テレビアンテナが頻繁に塩害を受ける地域では、放送のクリアな受信が阻害されることがあります。
塩害対策は、これらの問題を解決し、映像と音声の品質を向上させる鍵となります。
本コラムでは、沿岸部でもテレビアンテナ設置を諦めたくない方に向けておすすめのUHFアンテナを、商品・型番・価格等詳しく紹介していきます。
塩害対策ならコレ!おすすめ商品一覧
自分でアンテナを購入する場合はもちろん、アンテナ業者に依頼して取り付ける場合も事前にどんなアンテナを取り付けたいか下調べが重要です。
塩害が不安であればその旨を必ず事前に業者に伝えましょう。
お住いの地域のアンテナ事情に詳しく、実績もある業者なら向こうから塩害対策の案内があるはずですが、知識がないスタッフであれば普通のアンテナを勧めてくることも。
ここでは商品名や型番、仕様を詳しく解説するので塩害対策のテレビアンテナ選びの参考にしてください。
UHF20素子アンテナ(塩害用)|UA20Z
販売価格:9,660円(税抜き)/10,626円(税込み)
日本が誇るアンテナ会社、DXアンテナ社の八木式アンテナです。
塩害が起きる可能性が高い地域にお住いの方に一番おすすめのアンテナです。
20素子相当で、すべてのチャンネル(物理チャンネル13ch.~52ch.)に対応した八木式アンテナです。
塩害対策として、使用するネジはステンレス製を採用。アンテナ本体は溶融亜鉛メッキ(HDZT49)仕様になっておりサビに強く耐食性に優れています。
中・弱電界地域用として使用されており、電波受信感度も優れたテレビアンテナです。
また、沿岸部は塩害が懸念されるだけでなく、強風対策も必要となります。
このアンテナは耐風速50m/sとされています。
耐風速50m/sとは、木造家屋が倒れたり、樹木などが根こそぎ倒れてしまうほどです。
しっかりと正しく固定されていれば飛ばされるようなことはありません。
また、JEITAのDHマークが認証されています。
このマークは一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)で審査され登録された一定以上の性能を有する製品にしか付けられないシンボルマークです。
アンテナやその他周辺機器を購入する際はこのマークがあるものを選ぶと良いでしょう。
UHF14素子アンテナ(塩害用)|UA14Z
販売価格:7,540円(税抜き)/8,349円(税込み)
こちらも高品質のDXアンテナ社の八木式アンテナです。手ごろな価格となっています。
こちらも、JEITAのDHマークが認証されているので品質は安心してご利用いただけます。
仕様はほとんど上記で紹介したUA20Zと変わりはありませんが、大きく異なる点は素子数です。
アンテナは素子(上記画像の赤丸の部分)が多いほど電波の受信感度が高いとされていますが、ただ素子数を多いものを選べばいいというわけではありません。
電波塔が近いエリアで素子数が多いものを使用すると、電波が強すぎてしまい正常にテレビが映らない場合があります。
そういった強電界・中電界地域にはこちらの14素子のものがおすすめです。
お住いの地域の電波状況を知りたい場合はA-PAB(放送エリアのめやす)で調べてみると良いでしょう。
しかし、電波が充分なエリアでもご自宅の構造や周辺の木々・建物が妨げとなって電波を受信しにくいケースもあります。
アンテナの種類選びは様々な環境を考慮しなければならなず難しいため、専門業者に相談すると良いでしょう。
UHF20素子アンテナ(ステンレス)|UA20S
販売価格:20,010円(税抜き)/22,011円(税込み)
こちらもDX ANTENA社の八木式アンテナです。
UA20Zと機能に変わりはありませんが、素材が違います。
こちらはマストや本体、すべてがステンレスでできています。
ステンレスは耐食性が高く、錆びにくい特性を持ってるのでアンテナが屋外に設置される場合でも、長期間にわたって耐候性を保ち、寿命を延ばすことが期待できるのです。
UA20Zに比べ値段が1万円近く高いですが、塩害対策としてはもっともクオリティの高い品と言えるでしょう。
UHF14素子アンテナ(ステンレス)|UA14S
販売価格:15,180円(税抜き)/16,698円(税込み)
こちらもUA20Sと機能は変わりませんが、素子数が減り14素子のタイプです。
ステンレス製なのでより塩害対策になる八木式アンテナです。
値段は同じ14素子のUA14Zに比べ2倍ほどの価格になります。
溶融亜鉛メッキもサビに強く耐食性に優れていますが、値段を気にせずより耐久性を求めるならステンレス製が理想でしょう。
UHFアンテナ塩害用 20素子|AUZ20FR
画像出典:日本アンテナ
価格:オープン価格
こちらのアンテナは日本アンテナの20素子の八木式アンテナになります。
すべてのチャンネルに対応した地デジアンテナです。
組み付け用のネジがステンレス製で、防食性が高い部品を使用しています。
価格は販売店などによって異なるので、検討している方は購入先に問い合わせてみましょう。
BSアンテナならメッシュタイプがおすすめ!
