UHFアンテナとは、地上デジタル放送を視聴するため設置する地デジ専用のアンテナです。
こちらの記事では、UHFアンテナについて詳しくご紹介すると共に、UHFアンテナの気になる価格相場などもご紹介していきます。
また、アンテナの設置方法やご自宅に最適なアンテナの選び方についても詳しく説明しています。
アンテナの国内3大メーカーを挙げおすすめ商品もご案内していますので、今後、地デジアンテナの設置をお考えの方には必見な記事となっています。
是非参考になさってください。
UHFアンテナとは?
まず、UHFアンテナのUHFとは「Ultra High Frequency」の略で、「極超短波」という意味を持ちます。
極超短波は300MHz~3GHzまでの電波を指し、この帯域の電波を受信できるアンテナがUHFアンテナになります。
地デジ放送の電波の帯域は470Mhz~770MHzですので、UHFアンテナは地デジ用アンテナと言えます。
UHFアンテナには、現在「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」「室内アンテナ」と4つの種類があります。
こちらでは、4つのアンテナについて詳しくご紹介していきます。
八木式アンテナ
八木式アンテナは「魚の骨」「矢印」と表現される見た目をしており、一軒家の屋根上に設置されている光景を思い浮かべる方も多いでしょう。
八木式アンテナは、UHFアンテナの中でも最も普及率が高く、どの年代の人でも知っている代表的なアンテナです。
そのため、UHFアンテナ=八木式アンテナ、八木アンテナと認識されている方も多いです。
八木式アンテナの最も一般的な設置場所が屋根上ですが、その他にも外壁やベランダ・破風板・屋根裏などにも設置することができます。
地デジアンテナの性能は「素子数」によって異なりますが、八木式アンテナの素子は魚の骨に当たる短めの横棒部分で、素子の数が14本~20本の商品があります。
一般的に家庭では素子の数が14本の14素子のものが一般的ですが、素子数が多いほど電波の受信感度が高いため、電波の状況が悪い地域では素子数が多い20素子のアンテナが設置されることもあります。
デザインアンテナ
デザインアンテナは、箱状の形をしていてデザイン性に優れています。
外観に溶け込むデザインが人気となり、新築のお宅や外観を気にされるお客様を中心に設置を希望される方が増えております。
デザインアンテナは電波を受信するにあたり大事な部分である「素子」がアンテナ本体の中に入っています。
素子が本体の中に入っていますので、風や雨から守られ風災への耐久性が非常に高いと言えます。
デザインアンテナの一般的な設置場所は外壁面です。
その他にも、十分な電波とご自宅の構造が適していれば屋根裏への設置も可能です。
また、イレギュラーではありますが、屋根上や破風板などにも設置することがあります。
カラーバリエーションも豊富で、黒・白・茶・ベージュの4色からご自宅の雰囲気やお好みに合わせてお好きなカラーをお選び頂けます。
ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナとは、2017年にマスプロ電工から発売された地デジ用アンテナで最も新しいアンテナになります。
ポール状のスマートな見た目が特徴的で、屋根に取り付けるとユニコーンの角のようであることから「ユニコーンアンテナ」と名付けられました。
ユニコーンアンテナは、デザインアンテナ同様、電波を受信する「素子」が素子が本体の中に入っています。
一般的に、破風板や屋根下の外壁部分などに設置できます。
デザインアンテナより高さを出せますのです、住宅密集地の戸建てであっても設置が可能です。
ユニコーンアンテナは、360°どこから見ても光の反射を抑えるマットな仕上がりとなっています。
カラーはホワイトとブラックの2色展開で、ご自宅の外観に合わせてお好みでお選び頂けます。
室内アンテナ
室内アンテナはその名称の通り室内、テレビの近くなど部屋の中に設置します。
室内アンテナは本体とテレビを直接繋いで視聴するため、テレビ1台毎にアンテナが必要になります。
前述でご紹介したアンテナは高所に設置することが多く、設置は専門業者に依頼することが一般的ですが、室内アンテナは室内に設置する、また配線が必要ない、コンセントを差し込むだけと設置方法も簡単なので素人でも自分で取り付けることも可能です。
最近では、通販でも気軽に購入することができ、本体価格も他のアンテナと比較し非常にリーズナブルです。
しかし、室内アンテナで電波をキャッチできる範囲はそう広くありません。
テレビ塔とアンテナの距離によって電界地域が強・中・弱と分けられますが、室内アンテナが利用できる範囲は強電界地域の中の一部とされています。
