新居を購入したばかりで、これからテレビアンテナを取り付けようと考えている方にとって、平面アンテナは魅力的な選択肢の一つといえます。
平面アンテナは通常の屋根の上に立てるタイプ(八木式アンテナ)とは異なり、壁に取り付けるタイプのアンテナです。
そのため、目立ちにくく住宅の外観を損なわない特徴があります。
平面アンテナには多くのメリットがある一方で、注意点もいくつか存在します。
今回は平面アンテナの特徴についてご紹介します。
平面アンテナ(フラットアンテナ)とは?
平面アンテナ(フラットアンテナ)とは、屋根の上に立てるのではなく、壁面に取り付けるタイプのアンテナで、フラットアンテナ、デザインアンテナとも呼ばれます。
電波の受信能力はやや劣るものの、倒壊のリスクが低く安全性に勝り、デザイン性にも優れているため、新居を購入した際には設置を検討する人が多いアンテナです。
一般的な屋根の上に立てるタイプは、八木式アンテナと呼ばれるものであり、電波受信性能が非常に高いのが特徴です。
しかし、八木式アンテナには倒壊の危険性が高いというデメリットもあります。
(八木式アンテナ)
平面アンテナの種類一覧
DX ANTENNA製の平面アンテナをご紹介します。
5種類ありますが、大きく分けると電波塔からの送信方式(垂直偏波、水平偏波)と素子の数の違いです。
垂直偏波の記載がないものは水平偏波専用です。
先に全タイプに共通する2点の特徴を挙げます。
ポイント①
近年の集中豪雨や強風などに合わせて耐風速が40m/秒から50m/秒へ強化されました。
ポイント②
ブースターまたは分配器がアンテナの背面にはめ込むことができるデザインです。
※DXアンテナのオリジナル機能です
20素子 UHF平面アンテナ
色揃え:オフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウン、ブラック
製品番号:UAH201(W)、(L)、(C)、(B)
製造会社:DX ANTENNA
特徴
・7.8dB~9.8dB(標準値)、届く電波の強度によって電界地域が強・中・弱に分けられ、おおよそ強・中電界地域で使用可能
・平面アンテナの中で最小サイズであり縦横59cm×22cm、突起物を含めた厚み11.3cm
・業界最軽量の1.7kg
20素子 UHF平面アンテナ(ブースター内蔵)
色揃え:オフホワイト、ブラックブラウン
製品番号:UAH201B(W)、(C)
製造会社:DX ANTENNA
特徴
・25dB~33dB(総合利得)、おおよそ弱電界地域まで使用可能
・平面アンテナの中で最小サイズであり縦横59cm×22cm、突起物を含めた厚み11.3cm
・業界最軽量の1.7kg
20素子 垂直偏波専用 UHF平面アンテナ
色揃え:オフホワイト、ブラック
製品番号:UAH201V、UAH201V(B)
製造会社:DX ANTENNA
特徴
・7.8dB~9.8dB(標準値)、おおよそ強・中電界地域で使用可能
・平面アンテナの中で最小サイズであり縦横59cm×22cm、突起物を含めた厚み11.3cm
・業界最軽量の1.7kg
26素子 UHF平面アンテナ
色揃え:オフホワイト、ブラックブラウン、ブラック
製品番号:UAH261(W)、(C)、(B)
製造会社:DX ANTENNA
特徴
・8.4dB~10.2dB(標準値)、おおよそ弱電界地域まで使用可能
・平面アンテナの中で最小サイズであり縦横62.6cm×25.2cm、突起物を含めた厚み12.3cm
・業界最軽量の2.0kg
26素子 UHF平面アンテナ(ブースター内蔵)
色揃え:オフホワイト、ブラックブラウン
製品番号:UAH261B(W)、(C)
製造会社:DX ANTENNA
特徴
・26dB~34dB(総合利得)、おおよそ弱電界地域まで使用可能
・平面アンテナの中で最小サイズであり縦横62.6cm×25.2cm、突起物を含めた厚み12.3cm
・業界最軽量の2.0kg
平面アンテナ(フラットアンテナ)のメリットとは
平面アンテナのメリットについて、代表的な点を4つお話します。
みずほアンテナのデザインアンテナは見た目のスマートさだけでなく優れた性能を持っています。
以下の点以外にも、豪雪地帯では雪がアンテナに積もりテレビ視聴に支障をきたすことがありますが、平面アンテナには雪がつもりにくい点もメリットの一つです。
