外観・見た目にこだわりたい!デザインアンテナの特徴

公開日 2025/06/04

外観・見た目にこだわりたい!デザインアンテナの特徴

デザインにこだわった一戸建ての住宅にアンテナを設置するには、デザインアンテナがおすすめです。

 

従来のテレビアンテナといえば、屋根の上に設置された「魚の骨」に例えられる八木式アンテナが一般的でした。

 

デザインアンテナはより目立ちにくい形状をしていて、住宅の外観への影響を最小化できます。

 

ただし、両者には一長一短があります。

 

以下で、八木式アンテナとデザインアンテナの違いやメリット・デメリットを詳しく見てみましょう。

 

 

この記事でわかること

 

 

 

一般的な八木式アンテナとの違い

一般的な八木式アンテナとの違い

従来、テレビのアンテナといえば八木式アンテナを指しました。

 

八木式という名前は、開発を担当した日本人技術者である八木秀次、宇田新太郎に由来します。

 

英語でもYagi-Uda Antennaと呼ばれています。

 

平行に並んだ素子は指向性を持ち、その数で受信性能をコントロールできるタイプのアンテナです。

 

八木式アンテナは、ダイポールアンテナ、ループアンテナなどと共に、線状アンテナに分類されます。

 

その中でも高性能なことで知られていて、テレビだけではなく、FM放送やアマチュア無線、業務用の無線などにも用いられています。

 

八木式アンテナと比べると、デザインアンテナは、よりシンプルな形をしているのが特徴です。

 

八木式アンテナは屋根の上などなるべく高い場所への設置が基本ですが、デザインアンテナは軒下などの目立たない壁面に設置することができます。

 

もし、電波の弱い場所で受信したいのなら、八木式アンテナをおすすめします。

 

なぜなら、強電界地域から中・弱電界地域まで電波の発信源から広い地域をカバーできるのが八木式アンテナだからです。

 

デザインアンテナは中・強電界地域向けに作られているので、設置できる地域には限定される傾向があります。

 

 

 

デザインアンテナの魅力とは?

デザインアンテナの魅力とは?

デザインアンテナは目立たないというのが最大の特徴です。

 

屋上に設置する必要がないので、八木式アンテナと比べて、存在感を感じることはありません。

 

外観デザインにこだわった住宅などでは、屋根の上のアンテナが美観をそこねることもありますが、デザインアンテナなら大丈夫です。

 

また、風雪による影響も低減できます。

 

八木式アンテナは反射器、輻射器、導波器などの素子を並べた風を受けやすい構造になっています。

 

また、なるべく高いところに設置するため、直接風を受けてしまいます。

 

経年変化で設置台が傷んでいたりすると、台風のときなどに倒壊する可能性があるのです。

 

また、弱電界地域用の大型のアンテナになると、降雪時に雪の重みで破損することもあります。

 

デザインアンテナであれば、壁面に設置が基本なのでこのような被害はほとんどありません。

 

また、庭先やベランダにマストと呼ばれる棒状の支柱を立て、その上に設置するタイプについても、同じように経年変化による調整や修理などのランニングコストを抑えることができます。

 

 

 

デザインアンテナの注意点

デザインアンテナの注意点

美観を維持するためには非常に有効なデザインアンテナですが、性能で比較すると八木式アンテナより割高になります。

 

また、軒下などの設置となるため、受信感度を上げることができません。

 

アンテナの受信感度と電波の方向には相関関係があります。

 

八木式アンテナは設置の際に支柱を回転させながら方向の微調整が可能です。

 

しかし、壁面設置のデザインアンテナは壁面の向きに限定されるため微調整は困難になります。

 

諸条件から受信感度が悪くなってしまうと、ブースターによって電波を増幅することが必要で初期投資額が増える傾向です。

 

ただし、このようなデメリットは将来的には解消される可能性があります。

 

八木式アンテナは歴史があり、一般的に利用されていますが、それは技術的には完成段階にあることを意味しています。

 

つまり、今後、現在の性能を超えるような劇的な発展はないということです。

 

それに対して、デザインアンテナは比較的新しい技術を用いた商品なので、開発次第では今後の小型化・高性能化が期待できます。

 

将来的には、技術開発によって性能差が縮まり、量産化による価格低下も相まって、デザインアンテナが一般化する可能性があるのです。

 

 

 

どちらも一長一短!建物の外観やコストを考えて選ぼう!

