説明できる?アナログ放送とデジタル放送の違い

2011年に日本のアナログ放送は終了し、デジタル放送に切り替わりました。

ところが、「アナログ放送とデジタル放送の違いは?」と改めて問われると、戸惑ってしまう人もいます。
より高品質なデジタル放送が楽しめる4k8kテレビも身近なものになり、すでに4kテレビを買ったという人も少なくないでしょう。

しかし、4kの衛星放送を受信して視聴するには準備がいるのをご存じでしょうか。

ここでは、アナログ放送とデジタル放送の違いや、4k8k技術についてまとめます。

 

 

【アナログ放送とは】

 

アナログ放送とは、アナログ信号の伝達を利用したテレビ放送のメソッドです。

そもそも、アナログとは情報を「連続した量」として扱うことであり、アナログ放送では電波を波のまま送信します。

日本ではアナログ放送は1953年にスタートし、2011年に終了しました。
かつて、アナログ放送で利用していたのはVHFとUHFという電波です。

VHFでは、90~108MHzのローバンドと、170~222MHzのハイバンドの周波数帯を使っていました。

一方、UHFで使っていた周波数帯は470MHz~770MHzです。

他の電波が少なかったため、余裕のある周波数帯の使い方をしても問題なかったのです。
アナログ放送には、電波を送る距離が長くなるにつれ、ゆるやかに品質が劣化するという特徴があります。

しかし、電波の受信状況が悪くなることで画像が劣化することはあっても、完全に停止することはありません。

また、電波をそのままの形で送るので受信の遅延がなく、チャンネルの切り替えが早いのもメリットです。

ただし、ノイズの影響を受けやすく、簡単に複製が作れるため著作権の保護が難しいというデメリットがあります。

 

【デジタル放送とは】

 

デジタル放送とは、0と1とで構成されるデジタル信号の伝達を利用したテレビ放送のやり方です。

アナログ波の信号をデジタル回路でデジタル信号に変換する手順が入るため、受信の遅延が発生しやすく、チャンネルの切り替えが遅くなることがあります。

しかし、信号がノイズに強く、ノイズが混入したとしてもエラー検出や訂正機能を使って、劣化なく元の情報に復元できる強みがあります。

ただし、ノイズが大きくなりすぎると、エラー検出や訂正ではカバーできなくなって、受信が完全に停止します。
日本では、2003年に関東、近畿、中京の3大広域圏でデジタル放送がスタートし、2011年に一部地域を除いて完全にデジタル放送に切り替わりました。

 

【アナログ放送が終わった理由】

 

アナログ放送が終わった背景には、携帯電話の爆発的な普及によって電波の周波数帯が飽和状態になったことがあります。

データの圧縮ができるデジタル放送の利点を活用して、UHFの一部周波数帯にテレビ放送の電波を集中させ、空いた部分を通信などが利用できるよう開放することにしたのです。
もう1つの理由は、著作権の保護です。

アナログ情報はコピーを取ることが容易なので著作権を保護するのが難しく、著作者の利益を守ることができません。

デジタル放送なら、複製を作れないようブロックすることが可能です。

 

【デジタル放送の利点】

 

デジタル放送の利点には、情報にノイズが入りにくいためクリアな品質を保てることや、著作権保護が容易であること、付加価値情報を併送できることなどが挙げられます。

しかし、最大のメリットは、何と言っても圧縮できることでしょう。

これによって、テレビ放送の周波数帯をコンパクトにまとめることが可能になったのです。

これは、一度に多くの情報を伝達できることを意味します。ハイビジョンのような高画質・高音質の画像を視聴できるのは、信号を圧縮して大量の情報をまとめて送れるデジタル放送の機能によるものです。

データ放送や副音声、画面分割が可能になったのもデジタル放送がもたらした恩恵です。

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