UHFアンテナの価格相場と電波の受信感度
こちらでは、各アンテナの工事費用の相場、受信感度についてご紹介していきます。
尚、アンテナの受信感度によって最適な設置場所が異なります。
アンテナごとの設置場所についても合わせてご紹介していきますので、是非参考になさってください。
アンテナ種類 | 八木式アンテナ | デザインアンテナ | ユニコーンアンテナ | 室内アンテナ |
工事費用 | 16,500円~49,000円 | 22,000円~59,000円 | 33,000円~68,000円 | 1,000円~7,000円 |
受信感度 | 高 | 中 | 中 | 弱 |
設置場所 |
屋根上 外壁 ベランダ 屋根裏 |
外壁 屋根裏 ベランダ |
外壁 屋根上 |
室内 |
上記表でお分かりの遠い、UHFアンテナの中で最も電波の受信感度が高いアンテナは八木式アンテナです。
お値段リーズナブル&手軽に設置できる室内アンテナは最も受信感度が低いため、設置できるご自宅は限られます。
デザインアンテナ、ユニコーンアンテナはスタイリッシュな見た目で人気となっておりますが、山間部や電波塔から離れている地域では設置が難しい場合もあります。
UHFアンテナの単品価格は約2,000円~
こちらでは、UHFアンテナの単品価格について、工事費用相場と比較してご紹介していきます。
アンテナ種類 | 単体の価格 | 工事費用相場 |
八木式アンテナ | 2,000円〜10,000円 | 16,500円〜49,000円 |
デザインアンテナ | 5,000円〜12,000円 | 22,000円〜59,000円 |
ユニコーンアンテナ | 7,000円〜14,000円 | 33,000円〜68,000円 |
室内アンテナ | 1,000円〜7,000円 | – |
アンテナ周辺機器の価格相場
前述でブースターについてご紹介しましたが、アンテナ工事を行う際ブースターの他にも必要となる機器は様々あります。
こちらでは、必要となるアンテナ周辺機器について、価格相場も含めて詳しくご紹介していきます。
周辺機器名 | 機器詳細 | 価格相場 | |
ブースター | 増幅器ともいいテレビ信号を増幅する働きを持つ | 3,500~10,000円 | |
分配器 | 1つのアンテナから複数台のテレビへ電波を分けるために使用 | 500~5,000円 | |
分波器・混合器 | アンテナで受信した電波を分岐・結合する機器 | 1,000~10,000円 | |
分岐器 | 電波を比率で分ける機器 ※主にアパートやマンション等の集合住宅で使用 |
700円~2,000円 | |
アンテナケーブル | アンテナ本体とテレビをつなぐために使用 | 数十~数百円/m | |
アンテナマスト | 主に屋根馬とセットで使用されるセンターポール | 1,000円程度 | |
屋根馬 | アンテナマストを垂直に固定する為に使用する土台になる部品 | 2,000~10,000円 | |
ワイヤー | 屋根馬を使用した際に固定する金具 | 数百円~ |
UHFアンテナの選び方
アンテナ工事で最も大切なことは、お住まいの電界地域に最も合ったアンテナを選ぶことです。
電波の強さによって電界地域は大きく「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」の3つに分けられます。
基本的には送信塔からの距離が近いほど電波は強くなるので、送信塔に近い地域を「強電界地域」、送信塔から離れていくにつれ「中電界地域」「弱電界地域」と区分されます。
強電界地域であれば、受信能力がそれほど高くないアンテナでも、きれいな画質で地デジ放送を見ることができます。
一方、弱電界地域では受信できる電波が弱いため、アンテナに高い受信能力が必要とされます。
このように、電界強度の違いによって、必要とされるアンテナは変わるため、お住まいの電界地域に適したアンテナ選びが重要となってきます。
それでは、各3つの電界地域について詳しくご紹介しながら、それぞれの電界に対応するUHFアンテナについてご説明いたします。
地域 | 電界強度 | アンテナ利得 | 必要なアンテナ素子数 |
強電界地域 | 80dBμV/m〜 | 8.4〜10.2dB相当 | 5〜14素子相当 |
中電界地域 | 70〜80dBμV/m | 7.8〜9.8dB相当 | 20素子以上 |
弱電界地域 | 60〜70dBμV/m | 3.2〜4.3dB相当 | 24素子以上+ブースター |
アンテナを選ぶ際には、まずはご自分がお住まいの地域がどの電界地域に属するか確認することが大切です。
電界地域は、放送エリアのめやす|A-PABで手軽に確認することができます。
UHFアンテナは国内3大メーカーがおすすめ!
