ユニコーンアンテナとは?受信感度やメリット・デメリット、工事の流れなど徹底解説!

公開日 2025/08/30

ユニコーンアンテナの評判は?受信感や実際の口コミを徹底紹介!

地デジ放送を視聴するための地デジアンテナといえば、従来から広く使われている「UHFアンテナ」や、外観を損ねにくい「デザインアンテナ」が定番でした。

 

多くのご家庭でも、この2種類のどちらかが設置されているのではないでしょうか。

 

そんな中、2017年にマスプロ電工から新しく「ユニコーンアンテナ」が登場しました。

 

発売当初は珍しさもあり「どんなアンテナなの?」「本当に電波を受信できるの?」といった疑問の声もありました。

 

しかし、近年ではそのスタイリッシュな見た目と機能性から人気を集めています。

 

ユニコーンアンテナの魅力を一言で表すなら、まさに「UHFアンテナとデザインアンテナの良い所取り」です。

 

風に強い構造でありながら、見た目はスッキリとしていて住宅の外観にもよく馴染みます。

 

さらに、屋根よりも高い位置に固定して設置できるため、デザインアンテナでは難しかった地域でも受信を期待できます。

 

今回は、ユニコーンアンテナについて、受信感度やメリット・デメリット、工事の流れなどを解説します。

 

 

 

 

ユニコーンアンテナの特徴や設置位置

ユニコーンアンテナの特徴や設置位置

ユニコーンアンテナは2017年に発売された最新型のアンテナで、まだ見たことがない・初めて聞いたという方も多いでしょう。

 

こちらではそんなユニコーンアンテナについて、特徴や設置位置などを紹介しながら詳しくご案内していきます。

 

 

 

視聴できる番組

UHFアンテナやデザインアンテナ同様、ユニコーンアンテナは地上デジタル放送の民放番組を視聴できるよう設置するアンテナです。

 

NHKや日テレ、フジテレビ、TBSなどに加えて、テレ玉、テレビ大阪、テレビ愛知などの地方局も受信することができます。

 

視聴できる番組は地上デジタル放送のみで、BS・CS放送を視聴するためには別途BS・CS放送専用のアンテナを設置する必要があります。

 

 

 

設置位置

ユニコーンアンテナの設置位置は以下のような場所が挙げられます。

 

 

・屋根の破風板

ユニコーンアンテナの特徴や設置位置

 

 

 

・屋根下の外壁部分

ユニコーンアンテナの特徴や設置位置

 

 

 

・屋根裏

ユニコーンアンテナの特徴や設置位置

 

 

このようにユニコーンアンテナは、屋外にも屋内(屋根裏)にも設置されています。

 

設置場所は受信電波の状況や家の構造などから総合的に判断します。

 

 

 

本体情報

ユニコーンアンテナの特徴や設置位置 ユニコーンアンテナの特徴や設置位置

ユニコーンアンテナと言えばポール状の形が特徴的で、360°どこから見ても光の反射を抑えるマットな仕上がりとなっています。

 

ユニコーンアンテナ本体の大きさは、高さ約70×横約14×奥行約12センチメートルです。

 

カラーバリエーションは、ホワイトとブラックの2色展開で、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

 

ユニコーンアンテナは、設置場所によって「突き出し金具」「屋根馬」「自営柱」などの設置金具を使い分けアンテナを取り付けます。

 

 

ーその他のアンテナの種類についてはこちらー

【テレビアンテナの種類・選び方・メリット・デメリット】

 

 

 

 

ユニコーンアンテナは感度が低い?

ユニコーンアンテナは感度が低い?

こちらでは、ユニコーンアンテナの性能について詳しくご紹介していきます。

 

ユニコーンアンテナの素子数は20〜26素子相当あり、中電界地域や強電界地域では、周辺環境に問題がなければ設置が可能です。

 

地デジアンテナの中で最も受信感度が高いUHFアンテナと比較すると、感度は弱いですが著しく電波強度の弱いでなければ設置できる可能性は高まります。

 

ユニコーンアンテナの細身な形状と、外壁や破風板にも設置できることから、屋根にソーラーパネルがあるお宅でもユニコーンアンテナであれば設置が可能なケースもあります。

 

また、ユニコーンアンテナは高い位置に設置するため電波を受信しやすく、住宅が密集している地域にお住まいの方にもおすすめです。

 

 

 

 

 
 
 
 
 

ユニコーンアンテナの評判は?

ユニコーンアンテナの評判は?

