地デジ(テレビ)のチャンネル設定ができない原因と対処法を解説!

公開日 2024/02/20

地デジ(テレビ)のチャンネル設定ができない原因と対処法を解説!

こちらでは、地デジのチャンネル設定ができない原因について、大きく3つに分けて詳しくご紹介していきます。

 

実際に地デジのチャンネル設定ができないとお困りの際に助かる、対処法についても徹底解説しています。

 

チャンネル設定ができないとお困りな方、万が一のトラブルに向けて備えておきたい方、必見です。

 

尚、原因によってご自分での解決が難しく、専門業者にアンテナを修理を依頼しなければならない場合もあります。

 

本記事では、アンテナ業者に修理をお願いした場合の費用についても合わせてご案内しておりますので、是非参考になさってください。

 

 

 

地デジのチャンネル設定ができない原因

地デジのチャンネル設定ができない原因

チャンネル設定とは、画面上で視聴できるテレビ放送局を、お住まいの地域ごとに設定する操作のことです。

 

チャンネル設定はテレビ購入時だけでなく、お引越しやこれまでのテレビを設置し直した際、何らかの理由でこれまでのチャンネル内容が消えてしまった時にも再設定を行います。

 

こちらでは、そんな地デジのチャンネル設定ができない場合に考えられる原因を以下3つにまとめご紹介します。

 

 

・アンテナレベルが低下している
・アンテナケーブルの接続に問題がある
・アッテネーターの設定が間違っている

 

 

 

アンテナレベルが低下している

地デジのチャンネル設定ができない原因

チャンネル設定ができない場合、アンテナレベルの低下が原因である可能性があります。

 

電波の感度が著しく低下してしまうとチャンネル設定はできません。

 

アンテナレベルが低くなる原因には、以下のようなケースが挙げられます。

 

 

・アンテナの向きのズレ
・アンテナや周辺機器の劣化や故障
・分配器の影響
・周辺の電波が弱い
・延長ケーブルなどによる電波不足
・周波数の影響を受けている
・悪天候による一時的な電波不良

 

 

このような不具合をひとつでもかかえてしますと、アンテナレベルの低下へと繋がりチャンネル設定ができなくなります。

 

これらの解決方法は、ご自分での対処が難しいケースもあります。

 

まずは、アンテナレベルが低下しているかどうか確認することが大切です。

 

アンテナレベルはリモコン操作によりテレビ画面で簡単に確認することができます。

 

アンテナレベルの基準値や操作方法はメーカーによって異なりますので、詳しくはお手持ちの説明書やメーカーのホームページなどでご確認ください。

 

 

 

アンテナケーブルの接続に問題がある

チャンネル設定ができない場合、アンテナケーブルの接触不良が原因の場合があります。

 

アンテナからテレビまで、電波が到達するまでには以下の機器を経由します。

 

 

テレビアンテナ

アンテナケーブル

分配器・分波器・ブースター

部屋の壁にあるアンテナ端子

テレビ

 

上記のどこかのケーブルが外れていたり緩んでいる場合は電波が正常にテレビまで届かず、アンテナレベルが下がってしまいチャンネル設定ができなくなります。

 

尚、お引越しやこれまでのテレビを設置し直した際、接続箇所を間違ってしまうこともありますので注意が必要です。

 

また、劣化によるケーブル自体の断線なども考えられますが、断線は稀なケースで、ケーブルの不具合は接続部分の接触不良がほとんどです。

 

 

 

アッテネーターの設定が間違っている

チャンネル設定ができない場合、アッテネーターの設定が間違っていることが原因であるケースがあります。

 

まず、アッテネーターとは、ブースターとは反対の機能がある機器で別名「減衰器」呼ばれています。

 

アンテナで受信した電波レベルが強すぎる場合に使用する機器で、電波を適正レベルまで落とすための装置です。

 

アッテネータは、単体の付属品で使用することもありますが、2010年以降に販売されたテレビやレコーダーなどではアッテネーター機能が搭載されていることもあります。

 

その場合、アッテネーターの設定が間違っていることでチャンネル設定ができなくなることがあります。

 

テレビにアッテネーター機能が搭載されている場合、設定は画面上のオンオフの切り替えで簡単に操作できます。

 

詳しい操作方法は、説明書やメーカーホームページなどで確認してください。

 

