新築にアンテナを設置することに!種類は何を選べば良い?

公開日 2019/02/14

テレビを見るためには、ただテレビを用意するだけでは足りません。

しっかりアンテナを設置して、テレビを見るための環境を整えてあげる必要があります。

新築を建てたとき、つい忘れがちなのがアンテナの設置です。快適にテレビを楽しめるように、忘れずにテレビアンテナを取り付けてください。

ただ、テレビアンテナにはさまざまな種類があります。取り付けるアンテナの種類によっては、視聴できるチャンネルが変わってきます。

新築にアンテナを設置するときは、どの種類を選べば良いのでしょうか。

今回は、テレビアンテナの種類や、見たいチャンネルによってどんなアンテナをつければ良いかなどについて見ていきます。

 

 

【アンテナには何種類くらいあるのか】

 

テレビを視聴するためのアンテナには、まず地上デジタルを見るためのものと、衛星放送を見るためのものに分けられます。

地上デジタルを見るためのアンテナは、さらにいくつかの種類に分類できます。

最も一般的なのが、一般住宅の屋根の上でよく見かける八木式アンテナというものです。

八木式アンテナの特徴は、その魚の骨のような形です。

このアンテナは電波の受信状況に優れ、さまざまな電波の強弱に対応できる設計になっています。

一方、八木式アンテナの形状が好きではない人や、住宅の景観を美しくしたい人におすすめなのが、デザインアンテナと呼ばれる地上デジタルアンテナです。

デザインアンテナは屋根の上に設置する八木式アンテナとは違い、住宅の壁面やベランダの手すりなどに取り付けるタイプの商品です。

八木式アンテナよりコンパクトな設計なので、住宅のさまざまな場所に設置することができるようになっています。
これに対して、衛星放送のアンテナは通称BS・CSアンテナと呼ばれるものが主流です。

パラボラアンテナともいい、白くて丸い形状をしたアンテナです。

衛星放送のアンテナは、BSやCS放送を見るために必要になります。

ベランダに取り付けるのが一般的ですが、屋根の上に設置して衛星の電波を受信することもあります。

パラボラアンテナには、口径が大きいものや小さいものといった種類があります。

大きいほうが値段は高いですが、その分だけ高い受信性能を期待できるようになっています。

 

デザインアンテナyagishiki4k

 

【種類別に紹介!アンテナの相場は?】

 

それぞれのアンテナは、性能も違えば費用の相場も異なります。

たとえば、最も一般的な八木式アンテナは価格4,000円前後と比較的リーズナブルな商品が多いです。

これに対して、デザインアンテナは10,000円程度の商品が多く、八木式アンテナに比べると高額なラインナップになっています。

ただ、八木式アンテナは屋根の上に取り付けるのが基本です。

そのため、設置工事も大規模なものになりやすく、取り付け費用が高額になりがちです。

一方、デザインアンテナは本体の価格は高いものの、取り付けること自体にはそこまで手間がかかりません。

住宅の壁面やベランダの手すり、さらにはパラボラアンテナの土台部分にも設置することができ、自分で取り付けることもできるような仕様になっています。

もちろん、八木式アンテナも自分で設置することは可能ですが、屋根の上に取り付けるのが基本なので設置作業には危険が伴います。

八木式アンテナに関しては、専門の業者に依頼するのが無難でしょう。
BS・CSのパラボラアンテナについては、4,000円~8,000円程度がアンテナ価格の相場です。パラボラアンテナも自分で取り付けることができます。

ただ、壁面や屋根に取り付ける場合は、専門業者に工事を依頼する必要があるでしょう。

地デジアンテナと一緒にパラボラアンテナをつける場合は、別々で工事依頼すると割高になってしまいます。

取り付け工事の依頼をする際は、両方のアンテナをいっぺんに依頼すると良いでしょう。

 

【何を見たいかで選ぶべきアンテナの種類も変わる?】

 

テレビアンテナは、設置する種類によって視聴できるチャンネルが変わってきます。

地上デジタルだけで良いなら、八木式アンテナやデジタルアンテナで十分でしょうが、BSやCSの視聴を考えているならパラボラアンテナも取り付けなければなりません。

テレビの有料チャンネルはBSやCSでの放送が基本です。

地上デジタルアンテナを取り付けるだけでは有料チャンネルを視聴することはできません。

有料チャンネルを見たいなら地デジアンテナに加えてパラボラアンテナの取り付けも忘れないようにしましょう。

また、通常のパラボラアンテナはBS・110度CSという電波に対応しています。

ただ、より高画質な衛星放送を受信するためには、124/128度CSにも対応したパラボラアンテナが必要になります。

124/128度CS対応のアンテナであれば、視聴できるチャンネル数も多くなり、また4Kなどの高画質な放送を見ることも可能です。

 

【豊富なアンテナの中から自分に合ったものを選ぼう】

 

新築住宅の場合、屋根の形状や建物の環境などでアンテナの設置場所や取り付け工事の費用が変わってきます。

アンテナを設置する際は、家電量販店や電気工事の専門店に依頼して、費用の見積もりを取ってもらいましょう。

引越しをする際、エアコンの取り付けや洗濯機の設置と一緒にアンテナ工事も依頼すると割安で取り付け工事ができます。

アンテナの種類は、一般的な八木式アンテナや衛星放送が視聴できるパラボラアンテナなど多種多様です。

見たいチャンネルによってもアンテナは変わりますから、自分の視聴習慣に合わせて豊富なアンテナのなかから最適な種類を選ぶようにしましょう。


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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