アンテナレベルが低い!?テレビ映りが悪いときの対処法を紹介

公開日 2025/09/18

アンテナレベルが低い!?テレビ映りが悪いときの対処法を紹介

引っ越してまず行うことのひとつに「テレビの設置」があります。

 

部屋にテレビがないだけで急に静かになり、生活の雰囲気もどこか寂しく感じられます。

 

テレビは日常の娯楽としてだけでなく、ニュースや天気予報など大切な情報源としても欠かせない存在です。

 

特に災害時には頼りになります。

 

 

しかし、テレビを設置して配線を繋いでも、視聴に支障が出ることがあります。

 

例えば、画面が乱れる、ノイズが入る、特定のチャンネルが映らないなどです。

 

これらの原因としてよく挙げられるのが「アンテナレベルの低下」です。

 

「アンテナレベル」は馴染みのない言葉かもしれませんが、快適な視聴には欠かせない要素です。

 

そこで今回は、この「アンテナレベル」についてわかりやすくご紹介します。

 

 

 

 

アンテナレベルとは

アンテナレベルとは

アンテナレベルとは、テレビ電波をアンテナがどれくらい受け取れているかを表す指標のことです。

 

簡単にいうと「電波の受け取り具合」を数値化したものです。

 

テレビ放送は電波塔(送信所)から電波として情報が送り出され、それを各家庭のアンテナがキャッチし、テレビへ届けることで映像や音声が映し出されます。

 

アンテナは「電波の受け皿」のような役割を担っています。

 

 

このとき、アンテナが電波をしっかり受信できていればアンテナレベルは高く、受信が不十分だとアンテナレベルは低くなります。

 

電波の受け取りやすさは、送信所からの距離や周囲の建物・地形などの条件によって変わります。

 

アンテナレベルが高ければ、安定してテレビを視聴できます。

 

一方、アンテナレベルが低いと、映像が途切れたりノイズが入ったりする原因になります。

 

 

 

 

アンテナレベルが低くなる原因と対処法

アンテナレベルが低くなる原因と対処法

以下、アンテナレベルが低下する6つの主な原因です。

 

 

 

ケーブルの接続不良

アンテナで受け取った電波は、同軸ケーブルを通ってテレビやレコーダーに送られます。

 

このケーブルがしっかり差し込まれていなかったり、ケーブル内部の芯線が折れていたりすると電波が正しく伝わらず、アンテナレベルの低下に繋がります。

 

ケーブルの抜き差しを試みましょう。

 

その際は、正しい箇所に差し込んでいるか注意しましょう。

 

なお、古いケーブルは劣化によってノイズが入りやすくなるため、経年劣化が疑われる時はケーブルの交換も検討しましょう。

 

 

 

電波不足

電波の強度は距離の影響が大きいです。

 

電波塔から自宅のアンテナまでの距離が離れていれば離れているほど、アンテナが受け取る電波は弱くなり、アンテナレベルが低下します。

 

受信性能が高いアンテナへ交換したり、ブースターを設置したりすると、改善する可能性があります。

 

また、電波は性質上、雨に吸収されて弱くなるため、台風や大雨のときにテレビの映像が乱れることがあります。

 

悪天候が原因の場合は、天気の回復を待ちましょう。

 

 

 

高いビルの建設・障害物

電波はまっすぐ進みますが、金属やコンクリートのような物質には遮られたり反射したりする性質を持っています。

 

そのため、周囲に高層ビルやマンション、山や立木などがあると電波が届きにくくなり、アンテナレベルが低下します。

 

新しい建物の建設によって、急に受信環境が悪くなることもあります。

 

周囲の環境の変化が原因の場合、先方に改善を要求することは難しいかもしれません。

 

アンテナの設置場所を変えるなどの方法で解決する可能性もあります。

 

専門の業者へ相談すると、的確なアドバイスを望めます。

 

 

 

弱電界地域に住んでいる

電波塔と自宅の距離によって、電界地域が決まります。

 

山間部や谷間などもっとも受信電波が弱い「弱電界地域」は、もともと電波が届きにくく、届いても弱いエリアです。

 

弱電界地域だからといって必ずしも受信が不可能ではありませんが、通常のアンテナでは安定してテレビを映せないことがあります。

 

その場合、電波を増幅するブースターや、高性能アンテナを設置するなどの対策が必要です。

 

 

 

テレビやレコーダーの劣化・故障

アンテナやケーブルに問題がなくても、テレビやレコーダー自体に不具合があるとアンテナレベルが下がることがあります。

 

