近年、若い世代から人気急上昇中の「チューナーレステレビ」をご存知でしょうか。
こちらの記事では、
「チューナーレステレビって何?」
「チューナーレステレビで地デジは見れる?」
「チューナーレステレビで地デジを見る方法は?」
など皆様の疑問にお答えしていきます。
チューナーレステレビのメリット・デメリットについても詳しくご紹介していきます。
チューナーレステレビの購入を検討されている方は必見です。
是非参考になさってください。
チューナーレステレビで地デジは見れる?
チューナーは、地上波放送やCS/BSデジタル放送を受信するための機器です。
従来のテレビにはチューナーが内蔵されていて、アンテナと接続することでこれらのテレビ放送を視聴できました。
しかし、チューナーレステレビにはチューナーが内蔵されていないため、地上波放送やCS/BSデジタル放送を視聴することができません。
最近では、無料で視聴できる民放公式テレビ配信サービスの「TVer」を利用する方法もあります。
ドラマやバラエティ、アニメなどは時間帯によってはリアルタイム配信も行われており、放送後一週間以内は「TVer」を通して視聴することができます。
NHKの場合「NHKオンデマンド」が提供されており、見放題パック月額990円(税込)で視聴することができます。
しかし、これらのサービスは全ての番組をリアルタイムで視聴できるわけではありません。
通常のテレビと同レベルで地上波放送やCS/BSデジタル放送を視聴したい方は、外付けのテレビチューナーを接続しアンテナを設置することでリアルタイムで視聴することができます。
詳しくは、この後詳しく深堀りし紹介していきます。
そもそもチューナーレステレビって?
チューナーレステレビは名前のとおり、地上波放送や衛星放送を受信するためのチューナーという装置が外されたものです。
その代わりにAndoroid TVやGoogle TVなどテレビ用OSが搭載されており、主に動画配信サービスを楽しむための家電です。
リアルタイムでのテレビ番組をあまり観ない方、YouTubeなどの動画サービスやNetflix・Amazon Primeなどサブスクで楽しめるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスを主に利用される方におすすめの家電です。
チューナーレステレビと言えば「NHK受信料を払わなくていい」と話題になりましたが、NHKの放送を受信することができる受信設備ではないため、確かにNHKとの契約は不要と言えます。
しかし、ご自宅にNHK放送を受信可能な設備が1つでも備わっていれば支払う義務が発生するため注意が必要です。
チューナーレステレビには、大きく「HD(ハイビジョン)」「フルHD」「4K」の3種類に分けられます。
チューナーレステレビと言えばテレビと比較し安価なことが魅力の一つとして挙げられますが、解像度が高くなるほど価格も高くなる傾向があるため注意が必要です。
尚、一般的なテレビと同様、チューナーレステレビも沢山のメーカーやモデルがあり、特徴や機能性もさまざまです。
チューナーレステレビ製品紹介
チューナーレステレビ①
メーカー:オリオン電機(ORION)
商品名:フルハイビジョン チューナーレス スマートテレビ 32V型
型番:SAFH321
チューナーレステレビ②
メーカー:ニトリ(NITORI)
型番: MST-43-4K
チューナーレステレビ③
メーカー:ドン・キホーテ
型番: TSM-4301U4K
このようにニトリやドン・キホーテなど有名生活用品店などでも取り扱っているだけでなく、オリオン電機やTCL・マクスゼン・KONKA・ユニテクなど様々なメーカーでも取り扱っています。
これらは、家電量販店や通販などで手軽に購入できます。
チューナーレステレビで地デジを見る方法
こちらでは、チューナーレステレビで地デジを見る方法を4つご紹介します。
①チューナーを接続する
②レコーダーを接続する
③DiXiM Playで視聴する
④TVerで視聴する
それでは、上記視聴方法について詳しく解説していきます。
チューナーを接続する
アンテナの信号を映像と音声に変換する機器を「チューナー」と言います。
テレビには、本体にチューナーが内蔵されているため、アンテナケーブルをつなげるとアンテナから送られた地上波の信号を内蔵チューナーが映像と音声に変換して画面に映し、地デジを視聴することができます。
しかし前述でもご説明した通り、チューナーレステレビというのはこのチューナーが内蔵されていないテレビです。
ですから、地上波の映像を見ることができません。
地上波を見たければ別にチューナーを用意し、それをチューナーレステレビにつなげます。
外付けチューナーには、録画機能やスマホ連携機能など嬉しい機能も搭載されており、使い勝手の向上も期待できます。
尚、この場合外付けチューナーと同じく、地上波ならUHFアンテナ、BS・CSならパラボラアンテナをご自宅に設置する必要があります。
