uah810って何?デザインアンテナについて知っておこう

公開日 2019/02/14

住宅を購入するにあたり建物の外観を重要視する人も多いでしょう。

建物の外観は訪問者や近所の住人の第一印象に与える影響が大きいので、できるだけオシャレにしておきたいものです。

建物の外観に影響するものとしてはデザイン性や色彩などがありますが、アンテナにこだわることも忘れてはいけません。

これまでアンテナには「魚の骨」のような形をした八木式アンテナが主流でしたが、電波の受信技術向上に伴いさまざまなデザインのものが販売されています。

それらデザインアンテナの中に「uah810」という商品がありますが、どのような特徴をもったアンテナなのでしょうか。

 

 

【デザインアンテナとは?】

 

デザインアンテナ

デザインアンテナの中には変わった形をしているものもありますが、一般的に多いのは長方形をしたボックス状のものです。

これまでの八木式のような「アンテナ部分がむき出し」といった形ではないので、よりスマートな印象を与えるアンテナとなっています。

ボックス状であるためカラーバリエーションも豊富で、白を基調としたものが多いですが黒や茶色といったようなデザインアンテナも発売されています。

黒や白といった無難な色が多い理由としては「デザインアンテナは屋根の上だけでなく、外壁にも設置できる」という特徴が関係しています。

外壁の色と合ったデザインアンテナを設置すると目立たなくなるのです。

そのため、建物の外観に与える影響は最小限となり、これがデザインアンテナを導入する最大のメリットだといえます。

また、八木式アンテナは構造上、屋根上に設置しなければいけなかったため、暴風や大雪などの自然災害に弱い点がデメリットでした。

しかし、外壁に設置することができるデザインアンテナは、そのような自然災害に強いというメリットもあるのです。

 

 

【uah810はどんなアンテナ?感度はどのくらいなのか】

 

数あるデザインアンテナの中に「uah810」というものがあります。

このアンテナの特徴は、まず「受信感度がよい」ということです。

アンテナの受信感度を図る指標の一つとして「素子」というものがあります。

素子は導波器と呼ばれる、八木式のアンテナの横棒に相当するもので一般的には14素子から30素子までです。

「uah810」は八木式アンテナの20素子相当に匹敵する受信感度を誇ります。

設置場所の電波状況によっては見えづらくなることもありますが、電波状態の良い場所であれば問題なくテレビ等を視聴できる数値です。
「uah810」の特徴としては、他にも「コンパクトでカラフルなデザイン性」が挙げられます。

「uah810」の規格は「幅225×高さ610×奥行113mm」とデザインアンテナの中では非常にコンパクトです。

ボックス型でスタイリッシュなデザインアンテナとはいえ、あまりにも大きいと建物の見た目を害することがありますが、そのような心配はいりません。

また、重量が1.7キログラムと比較的軽量なこともポイントです。

デザインアンテナの設置は屋根の上に登る必要がないため、業者に依頼せずとも購入者自らが設置することもできます。

そのようなときに重量が比較的軽いということは大きなメリットとなるでしょう。

 

【uah810を使う際の注意点とは】

 

「uah810」を含むデザインアンテナにはとくにデメリットはありません。

強いていうなら取り付け場所が八木式アンテナと比べて低くなることが多いので、電波の受信状況が悪くなる可能性があることです。

地形上の問題で元々電波状況があまりよくない建物に設置する場合は、外付けブースターを設置しなくてはいけない場合もあります。

設置することで電波の受信状況が良くなることはありますが、費用が別途かかることは注意しておきましょう。

また、最悪のケースでは電波が弱くて設置できないこともあります。
さらにアンテナの取り付け位置が低いということは、電波塔と取り付けた建物との間に新規の建造物が建てられた場合に影響を受けやすいということも意味します。

そのため、周囲に高層アパートなどが建つ計画があるような土地ではデザインアンテナの導入について検討しなおした方がよい場合もあるでしょう。

ただし、これらの問題は「uah810」だけでなく、デザインアンテナ全体に対していえることです。

「uah810」の性能に関する問題ではありませんので、デザインアンテナを導入するときには気を付けましょう。

 

【八木式アンテナとuah810の違いを知って合ったものを選ぼう】

 

八木式アンテナは1900年代前半に誕生し、およそ100年が経過した現在でも一般的に使われています。

ここ100年でさまざまな技術革新が起こってきたにも関わらず現在でも使われていることから分かるとおり、機能面では大変優れたアンテナです。

デザインアンテナも当初は受信性能に問題があったものの、ようやく八木式アンテナと変わらないほどの性能にまで進化してきていますが、屋根上でなく外壁に設置することが多いため八木式アンテナと比べると受信状況は悪くなることがあります。

ただし、その分建物に対するデザイン面では優れているのが特徴です。

また、「uah810」は他のデザインアンテナと比べてもコンパクトでカラーバリエーションも豊富にあります。

建物のデザイン性にこだわる方には向いているといえるでしょう。

八木式アンテナとデザインアンテナにはどちらにも一長一短があるといえるので、両者の違いを良く知ったうえで、建物を建てる場所に合ったアンテナを選ぶようにしてください。


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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