえるほか、最新のテレビ端末との相性を考慮した設計や施工も期待できます。
地デジやBS放送の視聴に向けて、費用・仕上がり・対応力を重視するなら、まずは複数のアンテナ専門業者に見積もりを依頼して比較するのが安心です。
テレビをアンテナで見る場合に依頼する業者の選び方
プロのアンテナ業者へ依頼する事を決めたら、3~4社見積もりをとったり話を聞いたりして厳選しましょう。
一社で決めてしまうと良し悪しが分からないですし、一社目でご自身の希望が叶わなくても他社で叶う事はよくあります。
それはアンテナ業者によって技術の差が大きい為です。
アンテナ業者の良し悪しを見分けるポイントは4つです。
以上4点を問い合わせ時や見積もり時に意識してみるとおのずといい業者が見えてくるでしょう。
なお新築を建てた際にハウスメーカーへ任せる方もいらっしゃいますが、金額が高い傾向にあります。
また、アンテナ専門業者へ依頼したほうがアンテナの種類や設置場所の選択肢が増えます。
アンテナ業者を決めたら、電話やメール等で希望する工事について伝えて、業者と日程調整を行います。
この時に大まかな見積もり額を伝えられ、工事当日に電波の検査や環境の調査等が終わった後で最終見積もり額が提示されます。
見積もり額を了承すると工事が始まり、お客様には立会いが求められます。
設置場所やアンテナの種類にもよりますが、アンテナ設置はおおよそ2時間です。
まとめ
今回はテレビを見る方法について、各方法のメリット・デメリットやおすすめの工事業者をご紹介しました。
最近はテレビを持たない方も増えてきています。
これまで
「テレビはテレビで見るもの」
「インターネットはスマホやダブレットで見るもの」
と分けて考えられてきました。
近年はその垣根を超えて、テレビでネットを楽しんだり、スマホやタブレットで地デジ放送を視聴したりできる環境になっています。
そのためテレビを持たずに、スマホやタブレットなどネットのみで情報を得る方もいらっしゃいます。
しかしテレビは今も昔も最も手軽に情報収集できる手段です。
電源を入れるだけですぐに地デジ放送や衛星放送から情報を得られます。
テレビを視聴する方法は本文で説明した通りさまざまありますが「アンテナ設置」が断然おすすめです。
アンテナは利用料がかからず、設置後10年以上使用し続けられます。
災害時にもテレビは心強い味方ですが、光回線やケーブルテレビなどはインフラが大打撃を受けたとき、アンテナ設置に比べて復旧まで長時間かかります。
その点もアンテナ設置は安心です。
テレビは日常的にも緊急時にも活躍する欠かせない家電です。
「アンテナ設置」によるマイホームへの影響が不安など、心配事がある方はぜひ弊社みずほアンテナへご相談ください。
年間3万件以上のアンテナ工事実績に基づき最適なアンテナ設置方法のご提案を差し上げます。
ご連絡はお電話、メール、LINEで承っております。
メールとLINEは24時間開放していますのでお気軽にご連絡くださいませ。
ー関連記事ー
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