 

 
 
メリット

1 風に強い構造

 ➔ 細長い円筒形のデザインは風の抵抗を受けにくい

 

2 高い受信性能(20素子相当)

 ➔ 中電界地域にも対応できる受信力を備えており住宅密集地でも適している

 

3 すっきりとした外観

 ➔ 内部に金属やケーブルが隠れる構造のためスタイリッシュなお住まいにも合う

 

4 太陽光パネルとの相性が良い

 ➔ 屋根上の太陽光パネルと干渉しにくい

 

5 外壁に馴染むカラーバリエーション

 ➔ 白と黒の2色展開で、どちらもおしゃれな色合い

 

デメリット

1 設置できない場合がある

 ➔ 八木式アンテナに比べると高さを出しづらい構造のため、アンテナに高さを求める環境では設置できない可能性がある

 

2 設置費用が高めになる場合がある

 ➔ 八木式アンテナより工事費用がやや高い傾向がある

 

3 弱電界地域では設置できないこともある

 ➔ 十分な電波を受信できない地域では設置が難しい場合がある

 

注意点

上記に挙げた「デメリット」は、いずれもデザインアンテナに共通する項目です。

 

そのため、ユニコーンアンテナ特有のデメリットではありません。

 

ユニコーンアンテナは従来の地デジアンテナの強みを活かした、ハイブリッド型のアンテナと評価されています。

 

 

 

 

ユニコーンアンテナを設置したお客様の声

ユニコーンアンテナを設置したお客様の声

こちらでは実際にユニコーンアンテナを設置されたお客様から寄せられた「生の声」をご紹介します。

 

これからアンテナ設置をする方、検討されている方々は是非参考になさってください。

 

それではご紹介していきます。

 

 

【K様】

・築年数:新築

・工事内容:新設工事

・年代:30代ご夫婦

・コメント:

「ご近所のほとんどが八木式アンテナを設置されていたので外観への影響は覚悟していましたが、密集地でもユニコーンアンテナなら設置できるとアドバイスをもらいお願いしました。

外からアンテナが目立たず気に入っています。」

 

 

【Y様】

・築年数:築15年

・工事内容:交換

・年代:50代男性

・コメント:

「先日強風の影響で屋根上のアンテナが倒れて交換をお願いしました。

外観にはそんなにこだわりはないですが、風や鳥の影響の受けづらいと聞いてユニコーンアンテナに交換してもらいました。

見た目もスッキリしてユニコーンアンテナに交換して良かったです。」

 

 

【U様】

・築年数:築2年

・工事内容:切り替え

・年代:40代女性

・コメント:

「ケーブルテレビを利用していましたが、月々の費用を抑えたくて更新時期のタイミングでテレビアンテナに切り替えを検討しました。

アンテナと言えば魚の骨のような形状のものしか知らなかったので、こんなスタイリッシュなアンテナがあるのかと驚きました。

テレビの映りも特に問題なく、思い切って切り替え工事をお願いしてよかったです。」

 

 

 

 

ユニコーンアンテナの施工例

ユニコーンアンテナの施工例

 

 

施工例①埼玉県戸田市Y様邸

ユニコーンアンテナの施工例 ユニコーンアンテナの施工例
築年数 新築
設置場所 破風板
カラー ブラック
ポイント

4K8KBSCSアンテナと一緒に破風板にユニコーンアンテナを設置しています。

 

破風板にアンテナを設置する際、サイドベースという金具を使用し取り付けます。

 

サイドベースは雨風にも強く錆びにくい素材でできており、場所も選ばず設置できます。

 

 

 

 

施工例②東京都練馬区M様邸

ユニコーンアンテナの施工例 ユニコーンアンテナの施工例
築年数 新築
設置場所 破風板
カラー ブラック
ポイント

ブラックのユニコーンアンテナを破風板に設置しています。

 

ボール型のシンプルな形状なので、アンテナを設置しているようには見えません。

 

スタイリッシュな外観にもユニコーンアンテナが上手く馴染んでいます。

 

 

 

 

施工例③大阪府大阪市東住吉区K様邸

ユニコーンアンテナの施工例 ユニコーンアンテナの施工例
築年数 10年
設置場所 破風板
カラー ホワイト
ポイント

住宅密集地でしたが、高さを出せる設置方法で無事ユニコーンアンテナを設置できました。

 

今回4K8KBSCSアンテナも合わせて設置したため、セット価格でよりお得に設置工事を行っているます。

 

 

 

上記4事例の他に、弊社の施工ブログで取り上げた「ユニコーンアンテナ設置工事」より4事例をご紹介します。

 

