電波塔とは?どこにある?役割や仕組み、テレビ塔、ラジオ等の違いを紹介

公開日 2023/11/30

電波塔とは?どこにある?役割や仕組み、テレビ塔、ラジオ等の違いを紹介

今回は「電波塔」について解説します。

 

電波塔と聞いてご近所にあるタワーを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

観光化して街のシンボルになっている電波塔も多くあります。

 

しかし電波塔の実際の役割や仕組みなどはあまり知られていないように感じます。

 

そこで今回は電波塔を掘り下げます。

 

ちなみに日本で最古の電波塔は名古屋タワーです。

 

世界一高い電波塔は東京スカイツリーです。

 

少し興味を持っていただけたでしょうか。

 

電波塔はテレビアンテナには欠かせないものですので、ぜひ最後までご覧くださいませ。

 

 

 

 

電波塔とは何か?

電波塔とは何か?

電波塔(でんぱとう)とはテレビやラジオ放送の電波を送信するために建設された構造物のことです。

 

電波塔は電波干渉や、付近の建造物や山などによる電波の遮断を避けるために周囲の中で飛び抜けて高く創られている点が特徴的です。

 

テレビとラジオ放送は電波の周波数や、電波に情報を入れる方法などに違いがあります。

 

周波数はテレビがおよそ400~700 MHz付近のUHF 帯、AMラジオが1 MHz付近、FMラジオが80 MHz付近です。

 

 

 

 

電波塔の種類

電波塔の種類

電波塔はテレビやラジオ放送の電波塔の総称ですが、現在は電波塔がテレビ塔を指し、ラジオ放送を送信する電波塔をラジオ塔と区別して呼ぶ場合があります。

 

ここではテレビ塔とラジオ塔についてそれぞれ特徴などを説明します。

 

 

 

テレビ塔

電波塔の種類

(画像引用:さっぽろテレビ塔

 

テレビ塔とはテレビ放送を送信するために創られた建物です。

 

なお「テレビ塔」を正式名称に採用している電波塔はさっぽろテレビ塔、名古屋テレビ塔などがあります。

 

ただ実際はテレビ塔と名乗っていてもテレビ放送専用ではなく、ラジオ放送などと併用されていることが一般的です。

 

多くのテレビ塔は300mを超える高さを持っています。

 

 

 

ラジオ塔

電波塔の種類

(画像引用:Wikipedia「東海ラジオ放送七宝送信所」

 

ラジオ塔とはラジオ放送を届けるための送信所と、ラジオ受信機を内蔵する塔と2つの意味があります。

 

前者はテレビ塔と同様、ラジオの電波を送受信するための塔で現在も活躍しています。

 

後者は、正式名称を「公衆用聴取施設」といい、公園などに設置されたラジオ受信機です。

 

公衆用聴衆施設は1930年(昭和5年)、NHKによって天王寺公園旧音楽堂跡に初めて設置されました。

 

その後、ラジオ体操やスポーツ中継放送などに広く用いられましたが、各家庭にラジオ受信機が普及したことで徐々に数を減らしました。

 

 

 

 

タワー・マスト・アンテナの違いとは?

タワー・マスト・アンテナの違いとは?

アンテナ(antenna)とは電力を電波として放射する装置のことで、アンテナを取り付けるための建造物をタワー(tower)といいます。

 

ではタワー(tower)とマスト(mast)の違いは何でしょうか。

 

日本語に訳すとタワー(tower)は「塔」、マスト(mast)は「帆柱」です。

 

塔(とう)は高くそびえる建造物などと定義されています。

 

帆柱(ほばしら)は漢字のとおり、帆船の帆を張る柱のことです。

 

日本語でも“マスト”と使っています。

 

「電波塔」はなぜ“マスト”ではなく“タワー”を指す「塔」を使っているのでしょうか。

 

タワーとマストは混同されがちな言葉です。

 

しかし厳密にはタワーが自立している建造物を指し、マストは支柱や支線に支えられている建造物を指しています。

 

電波塔、例えば東京タワーやスカイツリーは、支柱や支線がありように見えますが実際には自立した建物です。

 

そのため電波塔にはタワー(塔)が用いられています。

 

またマストは陸上に建造することを想定したとき、支柱や支線のために広範囲に開けた土地が必要です。

 

一方で電波塔は広範囲の土地を用意できない都市部や山間部などに設置します。

 

このことからも自立した電波塔にはマスト(mast)よりタワー(塔)が適しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビ塔の役割とは?

テレビ塔の役割とは?

(画像引用:総務省

 

テレビ塔は放送局と私たち視聴者を繋ぐ要です。

 

放送局(放送事業者)はテレビ番組を制作している事業者のことです。

 

NHKやフジテレビなどの放送局や、テレビ番組を作る会社(番組制作会社)などを指します。

 

放送事業者が作った番組は電波へ変換されます。

 

電波はアンテナと発信機によって作ることができます。

 

電波(テレビ番組)は、地上波放送はテレビ塔へ、衛星放送は人工衛星に送られます。

 

テレビ塔や人工衛星から各家庭に設置したアンテナへ送信されるため、自宅に設置するアンテナはテレビ塔や人工衛星に向けて取り付けます。

 

その後、アンテナから各テレビまでケーブルを電波が伝い、テレビ番組が届けられます。

 

 

 

 

テレビ塔の仕組みを解説

テレビ塔の仕組みを解説

(画像引用:大林組

 

テレビ塔はテレビ信号を送信するアンテナを有しています。

 

アンテナ部分は通常鉄塔(テレビ塔)の上部です。

 

東京スカイツリー(634m)の場合、最上部の約140m部分にはゲイン塔と呼ばれる放送用アンテナ設備を取り付けるための柱があります。

 

ゲイン塔にはデジタル放送用のアンテナなどが備わっています。

 

東京スカイツリー以外のタワーでもアンテナ部分はテレビ信号を送信する機能を持っています。

 

テレビ信号は放送事業者によってタワーに送られ、タワーで増幅されて電波に乗ります。

 

 

 

 

テレビ塔の安全性は?

