気になる8kテレビの価格!アンテナや関連製品も買い替えたほうがいい?

公開日 2018/12/16

ハイビジョンテレビよりもさらに高画質といわれるテレビが次々と登場しています。

そのようななかで注目されているのが8kテレビというものですが、まだまだ価格が高いため高値の花と感じている人も少なくないでしょう。

しかし、東京オリンピックなどを機に、一気に購入しやすい価格まで下がってくることも考えられます。

そこで、8kテレビの価格の基準や8kテレビを見るために必要なアンテナをどうすればよいかなどについて、詳しく解説します。

 

 

【8kテレビとはどのようなテレビ?】

 

8kテレビとは、ハイビジョンテレビ、4kテレビよりもさらに高画質な次世代テレビのことです。

8kのkは2の10乗である1024を表すもので、解像度を表しています。

ですから、8kとは、横方向に7680、縦方向に7320のドットを配置し、画像を再現するシステムのことを指します。

8kテレビの解像度は、4kの4倍、フルハイビジョンの画像と比べると16倍という高い解像度です。

実物を目の前で見ているような立体感があり、高い臨場感が味わえるといわれています。

1秒間に映し出されるコマ数も多く、4kの60枚と比べても120枚と2倍の量になるため、よりスムーズな動きになる点が特徴です。

スポーツ中継やコンサート中継を初め、ドキュメンタリーや美術番組などを見るのに適したテレビです。

ただし、画像の美しさや動きのスムーズさを体感するためには小さい画面でははっきりしないため、画面の大きいものを選ぶことが重要なポイントになります。

 

【音響システムも気になる!強化されるの?】

 

8kテレビは視覚的な臨場感に合わせて、音の臨場感も高める工夫がされています。

単純に画面が美しくなっても、それに音響の良さが伴わないと、かえって臨場感が損なわれてしまうからです。

これまでのテレビは、音がよいとされるものでも、どちらの方向から音がしてくるかという点が重視されているだけで、奥行きの面では不足している部分がありました。

しかし、よりリアルな映像を求めた8kテレビでは、画像の美しさや動きのスムーズさに見合うだけの音が必要になります。

そこで、採用されたのは音が聞こえる方向だけでなく、距離感も感じられるように22.2マルチチャンネルというハイスペックな音響システムです。

このシステム導入により、音を3次元のものとして捉えることができるようになります。

画像の臨場感や迫力を音の距離感によって増幅させる仕組みになっています。

パブリックビューイングなど多くの人が集まる環境では採用されることのある22.2チャンネルの音響システムで、上層、中層、下層の3つの位置にスピーカーを配置します。

これを家庭用にどの程度再現できるのかに注目が集まります。

 

【まだまだ高い!1インチ当たり1万円では購入できない】

 

2018年から本格放送が予定されている8kテレビですが、価格はまだまだ高めです。

8kの分野で先行しているシャープの場合、業務用のLV-70002は2017年6月の発売当初の価格が800万円という超高額設定でした。

それに対して、家庭用のアクオスは同じ70型でも店頭価格は100万円前後に落ち着きそうです。

この価格は今後下がってくると予想する人となかなか下がらないと予想する人がいます。

4kテレビが登場当初80万円程度の値段が付いていたことを挙げ、徐々に値段が下がってくると考える人がいる一方で、デジタル放送終了時にテレビを買い替えざるを得なかった人たちの財布のひもは固いと考える人もいます。

4kテレビが少しずつ売れているといっても、4kの解像度でも高すぎるから要らないという層には、8kテレビは影響を及ぼさない可能性もあります。

2020年の東京オリンピックに向けた需要をどれだけ活かせるかが今後の8kテレビの価格に大きく影響しそうです。

 

【アンテナや周辺機器も4k8k対応製品に切り替えを】

 

4k8kのテレビ放送を見るためには、対応するアンテナや周辺機器が必要です。

4kも8kも衛星放送ですが、従来のBS放送やCS放送とは周波数が異なるため、新たに4k8k放送を受信するための専用アンテナを設置しなければなりません。

BS/110度用のアンテナと別に4k8k用のアンテナを設置する以外に、両方の周波数を網羅する強要アンテナを設置する方法もあります。

また、4k8k放送を見るためには、アンテナ以外にも周辺機器を買い替える必要があります。

中でも重要なのがブースターと分配器です。従来のブースターは2,400~2,600mHzの電波を増幅させ、他の周波数をカットするのですが、4k8k放送の周波数は3224mHzです。

従来のテレビ用ブースターを使おうとすると、4k8k放送の周波数はこれまで余分な周波数としてカットしていた範囲に入ってしまうため見られません。

ケーブルに関しては周波数帯がどこに属していても関係ないので、よほど古いものでなければ変える必要はありません。

最低限交換が必要なのはアンテナ本体とブースター、分配器ですから、4k8kテレビを購入するのであれば、アンテナや周辺機器も対応製品に切り替えるようにしましょう。


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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