衛星アンテナとは何か?パラボラ・地デジのアンテナとの違いは?

テレビ用のアンテナは、大別すると2つになります。

1つは衛星アンテナ、もう1つは地デジアンテナです。

BSやCSなどの衛星放送を視聴するには、衛星アンテナが必要になります。

一般の地上波放送を視聴するには、地デジアンテナが必要です。このことを知っている人も「1つのアンテナで両方受信できないのか」などの疑問を持つことがあるでしょう。

ここでは衛星アンテナとはそもそも何か、地デジアンテナとは何が違うのかなどの点を説明します。

 

 

【衛星アンテナとは?パラボラアンテナとの違いは?】

 

衛星アンテナとは、人工衛星からの電波を受信するアンテナです。

テレビのためのアンテナとは限りません。たとえば、NASAには大量の衛星アンテナがあります。

人工衛星にもいろいろありますが、テレビ用のものは「放送衛星」です。

この放送衛星からの電波を受信するアンテナが、一般に衛星アンテナと呼ばれています。

衛星アンテナは「パラボラアンテナ」と呼ばれることもよくあります。

パラボラアンテナは丸い皿型のものです。ほとんどは衛星との通信に使われるので、衛星アンテナと同一視されがちです。

しかし、パラボラアンテナはマイクロ波通信などで地上と交信することもあります。

このため、パラボラアンテナと衛星アンテナは違うものとして分類されるのです。

 

【衛星アンテナと地上デジタル放送用アンテナの違いは?】

 

衛星アンテナと地デジアンテナは、本質的には同じものです。

どちらも電波を受信しますが、その周波数が違います。衛星アンテナは3GHz~30GHz、地デジアンテナは300MHz~3GHzです。

この違いは、FMラジオ各局の周波数の違いに似ています。局ごとに76.4kHz、84.4kHzなどの対応周波数がありますが、電波を送受信するという本質は同じです。

衛星アンテナと地デジアンテナの違いも、この周波数の差が広がっただけなのです。アンテナとしての本質は同じですが、形状はまったく違います。

衛星アンテナは丸い皿型で、地デジアンテナは針金を組み合わせた魚の骨のような形状です。

形が違う理由は、発信局からの距離にあります。

衛星アンテナは宇宙と通信するので長距離、地デジは地上で通信するので短距離です。

距離が長ければ電波は弱くなります。

そのため、衛星アンテナは電波をキャッチする方向を限定します。

「一方向から集中的に受信する」ということです。

このために、丸い皿型の形状が役立ちます。皿の中に届いた電波は、反射して皿の中心部に集まるからです。

1カ所に集中させれば、弱い電波も強くなります。こうして集めた電波をコンバーターという部分で受信して、家の中のテレビに送る仕組みです。

つまり、衛星アンテナの丸い皿は「ただの反射鏡」といえます。

電波が関わらないパーツなので、たとえば中華鍋に交換しても電波を受信できるのです。

地デジアンテナが針金型なのは、本来それで十分だからです。

地上の放送局からの電波は強いので、パラボラで電波を集中させる必要がありません。

針金だけにした方が風雨や雪の影響も受けにくく、万が一倒れた時の被害も小さくて済みます。

 

【衛星アンテナを取り付けるにはどうしたらいい?】

 

衛星アンテナを取り付けるには、業者に依頼するのが一番です。

自分で取り付けることもできますが、2つのデメリットがあります。

「危険」「映りが悪くなる」という2点です。1つ目の危険性については、ケースによっては問題ないこともあります。

たとえばベランダの手すりに設置し、しかもアンテナがベランダ内部に入る形です。

これなら強風でアンテナが落ちても、アンテナが破損するだけで済みます。

自宅や近隣の建物に被害が出ることはありません。

しかし、ベランダの外にアンテナが出る場合は危険です。

さらに屋根上や壁面への取り付けとなると、設置後が危険なだけではありません。

設置の作業自体も危険です。

屋根やはしごに重いアンテナを持って登り、ほとんど未経験の工事をすることの危険性は想像できるでしょう。

2つ目の映りの問題も大きなものです。衛星アンテナは角度が1度ずれただけでも受信ができなくなることがあります。

特に1つのアンテナで多数の衛星放送を受信するマルチアンテナでは、1度のずれが大きく影響するものです。

設置直後は問題なく視聴できても、風の強い日に角度がずれたならその度に修正する必要があります。

プロなら風を受けても問題ないように頑丈に設置する技術を持っていますが、一般人には難しいものです。

やり直しの必要がない快適さや、テレビを毎日ストレスなく観られることを考えると、アンテナ工事はプロに依頼した方がいいでしょう。

プロに依頼する場合、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

質の低い工事をする業者だと、やり直しの費用がかかるだけでなく、自宅や隣家に被害が出ることもあります。

特に隣家に近い場所に設置する時は、業者を慎重に選ぶべきです。

多くの業者のホームページをチェックし、複数の見積もりを取った上で、信用できる業者に工事を任せるようにしてください。

 

 

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