知っておいて損はなし!地デジアンテナに適した高さは?

公開日 2024/03/06

 

地デジアンテナは、設置した場所によって電波の受信状況が変わってきます。

 

とりわけ、アンテナを設置する高さは快適な視聴環境に欠かせない項目です。

 

一般的に、地デジアンテナは屋根の上や屋上に取り付けられます。

 

これには明確な理由があり、高いところに設置していたほうが電波を受信しやすいからです。

 

ただ、やみくもに高くすれば受信環境が向上するわけではなく、電波の受信状況はそれぞれの住宅環境の影響を大きく受けます。

 

それでは、どのくらいの高さにすれば安定して電波を受信できるのでしょうか。

 

今回は、地デジアンテナの設置に最適な高さについて解説します。

 

 

 

アンテナの高さはなぜ重要?

地上デジタル放送の電波は、建物の構造や天候の状態など、さまざまな外的影響を受けます。また、電波を受信する位置関係も受信状況に影響を与えます。

 

電波塔との距離によっては、テレビの映りが悪くなってしまうことも珍しくありません。

 

そのため、地デジアンテナを設置する際は、より効率的に電波を受信できる環境を整えてあげることが重要です。

 

なるべく高い位置にアンテナを設置するということも、そのための方法のひとつなのです。

地デジアンテナを設置するにあたっては、まずアンテナの方向を調節しなければなりません。

 

電波塔の方向にアンテナが向いていないと、効率的に電波を受信することができないからです。

 

ただ、方向を調節しただけでは快適な受信環境は実現できません。というのも、テレビの電波は高さによって受信状況が変わるためです。

 

高さによる電波の影響をハイトパターンといいます。

 

アンテナの方向を調節し、電波塔にきっちり合わせているのに、チャンネルによっては映りが悪くなってしまうことがあります。

 

これはハイトパターンの影響だと考えられます。

 

それぞれのチャンネルはハイトパターンが異なり、すべてのチャンネルの電波を過不足なく受信するためには、ハイトパターンを考えて最適な高さにアンテナを調整する必要があります。

 

 

 

 

地デジアンテナの場合適した高さは?

地デジアンテナは、屋上や屋根の上に設置するのが理想的です。

 

高い位置に設置していれば、周りに障害物があっても無理なく電波を受信することができるからです。

 

ただ、アンテナに適した高さはそれぞれの住宅の環境によって異なります。

 

高ければ高いほど受信環境が良くなるわけではなく、あまり高いところにアンテナを設置すると、ハイトパターンの関係から特定のチャンネルが映りにくくなってしまうこともあります。

 

 

また、アンテナの位置が高すぎれば、天候の影響も受けやすくなってしまうでしょう。

 

ハイトパターンは電波塔からの距離、周りの障害物の有無などによって変化します。

 

アンテナを設置する際は、それぞれのチャンネルがなるべく均等に映るように高さを微調整する必要があります。

住宅街にある一般的な2階建ての住宅なら、屋根の上に取り付けることで問題なくすべてのチャンネルを受信できるでしょう。

 

一方、マンションが密集していたり隣に高層ビルが建っていたりするような住宅の場合、普通に屋根へ取り付けただけでは受信できないかもしれません。

 

その場合は、アンテナの脚の部分を長くして、より高いところから電波を受信できるように調整してあげる必要があるでしょう。

 

 

 

既に設置したアンテナの高さが違うかもしれない!どうすれば良い?

もしテレビの映りの良し悪しがチャンネルによって違うなら、それはすでに設置してあるアンテナの高さが間違っているのかもしれません。

 

 

その場合は、ハイトパターンを考えたアンテナの高さの微調整が必要です。

 

ただ、屋根の上にアンテナを設置している場合、自分で屋根に上って高さを調整することは容易ではありません。

 

すべてのチャンネルがきれいに映るポイントを探すためには、アンテナの高さを1m単位で高くしたり低くしたりする必要があります。

 

こうした作業はアンテナの素人には難しいでしょう。また、屋根に上っての作業は落下の危険もあります。危ないので、自分で調整する方法はおすすめできません。

 

もしアンテナの高さが違うかもと感じたら、業者に依頼してアンテナの高さを調節してもらってください。

 

ハイトパターンは電波を受信する地域によっても変わってきます。

 

そのため、業者を選ぶときはなるべく地域に密着したアンテナ工事会社に依頼すると良いでしょう。

 

地元の工事会社なら、その地域のハイトパターンの特徴も把握しているはずです。

 

スムーズにアンテナの微調整をしてくれるでしょう。

 

 

 

 

不安なら業者に確認してみよう

地上デジタル放送の受信レベルは、周辺環境による影響を大きく受けます。

 

近くに高い建物が建設されれば、その建物に阻害されて電波をうまく受信できなくなってしまうことがあります。

 

そのため、それまで問題なくテレビを視聴できていたのに、ある日突然、特定のチャンネルだけが映らなくなってしまうことも珍しくありません。

 

 

もし、テレビの映りに不安定なところがあるなら、ぜひ業者に連絡して高さの確認をしてみてください。

 

高さを少し変えるだけでも、テレビの映りが劇的に良くなることがあります。知識もなくアンテナの調節をしようとすると、かえってテレビの受信状況を悪化させてしまうこともないとはいえません。

 

 

アンテナに関しては、アンテナのプロに任せたほうが確実でしょう。

 

高さだけでなくアンテナ全般の悩みがあるなら、まずは専門業者に連絡して問題を解決しましょう。

 

 

 

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みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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