通常、新築物件にはテレビのアンテナが設置されていません。
そのため新築の住居でテレビを視聴したい場合には、自分でテレビアンテナを購入し、屋根の上などに取り付ける必要があります。
とはいうものの、どんなテレビアンテナを購入すればよいのかということや、どのように設置すればよいのか分からないという人も多いでしょう。
そこで今回は、テレビアンテナの選び方や設置する際に気をつけておくべきことについて詳しく解説します。
【新築一戸建てにはアンテナ購入と取り付けが必要!】
新築を建てた場合、テレビだけを購入しても番組を視聴することはできません。
テレビ番組を楽しむためには、2つの方法があります。
まずはケーブルテレビを契約すること、もうひとつはアンテナ工事をして住居に放送受信のためのアンテナを設置することです。
ケーブルテレビを契約すればアンテナの設置は必要ありませんが、毎月の契約料がかかります。
ケーブルテレビは見られなくてもよいから地デジ放送だけを見られるようにしたいという場合には、アンテナを設置しましょう。
そうすれば、最初のアンテナ購入費や取り付け設置費のみですみます。
【アンテナ購入と取り付け方法にはいろいろある!】
地デジ放送はUHF帯によって送信されています。
そのため、地デジを視聴するためにはUHF帯を受信できるアンテナを取り付けなければなりません。
テレビアンテナにはいくつかの種類があります。最も一般的なものとしては、屋根の上に取り付ける八木式アンテナが挙げられます。
魚の骨のような形をしたアンテナです。
住居の外観などにこだわりがある人は、壁面に取り付けるタイプや屋根裏に取り付けるタイプのデザインアンテナがよいでしょう。
そのほか、BS放送やCS放送を視聴するためには丸い形をしたパラボラアンテナの設置が必要です。
どのようなアンテナを設置する必要があるのかは、テレビでどの番組を視聴したいかによって異なります。
せっかくアンテナを購入したのに見たい番組が見られなかったり、あるいは特に見たいとは思っていなかったのに必要のないアンテナを購入してしまうことのないよう、あらかじめ調べておくことが大切です。
また、アンテナ設置にはさまざまな方法があります。
屋根の上に設置する場合には、屋根馬という設置金具を土台としてアンテナを設置します。
家の中で最も高いところにアンテナを設置することができるため、受信強度も最も強い設置法です。
デザインアンテナの場合、壁面に設置したり屋根裏に設置する方法もあります。
この場合、建物の外観を損なわないというメリットがありますが、その分受信強度が弱くなるため、電波の受信状況を調べておくことが大切です。
そのほかに、ベランダに設置する方法や庭にポールを立てて設置する方法などがあります。
【アンテナの設置は専門業者に任せよう!】
アンテナを設置する際には、自宅の電波の受信状況や設置する角度について把握しておくことが大切です。
いくらアンテナを取り付けたところで、そのアンテナが電波を受信できなければ何の意味もないからです。
自分で設置する際のポイントは、電波の角度、配線の取り回し、設置するための天井や壁の加工という3つが自分で可能かどうかがポイントとなります。
電波の角度を測定するには専用の機器が必要です。アンテナやその周辺の機器を取り付ける際にはそれらをケーブルによってつなぎ、家の中まで引っ張っていかなければなりません。
そして、アンテナ設置は高所での作業になるため危険を伴います。
これらのことを考慮すると、自分で設置するのは難しいでしょう。
専門業者に相談した方することをお勧めします。
【アンテナ取り付け工事の専門業者の選び方は?】
アンテナ取り付け工事を依頼する場合、専門業者は大きく分けて3つあります。
まずは家電量販店や街の電気屋さんです。
多くの店舗ではアンテナを購入する際、同時に設置の依頼をすることができます。
しかし、この場合にはその店舗が設置してくれるわけではなく、提携している業者に依頼することになるケースが多いです。
そのため金額が高くなってしまったり、対応をたらい回しされてしまったりすることもあるので気をつけましょう。
引越しする際に行われる電気工事でアンテナも一緒に設置してもらうという方法もあります。
この場合には、引越しのための費用と一まとめになることが多いので、その分、設置費用を安くすませることができるでしょう。
ただし、業者や依頼する時期によっては断られることもありますので、あらかじめ確認することが大切です。
最後に、アンテナ工事の専門業者に依頼する方法が挙げられます。
ネットで検索すると、アンテナ工事を専門に請け負っている業者を数多く見つけることができます。
しかし、多くの専門業者は良心的でしっかりとした仕事をしてくれますが、なかには法外な値段を請求してきたり、個人情報を別の業者に漏らしていたりする業者もあるかもしれません。
依頼する前にはホームページを確認するだけでなく、電話で見積もりを依頼するなどして実際にどのような対応をしてくれるのかを調べておきましょう。