私たちの生活にテレビは欠かせないものとなっています。
毎日テレビを視聴される方も多いでしょう。
当たり前に視聴しているテレビが突然映らなくなってしまったら、どうすれば良いか困ってしまうかもしれません。
真っ先にテレビ本体の故障を疑う方が多いですが、それ以外にもテレビが映らない原因には様々な要因が隠されています。
状況によっては、簡単な対処で元通りになるケースもあります。
まずはその原因を探り、落ち着いて対処することが大切です。
テレビが映らない!まず確認すること
ご自宅で使われているテレビが急に映らなくなると焦りますよね。
真っ先にテレビの故障を疑う方が多いですが、テレビが映らない原因には様々あります。
ここではテレビが映らない場合にまず確認すべき項目についてご紹介していきます。
電源が入っているか確認する
まずは電源がきちんと入っているか以下手順で確認しましょう。
①コンセントにしっかりつながっているか
②電源タップがついているか
何かの拍子でコンセントや電源タップが抜けてしまうことはよくあります。
落雷予防の電源タップを使用している方は、電源タップのスイッチがONになっているかも確認しましょう。
③電源ランプが点灯しているか
ランプが緑の場合、入力切替が地上デジタルになっていない可能性があります。
リモコンの入力切替ボタンを操作し、地上デジタルになっているか確認しましょう。
ランプが赤の場合、リモコンの信号が届いていない可能性があります。
リモコンの電池が切れてか、テレビとリモコンの間に障害物がないか確認しましょう。
電源ランプが点滅している場合は、一時的な障害で電源が入っていないことが考えられます。
その際には電源を入れ直すなどして様子をみましょう。
配線の接続を確認する
引っ越しや模様替え、テレビの裏側を掃除した時に配線が抜けてしまった、接続箇所を間違えてしまったなどのミスはよく起こります。
その際は説明書を確認して接続箇所や手順を確認し、配線を繋ぎ直してみてください。
配線をつなぎ直した際に、B-CASカードがきちんとテレビに差し込んでいるかも確認しましょう。
差し込む向きが間違っていることも多々あります。
B-CASカードが正しく挿入されていても映らない場合には、B-CASカードの裏面を確認しましょう。
裏面の金色の個所「ICチップ」が汚れているとテレビが映らないこともあります。
レコーダーと接続している際には、レコーダー側のB-CASカードも上記手順で差しなおしてください。
操作ミスがないか確認する
単純な操作ミスである場合も多々あります。
初歩的ではありますが、BS放送が映らないのにBSをボタンを押していたなど意外と単純な間違いから生じているケースは多いです。
その他にもHDMI端子に何も接続されていないのに、入力切替でHDMIを選択しているなども考えられます。
このような場合は、正しい方法で設定し直せば改善するでしょう。
チャンネルスキャン(設定)を確認する
チャンネルスキャン(設定)とは、テレビで視聴できる放送局を設定することであり、住んでいる地域の情報を取得することです。
引っ越しされた時はもちろんですが、それ以外でも地域の放送局の開局や周波数の変更があった場合には設定をし直す(再設定)が必要になります。
チャンネルスキャン(設定)はテレビの機種により方法が異なりますが、基本的には「リモコン」から「メニュー」画面へ進んでいくと「スキャン」「チャンネル設定」等の名目があり選ぶことでできます。
詳細は説明書や各メーカーのHPをご覧くださいませ。
ー関連記事ー
☞【液晶テレビに入る黒い線の原因と対処法とは?縦線と横線で原因は異なる?】
BS/CS放送が映らない時の原因は?