UHFアンテナをお選びの際、国内3大メーカーのものが安心でおすすめです。
国内3大アンテナメーカーは、【DXアンテナ】【マスプロ電工】【日本アンテナ】です。
最近では、Amazonなどの通販やホームセンター、家電量販店などでも手軽に購入することができます。
こちらでは、国内3大アンテナメーカーのおすすめ製品についてランキング形式でご紹介していきます。
地デジ専用のアンテナを設置したいとお考えの方、是非参考になさって下さい。
八木式アンテナ
モデル:UA20
メーカー希望小売価格(税込):9,867円
素子数:20素子
外形寸法(長さ×幅×高さ):1374 x 340x 518mm
性能:中・弱電界用
特徴:水平・垂直偏波対応、JEITA DHマーク認証済
モデル:AUZ20FR
参考価格(税込):8,190円
素子数:20素子
外形寸法(長さ×幅×高さ):1483×356×534mm
性能:強・中・弱電界地域用
特徴:塩害に強いステンレス製のボルト・ビスを採用、JEITA DHマーク認証済
モデル:U206
メーカー希望小売価格(税込):9,900円
素子数:20素子
外形寸法(長さ×幅×高さ):1480×373×544mm
性能:強・中・弱電界地域用
特徴:水平・垂直偏波用、JEITA DHマーク認証済、新構造の反射器とマストに対応したマスト固定器具の組立やすい構造
デザインアンテナ
モデル:UAH261
参考価格(税込):11,880円
素子数:26素子相当
外形寸法(長さ×幅×高さ):252x113x652mm
性能:中・弱電界用
特徴
・業界トップクラスの高利得
・JEITA DHマーク認証済、近年増加する集中豪雨や強風などに対応するため
・耐風速性能50m/sを実現
モデル:U2SWLA20
参考価格(税込):9,200円
素子数:20素子相当
外形寸法(長さ×幅×高さ):577x21x58mm
性能:中・弱電界用
特徴:住宅壁面へ馴染むよう質感は前面すべてにマット加工が施されている
モデル:UDF90C
参考価格(税込):8,897円
素子数:20素子相当
外形寸法(長さ×幅×高さ):626×252×123mm
性能:強・中電界地区向け
特徴:マルチ金具を採用しているので壁面・マスト・ベランダなど様々な場所に設置することが可能
ユニコーンアンテナ
①マスプロ電工 ポール型地デジアンテナ
モデル:UAH261
参考価格(税込):16,720円
素子数:20素子相当
外形寸法:672(H)×143(W)×123(D)mm
性能:中・弱電界用
特徴
・シンプルなポール形状で反射の少ないマットな質感
・360°どこから見ても住宅のデザインへ溶込み外観を損ねない
・電波塔までの遮へい物が少ない屋根に設置可能なため、住宅密集地でも受信しやすい
・風の影響を受けにくい直径約14cmのポール形状は独自技術により実現
・太陽光パネルにかかるアンテナの影も最小限に抑えられる
・一本のマストで衛星アンテナと併せての設置可能
・マスト固定金具を隠せる樹脂カバーを備えている
・ボルト2本だけでマストに固定可能
・ブラックブロンズとウォームホワイトの2色展開
室内アンテナ
①DXアンテナ UHF室内アンテナ(ブースター内蔵) 地上デジタル放送用
モデル:US120AW
参考価格(税込):7,825円
外形寸法(長さ×幅×高さ):8.5 x 8.5 x 20.5 cm
性能:強電界用
特徴
・省スペース設計のスマートで丸みのあるデザイン
・設置場所を選ばず方向調整で向きを変えてもシルエットがかわらない
・ローノイズブースター内蔵で受信性能をUPさせ地デジがくっきり映る
モデル:UTA2(S)
参考価格(税込):6,050円
外形寸法(長さ×幅×高さ):7.1 x 10.5 x 19.6 cm
性能:強電界用
