スカパーアンテナの設置は自分でできる?その方法と注意点とは

公開日 2018/12/16

スカパーを家庭で楽しむためには、テレビや専用チューナー、電波を受信するスカパーアンテナの準備が必要となります。

アンテナは電波を発信する衛星に向けて設置することが欠かせません。

正確な方向にアンテナを向けなければ電波を正しく受信できないからです。

アンテナは専門業者に依頼しなくても、自分で設置することが十分可能です。

ここではアンテナを自分で取り付ける際に役立つ設置手順や注意点などについて説明していきます。

 

 

【スカパーアンテナを設置する手順とは】

 

61orjD11UaL._SY450_

スカパーアンテナの設置手順とはどのようなものでしょうか。

まずは家の中でアンテナを設置できる場所を探します。

設置場所を決める際には、南南西にアンテナを向けることができるかを確かめましょう。

スカパーの電波は衛星から地上に向けて発信されていて、その電波を直接設置したアンテナでキャッチして視聴します。

屋外のどこでもいいという訳ではなく、衛星の電波が送られてくる南南西の方角にアンテナを正確に向けて取り付けなくてはなりません。

次の手順は、アンテナ・ディッシュ(反射鏡)や固定用金具、ケーブルなどアンテナの構成品のほか、作業用のスパナやめがねレンチ、ナイロンテープなどの工具類を準備します。

準備ができたらアンテナの固定金具をベランダの柵等に固定します。

高いところに設置する場合には、作業時に金具が落下しないようにロープを結んで柵に固定するなど、細心の注意を払いましょう。

固定金具を取り付けた後、アンテナを組み立てます。

アンテナにケーブルを取り付けたり、設置地域に合わせてディッシュの傾斜角を調整するなどの作業です。

最後にケーブルを差し込んだ専用チューナーをテレビにつなぎ、アンテナを少しずつ動かしながら、電波の受信感度が良い方角を見つけます。

感度が最も良い方向を見つけたら、金具をしっかり固定して作業完了です。

その他の注意点は、取付作業時にアンテナ・ディッシュや固定金具などをロープで結んで落下を防いだり、転落事故に気をつけたりすることです。

 

【スカパーアンテナはどこに設置すれば良い?】

 

スカパーは衛星から送られてくる電波を直接受信して視聴する放送サービスです。

そのため電波を受信するアンテナは、屋外で遮るものがない場所に設置することが理想です。

マンションやアパートならばベランダに取り付けることになります。1階に住んでいる場合には設置したアンテナが通行の邪魔にならないように注意しましょう。

一軒家では屋根や囲いの柵などにアンテナを取り付けることもできますが、受信感度や作業時の安全性・容易さなどを考えると、マンションやアパートと同様にベランダに取り付けることをおすすめします。

ただし、ビルや樹木、電線などが電波受信を邪魔してしまい、ベランダに取り付けるとスカパーが視聴できない場合には、屋根や囲いの柵などに設置せざるを得ません。

屋根に設置する際には作業時の落下事故が起こらないように充分注意し、また取り付けたアンテナが外れないようにしっかりと固定するようにしましょう。

囲いの柵に取り付ける場合には、隣家とのトラブルに発展しないか、通行人に被害を与えることはないか、周辺をよく確認した上でアンテナを設置します。

 

【アンテナの角度に注意!設置の際に気をつけたいこと】

 

スカパーの快適な視聴のためには、衛星の方向に正確に合わせてアンテナを取り付けなくてはなりません。

アンテナを設置する際には、南南西の方角に取り付けるとともに、アンテナに関係する2つの角度を調整する必要があります。

1つはディッシュの傾斜角です。ディッシュの水平方向の角度を指します。

アンテナの取扱説明書に付属するディッシュ傾斜角・仰角マップもしくはスカパーのホームページを確認し、設置場所の傾斜角を調べましょう。

適切な傾斜角は場所によって異なります。

設置場所に合った角度に、金具を調節してディッシュを調整します。

もう1つの角度は仰角で、アンテナの上下の角度です。

札幌市では36〜37度、東京では44〜45度、那覇では58〜59度など、適切な仰角は地域ごとに異なり南下すればするほど角度は大きくなります。

マップ上の仰角はおおよその目安です。記載の角度でうまく受信できない場合には実際に受信具合をテレビ画面で確かめながら調整するようにします。

また、BS・CS110°アンテナかスカパープレミアム・BS・CS110°・4K8K放送をすべて受信するマルチアンテナ(スカパーでのみ発売)かによって受信可能な角度の誤差が違ってきます。

BS・CS110°アンテナの場合、1つの衛星から電波を受信するため1度ほどずれても問題ありません。

しかし、マルチアンテナでは1度のずれで視聴できない可能性があります。

角度調整が難しい場合には、専門業者に依頼しましょう。アンテナのディッシュのほかにも、固定金具の角度も重要です。

柵に取り付けた固定金具が地面に対して水平・直角になるようにします。

固定金具が傾いた状態でアンテナを取り付けた場合、正しく電波を受信できないことがあります。

 

【スカパーアンテナは自分でも設置できる!】

 

ここまでスカパーアンテナの設置手順や正確に受信するために注意する点などを説明してきました。

本記事の内容やアンテナに同封されている説明書などをもとに、手順を確認しながら作業を進めれば自分で設置することは十分可能です。

設置作業を自分で行えば、設置工事費も節約できます。

設置作業を行うときには、安全性に配慮することを忘れないようにしましょう。

特にアンテナの設置は高所に行うことが多いので、落下事故には細心の注意を払うことが必要です。

ただし、設置困難な場所に取り付ける場合や受信がうまくできない場合などは、専門業者へ依頼しましょう。


みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

人気記事


新着記事


お急ぎの方もスピーディに対応します