 

ー関連記事ー

👉【テレビが突然映らなくなった際の対処法を紹介!原因は何?自分で直せる?】

 

 

 

地デジのチャンネル設定ができない時の対処法

地デジのチャンネル設定ができない時の対処法

こちらでは、そんな地デジのチャンネル設定ができない場合の対処法を、以下4つにまとめご紹介します。

 

・チャンネル設定(スキャン)を再実施
・レコーダーを再起動する
・アンテナケーブルを正しく接続する
・アンテナ業者に依頼する

 

前述で地デジのチャンネル設定ができない原因についてご紹介しましたが、原因によってはご自分の解決が難しいケースがあります。

 

その場合には、アンテナ業者などプロに依頼することも大切です。

 

まずはご自分で行える対処法から試してみて下さい。

 

それでは、それぞれの対処法について詳しくご紹介していきます。

 

 

 

チャンネル設定(スキャン)を再実施

地デジのチャンネル設定ができない時の対処法

地デジのチャンネル設定ができない場合、まずはチャンネル設定(スキャンを)再度実施してみましょう。

 

スキャンには初期スキャンと再スキャンがあります。

 

初期スキャンは主にテレビを購入したり引っ越したりした時に行います。

 

再スキャンは主に地域に新たな放送局が開設されたり放送局に変更があったりした場合に行います。

 

いずれもほぼ同様の手順です。

 

主なメーカーの設定方法を例にあげご紹介します。

 

ただ機種により操作方法が異なるため、正しくは各メーカーのHPや説明書等をご確認ください。

 

 

Panasonic VIERA(パナソニック ビエラ)

①リモコンの「メニュー」ボタンを押す

②「設定する」を選び「決定」を押す

③「初期設定」を選び、「決定」を押す

④「設置設定」を選び「決定」を3秒以上押す

⑤「チャンネル設置」を選び「決定」を押す

⑥「地上デジタル」を選び「決定」を押す

⑦「初期スキャン」/「再スキャン」を選び「決定」を押す

⑧スキャンが開始される

⑨内容を確認して「戻る」を押し終了する

⑩終了したら「元の画面」を押す

 

 

 

SHARP AQUOS(シャープ アクオス)

①「地上」ボタンを押し、地上デジタル放送を選ぶ

②「ホーム」または「メニュー」を押し、「設定」-「テレビ放送設定」を選び「決定」を押す

③「地上デジタル」を選び、「決定」を押す

④「地上デジタル-自動」を選び「決定」を押す

⑤「地上設定」を選び「決定」を押す

⑥「初期スキャン」を選び「決定」を押す

 

 

 

日立 Wooo 02シリーズ

①リモコンの「メニュー」ボタンを押す

②「各種設定」を選択し、決定ボタンを押す

③「初期設定」を選択し、決定ボタンを押す

④「受信設定」を選択し、決定ボタンを押す

⑤「受信設定(地上デジタル)」を選択し、決定ボタンを押す

⑥「CH合わせ(地域名)」を選択し、決定ボタンを押す

⑦「初期スキャン」を選択し、決定ボタンを押す

 

 

 

三菱 REAL

①リモコンの[メニュー]を選択

②[設定]を選択

③[初期設定]を選択

④[放送設置設定]を選択

⑤[チャンネル設定]を選択

⑥[地上デジタル]を選択

⑦[初期スキャン]を選択

 

 

 

東芝 REGZA

①[設定]ボタンを押して【初期設定】を選択

②【放送受信設定】を選択

③【地上デジタル設定】を選択

④【地上デジタルスキャン設定】を選択

⑤【初期スキャン】を選択

⑥お住まいの地域を選択

 

 

 

レコーダーを再起動する

続いて、レコーダーを再起動する方法についてご紹介します。

 

レコーダーを使用されているご家庭では、レコーダーを強制的に再起動することで、チャンネル設定が行えるようになるケースがあります。

 

 

チャンネル設定同様、レコーダーの再起動も製品によって手順が異なります。

 

こちらでは、基本的な再起動方法をご紹介しますが、実行される際には、お手持ちの説明書やメーカー公式ホームページの記載やカスタマーサポートなどで手順をご確認下さい。

 