外付けチューナー製品紹介
メーカー:アイ・オー・データ
商品名:地上・BS・110度CSデジタル放送対応ネットワークテレビチューナー
型番:HVTR-BCTX3
レコーダーを接続する
先述でチューナー接続の方法をご紹介しましたが、ご自宅で「ブルーレイレコーダー」や「HDDレコーダー」などお持ちでしたら、レコーダーでも代用可能です。
HDDレコーダーはテレビ番組を録画できる機器で、チューナーレステレビにHDMIケーブルを繋ぐことで地上波を見ることができます。
HDDレコーターとブルーレイレコーターにはテレビチューナーが内蔵されていますので、レコーダーの接続でも構いません。
レコーダーには様々な種類がありますが、ソニーのBDZ-ZT1800(3チューナー)やパナソニックのDIGAなどの製品は、地上波に加えBS・CS放送を受信できるWチューナーを搭載しています。
ブルーレイやDVDの再生など多機能も備わっており、録画や再生など幅広い機能もご利用頂けます。
レコーダー製品紹介
レコーダー①
メーカー名:ソニー(SONY)
商品名:1TB 3チューナー ブルーレイレコーダー
型番:BDZ-ZT1800
レコーダー②
メーカー名:パナソニック(Panasonic)
商品名:1TB 2チューナー ブルーレイレコーダー DIGA
型番:DMR-2W100
DiXiM playで視聴する
チューナーレステレビで地上波を視聴する際、「DiXiM Play(ディクシム プレイ)」というアプリが便利です。
DiXiM Playは、テレビやレコーダーで録画した番組や放送中の番組が視聴できるプレーヤーアプリです。
家庭内のWi-Fiルーターに、DiXiM Playがインストールされたチューナーレステレビとレコーダーを繋げると、レコーダーやnasneの録画番組・放送中の番組などをご覧いただけます。
DiXiM Playは月額110円(税込)、買い切り1,430円(税込)と低コストで利用できるだけでなく、1分間の無料お試し視聴ができる、月額と買い切りと料金プランを選べる、録画ができるなど非常に便利です。
一方、DiXiM Playの利用に際し、レコーダーやセットトップボックスなど受信機器が必要ですので注意が必要です。
尚、SONY・Panasonic・TOSHIBA・SHARPなど国内の主要なメーカー200種以上の多くのレコーダーに対応しています。
TVerで視聴する
テレビチューナーなど外付け機器を用意せずに地上波を見る方法としては「TVer(ティーバー)」が挙げられます。
TVerは、アプリをインストールするだけで簡単に地上波放送を視聴することができます。
TVerは会員登録が不要な無料アプリで、「フジテレビ」「テレビ東京」「TBSテレビ」「日本テレビ」「テレビ朝日」など民放放送局が共同で運営している国内最大級のテレビ番組配信サービスです。
TVerでは、人気ドラマやバラエティ番組・報道・スポーツ・アニメ・ドキュメンタリーなど様々な地上波放送を楽しめます。
最近では、時間帯によってはリアルタイム配信も行われており、放送後一週間以内は「TVer」を通して視聴することができます。
一方、あくまでも「見逃し配信」であるため視聴期限があること、番組視聴時に広告が表示されることなど制限もございます。
チューナーレステレビのメリット
インターネットに接続できるチューナーレステレビは、従来のテレビと比べてさまざまなメリットがあります。
まず第一に、インターネット動画やVOD(ビデオ・オン・デマンド)を視聴できる点が挙げられます。
これにより、定期放送以外にも、自分の好きな番組や映画を選んで視聴することが可能です。
また、SNS連携機能があることも大きな利点です。
テレビを視聴しながら、リアルタイムにTwitterやInstagramなどで友人やフォロワーにメッセージを送信できるなどテレビではできなかった体験もできます。
さらに、ミラーリング機能を利用すれば、PCやスマートフォンの画面をテレビに映し出すことができます。
これにより、大きな画面でウェブサイトの閲覧や写真・動画の共有が容易になります。
AIアシスタントを搭載したスマートテレビでは、音声操作が可能です。
リモコンに音声認識機能が搭載されていれば、チャンネルの切り替えや検索などを声で行うことができます。
さらに、新しいアプリを追加できる点も大きな魅力です。
これにより、テレビの機能を拡張したり、新しいエンターテインメント体験を楽しむことができます。
総じて言えば、チューナーレステレビは普通のテレビよりも地デジが見れない分多機能であり、より豊かな視聴体験を提供しています。
チューナーレステレビのデメリット
チューナーレステレビは便利な一方で、いくつかのデメリットもあります。
まず、セキュリティへの不安が挙げられます。
スマートテレビはインターネットに接続されているため、パソコンやスマートフォンと同様にウイルスに感染する可能性があります。
これにより、個人情報の流出や遠隔操作などのリスクが生じる可能性があります。
