福山市のアンテナ工事・費用相場・施工事例を紹介

広島県福山市のアンテナ事情についてご説明します。地デジ放送は、地上に建つ電波塔や中継局から送信される電波を、家に設置したアンテナがキャッチします。利用する電波塔や中継局によって視聴できるチャンネルが異なります。福山市の場合、主に福山局や福山南局が利用されています。

各局と福山市の位置関係は以下のとおりです。

▽福山局から電波が届く範囲▽

▽福山南局から電波が届く範囲▽

▽福山局と福山南局から電波が届く範囲▽

（画像引用：Ａ-ＰＡＢ「放送エリアのめやす」）

上記画像の通り、福山局と福山南局から電波が送信される範囲が重なる地域があります。重複する地域ではどちらか利用しやすい局を選びます。２つの局で違うチャンネルが送信されるときは２局を利用する方法もありますが、福山局と福山南局では同じチャンネルを送信しているため２局を選ぶメリットはありません。２局ともNHK広島総合、NHK広島教育、中国放送、広島テレビ放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島の６局を送信しています。地デジの電波が届く地域ではテレビアンテナを設置して地デジ放送を見ることができます。ただし周辺環境や家の構造などの事情により、電波の送信範囲内であってもアンテナを利用できないケースもあります。またアンテナを設置できる場合でも最適な種類（八木式、デザイン、ユニコーンアンテナ）は設置する状況によって判断されます。福山市は瀬戸内海の主要な都市の一つです。そのためテレビアンテナにも塩害対策が求められます。屋外に設置するときは塩害に強い素材のものを選んだり、可能であれば屋根裏など屋内に設置したりする必要があります。

福山市(ふくやまし)は、広島県の南東部に位置し、面積は518.14㎢で、人口は457,921人、人口密度は884人/㎢（2021年調査結果）です。 中国地方で広島・岡山に次ぎ、非県庁所在地の都市圏として全国5番目の規模を持つ福山都市圏の中心都市である福山市は、瀬戸内海の中央部に位置し、独自の気質をもって発展してきました。芦田川の河口に広がるデルタ地帯及び、江戸時代以降の干拓事業により築かれた福山平野が中心市街地に広がり、市の南端は瀬戸内海、北部山岳地帯は400メートルから500メールの吉備高原西南端部にある通称「神石高原」の南端から形成されています。市街地はおおむね5つのエリアに分けられ市民性も多様です。旧福山氏は周辺の自治体を次々に編入しましたが、東部は県境に、南部は海に阻まれている為、市域は、北部と西部に拡大していきました。 古く歴史を紐解くと、古代における現在の福山市外の中心地のほぼ全域が干潟や海でした。旧山陽道が中国地方の重要な幹線道として活躍し、外港として設けられた深津市(現在の福山東インターチェンジ付近)は瀬戸内で最も栄えた地域でした。この地方はヤマト王権と吉備の勢力争いの最前線でもあり、古くからヤマト王権の重要拠点となっていました。「二子塚古墳」のような大規模な前方後円墳や畿内以外では珍しい横口式石槨を持つ古墳が残り全国でも有数の古墳集積地でもあります。中世に入ると、長年の芦田川の堆積作用により現在の福山市街地が陸地へと姿を変えていき、安土桃山時代になると備後国は、おおむね毛利氏の所領となり神辺と鞆に市場が置かれました。1691年に徳川家康のいとこである水野勝成により福山藩が成立すると、当時干潟であった臨海部の深津郡深津村と野上村に新たに福山城を建設し、この町は福山と名付けると城下町として発展していきました。こうして今日に至る福山の歴史はスタートしたのです。 戦後、備後工場整備特別地域に指定されると工業化とともに経済規模が急拡大し、瀬戸内海の主要な都市の一つとなりました。1961年に完成したＪＥＦスチール西日本製鉄所福山地区(旧日本銅管福山製鉄所)では、同社の最大の製造拠点であるのみならず、単一事業所として世界で初めて累計粗鉄生産量が4億トンに達した世界最大規模の製鉄所であり、造船や機械産業の大工場を複数抱えています。地場産業では、繊維・電子機器・ポンプ・クレーン・機械検査機器・ゴム製オズ業等一大製造拠点ともなっており、上場企業やその業種オンリーワン企業が都市規模の割合と比較しても非常に多く、国内地方都市では静岡県浜松地区に次ぐ上場・トップシェア企業の多い地域です。