4kテレビは従来のテレビより画質が良いということは何となく分かっていても、実際にはどんな良さがあるのかわからない人も多いでしょう。
使っているアンテナでも画質は変わります。
4kテレビの特徴を分かっていないと魅力をフルに発揮できていないかもしれません。
4kテレビの魅力をフルにして楽しむために必要なことについて解説します。
4kテレビで視聴しているのにアンテナや周辺機器は従来のままという人は、ぜひ本来の4kテレビの良さに触れてください。
【そもそも4kテレビって何?既存のテレビの違いは?】
4kテレビは自然でありながら鮮やかな色調の高画質に加え、臨場感のある音質で従来のフルハイビジョンよりリアルな映像が楽しめます。
従来のテレビとの具体的な違いはまず色域です。
色域とは分かりやすく言えば色の数のことで、再現できる色の数が増えているためリアルな映像が実現できます。
そしてもうひとつの4kの映像の魅力はキメの細かさにあります。
4kは画素数がフルハイビジョンの4倍です。
画素数が4倍になることで鮮明さが飛躍的に上がるため、今までは分からなかった細かい部分までが確認できるようになります。
8kの場合はフルハイビジョンの16倍なので、さらに滑らかな映像が楽しめるでしょう。
フルハイビジョンがおよそ207万画素なのに対して4kはおよそ829万画素です。
画素数の違いが視覚的にどれくらい違うかは、パソコンやデジタルカメラ、スマートフォンの画面でも体感している人は多いかもしれません。
4kテレビは映像だけが飛躍的に品質がアップしたということではありません。
5.1チャンネルサラウンドによって、すべての方向から音が楽しめます。
細かい色の再現、そして臨場感のある音が4kテレビの魅力です。
【4kテレビで楽しめる4k放送サービスとは?】
4kテレビで視聴できる4k放送サービスは2018年から本放送が開始されます。
ただし、一般での視聴はできないというだけで、一部視聴可能な放送は始まっています。
視聴できるのは「124/128度CS放送(スカパー!プレミアム)。」、「ケーブル4k」、そして「スカパー!プレミアムサービス光」に「ひかりTV4k」と「アクトビラ」、「ケイ・オプティコム」です。
このほかにも、NHKスーパーハイビジョンなど一部試験放送を行なっている事業者があります。
また、2018年からの本放送の開始は4kがNHK、ビーエス朝日、そしてBSジャパン、BS-TBSにBS日本、ビーエスフジなどを始めとした10社ほどがBSで予定されています。
110度CSではスカパー・スカパーエンターテイメントが予定しています。
これに向けて準備をしておけば、2020年の東京オリンピック・パラリンピックには4kテレビでの安定した視聴が可能になっているのではないでしょうか。
【既存のBSアンテナと4k8k対応アンテナはどう違う?】
4k放送を視聴するには4k放送に対応したアンテナの設置が必要です。
4k放送対応チューナーや4k放送に対応したチューナー内臓テレビ、または4k放送に対応したテレビがあるだけでは4k放送を十分に楽しむことはできません。
しかし、BS放送やCS放送を視聴している人ならすでにBSアンテナやCSアンテナを設置しています。新たに4k用のアンテナを増やさないといけないのでしょうか。
BSアンテナまたはBS・110度CSアンテナはBS放送と「スカパー!」の視聴は可能ですが、4k放送には対応できません。
同じ衛星放送でも共用することは無理です。
しかし「4k・8k衛星放送対応BS・110度CSアンテナ」に変えることでBS放送も「スカパー!」も4k放送も視聴できるようになります。
そのほか、視聴環境によってブースターや分配器が必要な場合もあります。
すでに4k対応テレビや4k放送対応チューナーを持っている人は、自分の環境でどういったものが必要なのかをアンテナ設置業者などに相談してみると良いでしょう。
【4k8k対応アンテナと周辺機器を導入する方法】
BSアンテナまたはCSアンテナがあっても、従来品のままでは4k放送を楽しむことはできません。
4k放送を適切に受信するために4k・8k衛星放送対応BS・110度CSアンテナを購入するにはアンテナ専門店の利用をおすすめします。
さまざまな建物や環境での設置に慣れているプロにお願いすることで、的確な設置場所を選んでもらえます。
また、立地や使用環境によっては4k放送対応チューナーや4k放送対応テレビ、そして4k放送に対応したアンテナが揃っているだけでは綺麗に受信できないこともあります。
そんなときにはブースターなどが必要になりますが、どんなものがいいか選ぶのは難しいものがあります。
アンテナの専門店にまとめて依頼すれば、必要な周辺機器まですべて揃えてもらえるので安心です。
自分で調べて購入するときにありがちなミスは周辺機器を間違えて購入することです。
素人によるアンテナの設置は危険を伴うことがあるのでおすすめはできません。
また、アンテナの設置に関して建物を傷めない配慮をしてくれるのもアンテナの専門店に依頼するメリットですから、やはり専門家に依頼するのがベターと言えます。