 

 

施工例④滋賀県野洲市O様邸

ユニコーンアンテナの施工例
築年数 新築
設置場所 破風板
カラー ブラック
事例詳細

滋賀県野洲市O様邸 ユニコーンアンテナ設置工事

 

 

 

 

施工例⑤岐阜県安八郡神戸町S様邸

ユニコーンアンテナの施工例
築年数 新築
設置場所 破風板
カラー ブラック
事例詳細

岐阜県安八郡神戸町S様邸 ユニコーンアンテナ設置工事

 

 

 

 

施工例⑥大阪府四條畷市S様邸

ユニコーンアンテナの施工例
築年数 新築
設置場所 破風板
カラー ブラック
事例詳細

大阪府四條畷市S様邸 ユニコーンアンテナ設置工事

 

 

 

 

施工例⑤千葉県千葉市美浜区N様邸

築年数 新築
設置場所 屋根裏
カラー ブラック
事例詳細

千葉県千葉市美浜区N様邸 ユニコーンアンテナ設置工事

 

 

 

 

 
 
 
 
 

ユニコーンアンテナの設置相場

ユニコーンアンテナの設置相場

ユニコーンアンテナの新設工事費用の相場は、本体価格を含めておよそ30,000〜60,000円前後となります。

 

費用の幅が大きいのは、お住まいの電波環境や設置場所、追加工事の有無によって料金が変動するためです。

 

追加工事でもっとも多いのは、ブースターの設置工事です。

 

弱電界地域や中電界地域にお住まいの場合は、十分な電波を受信するためにブースターの設置が必要になることがあります。

 

テレビを2台以上使用する場合も、ブースターの設置が推奨されます。

 

ブースターの追加費用はおおよそ15,000円前後が目安です。

 

ブースターを設置することでテレビの映りが安定して、結果的に長期間快適に視聴できます。

 

 

また、ユニコーンアンテナはその構造上、破風板など屋根付近の高所に設置されるケースが多くあります。

 

高所へのアンテナ設置は、場合によって高所作業費が追加となることがあります。

 

高所作業費は施工業者ごとに基準が異なり、建物の高さや設置場所の条件によっても変わります。

 

そのため、必ず事前に問い合わせて確認しておきましょう。

 

 

さらに、アンテナ設置の際に、既存アンテナの撤去・処分費用(10,000円程度)が発生するケースや、配線の延長工事・分配器交換などの付帯工事費用が加わる場合もあります。

 

従って、一概にユニコーンアンテナの設置工事料金はいくらと言い切れません。

 

基本工事費用に、電波状況や設置環境によって追加費用が加算され、最終的な総額(概算)は50,000〜80,000円程度を見込んでおきましょう。

ユニコーンアンテナの設置相場

みずほアンテナ料金表

 

 

 

 

ユニコーンアンテナのよくある質問

ユニコーンアンテナのよくある質問

こちらでは、ユニコーンアンテナの設置に伴い、お客様からよく頂く質問内容について詳しくご紹介していきます。

 

ユニコーンアンテナの設置を検討されている方は、是非参考になさってください。

 

それでは、詳しくご説明していきます。

 

 

 

自分で取り付けることはできますか?

アンテナ設置工事には特別な資格などは不要なためご自分での設置は可能ですが、おすすめはできません。

 

ユニコーンアンテナは基本、屋根上や破風板など高所に設置する必要があります。

 

足場の悪い高所で、重量のある慣れない工事は素人にとっては大きな危険が伴います。

 

最悪落下をして大けがをする可能性もありますし、工具や金具などを落とし建物やお車などを傷つけてしまうことも考えられます。

 

安全面を考慮し、必ずアンテナ工事は専門業者にお願いするようにしましょう。

 

 

 

4K も視聴できますか?

ユニコーンアンテナのよくある質問

4K放送を視聴するためには、対応のBSCSアンテナとチューナーが必要です。

 

残念ながらユニコンアンテナでは4K放送を視聴することができません。

 

4k放送は高画質なため情報量も多く、従来のBS・CS放送よりも高い周波数を必要としますので、4k対応のBS・CSアンテナの設置が必須となります。

 

その他にも、テレビやチューナーなども4K対応の物を揃える必要があります。

 

 

ー関連記事ー

【4Kテレビとは?特徴や4K放送の視聴方法、必要なものを基礎から徹底解説!】

 

 

 

台風に弱いですか?