これは、内部のチューナー部分が劣化や故障などによって電波を正しく処理できなくなるためです。

 

長年使用している機器は、買い替えると改善される可能性があります。

 

テレビの寿命は8年程度とされており、10年を超えている場合は交換を検討しましょう。

 

 

 

アンテナの向きのずれ

アンテナは「指向性」と呼ばれる性質があり、電波の発信所の方向に正しく向ける必要があります。

 

地デジアンテナは最寄りの電波塔(送信所)へ、BS/CSアンテナは南南西の人工衛星へ向いています。

 

強風や台風、地震などでアンテナが少しでもずれると、受信が弱まりアンテナレベルが低下します。

 

アンテナの向きを調整しても改善しない場合は、電波を増幅する「ブースター」を設置することで改善されることもあります。

 

アンテナの方向調整は難易度が高く、さらにアンテナが高所に設置されている場合は危険も伴うため、専門の業者へ任せると安心です。

 

 

 

以上、アンテナレベルが低くなる原因と対処法として主な6つの方法をご紹介しました。

 

実際には複数の要因が重なって起こることもあります。

 

ご自身で簡単に確認できることだけを試して、それでも改善しない場合は専門業者に相談すると安心です。

 

 

ー関連記事ー

☞【アンテナレベルが低くなる原因や対処法を紹介!地上デジタル放送や衛星放送の基準値も解説

 

 

 

 

アンテナレベルを自力で上げる方法は?

アンテナレベルを自力で上げる方法は?

 

 

 

テレビの再起動

テレビの主電源を一度切り、コンセントも抜いて数分待ってから再度起動しましょう。

 

主電源はリモコン操作ではなく、テレビ本体にある電源ボタンで操作します。

 

一時的な不具合でアンテナレベルが下がることがあります。

 

特に長時間テレビをつけっぱなしにしていると、内部の処理が停滞し、映像や受信に影響する場合があります。

 

こうした場合は、パソコンやスマホと同じように、電源のリセットが内部エラーの解消に繋がる可能性があります。

 

 

 

アンテナケーブルの再接続

テレビの主電源を切って、ケーブルを一度抜き、端子部分を軽く拭いてからしっかり奥まで差し込み直しましょう。

 

テレビやレコーダーに繋がっているアンテナケーブルが緩んでいると、電波が正しく伝わらずアンテナレベルが低下します。

 

見た目ではしっかり差し込まれているように見えても、内部で接触不良を起こしていることもあります。

 

こうした場合は、抜き差しで改善する可能性があります。

 

なお、ケーブルの劣化や断線が明らかな場合は交換も検討しましょう。

 

 

 

DVD・BDレコーダーを外して接続

DVD・BDレコーダー、ゲーム機などテレビと繋げている機器を外して、アンテナケーブルを直接テレビに接続しましょう。

 

テレビとアンテナの間にDVD・BDレコーダーなどを挟んで接続していると、その機器が電波の中継点となり、受信状態に影響を与えることがあります。

 

レコーダーの不具合や設定ミスが原因でアンテナレベルが下がるケースも少なくありません。

 

この場合は、アンテナケーブルとテレビを直接繋いで様子を見ます。

 

改善するケースでは、レコーダー側に問題がある可能性が高いです。

 

一方、改善しないケースでは、テレビ側の問題が疑われます。

 

 

 

B-CASカードを入れ直す

B-CASカードを一度抜き、端子部分を柔らかい布で軽く拭いてから、向きを確認してしっかり差し込み直しましょう。

 

地デジやBS/CS放送を視聴するためには「B-CASカード」をテレビに差し込む必要があります。

 

B-CASカードが正しく認識されていないと、映像が乱れたり映らなかったりすることがあります。

 

こうした場合、B-CASカードを差し直すことで接触不良が解消し、受信が安定する可能性があります。

 

B-CASカードを長期間差しっぱなしにしていると起こりやすい不具合です。

 

 

 

チャンネルの再設定

テレビの「チャンネルスキャン」や「再設定」を行い、最新の受信状況に合わせてチャンネルを登録し直しましょう。

 

リモコンの設定メニューから簡単に操作でき、多くの場合は自動で最適なチャンネルを探してくれます。

 

アンテナを設置した時の状況から、ご自宅周辺の環境が変化している場合に起きやすい不具合です。

 

近所に高い建物が建ったことなどが原因で電波状況が変化した場合、これまでのチャンネル設定では正常に電波を拾えなくなることがあります。

 

チャンネル設定の方法については、下記の関連記事に詳細が記載されています。

 

 

ーチャンネル設定に関する記事ー

☞【テレビが映らない!突然映らない、見られなくなる原因や今すぐできる対処法を紹介

 

 

 

 

アンテナレベルが低くてお悩みなら専門業者に相談!

