地上デジタル放送を見るには必須!UHFアンテナの選び方とは?

テレビを見るには当然アンテナが必要です。地上デジタル放送ならUHFアンテナと呼ばれるアンテナを設置します。

集合住宅なら共同のテレビアンテナがありますが、一戸建てを購入する場合は自分でアンテナを選ぶことになるでしょう。

ただ、アンテナは本体の性能や形状だけで選ぶのではなく、地域の電波環境といった要素も関わってきます。

そこで今回は、UHFアンテナの特徴、UHFアンテナの種類、地域に合わせた選び方の3点について説明します。

 

 

【UHFアンテナの特徴は?】

 

UHFは日本語名を極超短波といい、その名の通り波長0.1~1mと電波の中ではとても短いです。

UHFの周波数帯は300MHz~3GHzで、その一部が地上デジタル放送に使われています。

他にも、携帯電話や無線LAN、電子レンジなど日常のいたるところで利用されます。

正確にはこれらの電波もUHFに含まれるのですが、地上デジタル放送の周波数帯のみをUHFと呼ぶことも多いです。

UHFの特徴としては、地上アナログ放送などの電波として使われていたVHFに比べて小型のアンテナで受信できることが挙げられます。

受信できる電波の波長とアンテナのサイズには相関関係があり、波長が短いほどアンテナのサイズは小さくなります。

VHFはUHFよりも波長が長いため大きなアンテナが必要でしたが、地上デジタル放送では波長の短いUHFを使うようになり、アンテナの価格、工事費がグッと下がりました。

アンテナの性能には素子と呼ばれる部品が大きく関わっています。

よく住宅の屋根に見かける棒を組み合わせたようなアンテナには、基軸となる長い棒に短い横棒がいくつも付いていますが、その横棒が素子です。

アンテナの形状によっては素子が内部に組み込まれている場合もあります。

素子は導波器、放射器、反射器という3種類に分類されます。導波器は目的の電波を取り込むための素子で、導波器が多いとアンテナの受信感度が高くなり、指向性も強くなります。

取り込んだ電波をデータ化するための素子が放射器で、ノイズを少なくするために余計な電波をはじくのが反射器です。

テレビアンテナは送信局の方角が分かっているので、素子を上手く組み合わせて指向性を強め、ノイズを拾いにくくしています。

 

【設置場所に合わせて適切なUHFアンテナを選ぼう】

 

家庭用として使われているUHFアンテナには八木式、平面式、室内式の3種類があります。

八木式とは、先ほど話した棒を組み合わせたようなアンテナのことです。

導波器が一列に並んで付いていて、その後ろは放射器、反射器の順に付いています。

導波器がある方向に指向性があります。導波器が多いほど指向性は鋭くなりますが、その分送信局の方角を正確に合わせないといけないので工事には高い技術が必要です。

平面アンテナは八木式に比べて工事が簡単で、外観を損ねないというメリットがある反面、高さを確保できないというデメリットがあります。

設置場所が低いと電波を遮る物が多いので、電波が弱まって受信しにくくなります。室内アンテナは工事が不要で本体価格も安いのですが、室内なので電波が届きにくいです。

さらに非指向性だと、室内の電波状況の悪さと非指向性の電波感度の低さによって受信が難しくなることがあるので、電波の方角が分かっているなら指向性があるものを買った方が良いです。

場所によってはまったく映らないこともあるので、電波状況をよくチェックしてから買いましょう。

もうひとつ、選ぶ際に気を付けることがあります。それは偏波です。電波の空間に対する向きを偏波といい、電波の振動方向が地面と平行方向なものを水平偏波、垂直なものを垂直偏波と呼びます。

この偏波は送信アンテナの素子が水平か垂直かによって決まり、送信アンテナと同じ向きの素子を持つ受信アンテナを設置しないと受信できません。

設置する際に素子の向きを変更できるアンテナもあれば、最初から固定しているものもあるので、送信局の偏波を調べてから選びましょう。

また、八木アンテナは設置する際に水平と垂直を選べるものが多いのですが、他のアンテナは受信できる偏波が決まっているものもあります。

場合によっては八木アンテナの一択になるかもしれません。

 

【自分の地域の電波強度に合った動作利得が必要】

 

送信局からの距離が遠いと電波は弱くなります。

電波の強度はdBμV/mという単位で表され、80dBμV/m以上の電波が届く地域を強電界地域、60~80dBμV/mだと中電界地域、60dBμV/m以下だと弱電界地域と呼ばれます。

電波の強度に対して必要なアンテナの受信感度はある程度決まっています。

アンテナの受信感度を動作利得といい、dBが単位です。強電界地域では動作利得が5dB以下、中電界地域では5~10dB程度、弱電界地域では7~14dB程度が必要とされています。

八木アンテナの素子数でいえば、強電界地域は4~8素子、中電界地域は14~20素子、弱電界地域は20~26素子が目安となります。

地上デジタル放送は470~710MHzの周波数で電波を飛ばしており、6MHzごとに物理チャンネルと呼ばれる13~52chを割り振っています。

多くの家庭用UHFアンテナは13~52chをすべて受信できますが、受信できるチャンネルを制限しているものもあります。

13~52chすべてを受診できるアンテナはオールバンド対応、13~52chのうち周波数が低いチャンネルに対応したものはローバンド対応、周波数が高いチャンネルに対応したものはハイバンド対応といいます。同じ素子数のアンテナであれば、オールバンド対応よりもローバンド対応、ハイバンド対応の方が動作利得は高くなります。

つまり、ローバンド対応やハイバンド対応はオールバンド対応に比べて、電波強度が低い地域でも使えるということです。

ただし、ローバンド対応やハイバンド対応では受信できない物理チャンネルを使っている地域もあります。

自分の地域ではどの物理チャンネルが使われているか確認が必要です。送信局のアンテナの偏波や自分の地域の物理チャンネルの調べ方が分からないという方は、業者に頼んで調べてもらうという手段もあります。

確実な情報を得られれば、アンテナを選びで失敗することもないでしょう。

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