沿岸部は塩害以外にも強風といった心配があります。
そんなときにおすすめなのはメッシュタイプのBSアンテナです。
UHFアンテナはもともと耐風速に優れていますが、BSアンテナは丸くお皿の形をしているので風の影響も受けやすく、さらに向きが少しでも変わると映像に影響してしまいます。
そのため、沿岸部や台風の影響が多い地域にお住いの方でBSアンテナを取り付ける場合はメッシュタイプがおすすめです。
沿岸部に住んでいる場合は塩害対策を
沿岸部に住んでいる場合は必ず塩害対策をしましょう。
みずほアンテナでは千葉県、神奈川県、大阪府などのエリアでは塩害対策用のアンテナを提供させていただくことがあります。
海岸や塩害の影響がある地域では、車やテレビアンテナなど金属の酸化や腐食を引き起こします。
アンテナが腐食すると、信号受信の品質が低下し、アンテナの寿命を短くしてしまうのです。
ステンレスなどの耐久性の高い素材を選択することも有効ですが、定期的なメンテナンスも効果的です。
防水塗装や定期的な洗浄、塩害の影響が大きい地域では特に定期的な点検が欠かせません。
設置場所を工夫するという手も
アンテナの素材だけを変えるだけでなくそのほかの方法もあります。
一番おすすめなのが屋内設置です。
屋根裏など屋内で一番高い場所なら電波が良好な場合もあります。
しかし八木式アンテナは受信感度が優れているとはいえ、屋根裏に設置するとなると、電波が屋根や壁に遮られて電波レベルが弱くなる可能性があります。
屋根裏設置の多くはアンテナに合わせてブースターの設置を行います。
ブースターは受信した電波信号を増幅することができるので、電波が弱い地域や映りの改善などに使用されます。
沿岸部は電波塔からも遠いことが多く弱電界地域である可能性が高いのでブースターの需要が高いです。
また、海風を極力浴びないように屋根上ではなく、外壁や破風板といった高さを出さない設置も可能です。
ご自宅それぞれ電波環境が異なる為設置場所は専門業者に選定してもらうことをお勧めします。
テレビアンテナの塩害対策ならみずほアンテナにおまかせください!
みずほアンテナでは、長年の経験と専門知識を基に、塩害対策に最適なUHFアンテナを提供させていただきます。
お問い合わせ時に沿岸部にお住いの方には塩害対策用のアンテナをご案内させていただきます。
強固な防水コーティングや耐塩性材料を使用することで、アンテナの耐久性を向上させ、塩害からの影響を最小限に抑えます。
また、定期的なメンテナンスや清掃により、アンテナの機能を維持し、長寿命化を図ります。
お客様の地域や環境に合わせた最適な塩害対策を提案し、クリアで安定した放送受信を実現します。
信頼と実績のあるみずほアンテナにおまかせいただければ、沿岸部のテレビアンテナ設置も安心です。
テレビアンテナ塩害対策まとめ
塩害が不安な方は、対策すればテレビアンテナの設置を諦める必要はありません。
塩害予防にメッキ加工がされているものや、ステンレス製のUHFアンテナを使用することで錆付きにくく寿命を延ばすことが期待できることが分かりました。
予算を気にしなければステンレス製のものを使用するのが理想です。
アンテナ業者によっては塩害用のアンテナの取り扱いがない場合もあるので、問い合わせ時に必ず確認しましょう。
みずほアンテナでは塩害被害の可能性がある地域にお住いの方には、塩害対策の提案をさせて頂いております。
お客様からのお申し出も大歓迎ですので、少し興味があるかたも是非ご質問いただければと思います。
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