テレビを視聴しているときに映りが悪くなったり受信自体ができなくなったりしたことはありませんか。
そんなときはアンテナレベルが低くなっているのかもしれません。アンテナレベルが低いとどうなるのか、受信への影響について解説します。
また、レベルが低いだけでなくエラーコードが出てしまう場合もあります。
エラーコードにはどんな意味があるのか、そのときの対処方法にも触れてみましょう。
起こりがちなテレビのトラブルの解決策について説明します。
【そもそもアンテナレベルとは何?】
アンテナレベルとはアンテナの受信状況を表すものです。
数字で表示されているもので、確認はテレビ画面で行うのが一般的です。
リモコンを操作して見ることができますが、テレビのメーカーによって細かい操作方法は異なるため、自分が持っているテレビの取り扱い説明書を見ながら操作を進めてみましょう。
操作の手順はさまざまですが「アンテナレベル」という項目がある筈なので、説明書に従って確認してください。
理想的なアンテナレベルの数値もメーカーによって異なります。
ただし、通常はどこのメーカーのものも推奨のレベルが書かれています。
自分で確認してみてメーカーが推奨する数値より上であれば受信に問題はありません。
しかし、推奨されているものより低いなら問題です。
すでに何かしらの受信障害を起こしているなら、アンテナレベルもかなり低い数値になっていることが予想できます。
普通に視聴はできているときでも、自分でアンテナを接続した場合などはアンテナレベルを必ずチェックするといいでしょう。
アンテナの角度や方向が適切な位置になっているかどうかどうかの目安にできます。
アンテナレベルを知るための操作方法が分からない、または取り扱い説明書がないなどの場合は、webで検索することも可能です。
自分のテレビの操作方法を調べてから行ってください。
【アンテナレベルとエラーコードの意味とは?】
テレビを視聴しているときにエラーコードが出ることはありませんか。
何らかの受信障害が起こっているときに表示されるもので「E202」と表示されたら要注意です。
この数字が出ると受信できないというメッセージで、アンテナが正常な状態でないか、またはアンテナとの接続に問題が起こっていることになります。
表示のされ方はメーカーによります。
単に「E202」とだけ表示されるものもあれば、「受信できません」などのような分かりやすいメッセージと一緒に表示されることもあります。
いずれにしても、このエラーコードが出てしまったときには正常な受信はできません。
表示されても、その後表示がなくなり通常通り受信ができていれば特に問題はないでしょう。
しかし、頻繁に出てしまうようなときには原因を探ってみる必要があります。
【アンテナレベルが低くなる原因を知ろう】
アンテナレベルが低くなってしまうときの原因はさまざまです。
一時的なものもあるのでまずは原因を探してみましょう。
BS放送やCS放送などの衛星放送のパラボラアンテナは天候によっても受信状況は左右されます。
特に影響を受けやすいのは強風です。
風の強い日や台風といった悪天候下では受信が正常に行われないことは良くあります。
天候が悪いならそれが原因という可能性は大いに考えられます。
次にアンテナの向きを確認してみましょう。
設置して何年も経過していたり強風が続いたりしていると、いつのまにかアンテナの向きがずれていることもあります。
この状態では電波をうまく受信できません。
アンテナの前に障害になるようなものがある場合も受信に影響します。
建物なども受信障害の原因になりますが、樹木でも大きさや位置によっては十分障害物になります。
アンテナを設置した当時は何も障害物がなかった場合でも、開発や区画整理などで思わぬ建造物が建つこともあるでしょう。
また、少しずつ樹木が成長して思わぬ邪魔になることも考えられます。
アンテナ線がきちんと接続されているかどうかも確認してください。
【アンテナレベルの改善方法とは?】
アンテナの向きがずれてきているなら向きを調整してください。
また、強風などの悪天候の場合には受信をあきらめ、落ち着いたときに視聴してみてください。
通常通り視聴できれば特に問題はないでしょう。ただし、念のため回復してもアンテナレベルのチェックをおすすめします。
強風が続いた後などはアンテナの向きが少しずつずれてしまうことは珍しいことではありません。
受信はできてもアンテナレベルが低いようならアンテナの設置や調整をしてくれる業者に早めに相談してみましょう。
固定している金具まで緩み始めているかもしれません。落下事故などにつながってはいけないので、プロに見てもらうと安心できます。
また、障害物がある場合にもアンテナ設置を行なっている業者に相談することをおすすめします。
アンテナの種類や設置方法はさまざまなものが出ています。
ベランダなどに設置できない場合は外壁や屋根など他に方法はあります。
諦めずに相談してみるといいでしょう。
原因がまったく分からない場合は、早めに相談して確認して見てもらうほうが懸命です。