アンテナレベルが低くてお悩みなら専門業者に相談!

普段何気なく見ているテレビは、大切な情報源のひとつです。

 

当たり前にあるからこそ、不調のときに慌ててしまうものです。

 

テレビは非常にデリケートな機械なので、取り扱いには十分な注意が必要です。

 

 

テレビが不具合を起こした時、アンテナケーブルの差し直しやチャンネルの再設定など、自力で対応できることもあります。

 

それでも解決しない場合、むやみに自力での修理を試みると逆に大きな故障に繋がる恐れがあります。

 

また、アンテナやブースターの故障、屋根上など高所でのアンテナの設置調整などは大きな危険が伴い、専門知識や専用機器がないと正しく対処できない可能性もあります。

 

無理やり自力で直そうとした結果誤った方法をとり、メーカー保証が効かなくなることもあります。

 

 

このようなリスクを避けるためにも「自分で直せる部分」と「プロに任せるべき部分」をしっかりと見極めることが大切です。

 

例えば、アンテナの交換・修理・角度調整、周辺機器やケーブルの交換などはプロに依頼したほうが安全で確実です。

 

専門業者なら電波の強度を測定し、最適な工事方法を提案してくれます。

 

費用はかかりますが、誤った機器を購入して無駄遣いしたり、高所作業で危険な目に遭ったりすることを避けられます。

 

また、業者による正しい処置は、長期的にテレビを快適に視聴できることになります。

 

 

テレビやアンテナは決して安い買い物ではありません。

 

だからこそ、日頃から丁寧に扱い、必要に応じて専門業者へ相談し、安心して使用し続けられる環境を整えましょう。

 

 

 

 

みずほアンテナの修理工事を紹介!

みずほアンテナの修理工事を紹介!

みずほアンテナで施工した修理工事をご紹介します。

 

 

アンテナ工事は、現地で調査してから、最終的な工事内容の詳細を決めます。

 

それは、検波(チェッカーによる受信電波の計測)やお住まいの環境などすべてを実際に確認する必要があるためです。

 

アンテナ修理工事の場合、設置されているアンテナの状況や不具合の原因なども調べます。

 

さまざまな条件を確認したうえで、お客様とご相談しながら工事内容を決めていきます。

 

 

その際には、しっかりとお見積もり額もご提示します。

 

ご提示したお見積もり額がそのまま請求額になります。

 

みずほアンテナでは明朗会計をお約束しています。

 

また、最終的なご判断はお客様にお任せしています。

 

みずほアンテナでは、無理に契約を迫ったり、説明なしに工事を始めたりすることは一切ありませんのでご安心ください。

 

 

 

施工例1

施工地域 神奈川県足柄下郡箱根町
設置されていたアンテナ

八木式アンテナ+BSアンテナ

症状 地デジは問題ないがBS放送がまったく映らない
施工内容 アンテナの移設(別の場所へ設置し直し)
施工詳細 神奈川県足柄下郡箱根町 UHFアンテナと4K8K対応BS/CSアンテナ修理工事

 

 

 

施工例2

施工地域 長崎県諫早市
設置されていたアンテナ

八木式アンテナ+BSアンテナ

症状 地デジとBSいずれも突然映らなくなった
施工内容 アンテナ+混合ブースター交換
施工詳細 長崎県諫早市 UHFアンテナと4K8K対応BS/CSアンテナ交換工事

 

 

 

施工例3

施工地域 兵庫県小野市
設置されていたアンテナ 八木式アンテナ
症状 数週間前からすべてのテレビの映りが悪い
施工内容 アンテナ+ブースター交換
施工詳細 兵庫県小野市 UHFアンテナ交換工事

 

 

 

施工例4

施工地域 福岡県飯塚市
設置されていたアンテナ 八木式アンテナ+BSアンテナ
症状 「E202エラー」が表示され全チャンネル映らない
施工内容 アンテナ+混合ブースター交換
施工詳細 福岡県飯塚市 UHFアンテナ交換工事

 

 

―関連記事―

☞【テレビの電波が弱い・悪いときの原因と対処法を徹底解説

☞【引っ越し先でテレビが映らない原因は?設定方法やケーブル接続手順など適切な対処法を解説


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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