BS/CS放送が映らない時、エラーコードが表示されたら指示に従いましょう。
ここではそれ以外に考えられる2つのケースをご紹介します。
一つ目は、映らないBS/CS放送が一部の有料チャンネルである時です。
有料放送の手続きに問題が生じている可能性があります。
新規に申し込んだばかりの方は、申し込んですぐ視聴できるとは限りませんので暫く待ってみましょう。
継続して視聴している方は、月々の利用料の支払いをうっかり忘れていないか確認してみましょう。
思い当たる原因がなければ放送局へ問い合わせましょう。
二つ目のケースは、映らない放送が4K8K放送である時です。
テレビやアンテナ、配線や周辺機器などで4K8Kに対応していない製品が混ざっているのかも知れません。
4K8K対応製品へ交換することも対処法の一つですが、ご自分で不明な時はプロのアンテナ業者へ相談しましょう。
ーBS/CSが映らない時に関する記事ー
☞【時間によってBSが映らない!原因は?解決策はあるの?」】
電源は入るけどやっぱり映らない
エラーコードが出てくる
代表的なエラーメッセージを3つご紹介します。
エラーメッセージによって対象方も異なるため、きちんとエラー内容を理解することが大切です。
【E201】
E201のエラーコードは、アンテナレベルが低下していることを表します。
E201が出る原因として、アンテナの不具合やケーブルの接触不良、降雨や降雪などの悪天候の影響などが考えられます。
強風によりアンテナの向きが変わってしまったり、経年劣化による故障が原因でアンテナの不具合は生じます。
アンテナの不具合は自分で直すのは危険な行為です。
専門業者に状態をチェックしてもらい、対応してもらうことをおすすめします。
ケーブルの接触不良が原因の場合、まずはホコリが溜まっていないか確認しましょう。
その上で、テレビの主電源を切った状態でケーブルを抜き差し断線していないか確認しましょう。
断線がしている際には新しいものに交換が必要となります。
悪天候が原因の場合は、自分での解決は困難です。
基本的には天候の回復を待つ以外に方法はありません。
【E202】
E202のエラーコードは、放送電波の受信ができない状態を表します。
電波を受信できない理由は、チャンネル設定の誤りやケーブルの接触不良、アンテナレベルの不足などが考えられます。
まずはチャンネル設定が間違っていないか確認しましょう。
チャンネル設定はメニュー画面から実行できます。
ケーブルの接触不良は前述でご紹介した対処に加え、接続する端子を間違えていないかも確認しましょう。
アンテナレベルの不足に関してはアンテナの方向がズレていることが考えられます。
専門業者に相談するようにしましょう。
【E203】
E202のエラーコードは対象チャンネル放送の休止を表しています。
単純に対象チャンネルの放送が休止中である場合とアンテナレベルの不足が影響しているケースもあります。
アンテナレベルの不足が原因の場合には何度か電源を入れ直し、改善されない場合には業者へ連絡することをお勧めします。
その他にもエラーコードは沢山あります。
テレビによっては、エラーコードの表示ではなく「アンテナレベルが低下しています」などメッセージが表示されることもあります。
エラーコードやメッセージ内容に沿った的確な対処を心がけましょう。
テレビの本体や周辺機器の故障
野外分配器やアンテナの故障
アンテナも同様で、経年劣化が進み故障する場合や悪天候による方向のズレや傾きなどにより不具合が生じます。
悪天候が影響しているかも
悪天候の影響による不具合は、個人での対応が難しい要因の1つです。
その影響は多岐にわたります。
【アンテナの故障や向きのずれ】
落雷によってアンテナが破損しまったり、積雪や強風でアンテナの向きがずれてしまうこともあります。
アンテナに何かしらの不具合が発生すると、テレビの映像が乱れたり映らないといったトラブルを引き起こします。
【分配器やブースターなどの故障】
アンテナだけの影響に限らず、分配器やブースターなどに浸水し周辺機器の故障を引き起こすころもあります。
もちろん、いずれの1つでも不具合が発生した場合、テレビ視聴にも影響を及ぼします。
【電波の乱れ】
本体や周辺機器に不具合がなくとも地デジやBSの電波が天候の影響を受け乱れることもあります。
落雷や大雨や大雪などの悪天候の影響で電波が遮られ、アンテナまで電波が届かなくなると映像は映りません。
【落雷によるテレビ本体の故障】
天候によりテレビ本体が影響を受けることもあります。
最も多いのが落雷による停電でブレーカーが落ち、落雷の過電流によって故障することケースです。
これは「雷サージ」と呼ばれる現象です。
この場合、テレビの故障に限らず、家中の家電が動かなくなることもあります。
落雷後の停電から復旧しテレビが映らないようであれば、「雷サージ」による故障であると疑いましょう。
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まとめ
テレビが映らないとお困りの際には、まずこちらでご紹介した対処法をお試し下さい。
簡単な原因であれば、すぐに問題は解決します。
初歩的な対処法をお試しいただいても改善が見られない場合は、テレビ本体やアンテナの修理が必要な可能性がございます。
原因がよく分からない、自分ではどうにもできないという場合は、まずはメーカーに問い合わせてみると良いでしょう。
テレビ本体に問題がなくアンテナ等が故障している場合には、ご自身での解決は困難となりますので専門業者へご連絡することをお勧めします。
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