地上デジタル放送以外のテレビ番組も楽しみたい場合には、無料で10局以上もの視聴が行えるbs放送が非常に便利です。
BS放送を受信するためにはアンテナを設置する必要があり、一般的には業者に工事を依頼することが多いです。
しかし業者を使うと工事費用がかかってしまうために、BSアンテナの設置を躊躇する人も珍しくありません。
そこでこの記事では、業者に頼ることなく自分でBSアンテナを設置する方法について詳しく紹介します。
【bsアンテナはどこに設置する?】
“BSアンテナを設置する際に最も大切なことは、どこにアンテナを設置するのかという問題です。
テレビのアンテナというと一般的に屋根の上に設置されることが多いのですが、実は必ずしも屋根に設置する必要はありません。
それではなぜ屋根の上に設置されることが多いのかというと、単にBS放送の電波を受信しやすいからです。
言い換えれば、電波を受信できるのであればどこに設置しても構いません。そのため屋根にアンテナを設置できないマンションやアパートでは、ベランダに設置することが多いです。
【bsアンテナの設置方法とは】
アンテナを自分で設置することに対して難しそうというイメージを抱く人は珍しくないのですが、実は簡単に行うことができます。
まずはアンテナ設置のために必要な4つのものを準備しましょう。
1つ目はBSアンテナ本体です。
家電量販店やネットオークションなどで簡単に購入することができます。
2つ目は、アンテナとテレビをつなぐためのケーブルです。
ケーブルはアンテナ本体に付属していることもあるため、アンテナ本体のセット内容を事前に確認すると良いでしょう。
3つ目はドライバーです。
アンテナを固定する際に使います。基本的にはどのようなドライバーでも構いません。
4つ目は方角を確認するためのコンパスです。
スマートフォンを持っている場合は、方角を確認できるアプリで代用できます。
必要なものがそろったらいよいよ設置に取り掛かります。
まずはコンパスを使って南南西を確認します。
BS放送の衛星は南南西にあるため、アンテナを南南西に向けることで電波の受信感度が高くなります。
もし方角が分からない場合は、近隣の住宅に設置されているアンテナがどの方向を向いているかを参考にしてください。
そしてなるべく高いところで、かつ障害物の少ない場所にアンテナを仮固定します。
次にアンテナのケーブルをテレビに接続します。ケーブルを接続するための端子は多くの場合テレビの裏側にあります。コ
ネクタがたくさんありややこしいのですが、必ず「BS・110°CS」と書かれた端子に接続してください。
端子を間違えるとBS放送が映らないので要注意です。
後はテレビの受信状況を確認しながらアンテナの角度を調節します。ア
ンテナの角度を調節する際には、BS放送にチャンネルを合わせたり、電波の受信レベルに関するテレビの設定メニューを参考にしながら確認すると便利です。
BS放送が明瞭に表示されるアンテナの角度を見つけることができればその角度でしっかりと固定しましょう。
これでアンテナの設置作業は終了です。
【bsアンテナを設置する際に気をつけたいこととは】
アンテナの設置作業はそれほど難しいものではないのですが、気をつけたいポイントが3つあります。
1つ目はテレビに放送のチューナーが内蔵されているかどうかです。
BS放送をテレビで見るためには、BSアンテナとBSチューナーの2つが必要です。
ブラウン管テレビのような古いタイプでなければ大半のテレビにはBSチューナーは内蔵されていますが、念のため事前に確認するようにしましょう。
BSチューナーが内蔵されているかどうかはテレビの説明書などで確認できます。
2つ目は南南西に向けてアンテナを設置できる環境があるかどうかです。
完璧に南南西を向けなければならないことはありませんが、方角にずれがあるとBS放送を受信できない場合があるので注意しなくてはなりません。
ただし、スカパープレミアム、BS・CS110°、4K8Kのすべてを一つのアンテナで受信できるマルチアンテナを使用する場合は、角度が1度でもズレてしまうだけで受信できないため、特に注意が必要です。
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3つ目は、アンテナの設置作業はできる限り2人以上で行うことです。
1人で作業を行うと、アンテナの方角を調節する際に、アンテナとテレビの間を行ったり来たりする必要が生じます。
2人以上で行えば声をかけ合うことでスムーズに調節が行えるため便利です。
【不安ならやはり業者に依頼するのが確実】
もしアンテナの設置に自信がない場合や、南南西にアンテナを設置できる環境がない場合など何らかの不安要素がある際には、自分での作業はあまりオススメできません。
アンテナの設置のためには必要な道具をそろえる必要があり、また慣れていない場合にはそれなりの時間も必要です。
もし実際にやってみて上手くできなかった場合は、道具の費用や作業時間を無駄にしてしまうことにもなります。
多少のお金はかかりますが、確実にBS放送を楽しみたい場合には業者を利用するようにしましょう。