①本体前面の扉を開き、先の細いもの(ボタンをボールペンの先や爪楊枝の先端など)でリセットボタンを押します。
②リセットボタンを押した後、3分~5分ほど待ちます。
③電源ボタンを押し、電源を入れ直します。

 

 

このようにレコーダーを再起動し、再度チャンネル設定を行ってみてください。

 

チャンネル設定方法は前述でご紹介していますが、実行される際にはメーカーの手順にそって行ってください。

 

尚、レコーダーを再起動によって内部に保存されている録画番組が消えることはありませんが、番組タイトルが消えてしまうことはあるようです。

 

実行の際には、留意の上ご対応ください。

 

また、レコーダーを再起動をおこなったことにより、チャンネル設定ができた場合には、レコーダーの不具合が関係していると考えられます。

 

 

 

アンテナケーブルを正しく接続する

地デジのチャンネル設定ができない場合、正しくアンテナケーブルが接続されているか確認してください。

 

アンテナケーブルがきちんと接続されていないと、テレビなどの受信機器に電波がきちんと届かず、チャンネル設定もできなくなります。

 

アンテナからテレビまで、アンテナケーブルは以下の図のように接続されています。

 

地デジのチャンネル設定ができない時の対処法

ケーブルの途中に分波器やブースターなど接続している場合、地デジとBS/CSのケーブルに分けている場合など、その接続部やそれぞれのケーブルが機器側の地デジとBS/CSのアンテナ端子に、正しく接続されているかをきちんと確認してください。

 

尚、ブースターを設置している場合、ブースターと気づかず、誤って電源部のコンセントを抜いてしまうケースが多いため注意が必要です。

 

アンテナケーブルが繋がれていても、ブースター電源部のコンセントが抜けているとテレビは全く映りません。

 

コンセントがきちんとささっていれば、ブースターのランプが点灯しているはずですからこちらも合わせて確認してください。

 

正しくアンテナケーブルが接続されていない場合、テレビ画面に機器側にテレビ信号が届いていないことを知らせる「E202」などのエラーが表示されることもありますのでエラー表示にも注意し対処するようにしましょう。

 

 

アンテナケーブルが正しく接続されているにもかかわらず改善されない場合は、ケーブルの交換が必要となる場合もあります。

 

 

 

アンテナ業者に依頼する

先述でご自分で行える対処法についてご紹介しましたが、原因が特定できない、ご自身で試せる範囲で対処してもチャンネル設定ができない、アンテナ機器の不具合と分かってもアンテナ本体が屋根上や屋根裏など高所に設置されているなど、ご自宅での対処が困難だと判断されたら、無理はせずにテレビアンテナ工事の専門業者へのご相談されることをおすすめします。

 

特にアンテナに不具合が発生している場合、アンテナ本体の故障以外にも、屋外配線の劣化やブースターのショート、アンテナの方向のズレなどがあり、お客様の手では改善が難しい状況になっております。

 

アンテナやブースターは高所に設置されていることも多く、ご自分での確認は身の危険が伴います。

 

尚、地デジ受信環境の問題でチャンネル設定ができない場合は、地デジ電波の状態の確認も必要となります。

 

 

アンテナ修理を依頼は、アンテナ専門業者に限らず、街の電気屋さんやハウスメーカー・家電量販店やホームセンター・便利屋など様々な業者で依頼できます。

 

アンテナ工事の専門業者であれば、専門知識と高い技術により不具合の原因を手早く特定し、必要な修理や交換をその場で行ってくれることもあります。

 

 

アンテナ専門業者の場合、無料で現地の電波調査や見積もりを行っていることもありますので、まずはアンテナ業者にご相談されることをおすすめします。

 

 

 

ー関連記事ー

👉「E202」「受信できません」というエラーコードが出てテレビが映らない!直し方

👉テレビが映らない!一部チャンネルだけ映らなくなる原因や対処法を紹介

 

 

 

 

 

 

地デジのチャンネル設定ができない時の修理費用

地デジのチャンネル設定ができない時の修理費用

アンテナの修理費用は、修理内容によって大きく異なります。

 

こちらでは、修理内容にそって修理の費用相場をご紹介します。

 

 

修理内容 費用相場
チャンネル設定(テレビ設定1台) 16,500~
ブースターの交換 12,000~30,000円
分配器交換 5,500~
アンテナの交換 33,000〜60,000円
アンテナの向き調整 5,000〜15,000円
アンテナの撤去・処分 4,000円〜