テレビ塔の安全性は?

(画像引用:大林組

 

テレビ塔の高さについて、東京スカイツリーは634m、日本最古の電波塔・名古屋タワーは180mあります。

 

とりわけご近所にお住まいの方にとっては鉄塔の安全性が気になるところです。

 

東京スカイツリーは「大地から生えてきた大樹のように建っている」と称されています。

 

それは地上に見えるタワーの鉄骨はそのまま地下のくいに連続的に接続しており、まるで大樹のように創られているためです。

 

しかも高強度鋼管という標準的な鉄骨より約2倍の強さを持つ鉄が使用されています。

 

他にもさまざま技術が集結され、震度7の地震にも耐え得るとされています。

 

日常的なメンテンナンスは欠かさず行われ、いずれの鉄塔も安全性を保っています。

 

 

 

 

テレビ塔の今後

テレビ塔の今後

(画像引用:THE TOWER HOTEL NAGOYA

 

日本のテレビ塔の歴史は1954年(昭和29年)の名古屋テレビ塔の建設によって始まりました。

 

名古屋テレビ塔は2011年(平成23年)のアナログ放送終了、デジタル放送の開始によって電波塔としての役割を終えました。

 

しかし今でも名古屋のシンボルとして地元の方や観光客に愛されています。

 

2019年(令和元年)には全体改修工事が行われ、ホテル「THE TOWER HOTEL NAGOYA」が開業しました。

 

テレビ塔のホテルは世界的にも珍しく、国内・海外問わず多くの宿泊者を呼んでいます。

 

テレビ塔の未来について、科学技術の進歩によってテレビ塔の存在意義や役割が変化するかもしれません。

 

ただし名古屋テレビ塔のように、重要な存在であり続けるはずです。

 

 

 

 

代表的な電波塔

代表的な電波塔

(画像引用:Wikipedia「広州テレビ塔」

 

2023年11月現在、世界で最も高い電波塔は東京スカイツリー(日本・634m)です。

 

2番目は中国の広州塔(広東省広州市・604m)です。

 

日本と中国とそれぞれ代表的な電波塔をご紹介します。(VHF/UHF/SHF)

 

 

【日本】

 

札幌送信所(北海道札幌市)

大年寺山(宮城県仙台市太白区)

気仙沼中継局(宮城県気仙沼市)

水戸中継所(茨城県水戸市)

八郷中継局(茨城県桜川市)

宇都宮タワー(栃木県宇都宮市)

前橋放送所(群馬県渋川市)

沼田中継局(群馬県利根郡みなかみ町)

平野原送信所(埼玉県さいたま市桜区)

秩父中継局(埼玉県秩父市)

三山中継所(千葉県船橋市)

銚子中継局(千葉県銚子市)

東京スカイツリー(東京都墨田区)

三ツ池送信所(神奈川県横浜市鶴見区)

平塚中継局(神奈川県平塚市)

甲府送信所(山梨県甲府市・甲斐市・笛吹市)

三つ峠(山梨県南都留郡富士河口湖町)

美ヶ原(長野県松本市・上田市)

善光寺平中継局(長野県長野市)

弥彦山(新潟県西蒲原郡弥彦村)

相川中継局(新潟県佐渡市)

東山タワー(愛知県名古屋市昭和区)

瀬戸デジタルタワー(愛知県瀬戸市・豊田市・岐阜県土岐市)

大津親局送信所(滋賀県大津市)

比叡山(京都府京都市左京区)

生駒山送信所(奈良県生駒市・大阪府東大阪市)

広島親局送信所(広島県広島市安芸区)

大柿中継局(広島県江田島市)

金甲山送信所(岡山県岡山市南区・玉野市)

津山中継局(岡山県津山市)

福岡タワー(福岡県福岡市)

稲佐山(長崎県長崎市)

烏帽子岳(長崎県佐世保市)

鰐塚山(宮崎県宮崎市)

愛宕山(宮崎県延岡市)

 

 

 

【中国】

 

広州塔(広東省広州市)

東方明珠電視塔(上海市)

陝西省テレビ塔(陝西省西安市)

遼寧広播電視塔(遼寧省瀋陽市)

天津テレビ塔(天津市)

中央広播電視塔(北京市)

株洲テレビ塔(湖南省株洲市)

 

 

 

 

 

アンテナのことならみずほアンテナ

アンテナのことならみずほアンテナ

テレビを視聴する方法にはテレビアンテナを設置する以外にも光回線やケーブルテレビなどを利用する方法があります。

 

光回線やケーブルテレビはインターネットなどと組み合わせたサービスになっていることが多く、毎月の利用料が発生します。

 

純粋にテレビを見る場合にはテレビアンテナが最もお得でお手軽です。

 

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まとめ

まとめ

以上、「電波塔」について解説しました。

 

電波塔の役割や仕組みなどを取り上げました。

 

ここまでご覧になってご近所の電波塔が気になっているのではないでしょうか。

 

最寄りの電波塔や中継局は「A-PAB」のサイトから調べることができます。

 

テレビアンテナに興味を持たれた方はぜひみずほアンテナへご相談ください。

 

アンテナ新設されたい方も、光回線やケーブルテレビからアンテナへ切り替えを検討されている方も、みずほアンテナが最適な方法をご提示いたします。

 

 

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みずほアンテナ編集部
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