また、搭載されているマイクやカメラを悪用され、盗聴や盗撮の被害に遭う可能性もあります。
これらの被害を防ぐためには、常に最新のOSを使用し、セキュリティソフトウェアを導入するなどの対策が必要です。
さらに、スマートテレビはインターネット回線を必要とします。
そのため、Wi-Fiの環境が悪い場合やデバイスに不具合がある場合は、動作が遅くなる可能性があります。
時には、何も見られない状況に陥ることもありますので、注意が必要です。
これらのデメリットを克服するためには、セキュリティ対策を徹底し、適切なインターネット環境を整えることが重要です。
地デジをリアルタイムで視聴するならアンテナがおすすめ
チューナーレステレビで地デジを視聴する方法をいくつかご紹介しましたが、DiXiM PlayやTVerなどはテレビアンテナを必要とせず手軽に利用することができます。
DiXiM Playは通信回線のスピードに左右される点、TVerは全ての地デジ放送が視聴できるわけでなく視聴できる番組も期間がかぎられるなどのデメリットもございます。
尚、地上波のテレビ視聴方法には、テレビアンテナの他にもケーブルテレビや光回線の契約などといった方法もございます。
以下表は、ケーブルテレビと光回線・テレビアンテナの利用に伴う初期費用や月額費用をまとめています。
テレビ視聴方法別費用相場
ケーブルテレビ (Jcom) |
光回線 (スマートハイム) |
テレビアンテナ (八木式アンテナの場合) |
|
初期費用 | 43,200円 |
3,300円 (光回線と同時工事) 3,080円 (テレビ視聴サービス利用登録料) |
22,000円 〜40,000円ほど |
月額費用 |
6,074円 | 814円 | 0円 |
テレビ2台目以降追加 |
3,000円 | 21,780円 (テレビ台数4台まで) |
0円 |
ケーブルテレビ・光回線との契約によるテレビの視聴方法には、電波が弱い地域でも問題なくテレビを視聴することができるなどメリットもございます。
しかし、上記テレビ視聴方法別費用相場の表をご覧頂くと分かる通り、ランニングコスト面で一番安いのがテレビアンテナです。
アンテナの寿命は一般的に15年と言われていますが、15年間のランニングコストで考えるとダントツでコスパが良いと言えます。
テレビアンテナは初期費用のみで取り付け後、使用している間は月々の費用が発生しません。
また、一つのアンテナで各お部屋でテレビをご覧いただけますので、視聴台数によって追加工事や料金が必要になることもありません。
テレビアンテナは「見た目が気になる」「倒れる危険性がある」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、最近ではデザインアンテナやユニコーンアンテナなどデザイン性の高い商品が登場し、外観を崩すことなく設置できるようになりました。
この点からテレビアンテナの設置も検討されることをおすすめします。
チューナーレステレビで地デジを見たくなったらみずほアンテナへご相談ください
チューナーレステレビで地デジを見る方法には、チューナーの接続・レコーダーの接続・DiXiM Play・TVerなどの方法がございます。
上記視聴方法について詳しくご紹介した上で、地デジをリアルタイムで安定して視聴するには、テレビアンテナの設置が必要であることお分かりになったと思います。
みずほアンテナは、アンテナ専門業者の中でも業界最安値で工事を提供しています。
もちろん低価格だけが魅力ではありません。
仕上がりやスタッフの対応についても満足いただけるよう、万全の体制を整えています。
みずほアンテナで行うアンテナ工事は、自社雇用の熟練したスタッフが担っております。
アンテナに特化した豊富な経験と高度な技術を持っており、安心してお任せ頂けます。
施工に自信があるからこそ、無料で10年保証を付与しておりますので、何か問題が発生した場合にはアフターフォローもご利用ください。
大切なマイホームのアンテナ工事について、安価で丁寧かつ安心して対応するみずほアンテナに、お気軽にご相談ください。
まとめ
チューナーレステレビとは何か?チューナーレステレビでの地デジの視聴方法について詳しくご紹介してきました。
チューナーレステレビは、テレビ番組をあまり観ない方、YouTubeなどの動画サービスやNetflix・Amazon Primeなどサブスクで楽しめるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスを主に利用される方におすすめですが、購入後にやっぱり地デジ放送も観れるようにしたいと思う方は少なくありません。
地デジ放送をどれくらい視聴されるのか、視聴したい番組などに合わせて、テレビアンテナの設置も合わせて検討されてはいかがでしょうか。
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