特徴:
・テレビやパソコン周りに調和するブラックとシルバーの2色展開
・アンテナ本体を90°回転でき水平・垂直の両偏波に対応
・手のひらサイズのコンパクトなアンテナ
モデル:CRAB10
参考価格(税込):3,936円
外形寸法(長さ×幅×高さ):21.8 x 16.9 x 7.9 cm
性能:強電界用
特徴
・わずか200gの軽量設計、コンパクトでどこでも置くだけかんたん設置
・テレビチューナー付きパソコンにも使用可能
UHFアンテナの取り付け手順
こちらでは、UHFアンテナの一般的な取り付け手順について詳しく解説していきます。
UHFアンテナの取り付ける際、以下5つの手順を踏ん進めていきます。
①UHFアンテナを組み立てる
②アンテナの設置場所を決める
③設置場所にアンテナを取り付ける
④アンテナの方向を調整する
⑤ブースター設置、ケーブルの引き込み
こちらでは、各手順について順にご紹介していきます。
これから、アンテナ設置をお考えの方は是非参考になさってください。
手順①UHFアンテナを組み立てる
設置するアンテナ本体をプラスドライバーやレンチなどの工具を使って組み立てます。
先述でも申し上げた通り、設置するアンテナはご自宅の電波状況や周辺環境に合わせて最も最適な種類を選ぶようにしましょう。
続いて、屋根上に設置する場合には屋根馬なども必要になりますので、それらも事前に組み立てておきましょう。
設置場所によって取付金具は異なります。
例えば、八木式アンテナやユニコーンアンテナを破風板に設置する際には、サイドバーという金具を使用します。
専用の金具を揃えておくことも大切です。
手順②アンテナの設置場所を決める
続いて、アンテナの設置場所を決めます。
アンテナの設置場所はアンテナの種類同様、ご自宅の電波状況や周辺環境によって最適な場所は異なります。
視聴するチャンネルの受信レベルを確保できる場所、建物などの障害物が少ない場所を選びます。
UHFアンテナにレベルチェッカーをいう専用の機器につなぎ、各チャンネルの受信レベルを調べながら最も最適な場所を探していきます。
レベルチェッカーは精度の高い物になると5万円ほどします。
尚、住んでいる地域とチャンネルによって最適な受信レベルは異なりますので、事前にこれらを把握している必要があります。
手順③設置場所にアンテナを取り付ける
まずは、設置する場所にアンテナを固定するための土台、取付金具を設定していきます。
八木式アンテナを屋根上に設置する場合は屋根馬を、アンテナを壁面や屋根裏に設置するのであればサイドベース(壁面金具)を固定します。
八木式アンテナの屋根上設置時には、屋根馬とアンテナマストを屋根上で組み立て、四方からアンテナを支えるステーワイヤーをしっかりと繋いでいきます。
壁面へのアンテナ設置の場合は、まずサイドベースの固定を行いますが、この時外壁や柱にビズ穴を開けますので、必要に応じてコーキング作業を行って下さい。
それぞれの取り付け金具、土台にアンテナ本体を固定していきます。
この際、後ほどアンテナの方向を調整しますので、仮止め程度に固定しておくことが大切です。
手順④アンテナの方向を調整する
続いて、アンテナの方向を調整していきます。
UHFアンテナの場合、最寄りの電波塔(送信局)に向け方向を調整していきます。
デザインアンテナの場合は表面の平たい部分を、八木式アンテナはその形を魚の骨で例えると頭ではなくお尻のほうを電波塔に向けて設置します。
専門業者の場合は、レベルチェッカーを使用し電波が取れているかどうかの確認していきます。
専門業者に依頼するのではなく、ご自分で設置を行われている際に、レベルチェッカーを持ち合わせていないケースも考えられます。
その場合は、先にケーブルを繋ぎテレビ画面上で確認受信レベルを確認しながら調整を行う形になります。