デザイン性の高さ
平面アンテナ一番のメリットはデザイン性の高さです。
非常に薄く小さな製品を取付金具を用いて設置し、住宅の外観を損ないません。
みずほアンテナでは4種類のカラーバリエーションを揃えており、住宅の壁面に調和する色を選ぶことが可能です。
安全性の高さ
安全性の高さもメリットの一つです。
壁面にネジを使って固定するので、雪や台風などで倒壊する心配がありません。
八木式アンテナに比べ、倒壊によって屋根を痛めたり近隣住民や通行人への二次被害を発生させたりするリスクは小さいです。
鳥の糞の被害も少ない
鳥の糞被害が少ない点も見逃せません。
八木式アンテナは鳥がとまりやすく、糞で屋根や太陽光発電設備が汚れ、メンテナンスが必要とされることがあります。
平面アンテナは鳥がとまりにくい設計で、糞被害も最小限に抑えられ、太陽光発電設備と相性のよいアンテナといえます。
住宅だけでなく飲食店などの店舗にも衛生的でおすすめです。
風の影響を受けにくい
平面アンテナを壁面に設置すると風にあおられず、風の影響を最小限に抑えることができます。
DX ANTENNA製のデザインアンテナは耐風速50m/秒と、樹木が倒れる非常に強い風にも耐えられる作りです。
風や雨の影響が少ないとアンテナ自体も長持ちします。
みずほアンテナではケーブルの処理を丁寧に行い、ケーブルの耐久性も向上させています。
平面アンテナ(フラットアンテナ)のデメリット・注意点
デザイン性や安全性の高い平面アンテナですが、いくつか注意点があります。
ここでは代表的な4点について触れます。
なお注意点はありますが、プロが知識や経験から解決できる場合もありますので、注意点が気になる場合はプロにご相談することをおすすめします。
受信性能がやや低い
一番の注意点は取り付け位置の低さによる電波状況の悪化です。
八木式アンテナの受信性能と比較して大きな差はありませんが、取り付け位置が低いと電波自体が弱くなり、テレビ視聴にも影響します。
ただ、電波を増幅させるブースターを設置するなど解決策はあります。
高いところに設置できないことが多い
平面アンテナは壁面だけでなくベランダや屋根裏、屋根の上に設置することもあります。
電波環境によっては高い位置でのアンテナ設置が求められますが、屋根の上に設置しても八木式アンテナと比べると高さが出ず受信できる能力は低くなります。
設置する壁面が限定される
壁面に設置する場合、電波塔にとアンテナの間に電波を遮る山や建物がない壁面を選ばなければなりません。
電波を遮るものがなくても取り付け位置が低いと、他の建物の影響も受けやすくなります。
ただし、ブースターを併用したり、アンテナの向きを変えたりすることで解決できる可能性もあります。
地方局が映らない場合がある
最後に地方局が映らない可能性がある点も考慮しましょう。
アンテナは電波が来る方向に向けますが、地方局とキー局とでは電波塔が異なりアンテナの向きも異なります。
そのため平面アンテナをキー局からの電波塔へ向けると、地方局からの電波を受信できないケースが発生します。
ただし、アンテナの性能や地域によって異なり、平面アンテナが必ず地方局を見られない訳ではありません。
平面アンテナ(フラットアンテナ)の設置はプロに聞こう!
平面アンテナは住宅の外観への影響が小さく、とても魅力的なアンテナです。
ただし、設置箇所が受信能力へ影響するなど注意すべき点もあります。
まずは設置したい場所の電波の強さや電波塔の向きを調べて平面アンテナの設置の可否を判断しましょう。
ご自身での判断が難しい場合にはプロの意見を求めることをおすすめします。
みずほアンテナでは、お客様の希望を踏まえた上で最適な方法をご提案しております。
お見積りは無料ですのでお気軽にご相談くださいませ。
まとめ
今回は平面アンテナのメリットやデメリットなどをお話しました。
みずほアンテナではデザインアンテナは最も人気の高い種類です。
八木式アンテナではむき出しになっている素子がデザインアンテナでは覆われており、本体の耐久性が高い特長もあります。
(素子:デザインアンテナでは隠れています)
見た目だけでなく性能も優れており、電波環境に恵まれてデザインアンテナを設置できる方にはおすすめです。
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