 

上記費用はどこまでも目安となり、依頼する業者によって費用は様々です。

 

見積もり費用や出張費が無料と謳っている業者でも、見積もりの日に工事を行わないときには見積もり費用や出張費を請求する業者がいます。

 

そのため、業者を選ぶ際、3、4社の業者から見積もりを出してもらって比較することをおすすめしています。

 

業者を決める際には「明朗会計」が明示されていて、さらに第三者の口コミなどでも「明朗会計」が確認できる業者だと安心です。

 

尚、先述でもお伝えしましたが、アンテナの修理はアンテナ専門業者に限らず家電量販店やホームセンターなどでも依頼することができますが、下請け業者を使ているため仲介手数料が上乗せされ高額になるケースもあります。

 

高いからと言って、信用できるという訳ではありません。

 

その点、アンテナ専門業者は、自社雇用の専門スタッフが工事を行うことが多く、仲介手数料をカットした料金を実現しているため費用も抑えることができます。

 

 

 

みずほの地デジアンテナ修理例

みずほの地デジアンテナ修理例

 

 

修理例①デザインアンテナ+ブースターの交換

原因:台風や雷など災害による影響でデザインアンテナとブースターが故障

設置から3年ほどのアンテナでしたが、台風と雷の影響でE202のエラーが出現しテレビが映らなくなってしましました。

みずほの地デジアンテナ修理例みずほの地デジアンテナ修理例

↑交換前:上記デザインアンテナですが電波が届いていない状態、ブースターもショートしており再利用はできない状態になっていました。

 

 

みずほの地デジアンテナ修理例みずほの地デジアンテナ修理例

↑交換後:デザインアンテナとブースター共に、交換させて頂きました。

 

 

 

修理例②屋外に設置されていたブースターの交換

原因:経年劣化によるブースターの故障

ブースターは、増幅器ともいいテレビ信号を増幅する働きを持っており、本体部と電源部の2つから構成されています。

 

ブースターの設置場所はご家庭によって異なりますが、こちらの場合、本体部が屋根裏に設置されているアンテナ付近に取り付けられていました。

 

アンテナ本体には以上はなく、ブースター故障が見られたためブースターのみ交換となりました。

みずほの地デジアンテナ修理例

↑交換前

みずほの地デジアンテナ修理例

↑交換後

 

 

修理例③地デジアンテナ+ブースターの交換+アンテナ撤去

原因:経年劣化による不具合

十数年前に屋根上に八木式アンテナを設置されましたが、アンテナに劣化が見られテレビが映らなくなってしまいました。

 

アンテナを固定している足場の錆びが目立ち、平均寿命とされている10年以上経過していたため、修理は不可と判断し新しいアンテナに交換させて頂きました。

 

尚、既存のアンテナの撤去も合わせて対応させて頂きました。

 

みずほの地デジアンテナ修理例みずほの地デジアンテナ修理例

↑交換前

みずほの地デジアンテナ修理例みずほの地デジアンテナ修理例

↑交換後
デザインアンテナに交換、アンテナは屋根裏に設置しています。
アンテナと合わせて、ブースターなども交換させて頂きました。

 

 

 

まとめ|地デジのチャンネル設定ができない

まとめ|地デジのチャンネル設定ができない

こちらの記事では、地デジのチャンネル設定ができない原因を3つあげ詳しくご紹介させて頂きました。

 

まずは、本記事でご紹介した通り、チャンネル設定(スキャン)を再実施、レコーダーを再起動、アンテナケーブルを正しく接続するなどご自分でできる範囲で対処してみましょう。

 

その上で、原因が特定できない、ご自分の解決が難しい場合には、専門のアンテナ工事業者にご相談されることをお勧めします。

 

今回修理費用の相場について触れましたが、依頼する業者によって費用やサービス内容は様々です。

 

業者を選ぶ際には、3、4社の業者から見積もりを出してもらい比較した上で依頼するようにしましょう。

 

 

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👉【テレビアンテナ修理の費用相場はいくら?症状別の原因や価格、業者の選び方を解説】

👉【【2023年】テレビアンテナ工事の料金・費用相場は?信頼できる業者の選び方も解説】


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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