桜井市(奈良県)のテレビアンテナ・地デジ工事・設置・費用相場・施工事例

桜井市は、奈良盆地の中央東南部、県庁所在地の奈良市まで20㎞圏、大阪市まで40㎞圏に位置し、市域は東西11.9㎞、南北16.4㎞に広がり、面積は98.91㎢で奈良県総面積の2.7％を占めています。市域全面積の約60％が山間部にあたり、硬質で安定した斑れい岩類を含んだ花崗岩で形成された地質を持っています。2021年(令和3年)4月の調査結果によると、市の人口は56,032人、世帯数は25,045世帯、人口密度は566人/㎢です。桜井市には、大和川の源流である大和川(初瀬川)、粟原川、寺川、米川、巻向川などたくさんの河川が流れています。桜井市は、市街地を形成している奈良盆地と、大和高原南部丘陵地もしくは山岳地とで気候の特色が異なり、それぞれ盆地山麓気候と丘陵気候とに大別されます。丘陵部は、盆地部より気温がやや低く、降雨はやや多く、全般的に夏の暑さ、冬の寒さは厳しく、盆地から山麓、さらに丘陵への移動型気候となっています。桜井市の北部は、貝ケ平山、藺生峠、竜王山を経て山辺郡、天理市に続き、南部は、竜門岳を境として吉野郡に、さらに、熊ケ岳、経ケ塚の山峰を擁し、宇陀郡におよびます。中央部から東へは、三輪、巻向、初瀬の山々が連峰し、大和高原の一部となっています。多くの山々に囲まれ、平坦部は、西北部へ傾斜しながら大和平野に広がり、田原本町、橿原市と隣接しています。 桜井市では木材、素麺、皮革製品やスポーツ用品などについては、特色ある地場産業として本市の経済基盤の一翼を担っており、とりわけ木材については、良質材の産地として、また、吉野材の大規模集散地「木材のまち桜井」として全国的に名声を得ています。素麺は、今日でこそ全国各地で生産されていますが、発祥地は桜井市の三輪であり、長い歴史が伝統の味を生み出し、独特の技法が受け継がれています。皮革製品やスポーツ用品は、市内外、県内外を問わず全国的に広く愛用されており、その技術・アイデア・品質の良さが継承されています。桜井市には、三輪山を御神体とするわが国最古の神社である大神神社や、桜や牡丹など四季を通じ「花の寺」として多くの人々が集う長谷寺、秋の紅葉と「けまり祭」などで有名な多武峰談山神社、日本三文殊の一つで知恵の神様として親しまれている安倍文殊院、安産と子授けの地蔵尊として信仰を集める聖林寺など魅力ある名所が多彩に存しています。また、古代の大王たちが眠る古墳が点在する山の辺の道や、門前町の姿を残している初瀬などの周辺は大和青垣国定公園となっており、鳥見山や市の南部にそびえる多武峰などとあわせて、本市の豊かな景観を呈しています。他にも、古社寺、古墳、万葉歌碑などをはじめ、数多くの自然・歴史・文化資源を擁しており、日本文化の原点である相撲発祥の地、仏教公伝の地、芸能創生の地、万葉集発燿の地並びにわが国最古の交易の市・海柘榴市などが記紀、万葉集などにより伝えられています。