お一人での作業は難しいため、2名以上で協力しながら作業されると良いでしょう。
アンテナ本体の角度調整が決まったら、方向がズレないよう強く締め直し固定します。
手順⑤ブースター設置、ケーブルの引き込み
続いて、ブースターをアンテナ直下のケーブルに繋ぎます。
ブースターはアンテナ本体から最低でも1mは離して繋ぎ、分配器などノイズの原因となる機器の近くには設置しないようにしましょう。
これは、電波障害が発生しないための対策です。
ブースターの設置が終わったら、住宅の入線口やエアコンのダクトなどからケーブルを室内に引き込みます。
あとは、各部屋のテレビ本体とテレビ端子を繋げば完了します。
テレビの設定画面から地上デジタル放送の受信レベルを確認し、問題なく電波がとれていれば設置作業は終了となります。
UHFアンテナの設置は専門業者に依頼しよう!
上記、UHFアンテナの取り付け手順のご紹介の中で、一部ご自分で行う場合の方法について触れていますが、素人のDIYを推奨しているわけではありません。
素人のアンテナ設置には、様々な危険性潜んでいます。
アンテナは基本的に高所作業が伴いますので、落下して怪我をしたり、機器を落として他人を怪我させたり何か壊したりする可能性があります。
その場合、節約どころか大きな出費に繋がります。
無事アンテナを設置できても、テレビが映らなければ意味がありません。
アンテナの方向が正確でなくテレビ映りが悪い、固定が不十分でアンテナが倒れたり、落下してしまう可能性も考えられます。
これらのトラブルは、プロの業者であれば避けることができます。
アンテナは一度立たてれば、10年以上長く使用するものです。
アンテナ設置は様々な業者で受けよっていますが、アンテナ専門業者に依頼した場合、保証なども充実しており安心して利用できます。
少しでも作業に自信がない時や迷った時は最初から業者に頼むほうが安心でしょう。
自分で設置するなら室内アンテナがおすすめ
ご自分でのアンテナ設置の危険性について解説しましたが、室内アンテナであればご自分での設置も可能です。
室内アンテナは、特別な工具や知識を必要とせず、多くの場合が取扱説明書の指示に従えば簡単に設置できるよう作られています。
他のUHFアンテナの場合、テレビとアンテナ端子、アンテナと分配器などそれぞれをケーブルで繋げる必要がありますが、室内アンテナはこのようなは配線が必要ないので素人でも簡単に設置できます。
とても魅力的に感じる室内アンテナですが、室内アンテナで電波をキャッチできる範囲は限られます。
先述でも電界地域について解説しましたが、室内アンテナは強電界地域の中の一部エリアでしか使用できません。
また強電界地域にあっても、テレビが窓から離れている場合や、周辺に木々や高層ビルなどがあるケースでは、電波が弱くなり受信が困難になることもあります。
さらに、室内アンテナはテレビごとにアンテナが1台必要となりますので、テレビの台数分、室内アンテナを購入しなければなりません。
室内アンテナの設置は、これらのデメリットもきちんと考慮した上で慎重に判断しましょう。
UHFアンテナ|まとめ
こちらの記事では、UHFアンテナの種類やそれぞれのアンテナの特徴について詳しくご紹介しました。
アンテナ工事では、環境に合ったアンテナ選び最適な場所に設置することが大切です。
アンテナの設置を業者に依頼した場合それなりの費用がかかりますが、優良な業者であれば、電波環境などをしっかり調べた上でご自宅の状況に最も適した工事プランを提案してくれるでしょう。
今回おすすめのUHFアンテナも沢山ご紹介しましたが、アンテナ設置を検討されている方の参考になりましたら幸いです。
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