どちらも一長一短!建物の外観やコストを考えて選ぼう!

八木式アンテナとデザインアンテナのどちらを選ぶかは、いくつかの条件を考慮して決めましょう。

 

まずは、電波の強さです。

 

中・弱電界地域であれば八木式アンテナ、強電界地域ならデザインアンテナというのが基本です。

 

また、コストを優先するのであれば八木式アンテナ、美観を優先するならデザインアンテナがおすすめです。

 

さらに、設置場所についても注意してください。

 

屋根の上に太陽光発電システムのパネルを載せる場合には、八木式アンテナの設置が難しくなることもあります。

 

この場合デザインアンテナになるのですが、中・弱電界地域の場合は「ブースターを設置する」「屋根裏設置を検討する」などの必要がでてきます。

 

いずれにせよ、どちらが最適化についてはプロの意見を聞いたほうがよいでしょう。

 

具体的な工事価格についても、複数の設置業者に連絡して相見積もりを取り、コストパフォーマンスの高い業者にお願いすることをおすすめします。

 

 

 

みずほのデザインアンテナ施工例

 

静岡県浜松市中央区 デザインアンテナ屋根裏設置工事

デザインアンテナ設置画像▼

みずほのデザインアンテナ施工例

ブースター設置画像▼

みずほのデザインアンテナ施工例

 

こちらは、デザインアンテナを屋根裏に設置した事例です。

 

屋根裏設置法はお家の外観を損なわなくて済むと多くのお客様からお問い合わせをいただいております。

 

十分な電波と構造が適していれば屋内に目立たずに設置ができます。

 

 

 

神奈川県川崎市高津区 デザインアンテナ外壁設置工事

アンテナ画像▼

みずほのデザインアンテナ施工例

設置後の外観画像▼

みずほのデザインアンテナ施工例

 

こちらは、デザインアンテナを外壁に設置した事例です。



黒い壁と同色の黒色のアンテナを設置することで外壁に馴染む仕上がりとなっています。



デザインアンテナは、黒色の他にも、白色、ブラウン、ベージュのお色味をご用意しているため、ご自宅の外壁に合わせて自由にお選び頂けます。

 

 

 

千葉県市川市 デザインアンテナ+4K8K対応BS/CSアンテナ外壁設置工事
みずほのデザインアンテナ施工例

 

地デジと4K・8Kの両方を視聴したい方は、合計で2つのアンテナを設置する必要があります。



こちらは、デザインアンテナと4K・8K対応のBS/CSアンテナを同時に設置した事例です。

 

みずほアンテナでは、地デジアンテナ単体やBSアンテナ単体でもお得な料金設定をご用意していますが、地デジとBSアンテナのセット工事なら、さらにお得な料金プランをご利用いただけます。

 

 

 

 

 

まとめ

まとめ

デザイン性を重視した住宅には、見た目に配慮した「デザインアンテナ」の設置がおすすめです。

 

従来の八木式アンテナのように屋根の上に目立つ形で設置する必要がなく、外観を損ねにくいのが大きな魅力です。

 

一方で、設置場所が限られるため、電波の受信感度や初期費用の面で工夫が求められることもあります。

 

美観を優先したい方には非常に魅力的な選択肢ですが、地域の電波状況や建物の構造、予算などを総合的に検討することが大切です。

 

どちらが最適か迷う場合は、専門業者に相談し、複数の見積もりを取ることで納得のいく選択ができるでしょう。

 

 

ー関連記事ー

☞【デザインアンテナとは?メリット・デメリットや失敗事例、取り付け方を解説】

☞【デザインアンテナは台風対策に最適!失敗例・業者の選び方を解説】


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

人気記事


新着記事


お急ぎの方もスピーディに対応します