ユニコーンアンテナは本体面積が小さいため、八木式アンテナと比較しても風の影響を受けづらい設計となっています。

 

基本的に破風板や軒下の外壁に金具を固定して設置するため、高い位置で強風に煽られる危険性が低くなっており、台風の影響も受けにくくなっています。

 

いずれも簡単に倒れるものではありませんので、ご安心下さい。

 

 

 

デザインアンテナとの違いは何ですか?

ユニコーンアンテナのよくある質問

ユニコーンアンテナもデザインアンテナもどちらも配線や金具が目立ちにくい設計で、八木式アンテナに比べて、屋外に設置しても家の外観を損ねにくい点で同じです。

 

しかし、筒型アンテナ(ユニコーンアンテナ)と平面アンテナ(デザインアンテナ)では違いもあります。

 

 

ユニコーンアンテナの最大の長所は、屋根より高い場所に設置したときに風の影響を受けにくいことです。

 

配線や金具の多くがポール型のアンテナの内部に収められ、下方向にマストが伸びる構造になっています。

 

屋根の上に設置しても風の抵抗を受けにくく、安定した電波受信を見込めます。

 

 

一方のデザインアンテナは背面に取付金具が付いているため、外壁の高い位置や軒下など、背面を隠すように設置することが一般的です。

 

こうしたデザインアンテナの設置方法は「雨風の影響を受けにくい」というメリットがありますが、屋根から一段低い位置に設置することになります。

 

屋根より低い場所は、屋根の上より受信電波が弱いです。

 

 

また、ユニコーンアンテナは「高所設置による電波の安定」と「耐風性」の両立を実現していると評されています。

 

もちろん、デザインアンテナをサイドベースという金具を使って、屋根よりも高い位置に固定して設置することも可能です。

 

しかし、耐風性や受信環境などを総合的に考えて、屋根より高い場所に設置する場合はデザインアンテナよりもユニコーンアンテナのほうが適しているでしょう。

 

 

 

ユニコーンアンテナの方向は?

ユニコーンアンテナのよくある質問

ユニコーンアンテナは棒状をしており、一見どちらを電波塔の方向へ向けていいか分かりづらくなっています。

 

実際にユニコーンアンテナは広い角度から電波を受信できます。

 

そのためBSアンテナのように1度のずれを神経質に気にする必要はないかもしれません。

 

ただユニコーンアンテナは正面が決まっており、正面を電波塔へ向けることが推奨されています。

 

ユニコーンアンテナは筒状ですがまん丸ではありません。

 

正確には一部に直線部分があり、そこにメーカーのロゴが記載されており正面です。

 

 

 

 

ユニコーンアンテナを設置するには?

ユニコーンアンテナを設置するには?

 

ユニコーンアンテナは、見た目と性能をバランスよく兼ね備えた第三世代のアンテナです。

 

スリムでスタイリッシュなデザインながら、屋根より高くなるように設置することで安定した電波受信も期待できます。

 

しかし、比較的新しいアンテナであるため、まだ認知度はそれほど高くなく、ユニコーンアンテナを取り扱っていない業者も少なくありません。

 

そのため「興味はあるけれど、どの業者に設置をお願いできるのか分からない」とお困りの方も多いのが現状です。

 

 

みずほアンテナでは、ユニコーンアンテナの施工経験も豊富にあり、多くのお客様にご満足いただいております。

 

年間3万件を超える工事実績がありますので、安心してご相談ください。

 

 

 

 

ユニコーンアンテナまとめ

まとめ

こちらでは、ユニコーンアンテナについて詳しくご紹介してきました。

 

ユニコーンアンテナは、見た目と性能をバランスよく兼ね備えたアンテナで、八木式アンテナやデザインアンテナに引けをとらない高性能な地デジアンテナです。

 

しかし、もっとも新しいタイプの地デジアンテナのため、実際に町で見かけたことがない方も多いでしょう。

 

取り扱っている業者も限られています。

 

 

ユニコーンアンテナにご興味がありましたら、ぜひ弊社みずほアンテナへご連絡ください。

 

ユニコーンアンテナの屋外設置だけでなく、屋内設置(屋根裏設置)の施工実績も多数あります。

 

年間3万件以上の実績を持つアンテナ工事の専門業者です。

 

お問い合わせは電話、メール、LINEで承っております。

 

 

ー関連記事ー

【ユニコーンアンテナとは?特徴や費用相場、自分での設置について解説!】

【地デジの電界強度について解説!強電界地域・弱電界地域についてやアンテナの選び方について解説】


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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