御所市(奈良県)のテレビアンテナ・地デジ工事・設置・費用相場・施工事例

御所市は、奈良県の大和平野の西南部に位置し、北東は大和高田市、橿原市、東は曽我川流域をもって高市郡・吉野郡、南は五條市、西は大阪府、北は北葛城郡と接しています。市の面積は60.58㎢、2021年(令和3年)5月の調査結果によると、市の人口は24,826人、世帯数は12,070戸、人口密度は410人/㎢です。御所市は、西部に金剛山・葛城山が峰を連ね、東南部の丘陵地から平地の広がる緑豊かな自然に囲まれた田園都市でありながら、奈良市へは約25㎞、大阪の都心部へは約30㎞の近距離に恵まれています。さらに、御所市から関西国際空港へは国道309号「水越トンネル」が移動の利便性を上げています。 御所市には、「古事記」「日本書紀」「万葉集」記載の古代の地名が多く見られます。御所まちは、江戸時代初期に形成された陣屋町であり、その後も奈良中南部の中心地として繁栄をなしてきました。御所まちは、川を挟んで西岸には商業都市の西御所、東岸は寺内町の東御所と、二つの町が形成され、江戸時代の検地絵図が今でも使えるほど町の形が残っており、家々の間を流れる水路(背割り下水)まで、ほぼ当時の姿をとどめている貴重なまちです。御所まちでは、様々な伝統行事が行われおり、その一つに、6月16日に行われる「大神宮さん」のお祭があります。「大神宮さん」は、西御所のなかにある伊勢の神を祀る小さな社で江戸末期にあった“おかげまいり”のあと創建されたものと伝えられています。お祭りの日には、御所まちでは柿の葉寿司、当地では鯖寿司と呼ばれる寿司が一斉に作られます。お祭りでは子供から大人まで大勢が集い賑わいます。 御所市では、奈良県指定民俗無形文化財に指定されている鴨都波神社の「ススキ提灯献灯行事」が有名です。夏と秋の大祭には、御所まちから十張の提灯を三段に組み上げた、高さ4.5mある「ススキ提灯」数十本が奉納されます。御所市の特産物に、御所芋焼酎「みかけによらず」があります。御所市で育った大和芋がすっきりとした味わいの焼酎になったもので、御所の水と土に育てられた味のファンは多くいます。御所芋とは、大和芋と呼ばれる奈良時代から栽培される大和の伝統野菜の一つで、粘り気が強く濃厚で、とろろ汁にすると絶品と高評価を得ていますが、栽培の難しさや生産者の高齢化により生産量が累減し、現在では希少な芋とされています。そこで「御所芋の魅力をもっと広め、後世に伝えたい」と御所芋焼酎の製造に至りました。形がいびつな規格外の芋を活用して「御所芋を育む素晴らしい風土を将来にわたって守りたい」という願いを込めて丹念に造られています。御所市の名所に、葛城山自然つつじ園が挙げられますが、葛城山自然つつじ園では、ヤマツツジを中心に、コバノミツバツツジ・ミヤコツツジ・モチツツジが美を競い合い、多種のつつじが染める紅の山肌が訪れる人々を圧倒します。葛城ロープウェイで山上駅へ上がり、15分ほど歩くと大阪平野が見渡せる360度のパノラマが広がり、眼下には「一目百万本」のつつじの群生に眼福を得られます。